DCコミックのブラックマスクはなぜヴィランの道へ?映画「バーズ・オブ・プレイ」に登場決定!
2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』で注目を集めた、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クイン。彼女を主人公としたスピンオフ作品『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』が2020年に公開されます。 本作のヴィランは、コミックではバットマンの宿敵として知られるブラックマスクであることが明らかに。 いったいブラックマスクとはどんなキャラクターなのでしょうか?基本プロフィールから「バーズ・オブ・プレイ」で彼を演じるキャスト、キャラクターのトリビアなどを紹介します。
ブラックマスクの基本プロフィールを紹介 バットマンに逆恨みしてヴィランの道へ?
■本名:ローマン・シオニス ■職業:元化粧品会社社長、犯罪者 ■能力・特技:変装および演技、射撃、刀での戦闘、接近戦、肉体的・精神的拷問、ビジネス・マネージメント ■犯罪の動機:ウェイン産業への復讐 ■コミック初登場:1985年『Batman #386』 ローマン・シオニスは、父が化粧品会社「ヤヌス・コスメティックス」を経営する、裕福な家庭に生まれ育ちました。しかし彼が生まれたとき、医師は赤ん坊の彼を頭から落としてしまい、脳に損傷を受けてしまいます。しかし両親は、裁判で家名が知られるのを嫌がり病院を訴えませんでした。 その後、シオニスが父の会社の要職についた際、恋人との交際を反対されたため両親を殺害します。その後社長になりますが、フェイス・ペイント商品に注力した結果、会社は倒産の危機に。 彼の幼なじみだったブルース・ウェイン(バットマン)は、会社を救うためウェイン産業と合併させますが、シオニスは「会社を奪われた」と逆恨みし、ギャングに身を落としました。
ブラック・マスクの能力とは?
ブラックマスクは、ゴッサムの住民に自分がバットマンだと信じ込ませるほどの変装技術と演技力があります。彼を象徴する武器は2丁拳銃。一方で刀やナイフを使った戦闘や、素手での接近戦も得意としています。また、ヴィランになる前は会社を倒産させかけましたが、ブラックマスクとしては巨大犯罪組織を束ねるビジネス・マネージメント能力も発揮しています。 肉体的・精神的拷問を得意とし、それを楽しむブラックマスクは、その残忍でサディスティックな行動で、コミック初登場以来人気を集めてきました。
「バーズ・オブ・プレイ」ではユアン・マクレガーが演じる
「Birds of Prey」でブラックマスクを演じるのは、「トレインスポッティング」シリーズや「スター・ウォーズ」新三部作、『ドクター・スリープ』(2019年)などへの出演で知られるユアン・マクレガーです。 Men's Journalのインタビューによると、マクレガーは自身が演じるブラックマスクについて「彼は完全なナルシシストで、甘やかされて育ち、人生や他人についてこれっぽっちも考えてこなかった。怒りっぽくて、自分が注目されないと気がすまない人物だ」と考えているとか。 彼がこれまで演じてきた役とは大きくイメージが違いそうですが、その演技に期待が高まります。
ブラックマスクのトリビアを紹介 マスクへの執着がやっぱりスゴイ?
ブラックマスクになる前からマスクを収集していた
ローマン・シオニスは、少年のころアライグマに噛まれ、なぜかマスク(仮面)に執着するようになります。彼の両親は上流階級の人間として上辺を取り繕っており、その姿とアライグマに似たものを感じたと彼自身は語っています。 大人になっても彼のマスクへの執着は消えず、ヤヌス・コスメティックスの社長に就任してからは、世界中の仮面をコレクションするようになりました。
黒いマスクの材料は父親の棺桶!?
ブラックマスクは、その名の通り黒いマスクをかぶっていますが、その材料はなんと父親の遺体が納められていた棺桶。 ある日、両親の墓を訪れたシオニスは雷に打たれ、さらに墓石に頭を強く打ちつけてしまいます。それを“再生”の啓示とみなした彼は、素手で父親の黒檀の棺を壊し、その破片からマスクを作ったのです。
ブラックマスクは映画「バーズ・オブ・プレイ」でどのような活躍をみせるのか
「バーズ・オブ・プレイ」のヴィランとして登場することが発表され、一気に注目が集まっているブラックマスク。コミックではあまりハーレイ・クインとの関わりがないキャラクターだけに、映画ではどんな関係になるのか気になるところですね。 また、予告編ではユアン・マクレガーが黒いマスクをつけているシーンはないので、映画内でどのような変化があるのか、要注目です。