映画『ディストラクション・ベイビーズ』の動画を配信中のサブスクはここ！

映画『ディストラクション・ベイビーズ』は、柳楽裕也、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎ら若手実力派俳優が揃い、純粋かつ狂気に満ちた若者たちの青春群像劇が描かれた作品です。 本作が商業デビュー作となる真利子哲也が監督を務め、共同脚本には映画『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平など、スタッフも精鋭が揃いました。

2021年11月15日に結婚を発表した菅田将暉と小松菜奈。映画『ディストラクション・ベイビーズ』は、そんな2人が初共演を果たした記念すべき作品です。 ちなみに彼らはこの後、映画『溺れるナイフ』(2016年)と『糸』(2020年)でも共演をしています。『ディストラクション・ベイビーズ』を除けばいずれも恋愛映画ということで、これから観るたびに微笑ましい気分になってしまいそうですね。

菅田将暉は本作で、主人公をそそのかし、共に暴力事件を起こす高校生の役を務めました。一方、小松菜奈は、彼らに巻き込まれ拉致されるキャバクラ嬢を演じています。どちらも暴力的なキャラクターなので、作中にはお互いを殴ったり蹴ったりする場面も。 こうした初共演から好意が芽生えるとはあまり想像できませんが、だからこそ、2人が結婚に至ったという事実には感慨深いものがあります。 作品としてはバイオレンス描写がかなり強めなので、苦手な人はくれぐれも注意してください！

実は小松菜奈は、本作の舞台挨拶で「菅田さんのことが嫌いでした」と発言していました。暴力を振るい合う関係をお互いに熱演したからこそ、役だけでなく本人のことも少し嫌いになってしまったのかもしれませんね。 しかし一方で、菅田将暉は出会ったときからずっと小松菜奈に片想いをしていたとのこと。その後、彼の熱烈なアプローチで交際が始まったという話もあり、改めて今回の結婚を祝福したくなってしまいます。

映画『ディストラクション・ベイビーズ』に原作はありません。監督のインタビューによると、彼が愛媛にあるバーでマスターから聞いた話がもとになっているとのことです。 しかし、監督本人は新井英樹の漫画に影響を受けたとも発言していて、彼の作品『ザ・ワールド・イズ・マイン』とはキャラクター設定や雰囲気といった点で似ている部分がいくつかあります。 本作の世界観が気に入った人は、こちらの『ザ・ワールド・イズ・マイン』も読んでみてはいかがでしょうか。

愛媛県松山市にある港町・三津浜。そこで日々ケンカに明け暮れる青年・芦原泰良は、海沿いにある造船所のプレハブ小屋で弟の将太と2人暮らし。そんな彼はある日、突然弟の前から姿を消します。 時が過ぎ松山の中心街に泰良の姿がありました。暴力三昧の獣のような泰良に興味を持った高校生の北原裕也は、泰良を誘い危険な遊びを繰り広げていきます。 一般人に暴力をふるい車を強奪した2人は、車に乗っていたキャバ嬢の那奈を強引に連れ、繁華街を離れていきます。その頃将太は行方不明の兄を追って松山へとやってくるのでした……。

本作の主人公・芦原泰良は強そうなやつを見つけては喧嘩をふっかけ暴力をふるう、野獣のような狂気をもった青年です。裕也と関わったことでどんどん犯罪の道へと落ちていくことになります。 そんな彼を演じるのは、俳優の柳楽優弥です。映画『誰も知らない』で主役に抜擢され、第57回カンヌ国際映画祭で日本人初となる男優賞を史上最年少の14歳で受賞し、大きな話題となりました。 一時期体調不良で芸能活動を休止していましたが、2020年現在は再ブレイクし、ドラマや映画、CM等で活躍を続けています。

北原裕也は泰良が松山の繁華街で出会う高校生です。狂気に満ちた泰良に興味を持ち、一緒に行動するようになります。後に暴力事件が取り沙汰され、泰良と共に警察から追われる身となることに。 そんな彼を演じるのは実力派若手俳優の菅田将暉です。「カメレオン俳優」とも呼ばれていて、役に入り込む演技力の高さに定評があります。 2017年から彼は、出演した映画『キセキ -あの日のソビト-』をきっかけに音楽業もスタート。2019年には、作詞・作曲等を米津玄師が手掛けた楽曲・まちがいさがしで紅白歌合戦にも出場しました。

那奈は泰良たちが強奪した車に乗っていたキャバクラ嬢。裕也と泰良に無理やり連れていかれますが、道中彼らから逃げるため必死の抵抗を見せます。 そんな彼女を演じたのは、女優の小松菜奈です。雑誌モデルを経験後、映画『渇き。』で鮮烈なデビューを飾り、映画『近キョリ恋愛』や映画『溺れるナイフ』などの話題作に次々と出演し、一躍注目女優になりました。 彼女は、モデルとしてシャネルやniko and...などのブランドアンバサダーも務めています。

とにかく暴力描写が多く、それが見どころでもある本作。そのあまりの過激さからR15指定がつくほどです。このリアルで殺伐としたバイオレンスシーンは、日本の映画界に新たな風を巻き起こしました。 訳もなく無性に誰かを傷つけたくなる、そんな若者の心に秘めた恐ろしい部分が本作ではむき出しにされています。松山の地からインスパイアされたストーリーにより、誰もが想像できないスペクタクル映画が出来上がっていますよ。

本作で鬼気迫る演技を見事に演じているのは、柳楽優弥や菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎など、注目の若手実力派俳優たち。本作が映画界の各方面で絶賛されているのは、ひとえに彼らの存在があったからこそでしょう。 また脇を固めるのは、池松壮亮や北村匠海、三浦誠己、でんでんなどの各世代を代表するかのごとく実力を兼ね備えた俳優陣です。 暴力映画が苦手な人も、俳優たちの演技に注目して本作を楽しんでみてください！

本記事では映画『ディストラクション・ベイビーズ』の動画を無料で視聴できる動画配信サービスやあらすじ、登場人物、見どころ、おすすめの関連作品について紹介しました。 鬼才・真利子監督が放つ日本のバイオレンス映画を超えた1作を、ぜひ動画配信サービスで視聴してみてください！