2019年12月11日更新

「青春ブタ野郎」双葉理央は孤独な女子高生?意外と寂しがり屋な白衣の天使

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青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

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「青ブタ」シリーズのヒロイン、双葉理央は科学部に所属する白衣の天使【ネタバレ注意】

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』でヒロインの1人として登場する双葉理央(ふたばりお)。身長は155cmで、誕生日が10月23日です。 学校では1人で科学部に所属しています。そのことを象徴するように、普段から白衣を着用しているのが大きな特徴。また、普段はメガネをかけていますが、コンタクトを着用する時もあったり、癖っ気のある長い髪を、夏場など熱い時期にはポニーテールにまとめたりなど、見た目に特別なこだわりは無いようです。 双葉の父親は大学病院で医師をしており、病院近くで寝泊まりをしています。母親もまた、輸入ブランドのアパレル事業を営んでいるため、海外にいることが少なくありません。 そのため、大きな自宅で半年ほどひとり暮らしをしている状態に。料理や洗濯といった家事全般ができ、生活力の高い様子が窺えます。 ※この記事では「青春ブタ野郎」シリーズに関するネタバレ情報を扱っています。注意して読み進めてください。

双葉理央の抱えるコンプレックスや、友人への特別な想いなど徹底解説

双葉理央は梓川咲太(あずさがわさくた)から相談や悩みを持ちかけられています。 そのたびに冷たくあしらっている様子がありますが、決して嫌いというわけではありません。むしろ数少ない友人であり、最後まで話をしっかりと聞いています。 学校ではいつも白衣を着ている双葉ですが、それは大きな胸を隠すためで、男子から身体で注目されることを嫌っています。 ですが、男性不信というわけではなく、咲太共通の友人である国見佑真(くにみゆうま)に好意を寄せています。彼には付き合っている人がいますが、それでも自分の想いを伝えました。 返事を聞くまでもなかったため、双葉は想いだけを伝えた状態に。それでも双葉・咲太・国見の3人は変わらず友人として仲良くしており、彼女は2人をとても大切にしています。

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「青ブタ」の主人公・梓川咲太との関係は?双葉理央は科学の力で思春期症候群を解決!

「青ブタ」の主人公である梓川咲太にとって、双葉理央は数少ない友人であると同時に、思春期症候群に関する悩みや問題にヒントをくれる存在です。 双葉は彼から話を持ちかけられるると、思春期症候群関連の話題だと決めつけ、度重なる相談を経ると、やがて「面倒ごとを持ちかけてほしくない」とまで思うようになります。 ですが、咲太と関わっていくうちにそれまで都市伝説と否定していた思春期症候群を信じていくようになります。また、自分自身も思春期症候群を患うことにより、その解決策を量子論や相対性理論と絡めることで解決の糸口を見つけていくのです。 各物語において双葉の存在はかかせません。彼女がいるからこそ、「青ブタ」の物語が進んでいき、キャラクターたちの成長の様子が見られます。

梓川咲太は、双葉にとってかけがえのない友人

双葉理央は梓川咲太を邪険に扱っていますが、彼女にとって数少ない友人の1人。どれだけ大切な存在なのかが『青春ブタ野郎は夢見る少女の夢を見ない』で描かれています。 交通事故で死ぬ運命にあった咲太は、いつものように双葉と会話をしているつもりでした。ですが咲太の異変に双葉は気づき、交わしている言葉がまるで今生の別れのように感じたのです。 最寄り駅の踏み切りで真実を話す咲太は諦めたような表情を見せます。一方で双葉は段々と感情を抑えきれなくなり、大粒の涙を流しながら死んでほしくないという想いを吐露するのでした。 思春期症候群が絡んでいることから、双葉はあらゆる知識を駆使して咲太を救おうとします。何とかして彼を生かす方法を見つけようとする姿から、本当に大切な友人であることが分かるでしょう。

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双葉理央が発症した思春期症候群

双葉理央は思春期症候群に否定的な立場にありました。しかし、桜島麻衣(さくらじままい)の一件を経験したことで、実在していることを知ります。 さらには、双葉自身も思春期症候群を患ってしまうことに。もう1人の自分、ドッペルゲンガーを生み出し、その事実を梓川咲太に知られまいと行動していました。 どちらの双葉も、ドッペルゲンガーについて「量子テレポーテーションが成立するならあり得る」と、同じ見解を示しました。容姿だけでなく、趣味や思考、考え方など全ての点で一致しており、別人ではなく同一人物であることがわかります。ドッペルゲンガー現象を科学的ま視点から、存在する可能性を提示するのが彼女らしいところ。 そして咲太がとった行動により、電話越しではあるものの、2人の双葉は言葉を交します。その結果、咲太の目の前にいた2人目の双葉が消失し、彼女にまつわる思春期症候群が解決するのでした。

思春期症候群が発症した原因

双葉理央には梓川咲太と国見佑真くらいしか、友達と呼べる相手がいません。それまで独り身だった咲太も、桜島麻衣と付き合ったことにより、双葉は再び孤独になるのではないかと強く感じました。 すると双葉の中で“構って欲しい”という気持ちが無意識に芽生えます。夏休みに入る前、SNSアカウントを作成しますが、何を書けばいいのか分からなかったため、自撮り画像をアップ。多くの人から反応されるようになると、自撮り行為がエスカレートして胸チラなど際どい画像を投稿します。 しかし双葉にとって自身のコンプレックスに関わっている部分であるため、“自撮り行為が許せない”という気持ちが芽生えるように。構って欲しいという気持ちと、そのための手段を許せないという2つの感情が混在することによって、双葉には2つ目の人格が形成されました。 多重人格になってしばらくすると、量子テレポーテーションにより、別の場所に肉体を持ったもう1人の自分が誕生。これが双葉の思春期症候群の正体となります。 問題を解決するためには、互いに互いを認めるだけで充分でした。咲太が2人の双葉と接触して説得をしたことで、彼女たちは自分自身を認めるようになります。

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「青ブタ」シリーズで発せられた、双葉理央の名言を紹介!

思春期症候群という都市伝説を科学的な視点から観察し、各物語で解決への手がかりを提示している双葉理央。彼女の存在は「青ブタ」において、欠かせないものです。 科学的な観点を持っているからこそ思春期症候群には否定的でした。ですが、彼女もその身を持って体験したことによって、決してあやふやな事象でないことを知ります。 そのため、思春期症候群にまつわる話題を引っ張ってくる咲太とのシーンが多い傾向に。重要なシーンも多く、ヒロイン回となる物語では、彼女のパーソナリティを深くまで知ることができます。 そんな双葉が登場した数多くのシーンから、印象に残る名言を紹介。いずれも彼女の個性が垣間見えるセリフになっていますので、ぜひチェックしてみてください。

「空気なんて簡単に伝染する。みんな勝手に空気を読む時代だし」

桜島麻衣が透明化する思春期症候群において、双葉理央は“空気を読む”ことの恐ろしさを独特の見解で示しました。 知らない人はいないほどの有名女優である麻衣。本来であれば誰もが話しかけたいと思うところ、近寄りがたい雰囲気があったため、誰からも話しかけられません。 やがてクラスには「桜島麻衣をいないものとして扱おう」という暗黙のルールができます。麻衣本人も芸能活動に息苦しさを感じており、「誰も知らない世界へ行きたい」と願ったことで思春期症候群を発症しました。 学校だけであれば良かったものの、芸能活動の休止というタイミングもあり、世間からもいないものとして扱われ、世界が桜島麻衣という存在を消そうとします。 “空気を読む”というのは様々な付き合いで必要不可欠なスキル。現実にも通ずる内容であるだけに、思わずゾッとしてしまうような名言です。

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「私は、全然1人じゃなかったんだ。1人じゃなかった!」

梓川咲太は桜島麻衣と付き合うことになり、浮かれ気分でいました。その様子は双葉理央にとって腹だたしいものであり、同時に彼から相手にされなくなるかもしれないという寂しさも抱えます。 双葉の思春期症候群の原因が分かると、咲太は共通の友人である国見佑真を真夜中に呼び出しました。大切な友人のためなら何であろうと駆けつけると宣言しており、その言葉通りに国見は2人のところに現れます。 自分のために駆けつけてくれた国見、思春期症候群を解決しようと尽力してくれた咲太。2人には付き合っている恋人がいますが、双葉はそれでも3人の関係は変わらないのだと再認識します。 自分は1人ではなかったことを確かめると、双葉はもう1人の自分と話をすることを決断。彼女たち3人は一緒に花火大会に行くことを約束し、彼女の思春期症候群は解決へと進んでいきます。

「さすが梓川、青春ブタ野郎だね」

タイトルにもある「青春ブタ野郎」は、双葉理央が命名したものです。桜島麻衣の思春期症候群が解決した後、双葉はテスト中に校舎のど真ん中で告白をした梓川咲太を揶揄して言いました。 以降も双葉はことあるごとに咲太を“ブタ野郎”と言います。それは揶揄ではなく、どちらかというと馬鹿にしている意味合いが強いでしょう。 麻衣の一件以降も、咲太はのろけ話をするように。独り身である双葉からすれば、彼の話題はウザイものであるため、ブタ野郎と貶すのも当然です。 しかし咲太は、「青春ブタ野郎」という酷いあだ名を満更でもないと感じている様子。様々な思春期特有の問題に関わり、それでいて麻衣との恋愛を楽しむなど、青春を謳歌する彼を象徴した言葉です。

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アニメ版「青ブタ」の双葉理央を演じた声優は誰?

双葉理央の声優を担当しているのは種崎敦美(たねざきあつみ)です。 2015年6月までトリトリオフィスに所属していました。その後フリーの期間を経て、2015年10月から東京俳優生活協同組合に所属します。 『美少女戦士セーラームーン』を見て声優になろうと決心すると、大分から上京して養成所に入りました。しかし高校卒業後に入所したわけではなく、社会人として働いて資金を稼いでから、本格的な勉強を始めます。 デビュー以来、コンスタントにメインキャラクターを演じている種崎敦美。『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』西之園萌絵や『魔法使いの嫁』羽鳥チセなど、ヒロインや主人公を務める活躍を見せています。

「青春ブタ野郎」双葉理央の魅力は必見!頭脳明晰でクールな乙女の今後が気になる

双葉理央は感情の起伏が少ないキャラクターですが、彼女がヒロインとなる物語では、抱えている悩みや想いが全面に描かれています。淡々として無愛想な印象から、魅力的なキャラクターに見えるでしょう。 もちろん、梓川咲太に協力して思春期症候群を解決するヒントを出すのも魅力の1つ。量子力学や相対性理論など、頭が痛くなるような話ではありますが、分かりやすい説明をしてくれるので問題なくストーリーを楽しむことができます。 そして咲太だけでなく、国見佑真との関係も目が離せない部分。好意を寄せながらも友達としてずっと一緒にいたいという想いは、どこか切なく感じてしまうはずです。 頭脳明晰でクール、その一方で年頃の女の子らしく恋をするなど、ギャップが堪らなく可愛い双葉理央。彼女の魅力に触れた途端、夢中になること必至です。