2020年6月24日更新

ベトナム戦争終結から45年 新作『デンジャー・クロース 極限着弾』とあわせて名作を振り返る!

『デンジャー・クロース』
© 2019 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA

ベトナム戦争集結から46年。ここに、新たなベトナム戦争映画の注目作が誕生しました。『デンジャー・クロース 極限着弾』で描かれているのは、オーストラリア軍とベトナム解放民族戦線による知られざる伝説の戦闘。本作の公開を記念して、これまでの傑作ベトナム戦争映画を振り返ってみましょう!

目次

『デンジャー・クロース 極限着弾』新たな注目ベトナム戦争が誕生!

『デンジャー・クロース 極限着弾』
© 2019 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA

ベトナム戦争集結から45年。ここに、新たなベトナム戦争映画の注目作が誕生しました! 2020年6月19日から、待望の日本公開が始まった『デンジャー・クロース 極限着弾』。本作では、知られざるオーストラリア軍とベトナム解放民族戦線の熾烈を極めた戦い、「ロングタンの戦い」が描かれます。 捨て身のベトナム解放民族戦線に対し、素人同然の兵士ばかりのオーストラリア軍。彼らの死闘とは、いったいどんなものだったのでしょうか。緊迫感たっぷりの映像とともに、戦争の残酷さ、戦争の恐怖を描く本作は、この夏必見の作品です。 この記事では、新作『デンジャー・クロース 極限着弾』の見どころを紹介しつつ、過去の名作ベトナム戦争映画を振り返ってみましょう。

『デンジャー・クロース 極限着弾』の見どころはここ

半世紀の間封印されてきた伝説の戦い!緊迫感200%の映像を体験せよ

『デンジャー・クロース 極限着弾』では、これまであまり知られていなかった伝説の戦闘「ロングタンの戦い」が描かれます。オーストラリア軍108人が、ベトナム解放民族戦線2000人に対峙した伝説の戦闘を、オーストラリア映画界の総力を結集して送る本格戦争映画である本作。 1966年、司令基地本部に迫撃砲による襲撃を受けたオーストラリア軍は、急襲の発射地点を突き止めるため、ハリー・スミス少佐(トラヴィス・フィメル)率いるD中隊を偵察へ送り出します。しかし、ほとんどが徴収兵のD中隊は、平均年齢21歳と若く、経験が圧倒的に不足していました。 素人同然の兵たちを率いることに意義を見いだせないままに前線へ進む少佐と新兵たちの前には、死をもいとわずに向かってくるベトコン兵たちが待ち受けており――。2000人の敵兵に囲まれ、絶体絶命の窮地に直面した彼らは果たして生きて帰ることができるのか?! “デンジャー・クロース”とは、爆撃範囲に味方がいる状態で敵軍に対する砲撃を行う、まさに命がけの作戦のこと。 徹底した時代考証のもと、オーストラリア軍のバックアップを受けて作られた本作には、実際の武器も多数登場。使用武器などのディテールにこだわりながら圧倒的なスケールで描かれる戦闘シーンは、戦争映画ファンをうならせる迫真の仕上がりで、名作ぞろいのベトナム戦争映画に新たな金字塔を打ち立てました。

おさえておきたい名作ベトナム戦争映画

ベトナム戦争はこれまでも多くの映画の題材となり、数々の名作を生み出してきました。 そのなかから、ここでは「デンジャー・クロース」を観る前・観た後にとくにおさえておきたい2作を紹介します。どちらも栄誉ある賞に輝いた傑作ですので、観たことがある人もこの機会にもう1度鑑賞してみてはいかがでしょうか。

『地獄の黙示録』(1979年)

ベトナム戦争を壮大なスケールで描き、第32回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した巨匠フランシス・フォード・コッポラによる傑作戦争映画。 1969年。ベトナム戦争も後期に差し掛かったころ、アメリカ陸軍将校ウィラード大尉は離婚してまで再び戦場に戻ります。CIAの要人暗殺作戦に従事してきた経験を買われた彼は、サイゴンのホテルに滞在中にアメリカ軍上層部に呼び出され、元グリーンベレー隊長のカーツ大佐の暗殺を命じられました。 カーツは軍の命令を無視して、カンボジアのジャングルに独立王国を築いていたのです。 ジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を原案に、舞台をベトナム戦争下に変更して制作された本作。ベトナム戦争がアメリカ人に与えた心の闇を、衝撃的な映像でつづっています。アメリカへの批判が込められた内容で公開当時は賛否両論を巻き起こしましたが、現在では映画史に残る傑作として知られています。

『プラトーン』(1986年)

『プラトーン』ウィレム・デフォー
©︎ HEMDALE/zetaimage

自らもベトナム帰還兵であるオリヴァー・ストーン監督が、自身の体験をもとに生々しい戦場での様子を描いた『プラトーン』。第59回アカデミー賞で作品賞を受賞しました。 1967年、アメリカでは貧困層の若者が職業と収入を求めて、次々とアメリカ軍に入隊していました。そのことに怒りを覚えた中産階級のクリス・テイラーは、親の反対を押し切ってアメリカ陸軍に志願、ベトナムの戦場にやって来ます。 鬼軍曹バーンズとまだ人間らしさ残したエリアス軍曹が率いる小隊に配属された彼は、さまざまな出自の若い兵士と出会い、徐々に軍隊生活に馴染んでいきました。しかし戦争は過酷さを増し、敵との戦闘だけでなく味方同士の対立までもが決定的な局面を迎えることに。

「デンジャー・クロース」は2020年6月19日より公開中

『デンジャー・クロース』ポスター
© 2019 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA

半年もの間封印されてきた死闘「ロングタン」の戦いを、緊迫感たっぷりの映像で描き出した『デンジャー・クロース 極限着弾』。アメリカの同盟国であったオーストラリアもまた、ベトナム戦争で大きな犠牲を払ったことがわかる作品です。 劇場で本作の緊迫感抜群の戦闘を体感し、これまでの傑作ベトナム戦争映画も振り返ってみるのも面白いのではないでしょうか。 『デンジャー・クロース 極限着弾』は、2020年6月19日(金)から全国の劇場で絶賛公開中です!