2021年12月28日更新

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映画『猫の恩返し』は、映画『耳をすませば』の主人公・月島雫が書いた物語という設定のスタジオジブリ作品です。2002年に公開され、興行収入が64億円を超える大ヒットを記録して話題になりました。 本記事では、youtubeなどの違法にアップロードされている動画以外で、本作を無料視聴できる動画サービスを紹介します。

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映画『猫の恩返し』の作品概要

原題『猫の恩返し』
公開日2002年7月20日
ジャンルファンタジー
再生時間75分
制作国日本
言語日本語

『猫の恩返し』のあらすじ

猫の恩返し

高校生の吉岡ハルは、ある日学校の帰り道でトラックに轢かれそうになっていた猫を助けました。なんとその猫は2本足で立ち、お礼を言います。ハルが助けたのは猫の国の王子ルーンだったのです。 それからハルのもとに、たくさんの猫たちが寄ってくるようになり、家にはマタタビやネズミがお礼として置かれるようになりました。 やがて猫王の家来・ナトルが現れ、猫王がハルを王子ルーンの妃にすると決定したと告げます。ハルは状況が飲み込めず混乱。不思議な声に導かれて、大きな白猫ムタとバロンがいる探偵事務所に行き着きました。 バロンはハルに自分自身を決して見失うなと告げますが、夜になるとハルはナトルに連れ去られて猫の国に消えてしまい……。

『猫の恩返し』主な登場人物&キャスト

吉岡ハル役/池脇千鶴

猫の恩返し

吉岡ハルは猫語を理解できる優しい女子高生。本人はルーンを助けるまで、その能力に気が付いていませんでした。母子家庭に育ち家事などをこなす頑張り屋な反面、物につまづくことが多いなどおっちょこちょいな一面も。 吉岡ハルの声を務めたのは、女優の池脇千鶴。彼女は2001年から放送されたNHKの連続TV小説『ほんまもん』では、主人公で料理人見習いの山中木葉役が各方面から評価されてブレイク。その後ドラマや映画など話題作にコンスタントに出演しています。 2018年公開の映画『きらきら眼鏡』では、大滝あかね役で主演を務めました。

バロン役/袴田吉彦

猫の恩返し

バロンは猫事務所の所長です。男爵と呼ばれることも。彼は猫にも関わらずスーツを着こなし、二足歩行で歩くのが特徴です。ジェントルマンですが、仲間のムタからはキザったらしいと言われています。 バロンの声を務めたのは、俳優の袴田吉彦。彼は1993年公開の映画『二十才の微熱』では島森樹役で主演を務め、華々しい映画デビューを飾りました。またジブリ作品の音楽を担当することが多い久石譲が監督を務めた、2001年公開の映画『Quartet カルテット』の相葉明夫役でも知られています。

ムタ(ルナルド・ムーン)役/渡辺哲

猫の恩返し

ムタは街や商店街をうろつく太っちょ猫。バロンの仲間で不老不死です。彼は怒りっぽくて暴言を吐くこともしばしばですが、優しい一面も持っています。 ムタの声を務めたのは、俳優の渡辺哲。彼は1985年の黒澤明監督映画『乱』の端役で映画デビューします。その後は険しい表情を活かし、Vシネマなどを中心に数多くのドラマや映画に出演する名脇役となりました。

トト役/斉藤洋介

バロンと仲のいいカラス。日中は事務所の前にある石像・ガーゴイルになっていて、日が落ちるとカラスとして知性を持ち動き出します。ムタとは争いが絶えませんが、ハルやバロンの心強い味方です。 トトの声を務めたのは、俳優の斉藤洋介。テレビドラマ『人間・失格』(1994年)など、数々のドラマや映画に出演している名バイプレーヤーです。コメディセンスにも溢れているため、バラエティ番組のコントでも活躍していました。

ルーン役/山田孝之

猫の恩返し

傲慢な父を反面教師にしている、猫の国の王子です。ユキとはお互いに恋をしている間柄で、ユキのためにクッキーを探しに人間界に来ていたところ、間一髪でハルに助けられた経緯があります。左右で目の色が違うのが特徴的です。 ムーンの声を務めたのは、俳優の山田孝之。1999年のデビュー以降、人気となった『闇金ウシジマくん』『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで主役を張っています。演技力には定評があり、日本を代表する俳優です。

ユキ役/前田亜季(画像左)

猫の恩返し

ハルが子供の時に話したことのある白猫。ハルからもらった魚形のクッキーが忘れられず、ムーンが人間界に探しに行ったことで再びハルと出会うことになりました。ハルを猫の国に案内した声の持ち主でもあります。 ユキの声を務めたのは、女優の前田亜季。NHKの『天才てれびくん』で若い頃から活躍していました。女優として『バトル・ロワイアル』(2000年)、『リンダリンダリンダ』(2005年)などで印象的な演技を披露しています。

『猫の恩返し』の見どころ

見どころ①:青春を謳歌する女子高生と猫たちによる不思議な世界観

猫の恩返し

映画『猫の恩返し』の魅力は、恋などの青春に悩む女子高生が突然猫の国というファンタジーの世界に引きずり込まれるというストーリーです。そして登場する猫たちや、王国についても詳細については描かれていません。 とても抽象的な表現の世界に急に飛び込んだ主人公・ハルですが、もしかすると女子高生の青春も同じように答えのない抽象的な世界なのかも。 猫の国とは何なのか?なぜハルはそこへ行くことになったのか?視聴しながら自分自身で答えを見つけてみるのも楽しいですよ。

見どころ②:月島雫が描いたストーリー

『猫の恩返し』
© 2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

本作の原作は『耳をすませば』の作者・柊あおいのコミック『バロン 猫の男爵』。しかし設定上は、『耳をすませば』の主人公・月島雫が書いた小説を映像化したということになっています。 そして『耳をすませば』という美しい青春物語の中に、この作品が存在するという入れ子構造が、不思議な感慨深さを与えてくれるのです。

見どころ③:つじあやのによる主題歌「風になる」

つじあやのが書き下ろした『猫の恩返し』の主題歌「風になる」は、映画のヒットと共に一躍大人気ソングとなりました。ポップなメロディと透明感のある青春を描いた歌詞が魅力です。 『猫の恩返し』はもちろん、『耳をすませば』に通じる世界観が広がります。この楽曲が作品をより一層想い出深いものにしていることは間違いありません。ちなみに、本作のエンディングで流れるのは原曲でなくアコースティックバージョンです。

映画『猫の恩返し』の感想

HMworldtraveller
HMworldtraveller 2.5

ジブリは大好きだし猫も犬に負けず劣らず好きなんだけど、これはねー、これは、うーん、何と言っていいかわからないです( ̄▽ ̄)。あまりにもぶっ飛び過ぎてて。 いやいや、ぶっ飛んでるという意味では千と千尋やトトロだって充分ぶっ飛んでるし、あり得ないという意味ではラピュタだって魔女の宅急便だってそうだ。だけど、これらの作品はどれも大好きで4.5点超え。何が違うんだろうか・・? まず個人的に絵があまり好きじゃない。セリフもイマイチ響いてこない。ストーリーも行き当たりばったりで陳腐に感じてしまう。完全に個人的好みの問題なので、この映画が好きな方、ご容赦を! バロンはカッコいい。バロンだけはひたすらカッコいい。チョコっとキザなところもいいな(笑)。

Yuka_Ono
Yuka_Ono 3.5

『猫の恩返し』鑑賞。小さい時に風邪または仮病のたびに繰り返し観てた作品。好きすぎて挿入歌をピアノの発表会でも弾いた思い出の作品。感じることは違うけど成長した今でも楽しめる作品。

Taiga_Murakami
Taiga_Murakami 4

子供向けだけど大人も楽しめる。 可愛いファンタジーだけどベタすぎない。 普段声優はあまり気にしないけど、濱田マリの声が“あしたま“の人だ!って気付いてから気になってしょうがなかった。

映画『猫の恩返し』ですが、「猫のバロンがかっこいい!」や「挿入歌が大好き」という感想が多かったです。一方で「他のジブリ作品と比べると物足りなさがある」といった声もありました。 本作は『耳をすませば』と繋がりがあるので、ぜひそちらと一緒に視聴してみるとより楽しめることでしょう。

おすすめのジブリ関連作品を紹介!

『猫の恩返し』の作者・月島雫の物語 映画『耳をすませば』

耳をすませば
©Studio Ghibli/BVHE/Photofest

『猫の恩返し』を気に入った方は、1995年公開のスタジオジブリ映画『耳をすませば』も視聴することをおすすめします! 本作は『猫の恩返し』のストーリーを描いた月島雫という女子中学生の、透明感のある初恋を描いた素敵な青春物語です。 ちなみに両作品とも本当の原作者は柊あおい。ストーリー上の関連性はないので、先に『猫の恩返し』を観たという人でも問題なく楽しめます。

魔女の少女キキと黒猫のジジの大冒険!映画『魔女の宅急便』

魔女の宅急便
©Buena Vista Home Entertainment WRITER_EDITOR: sc

猫と交流するジブリ作品を探しているなら、1989年公開の映画『魔女の宅急便』を観てみましょう。監督・脚本は宮崎駿です。 本作は13歳になり魔女修業のため両親と離れて暮らす少女キキと、彼女をサポートする黒猫ジジの物語を描いています。 ジジが『猫の恩返し』のどの猫に似ているか、考えてみると楽しいかもしれません。人気作だけどまだ観ていなかったという方は、この機会にぜひ視聴してみてはいかがでしょうか?

狸たちの濃い世界観が描かれる映画『平成狸合戦ぽんぽこ』

平成狸合戦ぽんぽこ
© Studio Ghibli/Buena Vista Home Video

動物たちが奮闘するファンタジー作品が観たいという人にオススメなのが、1994年公開の映画『平成狸合戦ぽんぽこ』。監督・脚本は高畑勲です。 本作は住処を人間の開発によって奪われようとしていた狸たちが、お化けに扮して工事現場の人間を驚かしたりしながら、どうにか自然を守ろうとする奮闘記。 社会問題を大きく取り入れていて、なおかつ狸たちの素敵な生き方、熱い生き様が堪能できる傑作です。

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