2023年11月13日更新

『恋する母たち』原作漫画のあらすじネタバレを解説!結末はどうなる?

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【ネタバレなし】『恋する母たち』のあらすじ

11年前に夫が失踪した石渡杏は、息子が名門高校に合格し保護者説明会に来ていました。保護者会には林優子や蒲原まりの姿も。この3人の母親はそれぞれ悩みや心に傷がありました。 杏は11年前にいなくなった夫のことを、不倫相手の女の夫から聞き事実を知ることになります。優子は家庭より仕事を優先する女性で、息子が引きこもり。まりはセレブですが夫が不倫し、自分も人気の落語家から猛烈なアプローチを受けることになります。 悩めるアラフォー女子たちの日常は、実写ドラマでどのように描かれるのでしょうか。

第1巻のあらすじ・ネタバレ

杏、まり、優子の3人は息子が通う小、中、高一貫のエリート進学校・麻蔵学園に突然呼び出されました。そこで息子の成績に関する驚きの事実を知らされたところから、物語は始まります。 麻蔵学園に通う生徒の多くは裕福な家庭の子が多く、杏の息子は高校からの入学になるので彼女は初めての保護者会で浮いてしまいました。杏の息子は成績もビリから2番目。後ろの席(成績がビリの生徒)の母親はまりでした。 まりと仲良くなった杏は“母親は結構不倫している”という言葉を聞き、自身の過去を振り返ります。一方セレブのまりは夫との関係に悩みながら、チャリティーコンサートに参加。後に猛アピールをしてくる人気の落語家・今昔亭九太郎と出会いました。 勤める会社で役員候補の優子はというと、電車で痴漢を捕まえた犯人が大手企業の会長の息子だったことで、自身の会社の副社長から圧力をかけられてしまいます。新商品の宣伝プロジェクトリーダーも後輩・赤坂に取られてしまいました。

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第2巻のあらすじ・ネタバレ

息子たちの成績のことで3人が呼び出されたのは、成績不振により期末テストで1つでも赤点をとると留年確定だという理由からでした。さらに留年が決まった場合は、自主退学をすすめると学校からは冷たい宣告。 そこで3人は息子を留年させないため、協力関係を築きます。それを通して3人の関係も深くなっていき、まりは九太郎との関係を相談するようになりました。 ある日まりの自宅に、夫の不倫相手と思われる人物が訪ねてきました。“奥様の顔を見てくるように言われた”とだけ告げられ、女は帰っていきます。まりは夫に詰め寄るもはぐらかされ、「息子が大変な時に」と漏らしました。 その怒りから九太郎とデートを重ね、恋心が芽生え始めたまり。しかし杏から“出版社にタレコミがあった”と聞かされます。杏のお相手、斉木からの情報でした。 まりはこれで会うのは最後と決め、九太郎と温泉旅行に出かけます。そしてまりと九太郎はーー。というところで2巻は終わりです。

第3巻のあらすじ・ネタバレ

結局まりは途中で家族のことが頭をよぎり、九太郎と一線を越えることはありませんでした。そして彼女の息子だけが、テストで不合格になってしまいます。自分を責めたまりは、九太郎との関係を終わらせることにしました。 それから杏と斉木の関係にも進展が。斉木自身が杏の夫を与那で目撃したことを、聞かされました。タイミングよく優子が夏休みに家族で与那に旅行に行くことを知った杏は、夫に会いに行くことを決意。 斉木に聞かされていた通り夫は記憶をなくしていて、一緒に失踪した女とは別の女性との娘まで育てていました。事情を夫に説明し、ようやく離婚届に判を押してもらいます。 そして遅くまで会社に残り仕事をする優子と、後輩の赤坂は急接近。一気に一線を越えた関係になってしまいます。優子は1回きりにするつもりでしたが、赤坂に押し切られ2人の関係は続くのでした。

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第4巻のあらすじ・ネタバレ

4巻冒頭では恋より家庭をとったまりに、夫の浮気相手から挑戦状が叩きつけられます。そしてまり、夫、浮気相手の3人で話し合うことになりました。怒りを表したい気持ちを抑え妻として母として冷静な対応をしたまり。 話し合いの末、夫はまりに謝り浮気相手と別れる決断をしました。夫と同じ弁護士事務所で働いていた浮気相手は、事務所を追われる形に。 杏は離婚成立後、斉木と付き合いだし息子にも報告します。そんな杏のもとに由香という女性が現れ、会話を息子に聞かれてしまいました。母親の交際相手が、自分の父と駆け落ちした相手の元旦那と知った息子は杏に“キモい”といいます。 息子の本当の気持ちを後から知った杏。斉木も転勤になり、色々な悩みが尽きない杏のもとに今度は夫が訪ねてくるのでした。 優子と赤坂はその後も逢瀬を重ね、次第にお互いの気持ちが強くなっていきます。仕事の時は徹底して仕事に打ち込む優子とは裏腹に、赤坂は目配せをしたりそっけない優子にわかりやすく態度で示すようになっていました。

第5巻のあらすじ・ネタバレ

優子はこのままではいけないと、赤坂に別れを切り出そうとしますがうまくいきません。さらに転勤の話まで舞い込みます。家族と離れ転勤するか会社を辞めるかで揺れる優子。 一旦は会社を辞める決意をするも、赤坂が必死に止めます。そして赤坂と優子の情事を夫が目撃。結局優子は夫と離婚、赤坂にも別れを告げ1人転勤することを選びました。 前巻で浮気相手の女との直接対決を制したまりは、夫の仕事関係で自宅にTVの取材がきます。長男を隠したい夫は、息子を強制的に海外留学させていました。そんな中、九太郎から連絡が入り、息子が動画サイトで活躍していることを知ります。 杏は住んでいたマンションが補強工事をすることになり、急な引っ越しを迫られていました。元夫の母親から一緒に住もうと持ち掛けられるも、断ります。そんな時杏は階段から落ち怪我をました。結局杏は元夫や元義理の母と、1ヶ月暮らすことになります。

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第6巻のあらすじ・ネタバレ

TVに出演したことでまり一家は夫の浮気相手から仕返しを受け、夫が仕事を続けられなくなってしまいました。住んでいた高級マンションからも退去。まりは夫に変わりパートに出るも、家にいるだけの夫はパートのくせにとバカにします。 まりの両親も現れ離婚して一緒に北海道に移り住もうと誘われますが、彼女は離婚を選択しません。杏の怪我のようすをまりが見に行った時に、杏の元義理の母に見初められ化粧品の広告塔になったまり。 しかしそれも長く続きません。九太郎から救いのプロポーズをされるも、まりは家族とともにあることを選びました。そしてある決意と共に彼女は、最後に九太郎と肉体関係を持つのです。 優子は家族と離れる直前に、ぎくしゃくしていた息子と和解することに成功。転勤後もバリバリ仕事をこなします。一旦戻った本社で赤坂と再会するも、気持ちに整理をつけた優子は、赤坂と再び関係を持つことはありませんでした。

第7巻のあらすじ・ネタバレ

「慎吾と復縁をして一緒に暮らそう」と義母に提案された杏。一度は断りますが、そのとき息子の研が「お母さんには彼氏がいる」と義母に話してしまいました。杏に対し「母としてふしだら」だと責め立てた義母は、今までの養育費を返せといった挙げ句、研のことを養子に出すと切り出します。 研と共に家を出ようとした杏でしたが、研は「斉木性になるのはいやだ」と家に残ることに。息子に拒絶されたと感じた杏はそのまま家を出て、金沢にいる斉木の元へ向かいます。実はこれは研が母を開放するために仕向けたことで、斉木に「母を幸せにしてください」とメールを送っていたのでした。 一方まりは、子どもを妊娠していたことが発覚。お腹の子どもの父親は丸太郎だと杏に告白したまりは、夫・繁樹と共に北海道へ移住しました。 丸太郎に惹かれつつも、夫である繁樹と別れなかったまり。丸太郎との子どもだと思っていた息子の繁太郎は、実は繁樹との息子であったことが血液検査で判明します。 その後、シゲオから小説のことを聞き取材を受けるた杏。夫の繁樹に原稿を読まれ、「それは小説だ」と弁解するも家庭内別居状態になってしまいます。無邪気な息子に、九太郎が好きなのになぜ繁樹と別れないのかと聞かれたまりは、そのとき改めて自分は九太郎を忘れられていないことに気付くのでした。 第3の母・優子は4年半ぶりに東京に戻り、コジカビール初の女性役員に。シンガポールに転勤していてずっと連絡を絶っていた赤坂が帰国し「結婚するので、披露宴に出席してほしい」と優子に告げます。 実は優子が離婚したことを知り気持ちが揺れていた赤坂。結婚式当日、結婚相手が不倫をしていたことが発覚し、赤坂は式場を飛び出て優子の元へ向かいました。

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『恋する母たち』の登場人物

石渡杏(いしわたりあん)

駅前の不動産屋でパート勤務をしているシングルマザーの石渡杏。シングルマザーになったきっかけは夫の不倫による蒸発でした。ただし再会するまで夫とは籍を抜いていません。 過去に男女の関係を持った斉木と一度は関係を断ち切ったのですが、10年ぶりに連絡があり再び会うようになります。斉木に惹かれつつも、夫への未練が断ち切れない杏。息子の成績や母親関係でも問題を抱えている悩める主婦です。

蒲原(かんばら)まり

蒲原まりは弁護士の旦那と3人の子を持つ、誰もがうらやむセレブ主婦です。杏の息子と同じ高校に、まりの長男も通っていました。 他人から見れば順風満帆にみえるまりでも、夫との関係では悩まされています。夫とは夜の生活はご無沙汰。自分の女としての魅力はなくなってしまったのか、と考えていました。 そこへまりに猛烈アピールをする男性が現れ、女としての自分と、母親としての自分という葛藤を抱えていきます。

林優子

家庭より仕事が優先なキャリアウーマンの林優子。彼女は(株)コジカビールの宣伝部課長をしています。息子の通う高校は杏やまりの息子達と同じ高校ですが、不登校になっていました。 優子は息子のことは夫にまかせ自分は仕事に専念しています。彼女は“15秒あれば気持ちを切り替えることが出来る”という考えで、直感が1番大事という信条の持ち主。何か問題に直面したときは心の中で15秒数えます。

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斉木巧(さいきたくみ)

杏と関係を持った相手が斉木巧です。斉木は杏の夫と駆け落ちした女の元亭主。杏に夫が蒸発したことを告げたのもこの斉木でした。 杏の夫を信じる心や、辛さを隠す強がる姿に惹かれていった斉木。彼は杏を好きになりますが、杏の気持ちをつかむことはできませんでした。 10年たってやり取りを再開してからも、その想いは変わらず杏を想い続けています。

今昔亭丸太郎(こんじゃくていまるたろう)

今昔亭九太郎はちまたで噂の人気落語家です。まりとはチャリティーコンサートで知り合い、それから彼女に猛アピール。九太郎はまりの女としての部分を的確に刺激していきます。 見た目はまりの夫に劣るも、恋多きプレイボーイともいえます。結婚は3度しており、離婚回数もそれと同数。これには訳があり、1番初めの妻が関わってきます。

赤坂剛(あかさかごう)

優子の会社の後輩で、新商品の宣伝リーダーを務める赤坂剛。優子より12歳年下です。優子の提案を古いと言うこともありますが、基本的には優子のアイデアは否定しません。 赤坂は社内に彼女がいましたが、恋心が分からず優子に相談を持ち掛けます。それから優子への気持ちが高まっていきました。

柴門ふみの作品を紹介!ドラマ化もされた名作揃い

紫門ふみ原作のドラマはたくさんあります。ここでは『恋する母たち』に合わせて、アラフォー世代の青春時代・1990年代前半に流行ったドラマの原作を紹介したいと思います。

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あすなろ白書

『あすなろ白書』は主人公の園田なるみが予備校に通い始め、そこで出会ったなるみ含め5人の男女が複雑な恋愛関係に発展していく物語。主に彼らの大学生時代が舞台です。 なるみは自身の高校生活のほとんどを、陸上へと捧げました。大学への推薦も決まっていたのですが、心機一転、一般入試で別の大学の入試を受けることに。なるみは1年間の浪人生活を経て、見事第1志望の大学に合格しました。 そこで同じ予備校に通っていた取手と再会。その後他の予備校仲間に会う機会も増えていきます。

東京ラブストーリー

『東京ラブストーリー』は主演・織田裕二の恋愛ドラマ。こちらも紫門ふみによる原作漫画があります。ドラマの中でヒロインのリカが、主人公を呼ぶときの“かーんち”というセリフが流行ったことを思い出します。 主人公の名前は長尾完治。東京の生活が想像していたものとは違い、失望していたちょっと優柔不断なカンチ。高校の同級生と会ったカンチは、2人の女と出会い1人をつれてホテルに行きました。 しかし女は泥酔状態で手が付けられず、カンチは先にホテルを出ることに。出ようとしたホテルのフロントで、同僚のリカと出くわしました。それからカンチはリカに振り回されていくようになります。

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『恋する母たち』原作漫画のあらすじ・ネタバレを紹介

今回は紫門ふみ原作『恋する母たち』について、ドラマの内容やキャスト情報、原作漫画のネタバレを紹介しました。『東京ラブストーリー』や『あすなろ白書』以外にも、同原作者の名作ドラマはたくさんあります。 原作漫画を読んでおくことで、普段とは違ったドラマの楽しみ方も出来るのではないでしょうか?主役キャラたちが、どのように実写で演じられるのかも注目です!