2020年7月6日更新

『ヒプノシスマイク』観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)を解説!ストレス抱えたネガティブサラリーマン

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編集記事 『ヒプノシスマイク』観音坂独歩 サムネイル画像

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「ヒプマイ」平凡なサラリーマン観音坂独歩について解説!【ネタバレ注意】

『ヒプノシスマイク』に登場する個性的なキャラクターのなかでも、親近感が持てると評されることの多いキャラクターが、観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)です。彼は医療系機材の会社で営業として働くサラリーマン。いわゆる社畜として忙殺(ぼうさつ)される日々を送る観音坂独歩について、本記事で解説していきます。 彼は5月15日生まれの29歳。サラリーマンとして通勤電車に揺られ、営業でメンタルをすり減らし、社会の荒波のなかをどうにか生き抜いているような人物です。 自我が強く自由に生きているキャラが多いなか、彼は異質な存在ともいえます。それだけに、ヒプノシスマイクを手にしたときのギャップは強烈です。 ※本記事は『ヒプノシスマイク』の観音坂独歩について紹介しています。一部ネタバレ要素が含まれますのでご注意してください。

麻天狼(まてんろう)の構成員!厳密には患者?

観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)は、シンジュク・ディヴィジョンの代表グループ麻天狼(まてんろう)のメンバー。彼のMCネームはDOPPOです。 麻天狼のリーダーを務めるのは、病院に務める天才医師・神宮寺寂雷(じんぐうじじゃくらい)。独歩にとって寂雷は、営業先の医師であり、同時に自身のストレスからくる不調を診てもらっている先生でもあります。 彼は寂雷のことを非常に尊敬していて、彼の恩に報いるために、チームメンバーとしてディヴィジョンバトルに参加をすることに。その際、独歩の唯一の友人にして幼馴染の伊弉冉一二三(いざなみひふみ)も麻天狼に参加することになりました。

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観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)の声優を務めた伊東健人ってどんな人?

ネガティブな独り言からシャウトまで、独歩の掴みどころのない性格を好演しているのは、伊東健人です。1988年10月18日生まれの声優で、学生時代は21世紀P名義でボカロPをしていたこともあります。 彼は天然キャラといわれることが多く、声優出演のイベントやバラエティ番組ではその神がかった天然っぷりを発揮! アニメでは『ヲタクに恋は難しい』の二藤宏嵩役が有名です。他にも『アイドルマスター SideM』の硲道夫役や『刀剣乱舞-ONLINE-』の桑名江役、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のクルーウェル先生役など、人気ゲームでも活躍しています。

性格はかなりネガティブ!サイコパスという噂も……

観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)の口癖は「すみません」。なにか良くないことが起こると、全部自分のせいに思えてしまうネガティブな性格をしています。将来への不安から不眠症になるなど、仕事に追われストレスを抱える現代社会の闇を反映したような人物です。 特徴がないことが特徴、という設定。一方で、麻天狼楽曲「Shinjuku Style 〜笑わすな〜」では「自他ともに認めるサイコパス」という歌詞が登場しています。 マイクを手にすると人が変わったようにシャウトすることを指すのか、それともまだ明かされていないだけでサイコパスエピソードがあるのか……。いずれにしても、この歌詞はファンを騒然とさせました。

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正気の沙汰ではないほど味音痴!?ストレスが原因かも

独歩は味音痴なのでは、と疑いたくなるエピソードがドラマトラックで判明しました。MAD TRIGGER CREWの毒島メイソン理鶯(ぶすじまめいそんりおう)が、独歩の情緒不安定なところを心配して、お手製のドリンクを用意したことがあったのです。 彼はこれを美味しいと飲みましたが、MTCのメンバーによると、普通の味覚なら到底飲める代物ではないとのこと。「正気の沙汰ではない」と言われていましたが、独歩はもしかしたらストレスで味に鈍感になっているのかもしれません。 普段は同居者の伊弉冉一二三が作った美味しい手料理を普通に食べているので、味音痴というより、不味いものへの反応が人よりもだいぶ鈍いのでしょう。

伊弉冉一二三(いざなみひふみ)との関係は?同居中の幼馴染!

とにかくネガティブな観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)の唯一の友人は、正反対ともいえるスーパーポジティブな伊弉冉一二三です。2人は小学校からの幼馴染で、高校も同じ学校に通っていたことが判明しています。 2人は同居していて、片付けが出来ない独歩に代わって、一二三が炊事や洗濯といった家事を一通り担当。仕事でボロボロの彼のために、一二三が甲斐甲斐しく身の回りの世話を焼いている様子がドラマトラックで描かれています。 一二三が起こしたトラブルの収拾のために独歩が頭を下げることも。一二三に振り回されつつも、お互いに親友として強い信頼関係で結びついている2人です。

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四十物十四(あいものじゅうし)が弟!?考察してみた

新ディヴィジョンとして登場したナゴヤ・ディビジョン代表チームのBad Ass Temple。そのメンバーの1人・四十物十四(あいものじゅうし)の登場時、独歩と兄弟ではないかという考察が広まりました。 観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)が以前語っていた弟の受験失敗が自分のせいだという話から、彼に弟がいることは事実です。そこから推測して、十四が彼の弟で、学生時代のいじめに受験失敗が関係しているのでは、とする説が浮上。 また、2人の瞳のグラデーションやメッシュが共通していること。誕生日が、独歩の「5月15日」と十四の「4月14日」と似ていることも兄弟説の布石とされました。 結局、シンジュクとナゴヤが対面したドラマトラックでは、「初対面」と明言されています。これが言葉通りの事実なのか、なにか隠された真相があるのか……。今後の展開が気になるところです。

実はシャウターだった?全キャラ楽曲で叫んでいる独歩

真面目なサラリーマンとして社畜の日々を送る独歩は、マイクを手にすることで日々の鬱憤を吐き出します。キレラップともいわれている彼のラップには、仕事や通勤電車ひいては世の中への恨みつらみがギッシリ。 またキレラップとともに特徴的なのが、シャウトです。全員が歌う楽曲では独歩が叫ぶのがもはやおなじみに。叫ぶだけでなく、その内容の過激さも話題になっています。 「特徴がないことが特徴」という平々凡々な人物が吐き出す毒。それは狂気と脆さをはらんでいるようにも聞こえ、同じように様々なストレスを抱えながら日常を送っている多くのファンの心を代弁してくれるような力強さを持っています。

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観音坂独歩のソロ曲を紹介!平凡なサラリーマンの日々を表現

「チグリジア」

独歩の1曲目のソロ曲が「チグリジア」です。チグリジアとは花の名前。作詞を手掛けた弥之助(from AFRO PARKER)は、植物系の名前の中から、花言葉と響きでこのタイトルに決めたと、ファンからの質問に答えています。 その歌詞は、淡々と流れていく無意味な日々を歌う内容。そんな日々を悔しがるでもなく悲しむでもなく、心動かされずにただ時の流れに身を任せているような無力感が感じられます。 内に持つ譲れないものを歌うキャラが多いなか、独歩のこの曲は少し異質です。楽曲を通して、彼の目はどんな風に世界を見ているのか、それが静かに伝わってきます。

「BLACK OR WHITE」

ただ静かに眠ることだけを願っていた1曲目から続く2曲目「BLACK OR WHITE」。このソロ曲には、働くことやサラリーマンとしての日々に対する鬱屈が詰め込まれています。 どこか達観(たっかん)し、現状を受け入れるしかなかったような1曲目に比べ、「クソ」と愚痴を口にしながらも生きるために働いてやるという意地のようなものが感じられる内容に。 日々、心を殺して働いている人には刺さる内容といえるでしょう。労働へのストレスを見事に詰め込み、楽曲をとおして聞き手のストレスをちょっぴり解消してくれるような楽曲です。

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「働きたくない」観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)に共感しかない!サラリーマンの味方キャラ

仕事や通勤、人間関係などの働くことで感じるストレスを代弁してくれるキャラクター観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)について紹介しました。 ラップを通じてそのストレスを吐き出している彼に、勇気をもらえる人もいるのではないでしょうか。毒づきながらも毎日通勤電車に揺られている彼の姿に力をもらい、同時に彼のことを応援したくなる。そんな魅力的なキャラクターです。