ジャスティス・リーグ・ダークは実写映画化される?
2016年ごろから実写映画の製作が噂されている「ジャスティス・リーグ・ダーク」。DCコミックの人気ヒーローチームではありますが、日本ではあまり知られていないのではないでしょうか。 そこで今回は、実写映画「ジャスティス・リーグ・ダーク」の最新情報を紹介するとともに、コミックでの同チームの概要や歴史、映画に登場しそうなキャラクターをチェックしてみましょう。 スーパーマンやバットマンらが所属する「ジャスティス・リーグ」とはどう違うのか?知れば実写映画が楽しみになること間違いないです!
実写版「ジャスティス・リーグ・ダーク」はJ・J・エイブラムスのバッドロボットが製作か?
「ジャスティス・リーグ・ダーク」の実写映画は、2016年に『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年)などのダグ・リーマンが監督に就任したと発表されました。しかしその後、彼はほかの作品との製作スケジュールが合わず降板。2020年1月現在も、何人かの候補者が噂されていますが、監督探しは難航しているようです。 そんななか、J・J・エイブラムスの製作会社バッド・ロボットが「ジャスティス・リーグ・ダーク」の実写映画およびテレビドラマを手がけると報じられました。 米Deadlineによると、具体的なプランはまだないものの、バッド・ロボットの映画部門とドラマ部門がそれぞれワーナー・ブラザースと企画を進めているとのこと。 映画とドラマの両方を製作するということになれば、映画でチームの活躍を描き、ドラマでひとりひとりのメンバーを主人公としたシリーズが製作される可能性も考えられます。
脚本家はジェラルド・ジョンストンに決定済み
製作が難航している「ジャスティス・リーグ・ダーク」ですが、脚本家はすでに決定しています。 2014年のコメディホラー『Housebound(原題)』の監督ジェラルド・ジョンストンが2017年に脚本のリライトを依頼されており、その出来次第では監督も務めることになるかもしれません。
ジャスティス・リーグ・ダークの特徴とは?超常現象が絡んだら彼らにお任せ!
ジャスティス・リーグ・ダークは、DCコミックの超常現象や魔術を扱うヒーローのチームです。2011年に初登場したこのチームは、スーパーマンらが所属するジャスティス・リーグでは対応しきれないオカルト的なヴィランを相手に戦います。 最初の敵は、2016年の映画『スーサイド・スクワッド』にも登場したエンチャントレスでした。 チームとしての結束はあまり強くなく、一部の中心的メンバーを除いて多くのヒーローが加入や離脱を繰り返しています。
アニメ『ジャスティス・リーグ:ダーク』ではバットマンから協力要請が
2017年にビデオリリースされたアニメ映画『ジャスティス・リーグ:ダーク』。本作では、超常現象的な力が引き起こした事件を解決するため、バットマンがジャスティス・リーグ・ダークに協力を求めます。 スーパーパワーを持たないバットマンや、魔術攻撃が大の苦手なスーパーマンに代わってジャスティス・リーグ・ダークの面々が活躍します。
ワンダーウーマンはジャスティス・リーグ・ダークのリーダー?
実は、ワンダーウーマンは2018年にスタートしたコミック「ジャスティス・リーグ・ダーク vol.2」でチームのリーダーを務めています。 今回の実写映画の原作になるとみられている「ジャスティス・リーグ・ダーク vol.1」とはメンバーが違っており、半神半人であるワンダーウーマンも超自然的な力を持ったキャラクターとして参加しているようです。
ジャスティス・リーグ・ダーク主要メンバーを紹介 魔術師、マジシャン、曲芸師など“キワモノ”揃い
ジョン・コンスタンティン
キアヌ・リーヴス主演で2005年の実写映画や、2014年から2015年にかけてテレビシリーズが放送された『コンスタンティン』の主人公ジョン・コンスタンティン。ジャスティス・リーグ・ダークでは、日本で最も知名度の高い存在といえるのではないでしょうか。 コンスタンティンはジャスティス・リーグ・ダークのリーダーであり、常にチームに参加しています。 何世紀にも渡って魔術師を生み出してきた家系に生まれた彼は、母親の胎内にいるころから魔力を持っていました。双子の片割れをへその緒で絞め殺したり、父親を呪い殺すため魔術の修行を積んだりと、悪魔のような不良だった彼。 しかし、ある事件で一度地獄に堕ち、地上に戻ってきてからも常に亡霊や悪霊に悩まされるように。そしてほとんどなりゆきでオカルト探偵になりました。 大酒飲みでヘビースモーカーのコンスタンティンは、肺がんのため医師から余命1年を宣告されていますが、タバコをやめる気はありません。
ザターナ・ザターラ
プロのマジシャンであるザターナ・ザターラ。彼女のステージには本当に種も仕掛けもなく、魔法を使って観客を圧倒します。そんな彼女には世界最強のスーパーヒーローたちとともに黒魔術に立ち向かう魔術師としての一面も。 父のジョバンニ・ザターラもマジシャン兼スーパーヒーローで、彼女はその背中を見て育ちました。父が敵との戦いで魔界へ旅立ち行方不明になった後、ザターナは彼の日記を頼りに魔術の修行を積み、クライム・ファイターとなりました。 コンスタンティンとともに、ジャスティス・リーグ・ダークのリーダーを務めています。
デッドマン/ボストン・ブランド
サーカスの曲芸師だったボストン・ブランドは、あるとき暗殺者に殺されてしまいました。成仏できず幽霊・デッドマンになった彼は、自らの過去の罪の償いと必要な者に正義をもたらすため現世に現れます。 デッドマンは生きた者に憑依することができ、身体に入ってそのすべての能力を使えるようになります。また幽霊であるため、憑依していないときはその姿を消すことができ、誰にも触れられないのも特徴です。 彼はコンスタンティンやザターナとともに、ジャスティス・リーグ・ダークのメインメンバーとして活躍しています。
マダム・ザナドゥ
魔女エンチャントレスを倒すため、ジャスティス・リーグ・ダークを結成したマダム・ザナドゥ。彼女は、かつてアーサー王伝説に登場する魔術師マーリンと戦った魔女でした。 マーリンに魔法の力を奪われた彼女は、ジプシーとの交流によって予知能力を獲得します。さらに死の化身と戦って不死の生命を勝ち取りました。 普段はタロット占い師として生活しています。
スワンプシング/アレック・ホランド
植物学者のアレック・ホランドは、植物のホルモンを活性化する試薬を開発しますが、事故によってその試薬を浴びてしまい、死亡します。しかし、彼は沼の怪物スワンプシングとして復活したのでした。そして彼は人間と植物の両方の視点から地球環境を見守り、超常現象に対峙するようになります。 スワンプシングは植物を操ることができ、また怪力の持ち主でもあります。
エトリガン・ザ・デーモン/ジェイソン・ブラッド
エトリガンもマダム・ザナドゥと同じく、魔術師マーリンに関係のあるキャラクターです。アーサー王に仕えた騎士ジェイソン・ブラッドは、マーリンによって悪魔と融合させられ、不老不死になりました。 現代のゴッサムシティで悪魔学者として生きるブラッドは、マーリンから渡された詩を口ずさむことで、悪魔のエトリガンに身体を貸し、強力な力を発揮します。
「ジャスティス・リーグ・ダーク」の実写映画が無事に製作されることを祈りたい!
監督の降板などで製作が順調とは言えない「ジャスティス・リーグ・ダーク」ですが、やはりDCの人気ヒーローチームの実写映画化とあって、ファンからは期待が寄せられています。 今回紹介したオカルトヒーローたちが活躍する映画が、無事に製作されることを祈りましょう!