2020年3月18日更新

電車や鉄道が印象的なおすすめ映画 日本のローカル線から海外の特急列車まで

電車

人々の暮らしを乗せて走る電車は、数多くの映画で物語の舞台や、重要な装置として登場しています。そんな電車が印象的なおすすめ映画を洋画邦画を問わず紹介。また、メインではないものの電車のシーンが印象的な作品をciatr独自の視点で選びました。

目次

人々の人生を乗せて走る!電車が印象的なおすすめ映画を紹介

人々の暮らしや人生を乗せて走る電車。見知らぬ人たちが乗り合わせ、さまざまな物語の舞台となりえる電車は、やはり数多くの映画で舞台となったり、重要な装置となったりしています。 ここでは、電車や駅が物語の中心となっているおすすめ映画を紹介します。有名な作品をメインにピックアップしていますので、電車好きならすでにチェック済みの作品も多いかも?まだ観ていないものがあればぜひ鑑賞してほしい名作ばかりです。 また記事後半では、メインではないものの電車のシーンが印象的な作品をciatr独自の視点でピックアップしています。

電車が印象的な良作映画【邦画編】

まずは、電車や駅が第2の主役ともいえる、おすすめの邦画を紹介します。 ストーリーのほとんどが電車内でくり広げられるものから、電車で旅に出る物語など、さまざまな作品をピックアップしました。

『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011年)

ローカル線に乗り合わせた3人の女性の人生

兵庫県宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅までを結ぶ阪急今津線を舞台にした群像劇。片道15分のローカル線のなかで、さまざまな人生が交錯し小さな奇跡が積み重なっていくヒューマンドラマです。 主演の中谷美紀をはじめ、戸田恵梨香、宮本信子など豪華キャストを迎えた本作は、さまざまな女性の人生、その悩みを地元住民に寄り添うローカル線ならではのあたたかみで包み込んでくれます。 阪急電車の特徴的なえんじ色の車体、木目調のレトロな内装、緑色のシートは、地元住民でなくとも懐かしいような気持ちになるのではないでしょうか。

『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(2010年)

故郷で新たな一歩を踏み出す

大手家電メーカーに務める筒井肇は、取締役への昇進が決定するなど、東京で妻子とともに順風満帆な生活を送っていました。しかし、あるとき母が倒れたという知らせを受け、さらに親しかった会社の同期が交通事故で死亡してしまいます。 久しぶりの帰郷した筒井は、自分がこれまで家庭を顧みなかったこと、そしてこれからの人生について考えはじめます。そして、子供のころの夢だった「一畑電車の運転士になる」ことを決意。会社を辞職し、一畑電車に中途入社しました。 島根県出身の錦織良成監督が、地元を舞台に製作した「島根三部作」の最終作。舞台となる一畑電車をはじめ、沿線の自治体からも協力を得てロケが実施され、リアルな運転シーンも話題になりました。

『ロマンス』(2015年)

たまには仕事を抜け出して人生を見つめ直す

『ロマンス』は、大島優子演じる小田急線のロマンスカーのアテンダントが、あることをきっかけに知り合った怪しい映画プロデューサーを名乗る男とともに、疎遠になっている母親を探して箱根巡りに出る物語です。 『百万円と苦虫女』(2008年)のタナダユキ監督による本作は、ままならない人生を送る人々へのあたたかい視点にあふれ、“少しだけ”背中を押してくれるロードムービー。小田急電鉄の全面協力のもと、車内のシーンはロマンスカーの回送電車を貸し切って撮影されました。

『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)

鉄道一筋の男の人生と後悔

浅田次郎の直木賞受賞作を高倉健主演で映画化し、話題を呼んだ『鉄道員(ぽっぽや)』。 鉄道員として誇りを持って生きてきた佐藤乙松。蒸気機関車の機関士を経て、幌舞駅の駅長となった彼は、まもなく定年退職を迎えようとしていました。彼が務めるローカル線・幌舞線も廃線が決定し、仕事一筋で今では孤独に暮らす乙松は、自分の人生をふり返ります。 北海道を舞台にした本作で撮影に使用されたのは、根室本線。乙松が駅長を務める幌舞駅は、幾寅駅を改造して撮影されました。 また、本作および同年のNHK朝の連続テレビ小説『すずらん』への撮影協力をきっかけに、SLすずらん号の運転が開始され、北海道で蒸気機関車の復活が実現しました。

電車が印象的な良作映画【洋画編】

洋画にも電車がメインの舞台となる作品は多く存在します。ここでは、電車で旅をするロードムービーからSF映画、パニック映画まで幅広い作品を紹介しましょう。

『ダージリン急行』(2007年)

かみ合わない3兄弟の珍道中

『ダージリン急行』は、鮮やかな色彩と、かわいらしい美術・作風でおなじみのウェス・アンダーソン監督作品。大人になりきれない3人の兄弟が、インドを列車で旅するヒューマンコメディです。 父の死がきっかけで疎遠になっていたホイットマン3兄弟。バイク事故で奇跡的に助かった長男のフランシスは、兄弟の仲を修復しようと弟たちをインド旅行に誘います。しかし、それぞれに強烈な個性を持つ3人はなかなかかみ合わず……。 「ダージリン急行」は架空の寝台列車ですが、世界遺産の「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」がモデルとなっています。

『ミッション: 8ミニッツ』(2011年)

シカゴで乗客全員が死亡する列車爆発事故が発生。アメリカ陸軍のパイロット・スティーブンス大尉は、6時間後に予告されている新たな列車爆発テロを防ぐため、事故で死亡した乗客の意識のなかに送り込まれました。爆発が発生するまでの8分間をくり返しながら、スティーブンスは事件の真相に迫りつつもある疑惑を抱くようになります。 精巧な車内のセットとVFXを駆使して、緊迫感あふれる映像を作り上げている本作。2階建ての列車の外観も、CGで作られています。

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)

韓国のゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、時速300km以上で走る高速鉄道のなかを舞台に、ゾンビ・パンデミックに巻き込まれた人々と、その人間模様を描く作品です。 夜明け前にソウル駅からプサン行きの特急列車KTX101号に乗り込んだ乗客の面々。しかし発射直前、感染者を凶暴化させるウィルスに冒された女性も乗ってきます。乗務員が彼女に噛みつかれ、車内はまたたく間にパニックに。幼い娘を別居中の妻のもとに送り届ける予定だったソグは、ほかの乗客らとともに後方車両へ避難しますが……。 物語の3分の1が列車内で進行する本作は、キャストや撮影の動きを制限しないように配慮しながら、本物の列車と見紛うような精巧なセットの中で撮影されました。また、最新の照明技術を使って、高速で走る列車の窓からの風景を表現しています。

ciatr厳選!電車が印象的な映画の名シーン

ここからは、電車が物語の舞台ではないものの、電車が登場するシーンが印象的なciatrおすすめ映画を紹介します。 アメコミ映画史に残る名アクションシーンや、一度は乗ってみたいと思わせるあの機関車をチェックしていきましょう。

『スパイダーマン2』(2004年)

2004年に公開されたサム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン2』では、スパイダーマンがドクター・オクトパスと死闘をくり広げるシーンが印象的です。 ドクター・オクトパスによって線路が破壊され、電車を止めようと奮闘するスパイダーマンの姿は、特に印象的。そのことでマスクが破れ、市民に彼の素顔が明らかになってしまいますが、そのシーンでの彼らの優しい対応に、胸を打たれます。

『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)

人気ファンタジー映画「ハリー・ポッター」シリーズに登場する「ホグワーツ特急」も印象的です。人間(マグル)も利用するキングス・クロス駅の9と4分3番線に発着するホグワーツ特急は、ロンドンとホグワーツ魔法魔術学校を結ぶ直通列車。 赤い車体や客室車両が特徴的な蒸気機関車で、個室タイプのクラシックな内装も魅力のひとつです。 また映画公開以降、実際のキングス・クロス駅には、9と4分の3番線に入っていくように見えるフォトスポットが設置され、人気となっています。

電車が運ぶ物語!あなたも主人公気分を味わえる!?

電車が印象的に登場する映画を紹介しました。普段何気なく乗っている電車ですが、実はそこにはさまざまな人生の物語がつまっているのかもしれません。 今回紹介した映画に登場する電車には、実際に乗れるものもありますので、映画を観たあとに実物を見に行ってもいいのではないでしょうか。