2020年9月24日更新

いつか行きたい、あの有名映画のロケ地!フィルムツーリズムの成功例5選

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『ホビット 思いがけない冒険』マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン
© NEW LINE CINEMA/zetaimage

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フィルムツーリズムって?いつか行きたいあの映画のロケ地を紹介

「フィルムツーリズム」という言葉を知っていますか?これは旅行業界の言葉で、映画などのロケ地を観光スポットとして世界中から旅行客を集める集客方法のこと。国や自治体によっては積極的に映画のロケ地を誘致しているところもあります。 今回はそんなフィルムツーリズムの成功例を紹介していきましょう。 映画ファンにとってあこがれのロケ地訪問。渡航制限で海外旅行にいけない昨今、今のうちに行ってみたいロケ地をチェックしておきましょう!

「ハリー・ポッター」シリーズ

イギリス/ロンドン キングスクロス駅ほか

『ハリー・ポッターと賢者の石』ダニエル・ラドクリフ
©WARNER BROS./zetaimage

「ハリー・ポッター」シリーズで、最も行きやすいロケ地はなんといってもロンドンのキングスクロス駅。ハリーたちが9と3/4番線のホームからホグワーツ特急に乗るシーンが印象的です。 実在するロンドン最大のターミナル駅なので、ホームはもちろん映画そのまま。ホームに入らなくても、9と3/4番線に入るシーンをイメージした撮影スポットとおみやげ店は利用できます。 またロンドンには、ハリーが初めてヘビと話したロンドン動物園爬虫類館や『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1』で死喰い人(デスイーター)が破壊したミレニアム・ブリッジも。 「ハリー・ポッター」シリーズのロケ地はイギリス全土に点在していて、ホグワーツの食堂やボウドリアン図書館のロケ地となったオックスフォード大学や、ホグワーツの廊下のシーンが撮影されたグロスター大聖堂は比較的観光でも行きやすい場所にあります。 グロスター大聖堂は入場は無料ですが、写真撮影には別途料金がかかりますのでご注意を!

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「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」シリーズ

ニュージーランド/北島・南島

『ホビット 思いがけない冒険』マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン
© NEW LINE CINEMA/zetaimage

「ロード・オブ・ザ・リング」および「ホビット」シリーズのロケ地はニュージーランドの北島と南島に点在しています。 南島には、サルマン率いる闇の軍団との戦地と化した「エラドスの丘」のロケ地マウントサンディー。ローハン一族の首都エラドスのシーンが撮影されたカンタベリーなど、大自然も見どころの観光地が盛りだくさんです。 しかしやはりいちばんおすすめなのは、ホビット庄のロケ地である北島のマタマタ!「ロード・オブ・ザ・リング」撮影終了後に1度取り壊されたセットは、「ホビット」シリーズ撮影のために再建。2020年9月現在は、観光地としてそのまま残されています。 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのロケ地はその多くが大自然のなかにあり、個人では行くのが難しい場所も。旅行会社が提供しているツアーを利用するのもいいかもしれません。

「ジュラシック・ワールド」シリーズほか

ハワイ/カアアヴァ渓谷ほか

ジュラシックパーク
Film TM & ©︎1993 Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved

「ジュラシック・ワールド」および「ジュラシック・パーク」シリーズのロケ地として有名なのが、ハワイ、オアフ島のクアロアランチにあるカアアヴァ渓谷。 シリーズ第1作目でグラント博士、ティム、レックスの3人が恐竜から逃れるために身を隠した倒木は公開から27年(2020年9月時点)が経ったいまでもそのまま置かれています。倒木の脇には「ジュラシック・パーク」のロゴが描かれた看板があり、映画公開当時から変わらず人気の観光スポットです。 クアロアランチには、ほかにも『ジュラシック・ワールド』で登場した凶暴な新種の恐竜インドミナス・レックスを閉じ込めていた檻や、檻の中を監視する部屋のセットがそのまま現存(2020年9月時点)。部屋の中にも入ることができ、撮影風景の写真やインドミナス・レックスの顔などが飾られています。 また、テーマパークを移動するための球体の乗り物「ジャイロスフィア」の乗り場も。黄色とオレンジの屋根がそのまま残っています。

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『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)

オーストリア/ザルツブルグ近郊

『サウンド・オブ・ミュージック』
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

ミュージカル映画の名作『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地はオーストリアのザルツブルグ近郊に集中しています。首都ウィーンから電車で2時間半〜3時間で到着。 ザルツブルグ旧市街の高台にあるのは、マリアが修道女として過ごした「ノンベルグ修道院」。マリアが子供たちと踊りながら“ドレミの歌”を歌ったバラのアーチやペガサスの噴水は、ザルツブルグ中央駅から車で10分の距離にある「ミラベル庭園」です。 また、トラップ一家の屋敷として使われた「レオポルドスクロン宮殿」はザルツブルグ中央駅から車で7分ほど。旧市街からは徒歩で12分ほどで行くことができ、その一部は高級ホテルとして運営されているため宿泊も可能! 本作はオープニングでマリアが草原で歌うシーンや、子供たちに“ドレミの歌”を教えるシーンが有名ですが、そのロケ地は山にそびえ立つ古城「ヴェルフェン」の裏側にある草原。「ヴェルフェン」は人気の観光地で、ザルツブルグから車で40分ほどで訪れることができますが、ロケ地となった草原にはそこから山道を1時間ほど歩いていかなければいけません。 しかし、豊かな自然の美しさと『サウンド・オブ・ミュージック』の世界に浸りたい人は、がんばって訪れる価値のある風景であることは間違いないでしょう。

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「スター・ウォーズ」シリーズ

チュニジア/ネフタ近郊ほか

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』C-3PO、アレック・ギネス、マーク・ハミル
© LUCASFILM/zetaimage

「スター・ウォーズ」シリーズでアナキンやルーク・スカイウォーカーの故郷の星として知られる惑星タトゥイーン。砂漠に覆われたこの星のシーンは主にチュニジアで撮影されました。 アナキンが奴隷として幼少期を過ごした街モス・エスパのシーンが撮影されたオング・エル・ジュメルには、いまも大掛かりな街のセットが残っています。またルークが育てられた親戚のラーズ家は、ネフタの近くにその外観が残されています。 ラーズ家の内装は、マトマタという町にもともとあったシディ・ドリスというホテルを利用しています。もともとはベルベル人が住んでいたという穴居住居で、宿泊も可能。 トズール近郊には、ラーズ家の近くにあるという設定のジャンドランド渓谷のロケ地が。この場所では、R2-D2がジャワ族にさらわれてしまうシーンや、ルークとオビ・ワン=ケノービが出会うシーンが撮影されました。