2020年8月25日更新

「シャーロット」友利奈緒は冷たく厳しい生徒会長!能力や過去まで解説

このページにはプロモーションが含まれています
「シャーロット」 友利奈緒 サムネイル画像

AD

「シャーロット」生徒会長・友利奈緒は銀髪の美少女!クールな彼女の魅力を紹介【ネタバレ注意】

友利奈緒(ともりなお)は星ノ海学園に通う1年生ながら、能力者としての責任感と行動力から生徒会の会長に抜擢されている女子高生です。「~っス」が口ぐせで、同級生からは「友利」や「友利さん」、年上からは「奈緒ちゃん」と呼ばれています。 「シャーロット」のヒロインでミステリアスな雰囲気を持つ銀髪の美少女ですが、本人にその自覚はなく「上玉(じょうだま)」と言われたときには大喜びしていました。 普段はクールで淡々とした話し方をしていますが、感情が高ぶると言葉遣いが悪くなります。またおいしいものや好きなバンドのライブでは、テンションが上がる無邪気な一面も! 常にハンディカメラでさまざまなものを撮影しており、何よりもカメラを大事にしています。ちなみに能力者が能力を使っている証拠もそのカメラに収めているため、作中でもカメラを使うシーンは多数登場しますよ。 また入院中の兄がいますが、妹の奈緒のことすらわからない状態で……。奈緒はたびたび兄のいる病院へ足を運んでいます。 ※本記事では「シャーロット」のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意ください。

校内支持率は最低?冷たくて容赦ない性格は「能力者を守るため」

1年生にして生徒会長を務める友利奈緒(ともりなお)ですが、クラスでは浮いた存在で友達もいません。それは彼女の能力と、能力者を守るために容赦のない行動をとることがあるからです。 能力者を星ノ海学園に連れてくる手段として暴力を振るうこともありますが、それを目撃した人たちには“彼女が暴力を振るっている”ということしか認識されません。 そのため作中で複数の女生徒に友達を殴られた仕返しとして、奈緒がリンチに遭うシーンも……。彼女は自分がやったことや周囲がどう思っているかをわかっているため、決して殴り返すことはなく耐え続けています。 しかし奈緒の暴力は「能力者を守る」という強い信念ゆえの行動で、本当は優しい性格の持ち主です。そのため乙坂有宇(おとさかゆう)の妹・歩未(あゆみ)と会った時は、超能力で喜ばせたり一緒におかゆを食べたりと、彼女のために尽力する優しい姿を見せていました。

AD

実はロックバンド「ZHIEND(ジエンド)」の大ファン!

実は友利奈緒はポストロックバンドの「ZHIEND(ジエンド)」の大ファンです。元々ロックには興味がなかったのですが、バンドマンとしてメジャーデビュー寸前だった兄・一希(かずき)の影響で好きになりました。 いつも音楽プレイヤーで「ZHIEND」の曲を聴き賞賛していて、乙坂にプレイヤーごとプレゼントしたことも。 また奈緒は乙坂と彼らのライブを観に行った時には、グッズを買うために奮闘し購入できた時には無邪気にはしゃいでいました。 ちなみに乙坂が偶然遭った「ZHIEND」のボーカルであるサラ・シェーンを一希に会わせたことで、奇跡が起き彼は奈緒のことをわかるほどに回復しました。

友利奈緒の能力は透明化!ただし見えなくなるのは任意の1人から

奈緒は思春期の少年少女の一部に発症する超能力の持ち主で、その能力は透明化です。しかし見えなくなる相手は1人だけで、その他の人々からは普通に視認することができます。 作中ではこの能力を使い、能力者の証拠を押さえたり歩未を痛い目に遭わせようとした同級生の前髪を切り落としたりしていました。服や持ち物も一緒に透明になるので、服だけが浮いていた、のようなことはありません。

乙坂の能力を突き止め、彼を星ノ海学園へ

奈緒は主人公の乙坂が能力者だという証拠を押さえ、能力者を保護する星ノ海学園へ転入させた人物です。彼女は透明化能力を用い、ハンディカメラで乙坂が「人の体を5秒乗っ取れる能力」を使ってカンニングしている証拠を撮影していました。 証拠を押さえた奈緒は、乙坂が1人でテストを受ける環境を設け、彼が監視の体を乗っ取った瞬間もバッチリ捉え言い訳できない状況へ追い込んだのです。 それでも逃亡を図ろうとする乙坂に対し、高城丈士朗(たかじょうじょうじろう)が瞬間移動能力も使って追いかけ、最後は透明化した奈緒が思いっきり蹴り飛ばし降伏させました。 奈緒は「超能力者は科学者に見つかると実験台にされてしまう」と説明し、半信半疑の乙坂を妹の歩未とともに星ノ海学園へ転入させたのです。

AD

冷静で毒舌な性格の理由は過去にあった?能力者を守りたい!

奈緒が目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格になったのは、過去に原因がありました。実は奈緒と兄の一希は女手1つで育ててくれた母親に、超能力者を集めている組織へ売られたのです。 小学生のとき、優秀だった奈緒は国立附属中学へ合格し進学することが決まり、一希もレコード会社の目に留まりメジャーデビュー寸前でした。しかし突然母親から全寮制の学校へ2人で転入してほしいと懇願されます。 奈緒は母が薦めた学校ですぐに新しい友達ができたものの同じ学校へ通っている兄とは会えず、探そうとすると周囲に引き留められ会えないままだったのです。 そして1年後一希と再会すると、兄は度重なる実験で脳と精神に負担がかかり奈緒のことすらわからない状態に……。 一希の身に起きたことと、奈緒の周囲にいたのも科学者たちに用意されたかりそめの友人だと知り彼女はその学校から逃げ出したのです。 それから奈緒は自分の兄と同じ目に遭う能力者が出ないように、たとえ自分が悪者になろうとも能力者たちを守るために行動しています。

ラストで乙坂とはどんな関係に?お守りは“英単語のメモ”

乙坂は親友の死に落ち込む兄・隼翼(しゅんすけ)の姿を見て奈緒に相談します。彼女から提案されたのは“世界中の能力者の能力を奪って救う”という無謀な作戦でした。 この作戦を実行すると決めた乙坂は奈緒のことが好きだと告白しますが、すぐに言い合いになり「ほら、私たち相性最悪ですよ」と言われてしまいます。 奈緒は「全ての能力者を救って、日本に帰ってきたら恋人になりましょう」と約束し、海外で危険な旅をする決意をした乙坂を鼓舞。そして奈緒はまず自分の能力から奪うことを提案しました。乙坂は奈緒から使える英単語をまとめたものを受け取り海外に旅立ったのです。 しかし莫大な量の能力を奪い続ける乙坂の脳に膨大な負荷がかかり、精神がボロボロに。そして世界中の能力を奪い日本に帰ってきたときには、乙坂は奈緒のことを忘れていたのです。 奈緒はショックを受けますが恋人だと名乗り、乙坂が大切に持っていた英単語のメモは自分が作ったのだと話すと、彼は「これは何があっても捨てられなかったお守りだ」と答えました。

AD

知れば知るほど好きになる!実は優しい友利奈緒の魅力【シャーロット】

見た目は可愛いものの、常に冷静で毒舌なイメージが強い友利奈緒。しかし彼女は「兄のような不幸な能力者を出したくない」という信念を貫く、とっても優しい女の子なのです。 乙坂に告白されても嬉しそうな素振りを見せませんでした。しかし記憶を失くして帰ってきた彼を優しく迎え入れ、平和になった世界でみんなの楽しい想い出をたくさん撮りたい、とカメラを回す彼女には冷酷さの欠片もありませんでした。 物語はそこで終わってしまいましたが、きっとこの後は彼らを守る使命から解放され、優しい奈緒の魅力が周囲にも伝わっていったことでしょう。