2020年4月6日更新

『メイドインアビス』ナナチの冒険を振り返る!第6層では思わぬ再会が?

メイドインアビス
© 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

ふわふわでもふもふのナナチは、まるでマスコットキャラのような存在。なかなかにハードな『メイドインアビス』の世界における癒しです。しかしやはり壮絶な経験の持ち主でもあります。彼女の冒険を振り返って行きましょう!

目次

『メイドインアビス』ナナチのプロフィールを紹介!成れ果てになった壮絶な過去とは【ネタバレ注意】

ナナチは、『メイドインアビス』における登場人物の1人。リコやレグと旅をともにする、本作における第3の主人公兼マスコットキャラ的存在です。 半獣人のような姿をしており、毛並みはふわふわでもふもふ。自分を「オイラ」と呼ぶなど、男っぽい口調をしていますが女性的な一面もあり、性別は不明です。時折、「んなぁ~」という鳴き声のようなものを発します。 リコたちと同じくらいの幼い見た目をしていますが、性格は非常に大人びており、冷静。見た目に似合わず現実的である一方、ピンチには危険を顧みず助ける一面もあります。 非常に賢く知識も豊富で、アビスの深界内部を歩くための知恵の持ち主。特に医学や薬学に関して精通しており、リコたちの心強いサポート役となっています。その一方で、今までまともなものを食べてこなかったため、味覚は鈍く料理も下手。登場以来、リコたちの冒険に欠かせない存在となっています。 ※この記事では『メイドインアビス』の重要なネタバレに触れています。読みすすめる際はご注意ください。

深層4階!リコ、レグとの出会い

ナナチとリコたちとの出会いは、彼女たちが深界4層「巨人の盃(さかずき)」にやってきたときのこと。2人は猛獣「タマウガチ」に襲われ、毒針が彼女の左腕に刺さってしまいます。一気に毒が回るリコを助けたい一方、火葬砲を撃ったら共倒れ。2人は覚悟を決めて上へ逃げ、案の定上昇負荷が彼女を襲います。 リコは体じゅうの穴から血が噴き出し始め、左腕は毒でパンパンにはれ上がっていました。なす術もなく泣き崩れるレグでしたが、そのときナナチがけだるそうにやってきます。彼は医療技術を施し、彼女は辛うじて一命をとりとめました。それから彼は2人を住み処へと案内し、彼女を本格的に助けるように動きます。 レグはナナチの指示で、治療に必要な素材をかき集めます。的確な医術と豊富な知識で、リコは確実に快方に向かい、ついに意識を取り戻しました。 ナナチは、リコとレグの命の恩人だったのです。

ナナチとミーティとの関係は?悲惨な過去を解説

ナナチの住み処には、もう1人同居人がいました。それがミーティです。 ミーティは、獣の形を崩した肉塊のような、なんともいえない見た目をしています。言葉は話せず、うめき声のような鳴き声を発しますが、意思疎通はかないません。手先にはとがった爪があり、左眼はつぶれています。 もとは人間だったミーティを殺して解放してやるための方法を探し、試行錯誤を続けていますが、ミーティは呪いによって死ぬことができなくなっていました。リコの命を救った知識や技術は、ミーティに色々と試した結果、身につけたものです。 しかし今のところミーティを死なせる方法には至らずじまいでした。ナナチは、失敗する度にただ苦しむだけの彼女を見ていられません。 ミーティは、ナナチが「オイラの宝物」と言うほど、大切な存在です。両者の間には、とても深い関係が結ばれています。だからこそ、ナナチはミーティを死なせてやりたいと思っているのです。

成れ果てになった理由は?ボンドルドの上昇負荷実験

ナナチはかつて、ミーティと共に深界5層にいました。2人は、白笛の1人、ボンドルドの研究施設にいたのです。 多くの子供たちが、ボンドルドによってアビス深層へと連れてこられました。ナナチとミーティはそこで出会い、次第に仲良くなっていきます。だが、大勢いた子供たちは次々いなくなっていきました。みな、ボンドルドの上昇負荷実験の実験材料となっていたのです。 最後に残ったナナチとミーティは、実験装置に入れられます。実験は、2人を同時に第6層まで落とし、上昇負荷を片方だけに集めるというもの。「人間性の喪失もしくは死」を伴う第6層の「呪い」2人分を受けるのは、ミーティでした。 ミーティは最後、「人間じゃなくなってしまったら殺してほしい」とナナチに頼みます。実験の結果、ナナチは獣へと成れ果て化し、ミーティは異形の成れ果てに。ナナチが人間性や知性を保ったままなのに対し、彼女は不死身となっていました。

ボンドルドの研究所から脱走

実験によって、成れ果てとなってしまったナナチとミーティ。ボンドルドは、この実験結果をたいへん興味深いものとしました。すなわち、2人分の「アビスの呪い」を1人に負わせれば、負わされた一方は不死の存在へと変化。もう一方は、成れ果て化はするものの、人間性は失わずに済むというものでした。 この結果を喜んだボンドルドは、ナナチに「カートリッジ」と呼ばれる発明品の作成を手伝わせます。カートリッジとは、装着した者の上昇負荷を肩代わりさせるもの。その中身は、最低限の生命維持機能だけ残して箱に詰めた、人間の子供でした。 また、ボンドルドはその不死性を利用して、ミーティを何度も実験台に用います。成れ果て化したとはいえ、ミーティには痛覚が残っているようでした。見かねたナナチは、ミーティを連れて施設を脱走。ボンドルドの目を盗むように、4層へとやってきたのでした。

そして現在、ミーティを弔い冒険へ

ナナチはミーティを殺そうとしてきたものの、失敗を重ね続けてきました。しかし、ナナチは千載一遇のチャンスをついに手に入れます。それこそが、レグの「火葬砲」です。 ミーティの左眼は、ボンドルドが遺物を使ってつぶされて以来、戻りません。レグがタマウガチに撃った火葬砲は、その遺物と同じ輝きを放っていたのです。ナナチは彼に、ミーティに火葬砲を撃ってほしいと頼みます。自分が死んで1人ぼっちになる前に、魂を解放させてやりたいと考えていたのです。 はじめは渋ったレグですが、ナナチの覚悟を聞いて決意。彼女が最後の別れをすませると、火葬砲によってミーティは跡形もなく消滅しました。ほどなくして、リコは意識を戻します。 リコたちは冒険にナナチを誘い、こうして3人の旅が始まりました。以降、ナナチは豊富な知識と技術を活かし、サポート役として活躍していきます。

ボンドルドと会敵!リコ・レグと協力して倒す

ナナチが合流して3人となった一行は、ついに深界5層へ。「前線基地」(イドフロント)では、あのボンドルドが研究を続けています。 ボンドルドはナナチと視覚共有しており、彼女はそのことに気付いていませんでした。これは、彼が従える「祈手」(アンブラハンズ)に対して施した感覚共有と同様のもの。つまり、これまでの行動は全て筒抜けだったのです。 ナナチの眼を通しての監視の結果、ボンドルドはレグに興味を持ちます。そして彼らが5層に降りてくると、彼らを丁重に迎えました。その後、彼はレグを捕らえて実験を始め、右腕を切り落としてしまいます。 いったん退いて体制を立て直した3人は、再びボンドルドの元へ。切断されたレグの腕を持ったリコが、施設の電力で“充電”させた火葬砲を撃ちます。吹き飛ばされて戦闘不能となったボンドルドは、それ以上3人を追うことなく、絶命しました。

第6層へ到達!そこにはミーティの姿が……?

3人は、確実に人間でいられなくなる領域、深界6層に足を踏み入れます。そして、「イルぶる」と呼ばれる村へとやってきました。 この地は、ナナチのように知性を持つ成れ果てたちが暮らす村。そのうちの1人、「三賢」ベラフはとんでもないものを持っていました。なんと、彼はミーティを壺に入れて飾っていたのです。 ベラフは、かつてボンドルドがやってきた際、ミーティに興味を持ちます。しかし譲ってもらえなかったため、「村」に対して全ての手足と体長の5割、眼球を差し出しました。彼はその対価として、ミーティの完全コピーを「村」から与えられたのです。 ベラフは、不死身であることまで同じ複製ミーティを、吸い取って食べるなどして楽しんでいました。“喫(きつ)ミーティ”とも呼べるこの行為を見ていられないナナチは、自身の身体とミーティの交換を提案。 こうしてナナチは彼のものとなってしまい、リコたちは取り戻しに向かうのでした。

アニメ版『メイドインアビス』でナナチを演じる声優は井澤詩織

壮絶な過去を持ちつつも、本作におけるマスコット担当のナナチ。彼を演じているのは、EARLY WING所属の声優、井澤詩織です。 専門学校在学中に、ラジオ番組での仕事をいくつか経験した後、事務所所属に。声優としてのデビューは、『とある魔術の禁書目録』と『地獄少女 三鼎(みつがなえ)』の出演でした。代表作品は、『ウィッチクラフトワークス』の倉石たんぽぽ役や『学戦都市アスタリスク』の沙々宮紗夜(ささみやさや)、『ネコぱら』のアズキ役など。 キーの高い、「カエル声」とも呼べるような、非常に特徴的な声の持ち主。そのため、幼い少女やマスコット的なキャラの役を演じることも多いです。一方で、印象的なアニメ声とは違う、普通の女性らしい声での出演もあります。声色は特徴的ですが抜けがよく、セリフがはっきりと聞こえる滑舌の持ち主です。 ナナチは、彼女の声なくしては成立しないでしょう。

ナナチはどうなる!?アビス探窟もいよいよ大詰め

ナナチは、その見た目とは裏腹に、すさまじい過去の持ち主です。彼がやけにリアリストで大人びているのは、こうした過去の影響によるものでしょう。 そしてナナチは「宝物」であるミーティがずっと側にいたからこそ、生きてこられたのです。ドライな彼が、最後にミーティを抱きしめて泣いた姿が、何よりの証拠です。 生きる目的を失ったナナチでしたが、そこにリコとレグが手を差し伸べます。瀕死だった彼女は、夢の中でミーティらしきものと出会っていました。彼女の話を聞いてそう察したナナチは、彼女はミーティが生かしてくれたんだと考えます。こうして、背中を押された彼は、2人と一緒に冒険の旅に出ました。 第4層から先は、人間をやめる覚悟を要する領域。ナナチは、それでも憧れを止められない2人の良きサポート役となっていきます。 いよいよ第6層まで到達した一行、今後の動向にますます注目です。ナナチとミーティは、ベラフから逃れることができるのでしょうか!?