2019年11月22日更新

映画『キャッツ』あらすじ・キャスト・声優一覧 最新技術で豪華俳優陣が猫化!

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映画『キャッツ』
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映画『キャッツ』で豪華キャストが猫に変身!独特のバランスのビジュアルが話題に

不朽の名作ミュージカル「CATS/キャッツ」。日本では、劇団四季の公演で知っている人も多いのではないでしょうか。本作のメインテーマ「メモリー」は、ミュージカルを観たことがない人でも聞いたことがあるかもしれません。 ノーベル文学書受賞作家T・S・エリオットの詩集『キャッツ -ポッサムおじさんの猫とつき合う方法』(1939年)をもとに、イギリスの作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーが手掛けたミュージカル「キャッツ」は、1981年にイギリスで初演されローレンス・オリヴィエ賞新作ミュージカル賞を受賞したのを皮切りに全世界で上演され、1982年のブロードウェイ公演は翌年のトニー賞で7部門受賞を果たすなど、大成功をおさめました。 そんな名作ミュージカル『キャッツ』がまさかの映画化!2020年1月24日に公開される本作のあらすじやキャスト、注目ポイントを紹介します。

映画『キャッツ』あらすじ&世界観を紹介 そのキャラデザインが話題に?

『キャッツ』は、都会のゴミ捨て場にノラ猫たちが集まってくるシーンから始まります。 彼らは“ジェリクル・キャッツ”という不思議な猫たち。“ジェリクル・ムーン”と呼ばれる特別な月が昇る今夜、彼らのリーダーである偉大な長老猫・オールドデュトロノミーによって、“遥かなる天上の世界”で新しい人生を始める猫が選ばれる“ジェリクルの選択”が行われます。 白い子猫のヴィクトリアは、ジェリクルの幹部であるマンカストラップに案内されて、その候補者たちに会って回ります。

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賛否真っ二つ!?ミュージカル版をベースにテクノロジーを使ってリアルに猫化

映画『キャッツ』の最初の予告編が公開されたとき、キャラクターたちの姿に度肝を抜かれた人は少なくなかったようです。 モーションキャプチャーを使用し、毛並みなどをリアルに再現した姿が明らかになった予告編。YouTubeのコメント欄には驚きと困惑が入り混じった投稿が多く寄せられました。

キャスト/キャラクター一覧 吹き替え声優も紹介

ヴィクトリア(演:フランチェスカ・ヘイワード/吹替:葵わかな)

本作の主人公となるのは、白い子猫のヴィクトリアです。ダンスに天賦の才を持つ彼女は、ミュージカル版でも重要な場面で華麗な踊りを披露します。 映画版でヴィクトリアを演じるのは、英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルダンサーを務めるフランチェスカ・ヘイワード。ダンスが見どころのひとつである本作に、超一流のバレエダンサーである彼女が出演すると決定したときは大きな話題となりました。 日本語吹替でヴィクトリアを演じるのは、2017年のNHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを務めた葵わかなです。

マンカストラップ(演:ロビー・フェアチャイルド/吹替:山崎育三郎)

マンカストラップは、ジェリクルキャッツの幹部である白黒のシマ模様の猫です。ジェリクル・ムーンの夜、ヴィクトリアに出会った彼は、仲間たちに彼女を紹介していく役割を果たします。 マンカストラップを演じるロビー・フェアチャイルドは、ミュージカルを中心に活躍するアメリカ人俳優。2015年にはミュージカル『巴里のアメリカ人』でトニー賞主演男優賞にノミネートされました。 日本語吹替版では、“ミュージカル界のプリンス”として知られる山崎育三郎が声を担当。数多くのミュージカルで主演を務めてきた山崎は、『下町ロケット』(2015年)や『昭和元禄落語心中』(2018年)、『あなたの番です』(2019年)などのテレビドラマへの出演でも知られています。 2017年にはディズニーの実写映画『美女と野獣』で野獣役の吹替を担当しました。

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ボンバルリーナ(演:テイラー・スウィフト)

ボンバルリーナはセクシーな赤毛のメス猫です。映画版の予告編を見ると、茶トラの毛並みに変更されている様子。 2010年に史上最年少でグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した、人気歌手のテイラー・スウィフトがボンバルリーナを演じます。彼女は歌手活動のかたわら、テレビドラマや映画などにも出演しており、本人役を除くと本作が映画出演4作目になります。

グリザベラ(演:ジェニファー・ハドソン/吹替:高橋あず美)

かつては絶世の美女として知られる娼婦だったグリザベラ。しかし今はその美貌を失い、孤独な生活を送っています。『CATS』メインテーマ「メモリー」はグリザベラが歌っています。 映画版でグリザベラを演じるのは、『ドリームガールズ』(2006年)で映画デビューを果たし、アカデミー賞助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン。本作の予告編でも彼女が歌う「メモリー」を聴くことができます。 日本語吹替では、2013年にデビューした歌手の高橋あず美が声を担当します。2008年に音楽専門学校を卒業後、DREAMS COME TRUEのバックコーラスに抜擢され、その後数々の有名アーティストのツアー、ライブ、レコーディングに参加してきました。

バストファージョーンズ(演:ジェームズ・コーデン/吹替:秋山竜次(ロバート))

バストファージョーンズは、街いちばんの金持ちで政治に関心を持つ恰幅のいい猫。自分は重要人物だと言っています。 そんなバストファージョーンズを演じるのは、トーク番組の司会者としても人気のコメディアン、ジェームズ・コーデン。 日本語吹替はお笑い芸人の秋山竜次(ロバート)が担当します。

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オールドデュトロノミー(演:ジュディ・デンチ/吹替:大竹しのぶ)

ジェリクルキャッツの長老であり、偉大なるリーダーとして尊敬を集めるオールドデュトロノミーは、ジェリクル・ムーンの輝く夜に、“遥かなる天上の世界”で新たな人生をはじめることができる猫を選びます。 これまでミュージカル版では、男性が演じてきたオールドデュトロノミーですが、映画版ではイギリスの名女優ジュディ・デンチが演じます。デンチはアカデミー賞助演女優賞を受賞した『恋におちたシェイクスピア』(1999年)や「007」シリーズのM役、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2012年)、『あなたを抱きしめる日まで』(2013年)など、数多くの出演作で高い評価を受けています。 日本語吹替版でオールドデュトロノミーを演じるのは、女優の大竹しのぶ。近年は、フランスの歌手エディット・ピアフの人生を描いたミュージカル『ピアフ』(2013年初演)で主演を務め、その迫力のある歌声が大きな話題となりました。

アスパラガス(演:イアン・マッケラン)

アスパラガス、通称ガスは劇場に住む元役者の猫です。今ではすっかり歳をとってしまいましたたが、若いころはとてもいい役者だったことを劇中劇でふりかえります。 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのガンダルフ役や「X-MEN」シリーズのマグニートー役などで知られるイアン・マッケランがガスを演じます。

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マキャヴィティ(演:イドリス・エルバ)

「キャッツ」に登場するキャラクターのなかで唯一本物の悪党・マキャヴィティ。彼は警察を欺き、犬をも八つ裂きにするような残忍な犯罪王です。 マキャヴィティを演じるイドリス・エルバは、「マイティ・ソー」シリーズのヘイムダル役や『パシフィック・リム』(2013年)、『ワイルド・スピード/スーパー・コンボ』(2019年)などへの出演で知られています。

テイラー・スウィフトが原作ミュージカルの作曲家と映画オリジナル曲を共同制作!

本作にボンバルリーナ役で出演するテイラー・スウィフトは、原作ミュージカルの作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーが書き下ろした新曲に歌詞をつけ、共同制作を行いました。 「映画はヴィクトリアの視点から語られているから、彼女の曲が絶対に必要だと思った」というロイド・ウェバーが初めてその曲を披露したとき、テイラー・スウィフトはその場で歌詞を書き始めたのだとか。 監督のトム・フーパーも、作品の世界観にマッチしたその歌詞に感心したと語っています。

監督は『レ・ミゼラブル」のトム・フーパーが務める

本作の監督を務めたのは、『レ・ミゼラブル』(2019年)で名作ミュージカルの映画化に成功したトム・フーパーです。彼は、2010年に『英国王のスピーチ』でアカデミー賞監督賞を始めとする数々の賞を受賞。「レミゼ」の後には『リリーのすべて』(2015年)など、評価の高い作品を手掛けています。 トム・フーパーは本作について「贖罪と多様性の受容の大切さを説いている」とそのメッセージを明かし、「超一流のアスリート集団を束ねている気分だった」と豪華キャストたちとの仕事を振り返っています。

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映画『キャッツ』は2020年1月24日日本公開 ミュージカル同様ロングランなるか!

キャラクターたちの独特な見た目で、前評判は賛否真っ二つに分かれている『キャッツ』。しかし、名作ミュージカルを豪華キャストで映画化した本作は、歌やダンスのクオリティの高さは保証済みでしょう。 はたして世界中でロングラン記録を持つ原作ミュージカルのように、映画版も多くの人に受け入れられるのでしょうか。 映画『キャッツ』は2020年1月24日から全国ロードショーです。