2019年12月12日更新

「青春ブタ野郎」古賀朋絵は同じ日をループしてしまう!?可愛らしい方言にも注目

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青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

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「青ブタ」シリーズの方言美少女、古賀朋絵は“高校デビュー系女子”【ネタバレ注意】

古賀朋絵(こがともえ)は『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』に登場するヒロインの1人。身長は152cmで、主人公である梓川咲太(あずさがわさくた)の1学年下の後輩です。 高校入学時に福岡から神奈川に引っ越しをしてきた古賀は、いわゆる“高校デビュー”をした女の子。中学校の自分自身をイモっぽいと表現しており、方言の福岡弁も極力喋らないようにしています。 ですが、焦ったり、興奮したりすると素の自分を出してしまい、福岡弁を喋ってしまうことも。そんな時はたいてい咲太が関わっているため、真似をされて馬鹿にされているシーンが描かれています。 ※本記事では「青ブタ」シリーズのネタバレ情報を扱っています。注意して読み進めて下さい。

古賀朋絵が発症した思春期症候群は「ラプラスの悪魔」

古賀朋絵が発症した思春期症候群は、「同じ日を何度も繰り返す」というものでした。周りの人たちには実感がありませんが、当事者である古賀本人はもちろん、無関係だった梓川咲太も巻き込まれてしまいます。 思春期症候群を科学的な視点で見る双葉理央(ふたばりお)いわく、古賀と咲太が体験した現象は、“この世に存在する全ての原子の位置と、その運動量を知ることができる(つまり未来でさえも導き出せる)”「ラプラスの悪魔」と呼ばれる概念が関係しているそうです。 厳密に言えば、同じ日を繰り返しているのではなく、未来をシミュレートしていると。ここでの「ラプラスの悪魔」とは、古賀のことを指しています。

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とある男子からの告白が原因で「ラプラスの悪魔」を発症

福岡から引っ越してきた古賀朋絵には友達がいません。仕方のない状況ではあるものの、彼女にとって1人でいることは恥ずかしいことであるため、自分を変えようとイメージチェンジをします。 その結果、クラスの中心グループである香芝玲奈(かしばれな)たちと一緒に過ごせるように。古賀は自分の居場所を守り続けるため、SNSのメッセージにすぐ返信をするなど、話題に乗り遅れないように取り繕っていました。 しかしある日、古賀は香芝が好意を寄せている男子・前沢から告白されてしまいます。グループのリーダー格の彼女を差し置いて告白されたと知られると、自分はグループから追い出されるかもしれないと恐れるように。 未来をシミュレーションする思春期症候群を発症したのは、古賀の敏感なまでに空気を読めてしまう性格が原因。彼女は空気を読んでグループとの仲を取り持っていたのが高じて、“未来を読む”ことで自分を取り繕っていたのです。

ループは終わったものの……。咲太と擬似カップルに!?

作中では6月27日、古賀と咲太は同じ日を繰り返すことになります。これは古賀が前沢からの告白を避けるためです。同じ日がループしていることに気づいた咲太は前沢に告白されかけている古賀を見つけ出し、前沢が古賀と咲太の関係を勘違いしたことによって、6月27日のループは終わることになります。 ただ咲太は学校でそこそこの有名人。古賀はいつしか前沢の誤解が解け、再び告白されてしまうことを危惧します。解決策として古賀は咲太に「しばらく彼氏のフリをして欲しい」とお願いするのでした。咲太は渋々これを了承し、夏休みが始まるまでの期間限定で2人は恋人のフリをしていきます。

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「青ブタ」主人公・梓川咲太(あずさがわさくた)との関係は?

古賀朋絵にとって、「青ブタ」主人公の梓川咲太は1学年上の先輩。同時にアルバイト先であるファミリーレストランの先輩でもあり、公私ともに上下関係が築かれています。 思春期症候群が解決した頃には、古賀と咲太はそれぞれ友人として接している様子。咲太のデリカシーの無い発言や福岡弁でからかう様子など、2人が会話をしているシーンではコミカルな印象が強いです。

梓川咲太を好きになってしまった古賀朋絵

古賀朋絵は終業式までの日々を梓川咲太と擬似カップルとして一緒に過ごしていく中で、いつしか本当に咲太のことが好きになってしまいます。 その結果、現在の関係を終わらせたくないと思った古賀は、恋人関係が解消される終業式の日もループさせてしまいました。ループを繰り返すことによって、想いが大きくなっていくことに。 咲太はそれに気付き、彼女に本当の想いを言わせます。古賀の想いは実ることがありませんが、勇気を振り絞って告白をしたことにより、ラプラスの悪魔による未来のシミュレーションが終わると、今度は6月27日まで遡ることに。古賀が精神的に成長したことによって、6月27日に受ける前沢からの告白を別の形で解決することができるようになったためでした。 6月27日に戻ってきた古賀は、告白してきた前沢の申し入れを丁寧に断ることに成功。結果、香芝玲奈のグループから外れることになりますが、すぐに別のグループに所属することができます。 また咲太との関係についても、先輩後輩というよりも友達に近い関係へと発展。古賀はいじられまくっていますが、良好な関係を気づいています。

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方言が可愛い!時に繊細ないじられキャラ、古賀朋絵の名言3選

福岡からやってきた高校デビュー系女子・古賀朋絵は、作中で標準語と福岡弁の両方を話しています。素の状態で喋る福岡弁は、方言女子ならではの可愛さ。 ここでは、古賀が作中で残した名言の中から、印象深いものを3つピックアップしました。

「1人は……、恥ずかしい」

友達がいないことを何よりも恐れている古賀朋絵は、話題についていこうと必死になっています。それは周りからの目を気にしているからで、敏感な彼女の性格がよく表れているセリフと言えるでしょう。 咲太は彼女の恋人のフリをすることを嫌がっていましたが、古賀が「1人は……、恥ずかしい」という言葉に、妹の梓川かえで(あずさがわかえで)を重ねるのです。 かえでは学校でいじめに遭ったことで思春期症候群を発症し、家から出られない身体になっています。妹のことを大切に思っているからこそ、咲太はかえでと同じ発言をした古賀のことを放っておけなくなるのです。 周囲の目やどう思われているのかを強く意識する人は、思わず共感してしまうのではないでしょうか。人間関係を形成する上で他人の評価は重要になってきます。古賀の発したこのセリフは社会の縮図とも言い換えられますね。

「いっちょんわからん」

古賀朋絵の名言で欠かせないのが、「いっちょんわからん」という福岡弁。意味は「さっぱりわからない」というもの。 このセリフは、古賀はもちろん、梓川咲太も多く発している言葉です。後輩である彼女を馬鹿にするシーンや、何かについて理解することができない時に使用しています。 汎用性の高いセリフなので、日常で使ってもほとんど違和感がありません。今から早速使えてしまう言葉です。

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「バリむか~!」

方言ではありませんが、空気を読み過ぎる今どき女子の古賀朋絵らしいセリフ。「とてもムカつく」という意味で、ことあるごとに梓川咲太からからかわれています。 この言葉を古賀が使っていると、彼女が怒っていたとしても可愛らしさを感じずにはいられません。もし実際に使われたら真摯に謝りたくても顔がほころんでしまいそうです。 古賀は、幼い表情や低い身長も相まって、怒りの感情があまり感じ取れないところもあります。いじられキャラの彼女を象徴するセリフと言えるでしょう。

アニメ版「青ブタ」で古賀朋絵を演じた声優は東山奈央!

古賀朋絵を演じた声優は東山奈央(とうやまなお)です。2010年10月に放送された『神のみぞ知るセカイ』中川かのん役と『STAR DRIVER 輝きのタクト』スガタメ・タイガーで声優デビューを果たしました。 『神のみぞ知るセカイ』では中川かのんとしてアーティストデビューもしており、CDリリースだけでなく、コンサートも開催するほどヒットしました。アーティストデビューの際、ピアノを練習してマスターするなど、努力家であることが知られています。 そんな東山奈央は高校進学とともに日本ナレーション演技研究所に入所しています。両親との話し合いにより、勉強と両立させることを条件に許可されていたため、受験勉強とレッスンを見事に両立させました。 もちろん、大学進学後も勉強と声優業を両立させています。卒業後は声優アーティストとして活躍しており、学生時代から培ってきた能力が見事に活かされていることがわかります。

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「青春ブタ野郎」古賀朋絵は思わずいじりたくなる可愛さ!“プチデビル”要素は皆無?

古賀朋絵はラプラスの悪魔になぞらえて、“プチデビル後輩”と名付けられています。彼女自身に小悪魔感のあるいたずらっ子要素こそありませんが、シュミレート現象に咲太を巻き込み振り回していたことは小悪魔らしいと言えますね。 そんな古賀は、知ろうとすればするほど、様々な魅力に引き込まれていきます。特に福岡弁を話しているシーンは堪らなく可愛い瞬間です。セリフだけでなく、表情にも注目しながらアニメを鑑賞するのもいいかもしれません。