2020年3月18日更新

虫が登場する様々なおすすめアニメ7選!【はたして害虫か、益虫か】

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虫が登場するおすすめアニメ作品7選!作品によって様々な姿や特徴を持って登場

季節ごとに様々な種類が見かけられ、小さいながらも存在感がある虫たち。蝶のような美しいもの、気持ち悪いもの、猛毒をもつものや寄生虫などの特殊なものまで実に多様な特徴があります。アニメでは巨大化して描かれることもあり、人にとっての脅威、或いは物語の鍵、どちらにも設定できる優れた題材です。 アニメで登場した代表的な虫といえば『風の谷のナウシカ』の王蟲(おうむ)が挙げられます。通常は大人しい虫でありながら、怒れば街1つをほぼ壊滅させるほどの暴走を起こし「大地の怒り」と恐れられる2つの面をもっていましたね。今回は虫が登場する7つのアニメ作品を、あらすじや特徴とともに紹介します!

1.『虫籠のカガステル』

橋本花鳥による同名漫画が原作で、アニメは2020年2月6日よりNetflix限定で配信されています。物語の舞台は2125年、人が巨大な人喰い虫になってしまう奇病「カガステル」が流行している世界。発症率は1/1000、発症してから20分で虫になり人を襲うようになってしまいます。人喰い虫は体が頑丈かつ飛行ができ、第2頸椎にしか弱点がない強敵です。 そんな虫の駆除屋として働く主人公のキドウは、商人・ジンとともに訪れた場所で1台の車を発見。そして、車内には息を引き取る寸前の男がおり「母親のところへ」と少女を託します。そうして少女・イリはキドウの知り合いが営む宿舎で暮らすことになるのでした。 「人が虫になる」という設定、病気ならではのいつ発症するか分からない不安感、元は人だった虫と戦う駆除屋や軍人の苦悩などの心理描写に引き込まれます。

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2.『蟲師』

漆原友紀による同名漫画のアニメ化作品で、2005~2006年に放送されました。この作品に登場する蟲とは「種の区別がつかない、生命の源流に近い存在」。 どの蟲も異形で不思議な能力をもち、ほとんどは一部の人間にしか見えません。そんな蟲についての研究や、蟲に関わる物品の売買を生業とするのが蟲師であり、主人公・ギンコもその1人。 ギンコは人伝に情報を聞いて旅をしながら、蟲が起こす不思議な出来事を解決していきます。江戸時代の延長にある自然豊かな日本が舞台で、毎回楽しめる美しい風景描写と穏やかな音楽もこの作品の魅力。 自然あふれる世界で繰り広げられる物語は、時に円満とは言えない結末を迎えることもあります。ですが、どこか懐かしい気分に浸れる本作は、ゆったりと落ち着いてアニメを見たい方にぴったりです。

3.『ひぐらしのなく頃に』

竜騎士07によるシナリオゲームを原作として商業作品化され、漫画・アニメが制作された『ひぐらしのなく頃に』。アニメは2006年に第1期、2007年に第2期が放送され、OVAも制作されました。 物語の舞台は人口2000人に満たない小さな村・雛見沢(ひなみざわ)村。東京から引っ越してきた主人公・前原圭一は持ち前の明るさで村に馴染み、穏やかな日々を過ごしていました。 しかし、楽しい日々は夏祭り「綿流し」の夜に1人が消え、1人が殺される「オヤシロ様の祟り」をきっかけに変貌。村を縛る因習や、仲間と思っていた身近な人の行動が主人公らの心を追いつめ、疑いの果てには惨劇が……。 謎が謎を呼び、ついつい最後まで続けて見たくなってしまいます。そして核心には「虫」が関わっている様子……!?

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4.『テラフォーマーズ』

原作・貴家悠、作画・橘賢一による同名漫画のアニメ化作品です。火星を人類が住める環境にするために放たれたゴキブリが進化し、人類の敵として立ちはだかります。 2500年以降に、火星に送られた無人機の通信が途絶えるようになり、2577年には特別な手術を受けた調査員が派遣されます。彼らが受けた手術とは、虫の遺伝子を取り入れ、薬剤による変身で能力を使えるようになる「バグズ手術」。 虫の猛毒や固い表皮を手に入れた調査員たちを迎えたのは、筋骨隆々の人型に進化したゴキブリ!特別な力を得てもなお圧倒的な存在を前に、2人だけが地球へ帰還することに成功しますが、この出来事は火星との因縁の幕開けに過ぎませんでした。 この作品の見どころは、火星に適応したゴキブリ「テラフォーマー」と対抗する人類の白熱した戦い。人類が対テラフォーマーの技術を得たと思えば、テラフォーマーもまた進化を遂げていくのです。両陣営の熱い激戦は思わず手に汗握って見入ってしまうはず!

5.『ケムリクサ』

可愛いキャラクターとは裏腹に重厚な物語で話題となった『けものフレンズ』。その監督を務めたたつきが立ち上げた自主制作アニメーションサークル「irodori」の同名作品を再構成したアニメです。彼が立ち上げに関わったヤオヨロズによる制作で、2019年に放送されました。物語の主人公は、みな共通して赤い髪の姉妹たち。 彼女らはそれぞれが1つの優れた能力をもちますが、その他は劣っているという特徴があります。自分たちの他には生き物がおらず、荒廃した世界で水を探しながら暮らしていました。しかし、彼女らを襲うムシとの戦いで姉妹は減り、ぎりぎりの生活をしていたところで謎の青年・わかばと出会います。 姉妹・わかばの他に生物がいない世界でカギとなる「ケムリクサ」を軸に、謎が少しずつ明らかにされていきます。終盤には些細な演出にまで込められた意味が分かり、もう1度見返したくなってしまうでしょう。

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6.『ムシウタ』

岩井恭平による同名ライトノベルのアニメ化作品で、2007年にWOWOWでのみ放送されました。少年少女だからこそ、抱いてしまう大きな夢。自分の器から漏れ出すほどの夢を持った者には、夢を食らう代わりに強大な力を与える昆虫に似た存在・虫が憑りつくという世界が舞台です。虫憑きの存在が伏せられていながら、虫憑きによる不思議な事件が相次いだことで人々の恐怖の対象になっていました。 虫憑きを保護し、研究する秘密組織「特別環境保全事務局」の一員である主人公・薬屋大助。彼もまた虫憑きでありながら、容赦なく人に憑いた虫を殺して、廃人同様の「欠落者」にしていました。しかし、それはある約束のためだったのです。 放送局が限られていたものの、アニメならではのオリジナル要素が多く、原作とは異なる展開が楽しめます。

7.『ムシブギョー』

福田宏による漫画『ムシブギョー』、『常住戦陣!!ムシブギョー』を折衷したようなアニメ化作品です。というのも先に連載された『ムシブギョー』を、設定をほぼ変えずに『常住戦陣!!ムシブギョー』として描きなおしたという特殊な経緯があるためです。 時は江戸時代、享保6年に設置された目安箱には人間を襲う巨大蟲を恐れる民衆の投書が寄せられました。そして作られたのが巨大蟲の駆除を行う組織・蟲奉行所こと新中町奉行所。 主人公の月島仁兵衛(つきしまじんべえ)は勧誘を受け、蟲奉行所の一員に加わるところから物語は始まります。罪人・くノ一・陰陽師の仲間とともに、得意の剣術で巨大蟲も倒していく姿はまさに爽快! 本作が放送された2013年には原作が連載中だったため、原作とは異なる結末が楽しめるのもアニメならではでしょう。

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虫が登場するアニメはグロテスクなだけじゃない!意外と観始めたらハマるはず

今回は、虫が登場するアニメ7作品を厳選して紹介しました。同じ「虫」という題材を扱っていても、作品によって敵、能力を与える存在などと異なる特徴を持っていましたね。 虫が苦手な方も、グロテスクな描写が苦手な方も、いざ観てみるとその世界観や設定の重厚さにハマってしまうかもしれません。好みに合わせて気になる作品を見つけてみてください。