2024年3月29日更新

【ネタバレ】『ゴーストバスターズ アフターライフ』結末までのあらすじ解説!新旧キャストが集結した新作続編

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『ゴーストバスターズ アフターライフ』のあらすじ

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2022年)フィン・ウルフハード、マッケナ・グレイス、ローガン・キム
© COLUMBIA PICTURES/KIMBERLY FRENCH/All Star Picture Library/Zeta Image
タイトル 『ゴーストバスターズ アフターライフ』
公開日 2022年2月4日(日本)
上映時間 124分
キャスト フィン・ウルフハード , マッケナ・グレイス , ポール・ラッド , キャリー・クーン
監督 ジェイソン・ライトマン

2022年に公開された『ゴーストバスターズ アフターライフ』。実は、本作は実現までに長い道のりをたどっているんです。 本来、3作目の脚本はシリーズ1作目から脚本を務めていたダン・エイクロイドが担当する予定でした。しかし3作目のプロットを練っている最中に、共同脚本家兼イゴン・スペングラー博士役のハロルド・ライミスが死亡。オリジナルメンバーでの3作目は難しく、2016年にリブートが試みられますが、興行的に低迷してしまいます。 そんな中で、1作目の監督であるアイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソン・ライトマンが舵を取り、ようやく完成したのが『ゴーストバスターズ アフターライフ』なんです。今までのコメディ要素が強い作風とは異なり、ジェイソン・ライトマンの持ち味であるヒューマンドラマの要素が入った新たな作品となりました。

『ゴーストバスターズ アフターライフ』のあらすじ

ある事情から母キャリー(キャリー・クーン)と兄トレバー(フィン・ウルフハード)とともに、祖父イゴン・スペングラー(ハロルド・ライミス)が遺した田舎の農場に引っ越した科学好きな少女フィービー(マッケナ・グレイス)。そこで彼女は、祖父の遺品のなかから不思議な装置を発見します。 その後、グルーヴァーソン先生(ポール・ラッド)から祖父がかつてニューヨークで活躍したゴーストバスターズのメンバーだったことを知らされた彼女は、兄やクラスメイトのポッドキャスト(ローガン・キム)、兄が一目惚れしたラッキー(セレステ・オコナー)と新生ゴーストバスターズを結成。町で起こっている不可解な現象に立ち向かいます。

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【ネタバレ】『ゴーストバスターズ アフターライフ』結末までのあらすじ

【起】疎遠だった祖父はゴーストバスターズ!?

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2022年)
© Sony Pictures Releasing/Photofest/Photofest/Zetaimage

2021年、オクラホマ州サマーヴィル。キャデラックに乗り廃坑からなにかを誘い出した男は、準備してあったトラップが作動せず、その正体不明のなにかによって殺されてしまいました。 シングルマザーのキャリーは、家賃を滞納していたため家を追い出される寸前に。その矢先、彼女は疎遠だった父が亡くなり彼女に農場を遺していたと言われ、息子のトレバー、娘のフィービーとともにサマーヴィルに引っ越します。 科学好きのフィービーは、祖父の家で謎の装置や捕獲器を発見。学校に持っていくと、グルーヴァーソン先生にそれはゴーストバスターズの装備だと言われました。祖父がそのメンバーだったことを知ったフィービーは、活断層のないこの町で地震が多発しているのは、ゴーストのせいではないかと考えます。

【承】田舎町にゴーストが大量発生

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2022年)
© COLUMBIA PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

フィービーは陰謀論系の配信を行っているポッドキャストと知り合い、一緒にこの謎の解明に乗り出します。 一方トレバーは、車庫で古いキャデラックを見つけ、一目惚れした少女ラッキーの気を引くために車を修理し町を走っていました。その途中、彼はフィービーとポッドキャストがゴーストを追いかけている場面に出くわし、一緒にゴーストを追うことに。しかしゴースト捕獲に苦戦した彼らは装置で町を破壊。またトレバーが無免許だったことで、3人は留置所に入れられてしまいます。 フィービーは署内で電話を借り、むかしゴーストバスターズが使っていた番号にかけます。電話に出たのは祖父のかつての仲間レイ。フィービーは助けを求めますが、彼は突然仲間を捨てて姿を消した祖父を憎んでおり、取り合ってくれません。

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【転】祖父の死の真相と破壊神の復活

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2022年)
© COLUMBIA PICTURES/KIMBERLY FRENCH/All Star Picture Library/Zeta Image

釈放後、鉱山に行ったトレバーとラッキーは、「ゴーザ」と叫ぶ声を聞きます。それを知ったフィービーとポッドキャストは2人と一緒に鉱山の奥へ入り、そこで祭壇のようなものを発見しました。 フィービーたちの祖父イゴンは30年前、この廃坑に封印した破壊神ゴーザが世界を破壊しようとしていることを察知し、それを阻止するために単身農場に移り住んだのです。彼はゴーストが町に侵入しないよう対策を打っていましたが、その仕掛けももうすぐ破られようとしていました。 そんななか、ゴーザ復活に必要な「鍵の神」と「門の神」がそれぞれグルーヴァーソンとキャリーに取り憑いてしまいます。それを知った4人は、新たなゴーストバスターズを結成。警察に押収されてしまった装置を奪還し、ゴーザ退治に乗り出します。

【結末】新旧ゴーストバスターズ集結!戦いのゆくえは?

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2022年)
© COLUMBIA PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

フィービーは祖父が家の周辺の土地に罠を仕掛けていたことに気が付き、ゴーザをそこにおびき寄せることにします。 取り憑かれたグルーヴァーソンによって、ついにゴーザが復活。フィービーとポッドキャストがキャリーを取り戻しゴーザをおびき寄せますが、罠は作動せず今度はラッキーが取り憑かれてしまいました。 ピンチに陥った彼女たちを助けに来たのは、なんと初代ゴーストバスターズの面々。彼らが以前よりもパワーを増したゴーザに苦戦していると、今度はイゴンの幽霊が現れ、彼らに加勢します。その間にトレバーが罠を直し、一気に形勢逆転。ゴーザをはじめとする大量のゴーストは封印されました。 見事ゴーザに勝利し、再会をよろこび合う初代ゴーストバスターズ。父を誤解していたキャリーも、彼に愛されていたことを知り抱き合いました。そしてイゴンの幽霊は、満足そうに空に消えていきます。

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『ゴーストバスターズ アフターライフ』エンドロール後をネタバレ解説!

ネタバレ①ピーターとディナの現在

『ゴーストバスターズ2』(1989年)
© COLUMBIA/All Star Picture Library/Zeta Image

ニューヨークに戻った初代ゴーストバスターズの1人、ピーター(ビル・マーレイ)が女性とカードの絵柄当てをしています。 この女性は、ゴーストバスターズの最初の依頼人であるディナ(シガニー・ウィーバー)です。彼女は1作目でピーター恋人同士になりましたが、2作目までに1度破局し、紆余曲折を経て再び交際することに。 よく見ると2人の左手薬指にはおそろいの指輪があり、結婚したことがわかります。

ネタバレ②お守りのコインと続編の可能性?

『ゴーストバスターズ2』(1989年)
© COLUMBIA/VIRGIL MIRANO/All Star Picture Library/Zeta Image

ゴーストバスターズの受付嬢だったジャニーン(アニー・ポッツ)は以前、ゴースト退治に向かうイゴンにニューヨーク万博の記念コインをお守りとして渡していました。彼女はそれと同じコインを手に、ウィンストン(アーニー・ハドソン)のオフィスで談笑しています。 ゴーストバスターズでの経験で自信を得て成功した彼は、「自分のためにやったんじゃない。“なんにでもなれる”という手本になりたかった」と言います。 その後、キャデラックはゴーストバスターズ本部で保管されることに。しかしその地下では、ゴースト保管庫のランプが赤く点滅していました。 イゴンとジャニーンのシーンは、『ゴーストバスターズ2』で使われなかった未公開シーンです。またゴースト保管庫のカットから、続編の可能性も考えられますね。

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【感想】 続編としても1作としても楽しめる映画

総合評価
4

吹き出し アイコン

40代男性

スペングラー博士役のハロルド・ライミスが亡くなっているので、初代が再集合するんじゃなくて、彼の孫たちを主人公にしたのが良いですね。来るとは思ってたけど終盤の展開は胸アツ!最後の「for Harold」に泣きそうになった。

吹き出し アイコン

30代女性

フィービーとお兄ちゃんがかわいすぎた……。ポッドキャストもいい味出してる。ちょっと怖かったり気持ち悪いシーンもあるけど、基本コメディなので楽しく観れる。見終わった後にほっこりした気持ちになる、ひと夏の冒険映画。

『ゴーストバスターズ アフターライフ』キャスト一覧

トレバー役/フィン・ウルフハード

フィン・ウルフハード
©︎Adriana M. Barraza/WENN.com

本作の主人公のひとり、トレバーを演じるのはNetflixの「ストレンジャー・シングス」などで知られるフィン・ウルフハード。トレバーは、「ゴーストバスターズ」の創立メンバーであるイゴン・スペングラー博士の孫です。 ウルフハードは、前述の「ストレンジャー・シングス」ハロウィーンエピソードでは、ゴーストバスターズの仮装を披露をしたこともあり、このキャスティングは面白いですね。

フィービー役/マッケナ・グレイス

マッケナ・グレイス
©Admedia, Inc/Faye Sadou/AdMedia/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

トレバーの妹フィービーは、亡き祖父が遺した家の地下からゴーストバスターズの主要ガジェットのひとつである「ゴーストトラップ」を発見。そして生前の祖父の偉業を知っていきます。 フィービーを演じるマッケナ・グレイスは、2017年の『gifted/ギフテッド』でクリス・エヴァンスとともに主演を務め、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でトーニャ・ハーディングの幼少期を演じています。

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グルーヴァーソン先生役/ポール・ラッド

ポール・ラッド
©JIM RUYMEN/UPI/Newscom/Zeta Image

フィービーに、彼女が持ってきたゴーストトラップと80年代のゴーストバスターズの活躍についてを教えるグルーヴァーソン先生。元祖ゴーストバスターズの大ファンです。 グルーヴァーソン先生を演じるポール・ラッドは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品のアントマン/スコット・ラング役などで知られています。

キャリー役/キャリー・クーン

キャリー・クーン
© Joseph Marzullo/WENN.com/zetaimge

キャリー・クーン演じるキャリーは、トレバーとフィービーの母。スペングラー博士の娘です。離婚してお金に困っていた彼女は、子どもたちを連れて父の遺した田舎の農場へ引っ越します。 キャリー・クーンは、シカゴを拠点に舞台やテレビシリーズへの出演で活躍している女優。2014年の『ゴーン・ガール』で映画初出演を果たしたほか、テレビシリーズ『FARGO/ファーゴ』のシーズン3(2017年)などへの出演で知られています。

ドミンゴ保安官役/ボキーム・ウッドバイン

ボキーム・ウッドバイン
© Nicky Nelson/WENN.com/zetaimge

トレバーたちが引っ越してきた町のドミンゴ保安官を演じるのは、ボキーム・ウッドバイン。 1993年にテレビ映画『ハード・ジャスティス』で初主演を果たしたウッドバインは、2012年の映画『トータル・リコール』や、2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』への出演で知られています。

ピーター・ヴェンクマン博士役/ビル・マーレイ

ビル・マーレイ
© Everett/Photoshot

「ゴーストバスターズ」オリジナル2作で、主人公ピーター・ヴェンクマン博士を演じたビル・マーレイも本作に登場します。 心理学と超心理学(超能力の研究)の博士号を持つヴェンクマンは、「ゴーストバスターズ」社創立メンバーのひとりです。オリジナル版では、おとなしい性格のほかのメンバーに比べて、積極的に女性を口説きにいく姿が印象的でした。

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レイモンド・スタンツ博士役/ダン・エイクロイド

ダン・エイクロイド
© WENN/zetaimge

ヴェンクマン博士の友人で超常現象オタク、そして同じくゴーストバスターズのオリジナルメンバーであるレイモンド・スタンツ博士(通称:レイ)も登場。彼は現在はオカルト専門の書店を経営中。演じるのはやはりダン・エイクロイドです。 エイクロイドは「ゴーストバスターズ」シリーズのほかに、『大逆転』(1983年)や『マイガール』(1991年)などへの出演でも知られています。2016年のリブート版『ゴーストバスターズ』でも、製作総指揮とタクシー運転手役でのカメオ出演を務めました。

ウィンストン・ゼドモア役/アーニー・ハドソン

アーニー・ハドソン
© FayesVision/WENN.com/zetaimge

ゴーストバスターズが人手不足になったため雇われたウィンストン・ゼトモア。大柄な体格で肉体派ですが、レイモンドに負けず劣らず臆病な性格です。ゴーストバスターズが活躍した30年後の本作では、ビジネスマンとして成功していました。 ウィンストン役にも、オリジナルキャストであるアーニー・ハドソンがカムバックしました。

ディナ・バレット役/シガニー・ウィーバー

シガニー・ウィーバー
©︎Euan Cherry/WENN.com

ゴーストバスターズの最初の依頼人であり、のちにヴェンクマンの恋人となったディナ・バレット。彼女はミッドクレジットシーンに登場しました。 『ワーキング・ガール』や『愛は霧のかなたに』(ともに1988年)などで演技派として知られるようになったウィーバーは、近年では『アバター』(2009年)や『チャッピー』(2015年)などにも出演。リブート版の『ゴーストバスターズ』(2016年)にも出演しています。

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ジャニーン・メルニッツ役/アニー・ポッツ

アニー・ポッツ
© Adriana M. Barraza/WENN.com/zetaimge

ジャニーン・メルニッツは、ゴーストバスターズ社の受付を務めていた人物。『ゴーストバスターズ』では、トレバーたちの祖父・スペングラー博士といい雰囲気でしたが、その後ほかの恋人ができたようです。しかし本作で、その後も彼を支えていたことが明らかになります。 本作でジャニーンを演じるのは、オリジナルキャストであるアニー・ポッツです。

続編「ゴーストバスターズ」の監督はオリジナル版の息子

ジェイソン・ライトマン
©JIM RUYMEN/UPI/Newscom/Zeta Image

『ゴーストバスターズ アフターライフ』では、オリジナル2作の監督を務めたアイヴァン・ライトマンがプロデューサーを務め、息子のジェイソン・ライトマンがメガホンを取りました。 ジェイソン・ライトマンは、2007年の『JUNO/ジュノ』や2009年の『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞監督賞にノミネートするなど、その実力はお墨付き。 映画のストーリーと同様に、まさに世代を超えて「ゴーストバスターズ」が受け継がれています。

『ゴーストバスターズ アフターライフ』のあらすじ・ネタバレをおさらい!

オリジナルの「ゴーストバスターズ」のファンはもちろん、それを知らない世代でも楽しめること間違いなしの『ゴーストバスターズ アフターライフ』。 家族や友達、恋人とも気軽に楽しめる作品なので、ぜひ鑑賞してみてください!