2020年1月10日更新

おすすめロードムービー・旅映画30選【洋画編】

グリーンブック
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

旅はあなたの生き方や人生を変えてくれる出会い・経験をもたらしてくれます。旅に出たいけど時間がないから映画で観たい!というあなたにおすすめのロードムービーを紹介します。

目次

きっとあなたの胸に刺さるロードムービーが見つかるはず

感動的な人との出逢い、美しい景色、のんびりと流れる時間、世代を問わず人気が高いロードムービーは時代ごとに傑作が生まれてきました。 人種を超えた友情や犯罪カップルの逃避行、はたまた近未来の荒野を駆け抜ける一匹狼などなど、ジャンルも主人公も様々なロードムービー。世界各国の時代を超えた名作たちとともに旅をしてみませんか? 数ある作品の中から厳選のおすすめロードムービー30本を紹介します。

1.『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)

若き日の革命家を描いたロードムービーの傑作

tetsuaki 革命家チェ・ゲバラが若き日に、親友と共に南米大陸横断の冒険旅行を綴った青春ロードムービー。 医大生チェ・ゲバラが長い旅の中、見聞きや人との出会いで変化していく様を、南米の広大な風景や美しい景色と共に楽しむ。

ハイライト、ハンセン病患者がいる島へ泳いで渡る事で、行動する事の大切さを知り、後の革命家に繋がる大事な出来事… とても印象的で心に残る…

チェ・ゲバラの事をもっと知りたくなりました!

ウォーター・サレス監督『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)は、若き日のチェ・ゲバラが、親友と共に南アメリカ大陸をバイクで旅するロードムービーです。 映画の旅を通して、南米の様々な文化、気候に触れることが出来る今作は、究極のロードムービーの一本かもしれません。 原作はチェ・ゲバラ本人による南米旅行記「チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記」。この旅で南米社会の厳しい現実を知ったチェ・ゲバラが、後にフィデル・カストロとともにキューバ革命を成し遂げたことはあまりにも有名です。 また、若き日のチェ・ゲバラを演じたガエル・ガルシア・ベルナルは本作で注目され、ホルヘ・ドレクスレルによる映画主題歌「河を渡って木立の中へ」は、アカデミー賞歌曲賞を受賞しました。

2.おバカなギャグ連発でも、ロードムービーの名作!?

kanxaki 論理的に説明できないが 好き❤︎

ピーター・ファレリー監督『ジム・キャリーはMr.ダマー』(1994)は、おバカなギャグ満載のため、ロードムービーであることが忘れられがちですが、素晴らしいロードムービーです。 ジム・キャリー演じるロイドが親友ハリーと共に、一目惚れした女性のスーツケースを届ける旅に出ます。 はじめ、ふたりはワゴン車に乗っていましたが、ワゴンをスクーター、ランボルギーニと、交換していくなど、わらしべ長者的要素も含んだ作品です。

3.巨匠リドリー・スコットが撮ったロードムービーの傑作!

mayaki テルマとルイーズの2人の女性のロードムービー。 想像以上に刺激的で面白かった。 前半、しっかり者のルイーズの忠告も全然聞き入れずダメダメなテルマだけどいつの間にか頼もしくなってて良かった。

リドリー・スコット監督『テルマ&ルイーズ』(1991)は90年代に生まれたロードムービーの傑作として知られています。 スーザン・サランドン演じるウェイトレスのルイーズとジーナ・デイヴィス演じる夫に嫌気がさした主婦テルマが、旅に出ます。 バーでテルマを強姦しようとした男をルイーズが撃ち殺し、ふたりは警察から追われる存在に。 アメリカの荒野を走る1966年製フォード・サンダーバード・コンバーティブルがとても印象的な作品です。

4.大人のためのロードムービーの傑作!?

gohanumai CSで鑑賞 さんざんウンチクを語るワイン大好きな中年男の主人公が特別な日に空けるんだと取っておいてるワインの行く末がなんとも切なくみじめったらしいところがよかった…ポール・ジアマッティはいいなぁ。ワインの人生を語り、ピークを過ぎて後は味が落ちて行くだけのワインもそれはそれで味わい深いものがあるみたいなこと言ってたのが印象的。ワイン呑まない(苦手)だけどね…

アレクサンダー・ペイン監督『サイドウェイ』(2004)は大人のためのロードムービーの傑作として知られています。 『アバウト・シュミット』『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ ふたりの心をつなぐ旅』など数々の傑作ロードムービーを生みだした、アレクサンダー・ペイン作品の中で、『サイドウェイ』は特にユーモアと哀愁のバランスが良い作品です。 中年男性の憂鬱、孤独を、時におかしく、時に痛々しく描いていることが今作の重要なポイントです。鑑賞後はワインテイスティ

5.巻き込まれ型映画の傑作!?

Yamanaka__Akira 意外に感動しました。当時は…

ジョナサン・デミ監督『サムシング・ワイルド』(1986)。 ジェフ・ダニエルズ演じる、ニューヨークのエリート社員チャーリーがメラニー・グリフィス演じる女性ルルに弱みを握られたことをきっかけにして、二人の旅が始まります。 ルルの夫として、高校の同窓会に出席させられたり、ルルの狂暴な夫に脅されるなど、チャーリーは旅を通して、ルルに振り回されることになります。 今作は、『或る夜の出来事』など、1930年代に制作されたスクリューボールコメディへのオマージュが捧げられていると言われています。

6.ホラー映画の巨匠が撮った異色SFムービー!

okdkstmp 1984年作。ジョン・カーペンター監督、ジェフ・ブリッジス主演。 スペース・ラブ・ファンタジーとでも言ったらいいのだろうか。ボイジャー1号が打ち上げられたのが1977年、そのボイジャーの「歓迎」のメッセージを受け取ってやってきたのだがサテ…というお話。ボイジャー打ち上げから7年後、というのも当時はタイムリーだったんですかね。 まあとにかく、地球人の姿を借りた宇宙人を演じるジェフ・ブリッジスが素晴らしかったです。純粋というか、地球のことを少しずつ学んでいく過程が子供みたいで可愛らしかったり。地味に感動するシーンもあり、人類に対するハッとするような台詞もあったり。面白かったです。 21世紀版としてリメイクなりリブートなりしてもらいたいと思いました。

『スターマン/愛・宇宙はるかに』(1984)は『ハロウィン』などで知られる、ジョン・カーペンターが撮った異色のSF作品です。 カレン・アレン演じる未亡人ジェニーが、ジェフ・ブリッジス演じる夫そっくりの宇宙人スターマンと出逢う。 宇宙船合流地点を目指す旅を通して、ふたりは心を通わせます。 『スターマン/愛・宇宙はるかに』はジョン・カーペンター作ながら、恐怖やアクションに頼った作品ではありません。美しいラブストーリーとしても評価の高い傑作ロードムービーです。

7.笑えて、泣ける、コメディロードムービー!

ジョン・ヒューズ監督『大災難P.T.A.』(1987)は80代に生まれたコメディロードムービーの傑作として知られています。 スティーブ・マーティン演じるニールとジョン・キャンディ演じるデルが、サンクスギビングを家族と祝うため、ニューヨークからシカゴへと向かうロードムービーです。 スティーブとキャンディの相性が抜群な今作は、ニールとデルが互いに苛立つ場面がいつもおかしく、大きな見どころになっています。また、映画全体のトーンとは相反して、エンディングは感動的な展開が待ち受けています。

8.70年代に生まれたロードムービーの傑作!

Keimiyazato テレンス・マリックのデビュー作品 地獄の黙示録以前のマーティン・シーンにキャリー以前のシシー スペイセクが主演でウォーレン・オーツも出ております、彼女の父親に交際を反対され射殺し二人で逃げ回る間にも次々に殺人を行うジェームス・ディーン気取りの青年の実話、天国の日々で伝説の人になるマリックさんの映像美はすでに確立されています、そして またしてもまたしてもタランティーノが影響を受けた作品。

テレンス・マリック監督『地獄の逃避行』(1973)は70年代の傑作ロードムービーと知られ、数々の名監督に多大な影響を与えた作品です。 シシー・スペイセク演じるティーンエージャーの少女ホリーが、マーティン・シーン演じる20代の青年キットと出逢い、恋に落ちる。 ふたりの関係をよく思っていなかったホリーの父親、キットが殺してしまい、ふたりの逃避行が始まります。 今作のテーマ曲は、1993年公開のカップル逃避行ムービー『トゥルー・ロマンス』で再利用されました。

9.ジャック・ニコルソン主演の傑作!

hitomisnotebook ニューシネマの代表作 もう少し若い時分に観れば解ったかも ちょっと難しかった ニコルソンに依るところが大きいのかちょっとニコルソンがクドかった 虚無感が半端なくてどうしたらいいいのか

ラブ・ラフェルソン監督『ファイブ・イージー・ピーセス』(1970)は、アメリカニューシネマの傑作『イージー・ライダー』(1969)の翌年に公開された作品、ジャック・ニコルソンは今作で2年連続アカデミー賞にノミネートされました。 ジャック・ニコルソン演じる肉体労働者ボビーが、カレン・ブラック演じる恋人レイと故郷へ帰る旅に出る。食堂でボビーがウェイトレスを怒鳴りちらす場面は映画史に残る名場面です。

10.『イージーライダー』(1969)

アメリカンニューシネマ・ロードムービーの金字塔

1969年公開のアメリカンニューシネマを代表する作品。当時のヒッピー文化を知るのには最良のロードムービーです。 ハーレーダビッドソンのチョッパーバイクにまたがって、自由を求めてアメリカを縦横無尽に駆け巡る主人公ワイアットとビリーの姿は、まさに当時のヒッピーを体現したもの。 キャプテン・アメリカことワイアットをピーター・フォンダ、相棒のビリーをデニス・ホッパー、途中で旅に加わる弁護士ハンセンをジャック・ニコルソンが演じています。 彼らに等身大のリアルさを見出した当時の若者は熱狂して本作を迎えましたが、ヒッピー文化の終焉も予期したような衝撃的な結末には、アメリカの現実と深い闇をも思い知らされます。

11.『オン・ザ・ロード』(2013)

ケルアックの「路上」を映像化!サルのアメリカ大陸横断「ロード」、全てはそこに。

ジャック・ケルアックが1957年に発表した小説「路上」を原作とした映画。サム・ライリー、ギャレット・ヘドランド、クリステン・スチュワート、エイミー・アダムスと豪華なキャストが集結しました。 ケルアックの「路上」は、アメリカで1950年代にビート・ジェネレーションと呼ばれるムーブメントが起こった中で発表されたアメリカ現代文学の傑作の一つ。 主人公サル・パラダイスが相棒ディーン・モリアーティとともに、即興で自由気ままにアメリカを横断する物語ですが、基はケルアックと彼の親友ニール・キャサディとの旅を綴った実録物です。 同じくビート作家のウィリアム・バロウズはオールド・ブル・リー、アレン・ギンズバーグはカーロ・マルクスとして登場しています。

12.『バニシング・ポイント』(1971)

時速200マイルの世界に生きる一匹狼。音楽やカーアクションも魅力!

daikinissan 車かっこいいな。 こういうアメリカの田舎の何もない感じ好きだなぁ。 ジャンルはアメリカン・ニューシネマ? 雰囲気が好きだ。 とにかくかっこいいね。

1971年製作のアメリカン・ニューシネマ。基本的には車を暴走させるだけの映画ですが、現在に至るまでカルト的な人気を誇っています。 物語は1970年型ダッジ・チャレンジャーの陸送を請け負った男コワルスキー(バリー・ニューマン)が、デンバーから15時間でサンフランシスコに到着するという賭けをしたことから始まります。 スピード違反で警察に追われ始めると、警察を権威の象徴とみたラジオの聴衆から応援を受けるようになり、コワルスキーも黙々とひたすらチャレンジャーを走らせるのでした。 アメリカン・ニューシネマにおいて、これほど不思議な立ち位置のものもなく、明らかなB級映画なのにその後も文化的な影響を及ぼし続けている稀有な作品です。

13.名匠が放つ、家族の再生物語

4年前に家族を捨てて失踪した兄のトラヴィスが発見されたと聞き、弟のウォルトは彼を保護します。 ウォルトが引き取って育てていた息子のハンターとも再会し、徐々に打ち解けていくトラヴィス。ハンターとの絆を取り戻した彼は、妻のジェーンに会うために再び旅立ちます。 『さすらい』などのロードムービーで知られるヴィム・ヴェンダース監督の代表作であり、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞した傑作です。 トラヴィスを演じるのは、名脇役として多くの作品に出演してきたハリー・ディーン・スタントン。彼の熟練した演技も見所です!

14.事件の無い退屈な日常をそのまま描いた、異色のロードムービー

『コーヒー&シガレッツ』など、その独特な作風で熱狂的なファンを持つ監督、ジム・ジャームッシュの出世作です。 主人公のウィリー、エヴァ、エディの冴えない3人組が送る特に何もない日常を、モノクロで淡々と映した3部構成の作品。ハリウッドの華やかなイメージとは無縁な、地味なアメリカの姿が新鮮です。 ウィリー役に加え本作の音楽も担当したジョン・ルーリーをはじめ、個性的なキャストが出演。 ゆったりしたテンポと彼らのリラックスした演技が合わさって、普通の映画とは違った魅力が溢れています。

15.バイオレンスあり、ロマンスありの逃避行!

クエンティン・タランティーノが脚本を担当したロードムービーです。 手違いで手に入れた麻薬を持って逃げるカップルと、彼らを追うマフィア。そこに警察なども加わって、どんどんスケールが大きくなっていきます。果たして2人の危険な恋の行方は…… クリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエットが主演を務め、ブラッド・ピットやデニス・ホッパーなど、それ以外のキャストも非常に豪華! 監督は『トップガン』などで知られるトニー・スコットですが、タランティーノの趣味が強く出ており、お馴染みのバイオレンスや過激な描写もたっぷりと楽しめます。

16.3人のドラァグクイーンが織りなす珍道中?

ミッチとバーナデッドとフェリシア、様々な背景を持つ3人のドラァグクイーンが、ホテルのショーに出演するためにバスで長い旅に出発します。 様々な人と出会い、時には差別を受けながらも明るく旅を続ける3人を描いた、コメディ要素のあるロードムービーの名作です。 名優テレンス・スタンプやガイ・ピアース、ヒューゴ・ウィーヴィングが、ド派手な衣装に身を包んだ3人の主人公を熱演。演技だけでなく衣装も高く評価されました。 彼らの掛け合いなどの笑えるシーンが多いですが、ゲイへの偏見などの問題をキッチリと盛り込んでいるのも特徴です。

17.変わり者一家の旅をユーモラスに描いた傑作

夢だった美少女コンテストに出場できることになった少女オリーブと、その家族がおんぼろバスでコンテストの会場を目指す物語です。 薬物中毒の祖父や自殺未遂を起こしたゲイの叔父、夢を叶えるまで口を利かないと決めている兄など、オリーブの家族は風変わりな人間ばかり。 そんなお互いがバラバラの方向を向いていた家族が、コンテストへと向かう道中で段々と結びついていきます。 コミカルなキャラクターとストーリー、その裏に隠された深いテーマや台詞が評価され、低予算映画ながら高い人気を獲得し、大ヒットを記録しました。

18.青年は何故全てを捨てて旅立ったのか?

裕福な家庭の出身で、大学でも優秀な成績を収めた青年クリス・マッキャンドレス。しかし、彼は真の人生を求め、アラスカを目指して一人旅に出ます。 アメリカ中で話題となったあるニュースを取材したノンフィクション小説『荒野へ』が原作。安定した環境から飛び出し、名前を変えて放浪するクリスの旅の顛末が静かに語られます。 俳優として輝かしい経歴を持つショーン・ペンが、監督と脚本の両方を担当するほど映画化を熱望していた作品です。 クリスを演じたエミール・ハーシュは本作での演技が評判を呼び、キャリアの転換点となりました。

19.実話を基にした心温まるロードムービー

『エレファント・マン』などのオリジナリティー溢れる映画でカルト的な人気を誇る、デヴィッド・リンチ監督作品です。 長い間会っていなかった兄が倒れたという報せを受け取った老人、アルヴィン・ストレイト。時速8キロの芝刈り機に乗って、沢山の親切な人々に助けてもらいながら遠くの兄を訪ねに行きます。 癖の強い作品ばかりのリンチですが、本作は新聞に載った実話に基づいたもので、のんびりとした雰囲気が特徴です。 アルヴィンを演じたリチャード・ファーンズワースや、『キャリー』のシシー・スぺイセクなど、ベテラン俳優が多く出演しています。

20.一通のインチキメールから始まる旅!?

100万ドルが当選したというインチキ通知を信じ込み、お金を受け取るためにネブラスカを目指す父親ウディと、父への同情から同行することになった息子のデヴィッドの旅を描いたロードムービーです。 旅を進めていく内にウディの思いを知っていくデヴィッドや家族。彼らが取った行動とは……? 家族をテーマにした作品が多いアレクサンダー・ペインがメガホンを取り、ウディをブルース・ダーンが演じています。 長いキャリアで培ってきた演技力を発揮したブルースは、カンヌ国際映画祭で男優賞を獲得しました。

21.少年2人のひと夏の冒険を描いた青春ロードムービー!

学校ではバカにされ、家で母親や兄に悩まされているダニエル。そんなある日、テオという少年がダニエルの学校に転校してきます。 目立ちたがりで変わった行動を取るテオと、クラスでも浮いているダニエルは意気投合。やがて、スクラップで作った車で夏休みに旅に出ることを2人は計画します。 多くの有名ミュージシャンのミュージックビデオを手掛け、『エターナル・サンシャイン』などの監督としても知られるミシェル・ゴンドリーが、現代版『スタンド・バイ・ミー』と言えるような瑞々しい青春を描きました。

22.ウルヴァリンの生き様は必見!人気シリーズ最終章

「X-メン」シリーズの人気キャラクター、ウルヴァリンを主人公に置いたスピンオフシリーズの完結編。 かつてはウルヴァリンとして知られ様々な活躍をしてきたローガンは、現在は友人のチャールズを介護しながら暗い生活を送っていました。そんな彼の元に、ミュータントの少女を「エデン」という場所まで連れて行って欲しいという依頼が舞い込みます。 ローラと名の少女を守るため、ローガンの旅が始まりますが……。 これまでとは異なる陰鬱な雰囲気がファンに衝撃を与えました。衰えながらも戦い抜くローガンの姿や、西部劇を彷彿とさせる荒野の風景など、哀愁漂う作品となっています。

23.超世間知らずな一家が繰り広げるコメディードラマ!

ベンと彼の6人の子供たちは社会から離れた森で生活する一家。子供たちはベンの英才教育を受け、体力も学力も非常にハイレベルですが、外の世界の事は殆ど知りません。 ある日、入院していたベンの妻であるレスリーが亡くなったことがきっかけで、一家は森を出て街に出ることに。世間知らずの彼らは道中でどんなドタバタを巻き起こすのでしょうか? 俳優として多くのテレビドラマや映画で活躍してきたマット・ロスが監督を務め、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで高い評価を得たヴィゴ・モーテンセンがベンを演じています。

24.詐欺師の男と天才少女の愉快な旅!色褪せないロードムービーの傑作!

人を騙して聖書を売ることで金を稼ぐ詐欺師のモーゼは、かつての恋人が遺した娘のアディの面倒を見ることになります。 アディの詐欺の才能に気付き、彼女とペアになって旅を続けるモーゼ。幾つかの場面を乗り越えていく内に、2人の間には信頼関係が生まれていき…… 後に『マスク』の監督も務めるピーター・ボグダノヴィッチの代表作であり、ロードムービーの傑作です。 モーゼ役にライアン・オニール、アディ役にテータム・オニールという実の親子の共演作であり、息の合った演技を披露しています。本作で、テータムは10歳という若さでアカデミー助演女優賞を受賞しました。

25.『グリーンブック』(2019)

黒人差別残る南部へ!コンサートツアーが育んだ人種を超えた友情

実在の黒人ピアニストであるドン・シャーリーの伝記映画。彼の南部でのコンサートツアーで運転手を務めたトニー・ヴァレロンガとの友情を軸に、黒人差別が残る南部を軽快に風刺したヒューマンドラマです。 「ドクター」と呼ばれる知識も生活レベルも高いドン・シャーリーをマハーシャラ・アリ、イタリア系アメリカ人で粗野なタイプの警備員トニー・ヴァレロンガをヴィゴ・モーテンセンが演じました。 人種も環境も育ちも違う二人が南部ツアーで培った友情に感動し、人種差別の実態も知ることができるロードムービーです。

26.『運び屋』(2019)

居場所を取り戻すために犯罪に手を染めた老齢の「運び屋」

クリント・イーストウッドが監督・製作・主演を務めた犯罪映画。原案は「ニューヨーク・タイムズ」に載った80代の麻薬の運び屋レオ・シャープの実話です。原題の『The Mule』は麻薬の運び屋という隠語で、頑固な人というダブルミーニングもあります。 園芸家のアール・ストーンは時代の流れについて行けず廃業し、家庭を顧みなかったため家族とも疎遠に。経済的に困窮したアールは麻薬の運び屋となります。大金を稼いだアールは自信を取り戻し、家族との絆を修復しようとしますが……。 高齢で運び屋となった実話にも驚きますが、同じく高齢のクリント・イーストウッドの健在ぶりにもビックリ!飄々として好きな曲を流しながらドライブするアールは、どこか監督の分身にも見えます。

27.『俺たちに明日はない』(1968)

米犯罪史に名を残すカップル、ボニー&クライドの明日なき逃避行

1930年代のアメリカに実在した犯罪カップル「ボニーとクライド」の破天荒な人生を描いたアメリカン・ニューシネマ初期の傑作。二人の出会いと銀行強盗に至る経緯、そしてその死の瞬間までを克明に描いています。 刑務所帰りの車泥棒クライド・バロウ(ウォーレン・ベイティ)と出会ったウェイトレスのボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)。車を盗んで町から町への銀行強盗を始めた二人は、やがて義賊的な「バロウズ・ギャング」として名を馳せ、指名手配犯となっていきます。 世界恐慌という時代がつくった英雄か、ただの凶悪犯か。フォードV8に乗って州をまたいで駆け抜けた二人は、その車の中で絶命しました。当時から彼らの生き方に共鳴した若者が多かったのも、また事実です。

28.『マッドマックス2』(1981)

「マッドマックス」シリーズ第2弾!インターセプターが荒野を駆ける

1979年公開のジョージ・ミラー監督による『マッドマックス』の続編。前作は暴走族の犯罪が多発するオーストラリアの路上が舞台でしたが、次はなんと世界大戦後の近未来!主人公は同じく、メル・ギブソン演じる元警察官マックスです。 大戦によって文明が崩壊し、暴走族が石油を奪い合う荒廃した砂漠の世界を、妻子を失い愛車インターセプターで走り続けていたマックス。盗みを働いていたジャイロ・キャプテン(ブルース・スペンス)と出会い、暴走族との戦いに巻き込まれていきます。 砂漠を駆けるインターセプターや暴走族が乗る改造車が印象的な本作。ジャンルとしてもかなり異色なロードムービーといえるでしょう。カルト的な人気を得てシリーズ化し、3作目から27年ぶりに製作された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』も大ヒットしました。

29.『道』(1957)

旅芸人の男女の哀愁を描いたフェデリコ・フェリーニ監督初期の傑作

イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督が1954年に製作した古典的名作。旅芸人ザンパノと道化ジェルソミーナの哀しい愛と旅の記録です。粗野で乱暴者のザンパノをアンソニー・クイン、純粋なジェルソミーナをジュリエッタ・マシーナが演じました。 旅芸人のザンパノは助手としてジェルソミーナを買い取り、二人で芸の旅に出ます。道化として彼の芸を手伝うジェルソミーナでしたが、ザンパノの態度に嫌気がさして街へ逃げてしまいます。 あまりにも不器用なザンパノと、あまりにも純粋なジェルソミーナ。二人の想いのすれ違いが、この作品を哀愁で満たしています。二人で芸の旅をした頃のささやかな幸せが、ジェルソミーナのすべてだったのかもしれません。

30.『レインマン』(1989)

アカデミー賞作品賞受賞作!サヴァン症候群の兄との旅が教えてくれたこと

サヴァン症候群の兄と自由奔放な弟がロサンゼルスへの旅で見出した兄弟愛を描くヒューマンドラマ。ダスティン・ホフマンが兄レイモンド、トム・クルーズが弟チャーリーを演じました。 ロサンゼルスで高級車ディーラーをしているチャーリーは、経営が思わしくなく、父の訃報が届いたことから遺産目当てに故郷へ帰ります。しかし遺産のほとんどが重いサヴァン症候群を持つ兄レイモンドの信託財産になっている事実を知り、強引に彼を施設から連れ出してしまいます。 ロサンゼルスへ向かう道中、レイモンドの驚異的な記憶力に驚く一方、幼い頃交わした兄との交流を思い出したチャーリー。本作はチャーリーが過去を省みて、人間的な成長を遂げるロードムービーでもあります。

人生いろいろ!多様な価値観に触れることができるロードムービーの魅力

「人生とは旅である」とはよくいったものですが、まさにロードムービーには多様な主人公たちの人生そのものが色濃く反映されています。例えば南米を旅したチェ・ゲバラや「路上」を執筆したジャック・ケルアックなど、旅がその後の人生を大きく変えてしまうことも。 そのテーマは、フィクションでもノンフィクションでも同じ。『イージーライダー』や『レインマン』など観た者の価値観を変えてしまうような強烈な傑作もあります。ここで、人生や価値観を一変するようなロードムービーに出会えますように!