2020年6月23日更新

アイスクリームが美味しそうなおすすめ映画8選【ジェラート、バケツサイズ、アイスキャンディーも!】

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リロ&スティッチ
©︎DISNEY

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夏に食べたい!アイスクリームが美味しそうな映画をおすすめ

暑い夏には美味しいアイスクリームが食べたいですね!この記事では、観ているだけで食べたくなるような、美味しそうなアイスが登場する映画を洋画から8本チョイスしました。 不朽の名作『ローマの休日』のジェラートから『ズートピア』のアイスキャンディまで、作品の中で印象的なアイテムとなっているアイスを、登場シーンも合わせて紹介していきます。

『ローマの休日』(1954年)

スペイン広場でジェラートを!ローマ観光もできる不朽のロマコメ

『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン
©Paramount Pictures/Photofest/zetaimage

ローマで出逢ったある国の王女と新聞記者のたった一日の短い恋を描いたロマンティック・コメディ。ハリウッド映画初出演のオードリー・ヘプバーンがアン王女、グレゴリー・ペックがアメリカ人記者ジョーを演じました。 ヨーロッパ各国を表敬訪問中、自由のない生活に不満を抱き、滞在中のローマで夜にこっそりと大使館を抜け出したアン王女。ベンチで眠りかけていたところに偶然通りかかった記者のジョーは、翌日彼女が王女であることを知り、取材に利用しようとします。 王女のプライベートをスクープしようと、ローマの街を連れ歩くジョー。そこであの有名なスペイン広場でジェラートを食べるシーンが登場します。窮屈な王女としての生活から解放され、初めて自由を満喫しながらジェラートを食べるアンの表情が印象的です。 ちなみにこのシーン、編集ミスでコーンにジェラートがのっていないカットがあるのをご存知ですか?観る機会があれば、ぜひ確認してみてください。

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『クレイマー、クレイマー』(1980年)

親子の絆を強めた大型カップのチョコチップ入りアイスクリーム

『クレイマー、クレイマー』ダスティン・ホフマン、ジャスティン・ヘンリー
© COLUMBIA/zetaimage

原題は『Kramer vs. Kramer』というクレイマー夫妻の離婚裁判を描いたファミリー・ドラマ。クレイマー夫妻役でダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが共演し、アカデミー賞で作品賞をはじめ5部門を制した名作です。 仕事ばかりで家庭を顧みない夫テッドに家を出ることを告げ、幼い息子ビリーもやむなく置いていった妻ジョアンナ。翌日からテッドは仕事と家事育児の両立に奔走します。何とか二人の生活にも慣れた1年後、ジョアンナが息子の養育権を主張して裁判を起こすのですが……。 ママを恋しがるビリーに向き合えなかったテッドが、本気で息子を叱ったシーンにアイスが登場します。夕食のステーキを食べたがらないビリーが反抗して、好物のチョコチップ入りアイスを勝手に食べて大ゲンカ!その後テッドはビリーと初めて本音で語り合い、絆を強くしていくのです。

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)

朝食にチョコアイス「ア・ラ・モーディ」!ミスコン出場者には禁断の味

各国の映画祭で高く評価され、アカデミー賞では脚本賞と助演男優賞を受賞したインディペンデント系ロードムービー。ミュージックビデオ監督出身のジョナサン・デイトンとバレリー・ファリス夫妻の劇場映画デビュー作です。 ひょんなことからビューティ・コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の地区代表に選ばれた7歳の少女オリーブ。ワケありな家族たちが彼女の悲願を達成しようと、ミニワゴンを借りてアリゾナからカリフォルニアまでの旅に出ます。 ぽっちゃり眼鏡っ娘のオリーブをはじめ、強烈なキャラクターばかりの一家。そんな家族が一堂に会するダイナーでの朝食のシーンは、それぞれの個性がよくわかる場面です。ミスコンを目指すオリーブが朝からチョコアイスを口にし、その禁断の味で輝くような笑顔になるのは可笑しくもハッピーな気分になりますね。

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『天使にラブソングを…』(1993年)

アイスクリームは罪の味?修道女たちの仲を取り持つバケツアイス

『天使にラブソングを』ウーピー・ゴールドバーグ
©TOUCHSTONE/zetaimage

ウーピー・ゴールドバーグが修道女の姿でゴスペルを披露した『天使にラブソングを…』では、修道女たちが夜中に隠れてこっそり食べるバケツサイズのアイスクリームが登場。聖歌隊の指揮者を任された主人公デロリスが、メンバーたちを労うために調達したアイスクリームです。 仲良くなったメアリー・パトリックとメアリー・ロバート、そして聖歌隊の元指揮者のメアリー・ラザラスは、デロリスと一緒に修道院では禁止されているアイスクリームを食べながら雑談。ラザラスは「これは罪よ」と言いながらも「くるみバター味はなかったの?」と笑わせます。 本作はカジノのクラブ歌手デロリスが、愛人だったギャングのボスの殺人現場を目撃したことから、修道院に身を隠すことになる音楽コメディ。厳格な修道院を、ソウルフルに改革した聖歌隊の活躍で社会に開かれた場所にしようと奮闘する、デロリスと修道女たちの友情も素敵です。

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2018年)

貧しさとたくましさを表す子どもたちのアイスクリーム

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
(C)2017 Florida Project 2016, LLC.

フロリダのディズニーワールドのすぐ近くにあるモーテル「マジック・キャッスル」に住む貧困層の母娘の日常を、子どもの視点から描いた社会派ドラマ。アメリカ社会の光と闇を「夢の国」を舞台に映し出した秀作です。 ディズニーワールド近辺にはたくさんの安モーテルがあり、貧困層の人々の居住地となっています。貧しくも母ヘイリーと気ままに暮らしている主人公の少女ムーニーは、同じモーテルに住む子たちと他のモーテルへ冒険に行ったりして、子どもだけの世界を満喫していました。 他のモーテルにあるアイスクリーム屋でアイスを買おうと、大人から小銭をせしめるムーニーの手慣れた様子にはビックリ。厳しい現実に押しつぶされそうな大人たちを尻目に、手に入れたアイスクリームを食べながら堂々と歩いていく子どもたちには、たくましさすら感じます。

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『苺とチョコレート』(1994年)

チョコと苺のアイスクリームが混じり合う時、熱い友情が生まれる

80年代のキューバの首都ハバナを舞台に、共産主義の大学生ダビドと自由主義の芸術家ディエゴの友情を、社会主義国キューバの社会背景とともに描いた作品。本作はタイトルにもある、主人公たちが食べる「苺とチョコレート」のアイスが重要なアイテムとなっています。 始まりは公園でチョコアイスを食べていたダビドに、苺アイスを持ったディエゴが声をかけたこと。相反する2人を、異なる味のアイスに象徴させています。チョコ好きなダビドは思想も主義もビター、一方苺好きでゲイのディエゴはスイートといった具合でしょうか。 そんな2人が互いの人間性を認め合って友情を深めていく様子を描き、最後には2つの味が混じり合い、互いのチョコと苺のアイスを交換して食べるシーンで終わります。人種や男女間の差別撤廃を謳うキューバでも同性愛者は差別される矛盾を示し、社会の不寛容さを穏やかに批判した作品です。

『リロ・アンド・スティッチ』(2003年)

スティッチはアイス大好き!アイスクリームをいつも落としちゃう謎の青年も登場

ハワイに住む少女リロとエイリアンのスティッチを主人公にしたディズニーアニメ『リロ・アンド・スティッチ』。リロとスティッチはアイスクリームが大好きで、度々アイスを食べるシーンが登場します。 スティッチは悪の天才科学者ジャンバ博士が創り出したエイリアン試作品626号で、並外れた怪力や知能を持っています。そんなスティッチがカウアイ島でリロと出会って変わり、彼女の「オハナ (家族)」になっていく姿を描いた人気アニメです。 アニメシリーズには、なぜかいつもアイスを落としてしまう「アイスクリーム・マン」も登場。ぽっちゃりしたランニング姿の青年で、登場する度に持っているコーンからアイスを落としてしまい、名前すらないのに不思議な存在感を醸し出しています。

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『ズートピア』(2016年)

ゾウのアイスクリーム屋さんのアイスキャンディを転売!?

動物たちが住む高度な文明社会を描いたディズニーアニメ『ズートピア』では、主人公のウサギ警察官ジュディとキツネ詐欺師ニックがゾウのアイスクリーム屋で出会うシーンがあります。 ジュディはアイスを買いに来たニックが、店主のゾウに「キツネお断り」と販売拒否されている場面に遭遇。そこでジュディは、ゾウがカバーもせずに鼻でアイスをすくって販売していることを「違法」だと主張してニックを助けようとします。 財布を忘れたと言うニックに、巨大なアイスキャンディを買ってあげたジュディ。しかしニックはそれをキツネの足型アイスキャンディに作り変えて転売してしまいます。その後事件を追う相棒となる2人の、最悪の出会いを印象的に描いたシーンでしたね。

どんな時でも人を笑顔にさせるアイスの魔法を映画で体験して!

映画には様々なアイスクリームの登場シーンがありましたが、どんな時でもアイスは人を笑顔にさせ、不思議と仲を取り持ったり、絆を強めたりします。たとえケンカした後でも、ミスコンに出発する朝からアイスを食べたとしても! それは大人でも同じで、仲間と夜にこっそり食べても、王女であっても美味しかったら思わず笑顔になるというもの。観ているこちらも食べたくなってしまいます。また映画の中でも、美味しそうなアイスに出会えるといいですね。