2020年5月20日更新

昭和のおすすめドラマ10選 時代を駆け抜けたスター俳優も紹介

昭和ドラマ サムネイル

日本のドラマの先駆けとなった、昭和の名作ドラマの数々。本記事では昭和に放送されたおすすめドラマに加え、往年のスター俳優たちを紹介しています。

目次

昭和を彩った名作ドラマを紹介!さらに時代の名俳優たちにも注目

一週間の中でも常に多くの作品が放送され、テレビ番組の中でも人気を集めているのがテレビドラマ。そんなドラマが日本で初めて放送されたのは、1940年のことだと言われています。 つまり1926年から1989年まで続いた昭和にこそ、日本のテレビドラマの起源があるのです。そこでこの記事では昭和に愛された名作ドラマピックアップ!さらにその中で活躍した往年のスター俳優を紹介しましょう。

『探偵物語』(1979年)

ダイナミックでユーモラスな松田優作主演の探偵ドラマ

『探偵物語』は放送から30年以上経った現在も、松田優作ファンから根強い人気を誇っています。本作は主人公の探偵工藤俊作が受ける依頼を通して、物語が進みます。 俊作があらゆる事件を解決に導いていく流れは非常に痛快。作品のダイナミックさに加えて、松田優作のアドリブが発揮されたナレーションにも注目です。 探偵物と言えば、犯人探しではなく謎解きに焦点をあてた繊細な印象の作品が多くありますが、本作は荒々しく野性的な雰囲気が漂っています。松田優作が気になっているひとは必見のドラマです。

『白い巨塔』(1978年~)

緻密な医療ドラマと人間の闇を炙り出すストーリー

ドラマ『白い巨塔』は山崎豊子による同名小説を原作としています。本作では田宮二郎が主役を演じていますが、『白い巨塔』は1966年に初めて映画化されるなど、7度も映像化されており、これまでに佐藤慶や唐沢寿明、村上弘明、キム・ミョンミン、岡田准一が主演を務めてきました。 自他ともに認める腕の良さを誇る、外科医の財前五郎が主人公。次期教授を狙う財前の態度や人格をよく思っていない医師も多く、彼に向けられた視線は嫉妬や苛立ちから、人間の闇が炙り出されていきます。

『男女7人夏物語』(1986年)

不器用な大人たちが紡ぐ珠玉の青春ラブストーリー

明石家さんま主演のドラマ『男女7人夏物語』。大竹しのぶ、池上季実子、奥田瑛二、片岡鶴太郎、賀来千香子、小川みどりが主要人物を演じました。 青春時代の気持ちを残したまま大人になった、都会に住む男女の物語。甘酸っぱくも苦い青春を大人になってもう一度紡ぐラブストーリーが展開されます。登場するのが7人という割り切れない人数であることも、複雑に絡み合う恋愛を描いていく上で面白いポイントです。 いつの時代もはらはらどきどきするような高揚感を味わわせてくれるラブストーリー。中でも本作は、特に日常に寄り添った空気感が魅力と言えるでしょう。放送当時にあまりの反響があったため、翌年に『男女7人秋物語』が放送されました。

『太陽にほえろ!』(1976年~)

日本の刑事ドラマの基本となった石原裕次郎の代表作

1972年から1986年までの14年間にわたって放送された、日本刑事ドラマの代表的作品です。 石原裕次郎演じる主人公の藤堂係長と、彼をとりまく刑事たちによる熱い友情や愛が見どころ。藤堂の男らしさが押し出されており、藤堂が体当たりで事件解決に向かう姿には胸が熱くなります。 藤堂の「ボス」をはじめ、「マカロニ」や「ジーパン」「テキサス」など、登場人物それぞれに特徴的なニックネームがあるのも特徴です。『太陽にほえろ!』があってこそ、刑事ドラマの人気に繋がっていると言えるのではないでしょうか。

『北の国から』(1981年)

北海道の自然豊かな土地と人間ドラマが紡ぐ温かさが魅力

北海道富良野市の美しい自然風景が印象的なヒューマンドラマ『北の国から』。田中邦衛演じる黒板五郎が北海道で農業をしながら、2人の子どもとスローライフを送ります。作中の温かくリアルな自然に囲まれた生活に魅せられて、北国に移住する視聴者も増えたそうです。 さだまさしが歌うテーマソング「北の国から〜遥かなる大地より〜」は広大な北国を思わせる曲で、作品とともに愛され続けています。忙しい日常に疲れてしまった時には、本作の北海道の風景を観ると、ほっと休まる気持ちになるかもしれません。

『ふぞろいの林檎たち』(1983年)

多感な大学生たちが不揃いに悩みながら生きる青春物語

『ふぞろいの林檎たち』は中井貴一主演のドラマ。時任三郎や手塚理美、柳沢慎吾など、令和となった現代でも活躍するキャスト陣が集結しています。 不安定で繊細な“ふぞろい”な大学生の青春を描いており、就職や恋愛、友情関係など様々な悩みに戸惑いながら生きる姿が共感を呼びました。時代が変わった今でも、悩み葛藤する彼らから当時のリアルな空気を感じることができるでしょう。

『傷だらけの天使』(1974年)

凸凹バディの熱い関係性と人情が詰まった青春劇

萩原健一と水谷豊が主演を務めた本作では、主役二人のバディが依頼された仕事をこなしていくストーリー。初めこそ依頼に積極的ではありませんでしたが、物語が進むにつれてふたりが成長していきます。 萩原演じる荒くも人情に厚い性格の小暮修と、水谷演じる小暮を慕って行動を共にしている乾亨。似ても似つかない二人の凸凹コンビっぷりが魅力的です。 オープニングで小暮が丸ごとのトマトや缶から取り出したコンビーフにそのままかぶりつくシーンが印象的で、その姿に憧れて真似をするファンが後を絶ちませんでした。

『熱中時代』(1978年)

教育現場の改革に一役買った学園ドラマの先駆者

教育現場で問題視されているあらゆる事柄に、水谷豊演じる北野先生が立ち向かっていく学園物語。水谷の人気の火付け役となった作品とも言われています。 熱心に生徒に向き合う北野先生に憧れ、教師を志す人も増えたと言われるほどで、ドラマを通して学校の楽しさを知ることができたという声も。 2011年にはスペシャルドラマが放送され、佐藤隆太が主演を務めました。時代を超えて愛される学園ドラマです。

「積木くずし」(1983年~)

ある日突然不良化した少女と家族のノンフィクションストーリーが原作

ドラマ『積木くずし ~親と子の200日戦争~』はノンフィクションの同名小説が原作で、非行に走るようになった娘とその家族の物語を描きました。 病気を理由に赤くなった髪の毛に目をつけられてから、突如不良になってしまった少女・穂高香緒里。高部知子演じる香緒里が、家庭内暴力や不登校といった非行に走る姿は目を背けたくなるほど壮絶です。 昨日まで普通だったひとりの少女が不良になってしまった環境など、視聴者も考えさせられるストーリーでした。かなりヘビーな作品ですが、考え続けなければならない大切なテーマが盛り込まれています。 1983年には高部以外のキャストを一新した映画が公開され、1994年に『積木くずし崩壊、そして…』、2005年に『積木くずし真相 〜あの家族、その後の悲劇~』、2012年に『積木くずし 最終章』とドラマが放送されました。時代を越え幾度となく新たな作品が生まれていることからも、本作の影響力の大きさを感じさせます。

『3年B組金八先生』(1979年~)

心動かす金八先生が贈る魂の授業に注目!

「3年B組!金八先生!」というオープニングで必ず流れるタイトルコールは、誰もが知っている有名なフレーズ。本作は長きにわたって愛され、1979年から32年もの間放送される長寿ドラマとなりました。 武田鉄矢演じる金八先生が魂を込めた授業を通して、生徒に大切なことを熱心に伝える姿が魅力的です。金八先生の言葉は説得力のあるものばかりで、視聴者も思わず生徒になったような感覚を覚えるほど感情移入してしまいます。 日常的に生徒が抱える悩みから、社会問題となるようなものまで、幅広いテーマが取り扱われました。長く放送されていたため、シリーズごとに時代に沿ったテーマを持っているのも特徴と言えるでしょう。 武田演じる金八先生は温厚でありながら、大切なことを伝える時の鋭い眼差しや話し方は心に響くこと間違いなしです。

昭和のスターたちを紹介

ここからは昭和に活躍した名俳優を紹介。優れた俳優の特徴は演技力だけでなく、その存在感も歴史に名を残した理由と言えるのではないでしょうか。

松田優作

松田優作は1949年9月21日生まれで、山口県下関市出身の大スター。ワイルドな演技が特徴で、『探偵物語』や『家族ゲーム』、『蘇える金狼』など数々のドラマや映画に出演しました。 『太陽にほえろ!』をきっかけにブレイクし、数々の名作に多く出演するも40歳という若さで亡くなっています。遺作でもある映画『ブラック・レイン』(1989年)でハリウッドデビューを果たしており、短い人生だったが故に、伝説的な存在となったとも言えるのではないでしょうか。 妻は女優の松田美由紀で、息子の松田龍平と松田翔太も俳優として活躍しています。

田宮二郎

田宮二郎は1935年に大阪で生まれ、京都で育ちました。「悪名」シリーズや『白い巨塔』で知られる俳優でありながら、テレビ番組『クイズタイムショック』で9年間も司会も務めるなど、コミカルで歯切れの良いトークによって司会者としても活躍しました。 映画界を干されたという経験がありながら、持ち前の演技力と情熱で司会業やドラマへ進出。業界に返り咲いた逸話も、伝説と語られる理由ではないでしょうか。

梶芽衣子

梶芽衣子は1947年3月24日生まれの東京都出身の女優です。1965年に映画『悲しき別れの歌』でデビュー。「鬼平犯科帳」シリーズや『曽根崎心中』など、数多くのテレビドラマや映画に出演し、2020年現在もドラマ『きのう何食べた?』など様々な作品で活躍中です。 1970年から和田アキ子とともに映画「野良猫ロック」シリーズに出演したことで、飲み込まれるような荒っぽさと美しさが光る演技に女優としての才能が開花。ファンの間でも艶めかしくかっこいい姿が話題になりました。 芯の通った姿勢で女性からも支持を受けている梶。女優だけでなく、歌手としても精力的に活動しています。

往年の名作ドラマには昭和の魅力が詰まっている

昭和に放送された名作ドラマは、長く愛され続けているものばかりで、世代でなくとも、再放送などで目にした作品も多かったのでないでしょうか。 ドラマを通して当時を懐かしんだり、初めて昭和の空気を感じてみたりと、どんな世代の人でも作品を楽しむことができるはず。令和の今だからこそ、昭和の名作に触れてみるのはいかがでしょうか。