2020年5月30日更新

おすすめ戦争映画40選 作品を通して繋ぐ平和への祈り【洋画・邦画の名作を厳選】

『プライベート・ライアン』
© DREAMWORKS/PARAMOUNT PICTURES/zetaimage

平和な時代を生きる私たちだからこそしっかりと見ておきたい、戦争を題材にした映画。世界的大ヒットとなった作品や、歴史に残る名作戦争映画を紹介します。

目次

おすすめの戦争映画を戦争別に分けて紹介&解説

世界から戦争がなくなることはないとさえ思える現代。古代から国と国が戦争を起こし、地域同士や部族間が争い、そして国内での内戦・内紛も数え切れないほど勃発してきました。時に核戦争の脅威など、人類存亡の危機さえ引き起こす冷戦という戦いも。 この記事では、人類が何度も繰り返してきた「戦争」という行為を客観的に描いた戦争映画の名作を紹介していきます。洋画と邦画を合わせ、年代別・戦争別に分けて、それぞれの作品の時代背景も解説します。

南北戦争を題材にした映画

ここでは、アメリカ独立後唯一の内戦「南北戦争」を題材にした映画を取り上げます。スティーブン・スピルバーグ監督によるリンカーン大統領の伝記映画や、南北戦争下の悲恋物語『コールド マウンテン』、そして南北戦争の時代を生きた四姉妹の成長を描いた『若草物語』を紹介。国を二分する内戦となった南北戦争が起こった発端は、南部の奴隷制でした。

『風と共に去りぬ』 (1952年)

激動の時代をたくましく生き抜いた女性を描いた不朽の名作

南北戦争時代を若さと美しさを武器にたくましく生き抜いていくスカーレット・オハラの半生を通して、アメリカと南北戦争、貴族社会の衰退を描きます。 大地主の娘スカーレットの最初の夫、チャールズは戦死、結婚後まもなくして未亡人となってしまいました。そんなスカーレットに近づいてきたのは社交界でも評判の良くないレット・バドラー。 結婚前に少なからずレットに惹かれていたことを思い出しながらも、激動の時代を生きていくために彼女はレットに身を任せることを決意します。 戦争や時代に翻弄されながらも、一人の女性がたくましく生きる姿をドラマティックに描いた永遠の名作です。

『リンカーン』(2013年)

奴隷解放運動を推進し、南北戦争に直面したリンカーン大統領の最後の4ヶ月

スティーブン・スピルバーグが監督を務め、ダニエル・デイ=ルイスがアメリカ合衆国第16代大統領リンカーンを演じた伝記映画。ダニエル・デイ=ルイスが史上初の3度目となるアカデミー主演男優賞を受賞した作品です。 貧しい家に育ち、その努力のみで立身出世したリンカーン大統領。奴隷制に反対していたリンカーンが大統領に就任したことで南部は合衆国から脱退し、アメリカ連合国を結成して南北戦争を引き起こします。 国を二つに割った戦争の中で、奴隷制廃止のためのアメリカ合衆国憲法修正第13条の議会での可決をめぐる攻防に焦点が当てられています。自身の息子を戦場に送り出し、戦争の犠牲と奴隷解放の信念の間で揺れるリンカーンの苦悩も描かれました。

『コールド マウンテン』(2004年)

愛する女性に会いに故郷コールド・マウンテンへ!南軍の兵士の命がけの逃亡劇

南北戦争を舞台にしたチャールズ・フレイジャーの同名小説を、『イングリッシュ・ペイシェント』のアンソニー・ミンゲラ監督が映画化。主人公の南軍の兵士インマンをジュード・ロウ、その恋人エイダを二コール・キッドマンが演じました。 南北戦争でアメリカ連合軍の兵士として、最前線のバージニア州に送られたインマン。恋人エイダに一目会うため死を覚悟して脱走兵となり、徒歩で故郷のコールドマウンテンを目指し始めます。 インマンが送られたバージニア州は、南北戦争では奴隷制支持ながら北部に近いため微妙な立場だった「境界州」。州の多くの地が戦場となり、戦争中に北部側がウェストバージニア州として分離する事態になりました。

『若草物語』(1995年)

南北戦争の時代に生きたマーチ家の四姉妹それぞれの青春を描く

ルイザ・メイ・オルコットによる同名アメリカ文学の映画化で、南北戦争の時代に生きたマーチ家の四姉妹の日常を描いています。長女メグをトリニ・アルバラード、次女ジョーをウィノナ・ライダー、三女ベスをクレア・デインズ、四女エイミーをキルスティン・ダンストが演じました。 アメリカが南北戦争に突入した時代、マサチューセッツ州で暮らすマーチ家でも父が従軍し、母ミセス・マーチ(スーザン・サランドン)は四姉妹とともに留守宅を守っていました。 父が戦場から送ってくる手紙は、作品の原題にもなっている「Little Women (小さな婦人たち)」という呼びかけで始まっています。自分たちに一人前の女性として接してくれる父。四姉妹はこの手紙を心の支えに、厳しい戦時下の暮らしを過ごしました。

第一次世界大戦を題材にした映画

第一次世界大戦は人類が初めて経験した世界大戦であり、1914年から1918年の約4年間、イギリス・フランスなど連合国とドイツ帝国など中央同盟国の間で大規模な戦闘が繰り広げられました。 戦後すぐにこの未曾有の大戦は小説になり映画化され、現在に至るまで数多くの戦争映画の傑作を生み出しています。2020年に日本でも公開された、現代の技術によって当時の記録映像をカラーで蘇らせたドキュメンタリー『彼らは生きていた』も話題になりました。

『西部戦線異常なし』(1930年)

愛国教育に煽られた青年が戦争の悲惨な現実に直面する

第一次世界大戦中のドイツで、愛国心だけを胸に軍人として生きる道を選んだ若者たちの青春を描く永遠の名作。希望と野心を胸に入隊したポールですが、実際の戦場は想像を絶する過酷さでした。 同じ学校で学んだ友が一人、また一人と戦場に散っていきます。ある日負傷兵となり、帰郷を許されたポールですが、愛国心に溢れ戦争を素晴らしいものと思い込んでいる故郷の人々に落胆します。居場所を失ったポールには再び戦地へと戻る道しか残されていませんでした。

『大いなる幻影』(1949年)

ドイツ捕虜収容所を舞台に戦場の人間模様を描いた反戦映画の傑作

第一次世界大戦下のドイツ捕虜収容所を舞台に、ジャン・ルノワール監督が自らの戦争体験をもとに兵士たちの真実の姿を描いた戦争映画。国を超えた友情を描く一方、戦場での階級主義や非人道性を鋭く批判した反戦映画の傑作です。 ヨーロッパ戦線でドイツ軍の捕虜となったフランス飛行隊のマレシャル中尉とド・ボアルデュー大尉。何度も脱走を繰り返した二人は、脱出不可能な古城の捕虜収容所へ送られます。その所長は二人を撃ち落としたドイツ貴族のラウフェンシュタイン大尉でした。 第二次世界大戦前の1937年に公開された本作は、日独伊など枢軸国では反戦的とされ上映禁止に。第二次世界大戦の最中、パリ占領後にネガフィルムが行方不明になり、ソ連崩壊後にモスクワで発見されるという苦難の道を辿った作品です。

『ジョニーは戦場へ行った』(1973年)

「生きる屍」となった一兵士の姿を通して強烈な反戦を謳った不屈の名作

ダルトン・トランボの小説「ジョニーは銃をとった」を、トランボが自ら監督・脚本を手がけた反戦映画。第一次世界大戦の戦場で両手両足と耳・目・口を失いながら、その後15年も生きたイギリス将校の実話から着想を得ています。 第一次世界大戦にアメリカが参戦し、コロラド州に住む青年ジョー・ボナムもヨーロッパ戦線へ出征していきます。しかし彼は戦場で砲弾の爆発によって肢体を奪われ、「姓名不詳重症兵第407号」となって前線の手術室に横たわっていました。 第二次世界大戦が勃発した年に発表された原作は、衝撃的で反戦的な内容が反体制とみなされ、1945年には絶版。トランボも赤狩りでハリウッドを追われました。その後もアメリカが戦争に関わる度に絶版と復刊を繰り返し、ついにベトナム戦争の最中の1971年にトランボの手によって映画化されたのです。

『まぼろしの市街戦』(1967年)

戦争の狂気と愚かさをユーモアを交えて描いたフィリップ・ド・ブロカ監督のカルト作

フランス人監督フィリップ・ド・ブロカによる戦争映画で、戦争の狂気と愚かさを同監督特有のカラフルな色彩とユーモアセンスで描いた名作。日本では1967年に初公開し、2018年には4Kデジタル修復版でリバイバル公開が行われました。 第一次世界大戦の末期、フランスで占拠した町からドイツ軍が時限爆弾を仕かけて撤退。進撃中のイギリス軍兵士プランピックは、爆弾解除の任を受け町に潜入しますが、住民はすべて逃げ去り、精神病院の患者たちとサーカス団の動物たちだけが残されていました。 1966年のフランス公開時はヒットせず、ベトナム戦争反戦の機運高まるアメリカで公開され大きな話題に。当時ブラックユーモアで戦争の狂気を笑い飛ばした戦争小説「キャッチ=22」と同じく、若者たちの熱い支持を得てカルト的な人気作となっていきました。

『1917 命をかけた伝令』(2020年)

驚異のワンカット映像!第一次世界大戦の過酷な塹壕戦に没入する臨場感

サム・メンデス監督が第一次世界大戦を題材に、全編ワンカットに見える驚異の映像で戦地の臨場感を描いた戦争映画。若きイギリス兵二人が、最前線の仲間を救うべく伝令として戦地を駆け抜ける姿を追っています。 第一次世界大戦末期の1917年4月、フランスの西部戦線ではドイツ軍と連合国軍による塹壕戦が膠着状態となっていました。イギリス兵スコフィールドとブレイクは、戦略的に撤退したドイツ軍を追撃するマッケンジー大佐の部隊に作戦中止命令を届ける伝令の任を受けます。 本作は1917年に行われたドイツ軍の撤退作戦「アルベリヒ作戦」をモチーフにしていますが、登場人物や物語はフィクション。その中でも、サム・メンデス監督は西部戦線で伝令を務めた祖父アルフレッドの経験談も参考にしたといいます。

『戦火の馬』(2012年)

戦場の中間地帯で生きていた奇跡の馬ジョーイと少年アルバートの人馬を超えた友情

舞台化でも成功を収めたマイケル・モーパーゴの同名小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化した戦争ドラマ。農家の少年アルバートと、軍馬として戦地に送られた農耕馬ジョーイとの人馬を超えた友情を描いています。 アルバートはジョーイに日々愛情を注ぎ、ジョーイもそれに応えていました。しかし第一次世界大戦が始まると、ジョーイは生活のため軍馬としてイギリス騎馬隊に売られることに。フランスに出征したジョーイを探すためアルバートは徴兵年齢にも満たずに入隊し、最前線へ向かいます。 第一次世界大戦ではまだ騎兵隊が存在し、軍馬も多く徴用されていました。しかしこの大戦で、機関銃での塹壕戦や戦車の登場によって騎兵隊は無用となっていきました。アルバートはソンムの戦いで塹壕戦と毒ガスを経験し、本作ではまさに第一次世界大戦が新たな戦争の時代に突入した様子が描かれています。

『彼らは生きていた』(2020年)

ピーター・ジャクソン監督によるドキュメンタリー!第一次世界大戦当時の記録映像が現代にカラーで蘇る

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで著名なピーター・ジャクソン監督が、第一次世界大戦の記録映像を再構築して1本のドキュメンタリーとして製作した作品。第一次世界大戦終結から100年となる2018年に、イギリス帝国戦争博物館の未公開アーカイブ映像をカラーで蘇らせました。 人類史上初の世界大戦となった第一次世界大戦が開戦した1914年。8月にはイギリス各地で宣戦布告の知らせと募兵ポスターも掲出されます。志願資格は19歳から35歳にも関わらず、19歳に満たない若者たちがよくわからないまま志願して入隊。そして彼らは西部戦線へと送られていきました。 経年劣化の激しい無音のモノクロ映像に修復や着色を施し、退役軍人たちのインタビュー音源や新たなキャストを用いた会話や効果音などを追加。過酷な戦場ばかりではなく、食事や休息で笑顔を見せる兵士たちの日常も記録されています。遠い過去に彼らは確かに「生きていた」と実感できる傑作ドキュメンタリーです。

第二次世界大戦を題材にした映画

ナチス・ドイツのポーランド侵攻から始まった第二次世界大戦は、1939年から1945年の6年間、日独伊同盟の枢軸国とイギリス・ソ連・アメリカなど連合国との間で起こった全世界規模の戦争。ヨーロッパ戦線や太平洋戦争など広い範囲で戦線が拡大し、人類史上最悪の犠牲者を出した大戦となりました。 洋画は主にヨーロッパ戦線の惨状を描いたものやユダヤ人虐殺に主題を置いた作品が多数を占めています。邦画では日本が初めて本土攻撃にさらされた太平洋戦争を、一兵士や庶民の視点から描いた作品に名作が生まれました。

『ハクソー・リッジ』(2017年)

武器を持たず、前線へ……。

Kyohei_Fukuba
Kyohei_Fukuba 4.5

戦争映画史に間違いなく残る傑作! 後半の戦闘が始まるシーンからは怖い!かっこいい!怖い!かっこいい!って感じで一瞬も中弛みするシーンがありませんでした。 デズモンドドス、彼の名前は英雄の名として僕の心に深く刻まれました 今気付いたけど、139分という長さだったんですね。100分くらいに感じました。

ErikaEle
ErikaEle 3.5

実話なんて凄すぎる話。 リアル過ぎる戦争の描写はショッキングだけど、お互いの信念と葛藤を抱えて殺し合う戦争の悲惨さと、自分以外の命のために激しい銃撃戦に飛び込んでいく主人公に思わず熱くなった。

ある青年が陸軍へ志願。キツい訓練も難なくこなす彼でしたが、ライフルの訓練でその手が止まります。彼は絶対に銃を撃たず、さらに人を殺さないという強い信念があったのです。上官の言うことを聞かない彼は除隊を迫られてしまい……。そんな彼が衛生兵として多数の負傷兵を救うことになろうとはこの時誰も想像しなかったのです。 監督としての活躍するメル・ギブソンが手がけた戦争映画。主演は「アメイジング・スパイダーマン」シリーズなどで知られるアンドリュー・ガーフィールドです。本作における戦場のシーンは多くの評価を集めました。まるで本当に前線にいるかのよう。なるべく大画面、大音量で鑑賞しましょう。

『戦場にかける橋』(1957年)

日本兵の捕虜となったイギリス兵が巨大な橋の建設に従事する

Keimiyazato
Keimiyazato 4

猿の惑星の元ネタになった作品、日本が産んだ大スターとしては三船敏郎より格上の早川雪洲の堂々とした演技が素晴らしい❗イギリス人の日本への憎しみは相当なものがあるのだろうけど、そこを抑えて戦争の狂気として描いたリーンは流石です。。

タイのジャングル奥地にある日本兵が統治するイギリス兵捕虜収容所。連れてこられたイギリス兵は川にかける巨大な橋の建設に従事させられます。収容所所長はイギリス兵将校にも兵士同様の労務に就かせようとしますが、将校たちは反発。見せしめとして監禁されてしまい……。 アカデミー賞7冠に輝いたイギリス人監督デヴィッド・リーンによる戦争映画。横暴な日本人兵が登場するためか、一部では反日映画とも言われる本作ですが、全く異なります。日本人兵を一元的に悪と描いていません。自由と尊厳について考えさせられる傑作で、クライマックスには思わず唖然とさせられます。

『イングロリアス・バスターズ』(2009年)

タランティーノ節炸裂のおすすめ戦争映画

sogo_hiroaki
sogo_hiroaki 4

タランティーノの映画の中でこの作品が1番すきかも(≧∇≦) タランティーノの妄想というか、こんな奴等がいて、こんな歴史になってれば良かったのに感、満載。 展開も、そうくるかぁと、思わず拍手拍手(^^)

クエンティン・タランティーノが監督・脚本を務めた映画『イングロリアス・バスターズ』。 ユダヤ系フランス人の女性、ショシャナは、家族を皆殺しにしたナチス指導者への復讐を胸に近い、毎日を生きています。一方、アメリカ陸軍注意であるレインは、ナチスに拷問を加え殺害することだけを目標に職務を全うしていました。

『戦争のはらわた』(1977年)

第二次世界大戦をドイツ軍側の視点で描いた名作戦争映画

功績を立てた軍人に送られるドイツ軍の鉄十字勲章に執着するシュトランスキー大尉と、上司や部下からも慕われているシュタイナー軍曹。シュトランスキーはシュタイナーを味方に付けようとしますが、彼もまた、自分の理想を高く持っていて……。 第二次世界大戦中のドイツ軍の物語です。ドイツ軍の実態を深く描き、ドイツ軍の視点から第二世界大戦を考えることができると言えるでしょう。

『ダンケルク』(2017年)

CGなしの驚異的な戦争映画

第二次世界大戦中に起こったフランス・ダンケルクでの戦いを題材に描かれた戦争映画。監督は『ダークナイト』の監督でも知られるクリストファー・ノーランです。ダンケルクでの戦いを陸、海、空の三景で切り取ります。 CGを使わないことで有名なクリストファー・ノーラン。レプリカの戦闘機を本当に飛ばすという徹底ぶりです。

『縞模様のパジャマの少年』(2008年)

2人の少年の間に芽生えた友情。そして待ち受ける悲惨な結末とは?

引っ越したばかりのブルーノは新しい土地にもなじめず、友達もおらず毎日寂しく退屈な日々を送っています。ある日、偶然立ち寄った施設の中で縞模様のパジャマを着て地面に座っている少年を発見します。その少年は、ユダヤ人強制収容施設で暮らすシュムエルでした。 友情が芽生え、関係が深くなっていくシュムエルとブルーノですが、戦争と迫害という二つの残酷な現実は二人の少年の前に大きく立ちはだかるのです。

『戦場のピアニスト』(2002年)

過酷な戦時下に鳴り響く、美しくも悲しい旋律

第二次世界大戦が起こったことで、ピアニストとして活躍していたシュビルマンにもユダヤ人迫害の手が。シュビルマンの職場はドイツ空軍によって爆撃され、家族は収容所へと連行されます。 なんとか収容所へ送られることを逃れたシュビルマンですが、ゲットーで連日過酷な肉体労働を課せられました。わずかな知人たちの協力もあり、ゲットーを抜け出すことに成功するシュビルマン。しかし、彼は周囲の目を忍び隠れ家でドイツ軍に怯えながら送る苦しい生活を強いられます。

『プライベート・ライアン』(1998年)

リアルな戦闘シーンは数え切れない戦争映画に影響を与えた!

スティーブン・スピルバーグ監督が描く第二世界大戦中のノルマンディー上陸作戦を題材に用いた作品で、主人公の陸軍大尉、ジョンをトム・ハンクスが演じました。 アメリカ陸軍のジョン・ミラー大尉は、ジェームズ・ライアンを救出するよう命令を受け、自ら選んだ兵士たちと共に必死の救出を行います。しかし、ライアン一人のために多くの兵士が犠牲になることに疑問を抱きはじめ、軍の方針にもライアン自身にも反感を持つようになり……。 葛藤を抱いたままジョンはライアン救出を続けますが、その疑問と葛藤はやがて仲間たちの心にも芽生えていきます。

『大脱走』(1963年)

収容所からの脱出劇をポップに描いた名作戦争映画

第二世界大戦中のドイツを舞台に捕虜収容所から集団脱走を試みる若者の姿を描き、戦争映画ではありますが戦闘シーンが全くないことや、初めて脱走を題材に用いたことでも有名な歴史的名作です。 スタラグ・ルフト北収容所に入所したロジャーは早々に大規模な脱走計画を練り始めます。すでに入所していた者の中には、脱走に必要不可欠な専門的な知識や技術を有している人物が複数おり、ロジャーは彼らと知恵を絞り、脱走計画を成功させるべく策略を巡らせます。 果たしてロジャーと収容所の捕虜たちは脱走に成功し、自由の身となることができるのか。過酷な状況でも決して未来を諦めないロジャーたちの生き様が心に響きます。

『シンドラーのリスト』(1993年)

ナチス政権下でユダヤ人に手を差し伸べた男の物語

第二次世界大戦中、工場を経営する実業家のオスカー・シンドラーは、当時迫害されていたユダヤ人たちを労働力として雇い戦争を利用して事業拡大を目論んでいました。 ナチス党員でもあるシンドラーは、同じようにユダヤ人に対する迫害意識を持っていましたが、ホロコーストによるユダヤ人殺戮が行われ始めたとき、彼の心の中では大きな変化が。シンドラーの工場の人員が収容所送りにされてしまい、経営が立ちいかなくなったことを理由に、収容所から多くのユダヤ人を救い出す計画を実行に移していきます。

『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)

悲惨な戦時下で息子を守れるものはユーモアだけ?戦争映画が苦手な人にもおすすめできる名作

ユダヤ人強制収容所に送られた親子の物語を描く本作は、過酷な状況でも人生の素晴らしさを信じて疑わないことがいかに大切であることかを教えてくれます。 第二次世界大戦が激化し、ユダヤ系イタリア人であるグイドの一家はナチス・ドイツによる迫害にあい、強制収容所に送られます。まだ幼い息子、ジョズエが傷つかないように「これはゲームだ」と嘘をつくグイド。 その父の言葉を信じ、ジョズエは悲惨な生活の中でも決して明日への希望を失わず生き延びることができました。グイドはナチス兵に射殺されるその瞬間までジョズエを怖がらせないよう嘘をつき続けます。 戦争が終わり、自宅に戻ることができたジョズエは成長し、父の想いを知るのです。グイドを演じたロベルト・ベニーニは、コメディアンでもあり本作で脚本・監督も手がけています。

『硫黄島からの手紙』(2006年)

太平洋戦争最大の激戦地・硫黄島の戦いを日本側の視点から描く

クリント・イーストウッド監督による戦争映画で、太平洋戦争最大の激戦地となった「硫黄島の戦い」を日本側の視点から描いた二部作の1作。アメリカ側の視点で描いた『父親たちの星条旗』と対をなす作品です。 太平洋戦争末期の1944年6月、小笠原方面の最高指揮官に任命された栗原中将(渡辺謙)は激戦地の硫黄島に着任。これまでの水際防衛作戦を否定して内地持久戦で徹底抗戦を掲げ、理不尽な体罰を戒める栗原中将に兵士たちは驚き、西郷一等兵(二宮和也)は希望を抱きます。 硫黄島に残された日本軍兵士たちの数百通もの手紙をもとに、一兵士の目を通して栗原中将率いる硫黄島守備隊の壮絶な戦いを描いています。この戦いは太平洋戦争における初めての日本本土での戦闘であり、守備隊の玉砕がその後の戦局を大きく変えていきました。

『ヒトラーの忘れ物』(2015年)

戦争の負の遺産を背負った少年たちの運命は!?

ドイツの降伏により終焉を迎えた第二次世界大戦。しかし、ナチス・ドイツが埋めた地雷は地中に残されたままでした。その地雷を撤去するために、ドイツ兵捕虜の若者たちが派遣され、危険な労働を強いられることになるのです。 恐ろしい現場に派遣されたのは、十代の若き兵士たち。戦争が終わっても過酷な強制労働によって命を落とすものが絶えなかった、母国の罪を背負わされた少年たちの凄惨な現実を描きます。

『ビルマの竪琴』(1956年)

市川崑監督が二度映画化した太平洋戦争「ビルマの戦い」

竹山道雄の同名児童文学を、1956年と1985年の二度にわたって市川崑監督が映画化した反戦映画。安井昌二が主演を務めた1956年版は、ビルマでの撮影許可がなかなか下りなかったため二部作に分け、一週間のビルマロケを行なった後に第二部が公開されました。 1945年夏、敗走する日本軍はビルマ国境を越えてタイへ逃れようとしていました。井上小隊には竪琴の得意な水島上等兵がおり、原住民に変装して竪琴の音を合図に進路を進める斥候の役割を果たしていました。やがて小隊は国境近くで日本の敗戦を知ります。 本作の舞台はビルマ(現在のミャンマー)であり、日本軍がビルマ・インド国民軍とともに連合軍と戦った「ビルマの戦い」末期。この戦いでの日本人戦没者は18万人に達し、本作では出家して僧となりビルマに残った水島上等兵が、その霊を鎮魂する巡礼の旅に出る様子が描かれています。

『火垂るの墓』(1988年)

神戸大空襲で戦災孤児となった兄妹が二人だけで生き抜こうとした哀話

火垂るの墓
© ADV Films

野坂昭如の同名小説を、スタジオジブリがアニメ化。監督・脚本を『かぐや姫の物語』の高畑勲が務めました。太平洋戦争末期の神戸大空襲で戦災孤児となった14歳の清太と4歳の節子が、誰にも頼らず二人で厳しい戦時中を生き抜こうとした物語です。 連日アメリカ軍のB29による空襲に見舞われていた太平洋戦争末期の神戸。清太と節子は逃げ惑う中で母とはぐれ、清太が避難所で大火傷を負った母を見つけた時にはすでに手遅れでした。親戚の家に身を寄せた二人は肩身の狭い思いをし、ついに清太は節子を連れて川辺の横穴壕で二人だけで暮らし始めます。 高畑勲監督のリアリズム志向から空襲の場面や当時の生活感などがリアルに再現されています。監督自身が1945年6月の岡山大空襲を経験しており、当時の記憶が作品に投影されているようです。

『日本のいちばん長い日』(1967年)

ポツダム宣言受諾か否かに揺れた歴史的一日を描いた終戦秘話

大宅壮一編のノンフィクション「日本のいちばん長い日」を、岡本喜八監督、橋本忍脚本で映画化。当時の政治家や宮内省関係者、元軍人や民間人から聞き取った実話を編集した太平洋戦争の終戦秘話がもとになっています。 1945年7月26日、連合国は日本に無条件降伏を要求する「ポツダム宣言」を発行。宣言の受諾を巡って軍部によるクーデターも起こる中、8月14日の御前会議で、昭和天皇と鈴木貫太郎内閣の閣僚たちは宣言受諾を決定します。 8月14日正午の御前会議から15日正午の玉音放送までの「終戦の日」の一日を追い、特に日本降伏を阻止しようとした軍部のクーデター未遂事件「宮城事件」が詳しく描かれました。三船敏郎がクーデターを含め戦争責任の念から割腹自決した阿南陸軍大臣を演じています。

『この世界の片隅に』(2016年)

戦艦「大和」を生んだ軍港・呉を舞台に太平洋戦争下に生きた人々の日常を描く

こうの史代の同名漫画を片渕須直監督がアニメ映画化した作品で、太平洋戦争下の広島・呉に嫁いだ女性すずの目を通して戦時下の日常を描いています。すずの声を女優・のんが担当し、好評を博しました。 昭和19年、広島市内の港町・江波から日本有数の軍港・呉に18歳で嫁いだすず。戦時下で調味料や食材など必需品も乏しくなる中、日々の暮らしに工夫を凝らして明るく乗り切っていました。しかし戦局が悪化するにつれ呉は空襲の標的となり、すずの大切なものが次々と失われていきます。 本作で描かれた呉軍港空襲は1945年3月19日と7月24日から断続的に4日間行われ、すずの舅である円太郎が勤める広海軍工廠への空襲も描かれました。また、すずの実家がある広島市が原爆投下で甚大な被害を受けた様子も、呉での描写によってその衝撃の強烈さを伝えています。

ベトナム戦争を題材にした映画

『プラトーン』(1986年)

戦争の悲惨さに直面した青年の姿を生々しく描いた名作

若さゆえの行き過ぎた正義感から、大学を中退してまで自らベトナム戦争の戦地に赴くクリス・テイラー。アメリカ陸軍となったクリスを待ち受けていたのは、戦場の過酷さと残酷さでした。 戦争の現実に直面し、戸惑うクリスですが小隊に配属されることになります。クリスの配属された小隊は、それだけで小さな社会を形成しているような閉鎖された世界。その閉ざされた世界で、クリスは身も心も戦争に染まって行くのです。 クリス・テイラーをチャーリー・シーンが、無慈悲で残酷な軍曹、ボブ・バーンズにはトム・ベレンジャーが扮しました。

『フルメタル・ジャケット』 (1988年)

過酷な訓練シーンは映画史に残る名場面

スタンリー・キューブリック監督が描く、ベトナム戦争。映画『フルメタル・ジャケット』では、過酷な訓練の末にアメリカ海兵隊となった若者たちが、戦地ベトナムで次々に凄惨な現状に打ちのめされ、引き裂かれていきます。若く希望を持ち海兵隊を目指した若者が、戦争という残酷な現実によって歪められていく様子が辛辣に描かれています。

『地獄の黙示録』(1979年)

オールタイムベストに挙げる人も多い傑作戦争映画

ベトナム戦争で戦地に赴いているアメリカ軍のウイラード大尉は、カーツ大尉の暗殺を命じられます。カーツは、グリーンベレーの隊長でしたが、職務を放棄し、カンボジアで独立王国を築いていました。 狂気の沙汰としか思えないカーツ王国に衝撃を受け、打ちのめされるウィラード。戦争が人の心を蝕んでいく様子が大胆で斬新な設定と描写で描かれる、フランシス・コッポラ監督の代表作です。

『ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実』(2010年)

フィクションでは描かれることのない戦争の現実を収めた名作ドキュメンタリー映画

ベトナム戦争のドキュメンタリー映画『ハーツ・アンド・マインズベトナム戦争の真実』。これまで、たくさんの作品で題材として取り上げられてきたベトナム戦争ですが、この作品はベトナム戦争終焉間近の1974年に制作されました。 日本での公開は2010年、40年以上の時を経て、ベトナム戦争の真実に触れることができる、貴重な作品。フィクションの映画では描かれることのなかった戦争の真実は、平和な現在を生きる私たちが見ておかなければいけないものです。

『ディア・ハンター』(1978年)

壮絶な戦争体験をした帰還兵をデ・ニーロが熱演

ロバート・デ・ニーロが戦争体験の傷跡に苦しむベトナム帰還兵を演じ、話題となった作品『ディア・ハンター』。 同じ製鉄所で働くマイケルたちは仲の良い同僚ですが、彼らの平穏な毎日にもベトナム戦争の影は迫っていました。やがて戦地ベトナムに兵士として赴くことになったマイケルたち。 戦場で必死に闘う彼らですが、ベトナム軍の捕虜となってしまい、そこで恐ろしい光景に直面します。ベトナム兵たちは、捕虜に自ら引き金をひかせるロシアンルーレットを賭けとして行っていました。

『ジェイコブス・ラダー』(1990年)

夢と現実の狭間で苦しむベトナム帰還兵

ニューヨークでごく普通の郵便局員として暮らすジェイコブ。しかし、彼の周りで奇妙な出来事が起こり始め、夜は悪夢にうなされるように。そんなある時、ベトナムでの戦友ポールが現れます。彼は、帰還してからずっと何者かに追われていると話すのでした。 『フラッシュダンス』(1983年)や『危険な情事』(1987年)などで知られるイギリスの映画監督エイドリアン・ラインが、旧約聖書の「ヤコブの梯子」をモチーフに、ティム・ロビンス主演で製作したサイコ・スリラーです。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争を題材にした映画

『サラエボの花』(2006年)

ボスニア紛争に巻き込まれた母と娘の物語

acornkorokoro
acornkorokoro 3.5

我が子をおもう母のつよさ。 ラストで微笑みながら手を振る姿が印象に残った。

ボスニア紛争で父をなくしたサラは母エスマとサラエボで暮らしていました。女手ひとつで娘サラを育ててきたエスマ。懸命に働く母を誇りに思いながらも、人知れずサラは寂しさを抱えています。 胸に孤独を秘めながらもサラは学校で自分と同じく紛争で父を失った少女と親しくなりました。穏やかに流れる日々でしたが、学校の修学旅行の旅費免除のために父の戦死証明書が必要になり、サラはエスマに初めて父の死について深くたずねることに。

『ノー・マンズ・ランド』(2001年)

戦場での無人地帯における一幕。あなたならどうする……?

対立するボスニアとセルビアの間にある無人地帯。そこにはボスニア兵とセルビア兵、さらに背中に地雷があり身動きの取れないボスニア兵がいました。さらに彼らを助けようとする国連軍や、彼らを報じようとするメディアが現れ……。 時に笑えるシーンすらあるこの映画が描く愚かさは、まさに戦争の縮図と言えるでしょう。戦争映画が苦手な人でも十分に楽しめ、考えさせられる映画です。

モガディシュの戦闘(ソマリア内戦)を題材にした映画

『ブラックホーク・ダウン』(2001年)

手に汗握る戦闘シーンから目が離せない

米軍を代表とする多国籍軍とゲリラとの戦いを描いた『ブラックホーク・ダウン』。ソマリアでの「モガディシュの戦闘」を題材にした戦争映画で、戦争の前線へ送り込まれたような没入感と緊張感を巨匠リドリー・スコットが生み出しています。 ソマリアへ派兵された米軍兵たち。とある任務の遂行中にヘリが墜落してしまいます。危険な市街地での戦闘を潜り抜け、彼らは生還することができるのか……。

ルワンダ大虐殺を題材にした映画

『ホテル・ルワンダ』(2004年)

ルワンダの大虐殺を基にした名作

1994年に起こったルワンダ虐殺により、多数の難民で溢れかえり混乱を極めていた当時の南アフリカ。ホテルの支配人であるポールは難民となった人々を自らのホテルで匿うことを決意し、やがては彼らの命を救うべくさまざまな策略を巡らせます。 この映画は、実在したホテルマン、ポール・ルセサバギナの話をもとに忠実に再現され、当時の南アフリカの惨状や人々の想い、歴史の移り変わりの瞬間を映像に収めた作品です。

イラク戦争を題材にした映画

『ハート・ロッカー』(2010年)

この爆弾処理屋、命知らず

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冒頭の「戦争は麻薬だ」という言葉がすべてを語ってます。 平和な日本にいる私たちは、「戦争は悪いこと、あってはならないこと」 と思っているので、この映画を観てもリアリティがないかもしれませんが、 常にどこかの国で戦争をしているアメリカにとってはこの映画のもつ意味合いが違って見えるのかなと思いながら観ました。 最後、再び戦場に戻る主人公には全く共感できませんでしたが、 戦争で極限まで追いつめられると、人ってああなってしまうのかなあと恐怖を感じました…

2010年公開、キャスリン・ビグロー監督の『ハートロッカー』はアカデミー作品賞を受賞した傑作戦争映画です。イラク戦争の最中のバクダッドを舞台に、アメリカ軍の爆弾処理班と爆弾犯の戦いを描いています。 自らの命をかけて爆弾処理にあたる彼らを通して究極の極限状態を体験できる1作です。

『アメリカン・スナイパー』(2014年)

伝説の狙撃手が狂気に蝕まれる

EllyMimy
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まず、 私はこの映画の予備知識を入れず観に行きました。 それは人にもよるとは思いますが、 私はそれで良かったと思います。 戦争に行けば PTSDになるのは当然だと思うし、想像は出来るけど、やはり行って壮絶な体験をした本人ではないと分からないでしょう。 それでも画面を通して伝わる、 人を殺す瞬間の刺さるような辛さは、 私の心まで撃ち抜かれました。 痛かった、とにかく観ていて痛くて痛くて。 観るのは少し辛かったけれど この映画に出会えて良かったです。 うーん、ブラッドリー・クーパーにこの役でオスカーを受賞して欲しかった… ファンの我儘かも知れませんが(^_^;)

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イラク戦争で160人を狙撃した実在のスナイパーをモデルに作られた作品。 9.11以降のアメリカと戦争を題材にしたものと言うと2年前に観た『ゼロ・ダーク・サーティ』が中東の不穏さやテロによる攻撃など内容がかなりヘヴィーだったので今回もある程度覚悟して行ったのですが、また違った視点というか戦争賞賛でも反戦でもない、最前線にいた一人の兵士の体験したままの事実として描かれていた。バックボーンや細かな掘り下げをあえて排除し、戦争に参加した兵士たちがどんどんと心を蝕まれ疲弊していくPTSDの様子が痛々しいまでに描いていて、こんなに生々しい戦争映画を初めて観たかも知れない。ラストの無音のエンドロールにすべて打ちのめされた。

家庭のある男が海軍へ志願。頭角を現し、伝説の狙撃手として名を馳せます。しかし惨たらしい戦闘に傷つき前線を離れる仲間たちを目にし、次第に心を蝕まれていき……。 クリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演の戦争映画。本作がきっかけとなり保守派とリベラル派との間で論争が巻き起こりました。戦争という強大な暴力によって傷ついた人々を描きだしています。

『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012年)

21世紀の戦争をスリリングに描いた名作

パキスタン支局でCIA分析官を務めるマヤ。かつてのアメリカ同時多発テロ事件に関わりがあるとみられる人物たちと対峙します。さまざまな情報が飛び交い、マヤやCIAの人間は翻弄されますが、事件の中核をなしていたアルカイダ、そしてその中心人物のビン・ラディンの実態に少しずつ迫っていきます。 アメリカ同時多発テロのその後を描いた戦争映画です。本作で主人公マヤを演じたジェシカ・チャスティンはその演技力を高く評価されました。

悲惨さを後世に伝えていく戦争映画の大切さ

戦争映画はいつの時代でもその悲惨さを描き、反戦の精神を伝え、後世に残る名作も生まれてきました。しかし戦時下では逆に戦意高揚のためのプロパガンダとして使われた戦争映画も多々あります。 どの国でもそんな負の歴史があり、そこから戦争の正体を学んできたともいえます。どんな歴史でも決して忘れないことが重要。これから先も戦争映画から多くのことを知って自ら学び、戦争に対する知識と意識を高めていければ戦争のない世界に一歩近づくことができるかもしれません。