2018年12月22日更新

『キングダム』の強さランキング20 原作や史実の戦績から考察 【2019最新版】

キングダム

実写映画の公開も控えている大人気漫画『キングダム』。数々の名将が登場する『キングダム』ですが、はたして最強は誰なのでしょうか?劇中の描写や史実での功績などから、武将の強さを考察。上位20名をランキング形式で紹介します。

目次

『キングダム』最強は誰?上位20人を考察してみた

原泰久による人気漫画『キングダム』。後の天下の大将軍・信と若き日の始皇帝・嬴政(えいせい)による中華統一のための戦いを描いた本作は、2006年の連載開始以降、熱烈なファンを獲得しており、2019年には山崎賢人主演で実写映画化されることも発表されています。 『キングダム』が絶大な支持を集める要因としては、劇中に登場する数々の魅力的なキャラクターたちの存在があげられるでしょう。 この記事では、劇中での描写・評価に加えて、史実での活躍も踏まえながら、「誰が一番強いのか?」を考察。上位20名をランキング形式で紹介していきます。一部、原作のネタバレや原作では描かれていない史実での出来事を記載しているので、先の展開を知りたくない人はご注意ください。 なお、強さは一騎打ちでの強さだけでなく、指揮官としての優秀さなども踏まえて考察しています(ランキングは、2018年12月時点のものです)。

20位 蒙恬(もうてん)

第20位は、秦の楽華隊を率いる蒙恬(もうてん)です。 整った顔立ちで、『キングダム』の中でも非常に将来有望な若者として描かれている彼ですが、史実でも秦の中華統一に最後まで貢献しています。さらに中華統一後は万里の長城の築造にも関わっているなど、武将としてだけでなく、政治家としても優秀な人物だったようです。 史実での蒙恬は、数々の偉業を成し遂げた後、始皇帝の死後に後継者となった胡亥(こがい)の指示によって自害しています。悲劇的な末路を辿ることになる蒙恬ですが、『キングダム』の劇中でそこまで描かれるかはわかりません。 少なくとも中華統一の終盤まで活躍することは間違いないので、今後も彼の活躍を楽しみましょう。

19位 王賁(おうほん)

王翦の子・王賁(おうほん)が19位です。 主人公・信のライバルにして槍の名手である彼ですが、信のもう一人のライバル・蒙恬(もうてん)と共に、史実でも大活躍しています。 その活躍ぶりは、魏・燕・代(趙の滅亡後に、趙の王族が建国した国)・斉の4ヶ国を滅ぼすほど。もちろん、信や蒙恬といった仲間がいた上での勝利だとは思いますが、史実での彼らはわずか5年でこれらの国々の征服に成功することになっており、その強さには驚異的なものがあります。 このような今後の活躍ぶりから考えても、彼がそうとうな実力者に成長することは間違いないでしょう。

18位 信(しん)

ついに六大将軍・王騎の矛を扱うようになった信。五千人将に昇進も果たし、実力ではすでに将軍級といっても過言ではないほどの戦績をあげています。ただし、今後の伸び代はあるとはいえ、王騎の矛を十分に扱うことができなかったり、まだまだ未熟さを拭いきれない一面も。 史実の通りであれば信は今後、ある大失敗をしてしまいますが、やがてはその失敗も挽回し、政の中華統一に大きく貢献することになります。そうした活躍から考えると、信が今後さらに強くなることは間違いないでしょう。 1巻の頃から比べると信は段違いに成長しており、今後さらに強くなることは間違いありません。しかし2018年12月時点ではまだ成長途中ということで、18位としました。

17位 羌瘣(きょうかい)

伝説の刺客一族の後継者として育てられ、後に飛信隊の隊員となる羌瘣(きょうかい)が17位。 彼女は劇中の訓練の描写ではいつも信を圧倒しており、戦場でもピカイチの強さを発揮する強い女性。その一方で、信に対しては恋愛感情のようなものを抱いているのか、彼の子供が欲しいと口走ったりと、天然な部分が見受けられます。 信と共に着実に出世を続けている羌瘣ですが、史実では趙を滅ぼした前後で彼女の足跡は途絶えています。このことから、彼女がここで戦死するという予想や、信と結ばれ戦士としては引退するという予想などもあるようです。 史実での情報が少ないからこそ彼女の今後の展開は読めず、『キングダム』でどのように描かれるか注目です。

16位 媧燐(かりん)

楚の宰相となる女傑・媧燐(かりん)。 楚の中では異端ともいえる手段を選ばずに勝利を求めるタイプの将軍で、自身の武力はもちろん、戦略家としても非常に優秀。その強さは、あと一歩で合従軍に勝利をもたらしたのではないかとされるほど。 また、史実では楚が滅ぼされるのは中華統一の流れの中でもかなり後半の方なので、今後彼女がますます活躍することは十分あり得るのではないでしょうか。 そして、彼女にはある気になる噂があります。それは、彼女が戦場を駆け回って探していたという弟が、秦国の軍事を司る昌平君ではないかというものです。昌平君に関しては謎めいた部分が多く、設定次第では彼に姉がいたという話にもできるのです。 今後のキーパーソンにもなりそうな彼女ですが、果たしてどのような活躍をみせてくれるのでしょうか?

15位 騰(とう)

王騎の側近にして、後に彼のあとをついで大将軍となる騰。 「ファルファルファル」という独特の擬音やポーカーフェイスからどこかコミカルな印象もある彼ですが、その強さは本物。一度戦場に出れば、しっかりと活躍する場面が目立ち、王騎の側近というのも納得の実力者です。 史実によると、後に10万の軍勢を率いて韓を滅ぼすという戦果をあげており、これにより秦ははじめて他国を制圧することになります。ただし、その後に行政官僚となること以外は、あまり足跡が残っていません。 今後、彼に大きな見せ場があるのは間違いありませんが、もしかしたら韓を滅ぼして以降、何らかの形で戦線を離れることになるのかもしれません。

14位 麃公(ひょうこう)

第14位は、あの李牧をして「本能型の極地」といわしめた麃公(ひょうこう)です。 その強さは六将級で、実際に推挙をうけることもあったようですが、本人が戦場で戦い続けることを優先したため、生涯を通して六将にはなりませんでした。 しかし、その強さは一級品。先述の通り李牧に認められたことに加え、李牧とおなじ趙国三大天の一人で自ら「武神」を名乗る男・龐煖(ほうけん)の片腕を折るほど。 戦術家として一流の李牧、そして武人として一流の龐煖を相手取り、それぞれに拮抗したことから、彼自身が超一流の武人であることは疑いようがないのではないでしょうか。

13位 汗明(かんめい)

13位は「楚の巨人」こと汗明(かんめい)です。 合従軍編では楚の総大将をつとめ、蒙武(もうぶ)との一騎打ちによって敗れてしまいました。 蒙武には敗れてしまいましたが、その激闘は互いの腕を砕くほどで、実力はほぼ互角だったといえそうです。また、蒙武と戦うまでの戦績は「(自称)無敗」。自称という点がやや心許ないですが、あの戦いを踏まえて考えると、それもあながち嘘ではなさそうです。 蒙武級の武将ということで、彼を13位としました。

12位 項燕(こうえん)

楚国大将軍筆頭の筆頭の項燕(こうえん)。「楚の虎」と称されていることがわかっているだけで、本編ではまだ登場していません。 それにも関わらず彼がこの位置にランキングしているのは、史実から紐解くと彼は今後、必ず重要キャラクターとなることが明らかになっているからです。 先述の「信の大失敗」というのは、実はこの項燕に対する敗北なのです。 史実によると信は、政の「対楚戦において必要な兵力はどれくらいか」という質問に20万と回答。一方、同じく質問された王翦(おうせん)はこれに60万と回答します。 結果、政は信の意見を信じ、信は蒙恬と共に20万の兵を率いて楚に侵攻しますが、三日三晩追跡して来た項燕率いる軍の奇襲によって大敗。信は7人の武将と2カ所の塁壁を失う大失態を犯します。 その後、王翦と蒙武は60万の兵を率いることで楚を滅亡させることには成功しますが、項燕はそれまでに楚の公子である昌平君を楚王として擁立するなど、『キングダム』の後半でかなり活躍することが見込めます。 さらに、項燕は後に秦を滅ぼす項羽(こうう)の祖父でもあるのです。こうした事情から考えても、『キングダム』の世界でも超重要人物となるでしょう。展開次第では、李牧の次に物語を牽引するボスキャラクターの一人になるかもしれませんね。

11位 廉頗(れんぱ)

魏の大将軍にして前趙国三大天の一人・廉頗(れんぱ)は、李牧をして「正面から当たれば勝てる人間は誰もいない」といわしめる最強候補の一角となる武将です。 男気に溢れた豪快な人物で、戦を好むその人柄は、どこか麃公(ひょうこう)にも通じるものを感じられます。 『キングダム』の劇中では趙と魏を離れて楚へ亡命した彼ですが、史実ではこの後、再び戦場に立つことができないまま病没するとされています。 圧倒的な強さをほこり、戦を好んだ彼の生涯の幕引きとして病没というのは寂しく感じられてしまいますが、漫画の中では何かしらの救いが描かれるのでしょうか。

10位 楊端和(ようたんわ)

ここからは、いよいよベスト10。 第10位は、「山界の死王」こと楊端和(ようたんわ)です。 強く美しくカリスマ性溢れる彼女には、ファンも多いのではないでしょうか?実写映画版での長澤まさみの演技にも注目ですね。そんな彼女は数々の戦場で武勲をあげており、大将軍級の扱いをうける王翦・桓齮らと共に趙に攻め込んでいることから、彼女が彼らに匹敵する実力者であると考えられます。 また、史実では今後、王翦と羌瘣が趙を平定する中で更なる武功をあげることになっているので、当分は彼女の活躍を楽しめそうです。ただし趙の平定後の情報が見当たらず、さらに生没年なども不詳であることから、彼女も戦死か戦線を離れる可能性が高そうです。

9位 桓騎(かんき)

第9位は桓騎(かんき)。 残虐な一面が強く、人間的に尊敬できるキャラクターではありませんが、頭が切れる上に戦闘力も抜群。秦を支える優秀な武将の一人です。 実は桓騎の最期については、史実では諸説あります。一つは、李牧によって斬首されてしまうというもの。もう一つは燕に亡命し「樊於期(はんおうき)」と名を改め、始皇帝暗殺計画に協力したというものです。 『キングダム』の作中で彼がどのような結末を迎えるかは不明ですが、このまま物語の最後まで戦うことは、どう考えても難しい様子。また、樊於期という同名のキャラクターは既に登場済みなので、桓騎が彼と共謀して政を殺させようとするのでは、という推測もされています。 今後も敵対者としてますます躍進しそうな桓騎から目が離せませんね。

8位 司馬尚(しばしょう)

第8位は、趙の武将・司馬尚(しばしょう)。 李牧が自分と同格の「三大天」に推薦するほどの人物だけあって、物語に登場した際にはわずか5千の兵で敵が率いる2万の兵を打ち破るなど、その確かな強さが伺えます。 まだまだ物語には本格的には関わってきていませんが、秦による趙の侵攻が激化していけば、いずれ彼が戦線に登場することもありうるでしょう。李牧や龐煖という作中屈指の武将たちと同格の彼は、物語でも大きな見せ場が与えられそうです。 なお、史実では彼の子孫には諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)を破る司馬懿(しばい)などがいます。

7位 蒙武(もうぶ)

第7位は、王翦と同じく秦の武将・蒙武(もうぶ)。 蒙恬(もうてん)の父親で、史実では謎に満ちた人物です。歴史に名前が出てくる時は「王翦の副将」というのが特徴ともいえます。 武力に秀で、劇中では大将軍に任命されているなど、秦の中でも屈指の実力者ではあります。 史実では楚を攻めて滅亡させることになっているため、物語の後半まで活躍することは間違いなしといえそうです。

6位 昌平君(しょうへいくん)

第6位は、昌平君(しょうへいくん)。 事実上秦国の軍事の責任者を務める彼はもともと楚の国の公子で、人質として秦にやってきました。史実では楚が一度滅亡したタイミングで、楚の将軍・項燕によって楚王にされ、王翦・蒙武と戦い、戦死したとされています。 彼の裏切りの理由などは史実だと判然としませんが、秦が各国を倒す順番が「韓→趙→魏→楚→燕→斉」となっており、最後の斉とは大きな戦争にはならなかったようなので、燕との戦いが物語のクライマックスとなるのではないかと予想されています。 そうなると、楚との戦いはその直前であり、ここも物語の大きな山場となりそうです。その中核を担うであろう昌平君は今後ますます活躍しそうなので、今まで以上に目が離せなくなるのではないでしょうか。

5位 王翦(おうせん)

第5位は、王賁の父・王翦(おうせん)(画像左上)。 仮面で顔を隠している王翦は何を考えているかよくわかりませんが、かつての六将・胡傷(こしょう)からは「軍略の才だけで六大将軍に割って入ることが出来る」と評価されており、数々の戦場で大きな功績をあげています。 また史実でも武将としてかなり活躍しており、楚を滅ぼすまで着実に武功を積み重ねていき、その後も天寿を全うしたそうです。 このように『キングダム』の作中の描写はもちろん、史実からも彼がかなりの強者であることは間違いないでしょう。昌平君との強さの上下を判断するのは難しいですが、史実での功績から彼を上位としました。

4位 李牧(りぼく)

趙国の三大天の一人で、再三にわたって信や政の前に立ちはだかる名将・李牧が第4位です。 史実でも「守戦の名将」と記録されているほどに優れた人物で、『キングダム』の作中でも様々な形で信や政に影響を与えました。 およそ最強にも思える彼ですが、史実では秦の策略により趙王との関係が悪化し誅殺されるという悲劇的な最後を迎えたとされています。また、彼の死からわずか3ヵ月後(あるいは5か月後)には秦によって趙が滅ぼされたことからも、いかに彼が優れた武将だったのかが伺えるでしょう。 なお、主人公・信は劇中で単に「信」としか呼ばれていませんが、ネット上では後に彼がモデルになった武将の名前「李信(リシン)」を名乗るようになるのは李牧から名前の一部をもらうからではないか、という説があります。 王騎から矛、麃公から盾、そして李牧から名前を受け継ぐとなると、天下の大将軍として申し分はないですよね。 史実を見る限り、李牧が物語の途中で退場してしまうのはまず間違いなさそうですが、数十巻にわたって物語を牽引してきたその影響はしっかりと作中に残りそうですね。 また彼との戦いの後、その穴を埋められるキャラクターが確立できるのかも、『キングダム』の課題になりそうです(その穴を埋めるのが、項燕になるのかもしれませんが)。

3位 楽毅(がくき)

第3位は、劇中ではすでに故人として登場する楽毅(がくき)です。 滅亡寸前だったかつての燕を助け、逆に大国だった斉を滅亡寸前にまで追い込んだ名将で、「軍神」と称されるほどの人物として語られます。その強さは、秦の六大将軍や趙の三大天と並ぶほど。 故人としての登場ではありますが、史実では信や政が登場する以前には、楽毅(が斉を追い込んだことによって、斉と秦の二強時代が秦の一強時代へと突入し、秦の中華統一がひと時進んだとされています。そう考えると物語への影響力は絶大と言えますね。 劇中での評価に加えて、史実での影響力の大きさも考慮し、第3位としました。

2位 王騎(おうき)

第2位は、信も憧れる六大将軍の一人、王騎(おうき)です。 史実にも「王キ」という同名の武将はいるのですが、こちらは『キングダム』の王騎と違い史実での功績がほとんどないことからも、王騎と史実の王キはほとんど無関係とみる傾向が強いようです(また、「六大将軍」なども『キングダム』独自の設定です)。 このように、ほとんどオリジナルキャラクターといえる王騎は、劇中で半ば神格化されているかのように情に厚く、武力に秀で、頭の回転も優れるなど、武将としての多くの資質を兼ね備えた偉大な人物として描かれています。 物語から退場してからもたびたび話題に上るなど、その圧倒的な影響力も考慮し、2位としました。

1位 龐煖(ほうけん)

第1位は、趙の三大天の一人・龐煖(ほうけん)です。 自ら「武神」を名乗り、王騎や麃公といった強者たちを破ってきた武将です。精神的な問題をはじめ様々な欠点が指摘されたり、信といい勝負をしたりと、少しずつ龐煖の強さにも綻びがみえ始めています。 しかし、だからこそこのまま一筋縄に倒されるのではなく、パワーアップしそうなのが龐煖の怖いところ。一人の武将としての強さはまさに武神級なので、1位としました。 なお、史実では悼襄王が崩御し、子の幽繆王が即位する頃には龐煖の足跡が辿れなくなっているようなので、今後の展開が読めないキャラクターでもあります。

とはいえ『キングダム』が進むにつれ、武将の強さは変動するはず

『キングダム』の史実と劇中での描写を踏まえて武将の強さを考察してきましたが、『キングダム』に登場する武将たちの強さは実力伯仲で、ランキングの妥当性の考察が非常に難しかったです。 特に、信をはじめとする若手武将たちは今後の成長が未知数ですし、逆に物語が始まる前に退場してしまっている武将も判断が難しいところがありました。 また、このランキングはこれからも随時変化していく可能性がありますので、あくまで物語完結前の一時的なものとして読んでもらえると幸いです。