【2021年】ウルトラワイドモニターの選び方・おすすめ人気商品12選!

ゲーム・映画・PC作業など、幅広い用途に対応したウルトラワイドモニター。本記事ではそんなウルトラワイドモニターの選び方・おすすめ人気商品を12選紹介します!選び方は、“初心者にもわかりやすく”解説していくので、購入を迷っている人は是非参考にしてくださいね。
ウルトラワイドモニターとは
ウルトラワイドモニターとは、通常のモニターよりも横幅が長いモニターのこと。迫力ある大画面となることから、ゲーマー・映画好き・多画面での作業を必要とする人に人気のモニターです。
しかし用途が幅広く分かれることから、どの商品が自分に合っているのか判断しにくいですよね。そこで本記事では、正しい選び方・おすすめ商品を一挙紹介します!
ウルトラワイドモニターの選び方
①画面の形状
②大きさを選択
③解像度
④応答速度・リフレッシュノート
①画面の形状で選ぶ:湾曲か平面
ウルトラワイドモニターには「湾曲タイプ」と「平面タイプ」の商品があります。
「湾曲タイプ」は、ゲームや映画を楽しみたい人におすすめのタイプです。弧を描くように曲がった画面が映像の立体感を増長させ、より迫力ある映像に没入できます。また、平面タイプよりも少ない視点移動で画面を見渡せるため、特に激しいゲームが好きな人は湾曲タイプの購入を検討しましょう。
対して「平面タイプ」は、画像や動画編集、PC作業やネットサーフィンなど、単純にスペースを広げて日々の作業の効率化を図りたい人におすすめです。また湾曲タイプを選んでしまうと、画像が曲がって見えてしまいます。デザイン系のツールを使う場合は、平面タイプがおすすめです。
②大きさを選択:34インチ以上がおすすめ
ウルトラワイドモニターは、「25〜35インチ」サイズのものが多く販売されています。その中でも人気でラインナップが豊富なのは、35インチ前後の商品です。34インチ以上の画面だと、大画面が必要なゲーム・作業にぴったり。
また大きさを選ぶ時には、設置するスペースも確認しておきましょう。35インチでは約1mほど、25インチでは約60cmの横幅が必要です。
スペースが足りない場合は、別途モニター台を設置もおすすめ。また壁掛け可能なものを購入したり、モニターアームを利用してスペースを確保する、といった方法も考えてみましょう。
③解像度:映画鑑賞・ゲーム・クリエイティブ作業には4K対応がおすすめ
一般的に、モニターの解像度としてはフルHD・4Kなどが一般的。ウルトラワイドモニターは、3440×1440の「UWQHD解像度」や、5120×2160の解像度の商品まで幅広く展開されています。
画質にこだわりを持つなら高解像度のものを選ぶことをおすすめします。特に映画鑑賞や写真編集などのクリエイティブ作業には、4K対応のモデルがおすすめ。しかしPCのスペックが追いつかなかったり、ゲームがその画質に対応していなかったりする場合もあるので、自身の環境・用途に最適なものを選びましょう。
④応答速度・リフレッシュレート:ゲーマーは要チェックの指標
応答速度・リフレッシュレートです。特にFPSなど激しい動きを要するゲームが好きな人は、応答速度2ms以下、リフレッシュレート120Hz以上の製品を推奨します。
応答速度とは、画面上のドットの色が変化するのにかかる時間のことです。この応答速度が早いほど画面の残像がなくなり、移り変わる展開に素早く対処することができます。ゲーマーは、理想的には2ms以下、最低でも4ms以下の値を持つモニターを選ぶと良いでしょう。
リフレッシュレートとは、1秒間で画面が切り替わる回数のことです。例えば120Hzであれば、1秒間に120回画面が切り替わります。この値が大きいほど、映像が滑らかに動いていくため、ウルトラワイドモニターを選ぶ時には大切な指標のひとつです。
用途別!必要スペック早見表
ここまで「選び方」をしっかり確認してきましたが、「結局自分はどんなモニターを選べば良いかわならない……」という人もいるでしょう。
そこでここからは用途・状況別の理想スペックを紹介します。「必要なスペックはどの程度なのか」簡単に確認し、自分にぴったりの商品を選びましょう!
ケース | 状況 | 詳細 |
---|---|---|
A
|
ゲームを“がっつり” プレイしたい場合 |
|
B
|
映画やドラマなど 映像作品を 楽しみたい場合 |
|
C
|
クリエイティブ作業や オフィス作業用に 画面を拡張したい人 |
A:ゲームを“がっつり”プレーしたい場合
項目 | 理想スペック |
---|---|
①応答速度 | 2ms以下 |
②リフレッシュノート | 120Hz以上 |
③スクリーン形状 | 湾曲モニター |
ゲームをがっつりプレイしたい人は、湾曲モニターで、応答速度とリフレッシュレートが優秀なものを選択しましょう。
平面モニターでは、ゲーム中の視点移動に時間がかかってしまいます。しかし湾曲モニターなら素早い視点移動にも適し、また臨場感も抜群。
また応答速度やリフレッシュレートが優秀なモデルなら、映像の切り替えもサクサク。予算の許す限り、数値にこだわりましょう。特に応答速度は2ms以下、リフレッシュノートが120Hz以上であればゲーミング用モニターのスペックとしては十分です。
Switch(スイッチ)・Play Station(プレイステーション)に、ウルトラワイドモニターはオススメできない
ゲームが大好きな人は、1つ注意しなければならないことが……!実はNintendo Switch(任天堂スイッチ)やPlay Station(プレイステーション)の使用に、ウルトラワイドモニターはおすすめできません。
SwitchやPS4のゲームは、どれも縦横比が16:9と固定されているため、横幅が広いウルトラワイドモニターでは、左右端に黒帯ができてしまいます。
両者のゲームを大画面で楽しみたいという場合は、ウルトラワイドモニターではなく、他の大画面モニターがおすすめです。
B:映画やドラマなど、映像作品を楽しみたい場合
項目 | 理想スペック |
---|---|
①解像度 |
・UWQHD (3440x1440) ・できれば4K相当 |
②スクリーン形状 |
・湾曲タイプがおすすめ
・大人数で楽しむなら 平面タイプ |
映画・ドラマ鑑賞を目的にウルトラワイドモニターを購入する場合は、解像度の高さにこだわりましょう。
また画面との距離が一定に保たれることや、立体的で没入感が味わえることから、「湾曲タイプ」のモニターがおすすめです。
しかし大人数で鑑賞したいという場合は、「平面タイプ」を選びましょう。「湾曲タイプ」は基本的に1人で使用することを前提として作られており、角度によっては映像が見えにくくなってしまいます。
C:クリエイティブ作業・オフィス作業用なら平面モニターを
項目 | 理想スペック |
---|---|
①解像度 |
UWQHD (3440x1440) |
②スクリーン形状 | 平面タイプ |
クリエイティブ作業やExcelなどのオフィス作業用に、単純に作業画面の拡張をしたい人は、平面モニターの製品がおすすめです。
特に写真・動画編集などのクリエイティブ作業には、映像の正確さが必要。歪みのある「湾曲タイプ」は、できる限り避けましょう。
おすすめのウルトラワイドモニター12選
LG「29UM59-P」
■サイズ:29インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:2560×1080 ■応答速度・リフレッシュノート:5ms、75Hz
韓国の人気メーカー・LGが製造販売する、29インチの湾曲型ウルトラワイドモニターです。解像度は2560×1080、滑らかで高速な「AMD FreeSync」対応。非光沢で画面が見やすい製品です。 目の負担を抑える「フリッカーセーフ」や「ブルーライト低減機能」を搭載しているため、長時間ゲームをプレイするゲーマーたちにも優しい商品です。さらに、暗部での視認性を高めるゲーム機能も搭載。 応答速度5ms・リフレッシュレート75Hzと、数値的にはやや低さが感じられますが、3万円弱のエントリーモデルとしては最適でしょう。
LG「34WL500-B」
■サイズ:34インチ ■形状:平面型 ■解像度:2560×1080 ■応答速度/リフレッシュノート:5ms/ー
続いて紹介する商品もLGの商品。こちらは作業用としても使用できる平面タイプのウルトラワイドモニターです。画面サイズは34インチで、3辺フレームレスとなっているデザインが特徴的。 またこちらの商品も先程と同様、ゲーマーのための機能を一通り搭載。さらにウィンドウを自動的に整理してくれる、「Screen Split」機能も搭載しています。通常の作業用のモニターとしても高性能です。 各ソフトウェアごとに、色彩や「Screen Split」の自動調整も可能。ゲーム用にも作業用にも扱いやすい、大きなウルトラワイドモニターです。
LG「34GN73A-B」
■サイズ:34インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:2560×1080 ■応答速度/リフレッシュノート:ー/ー
高さ調節・壁掛けに対応した、LGのウルトラワイドモニター。ゲーマー向けの性能を多数搭載する、Amazonの人気商品です。 中でも好評なのが、1コマ間に黒画面を意図的に挿入することによって、残像をなくす「1ms Motion Blur Reduction」。ゲーム内の展開を正確に表示させることができます。 その他、出力ラグを抑える「DAS(Dynamic Action Sync)モード」・暗部での視認性を高める「ブラック スタビライザー」・画面ずれやカクつきを抑える「AMD FreeSyncテクノロジー」など、様々な独自システムがゲーマーの心を満たします。
Acer(エイサー)「EI431CRPbmiiipx」
■サイズ:43.4インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:3840×1200 ■応答速度/リフレッシュノート:4ms/120Hz
続いて紹介するモニターは、43.4インチと驚異の横幅を持つAcer(エイサー)の「EI431CRPbmiiipx」です。Acerは台湾に拠点を置き、人気モニターを多く販売しています。 解像度は3840×1200、リフレッシュレートは120Hzですが、やはり一番目を引くのは32:10のウルトラワイド曲面モニター。ゲーマーにはもちろん、映画好きにもオススメできる商品!また最新のAMD FreeSyncにより画面の「カクツキ」も低減されています。 画面の分割機能も搭載しているため、ウィンドウをそのエリアにドラッグするだけで自動的に整理されます。ウィンドウの整理が得意なので、作業用のモニターとしても力を発揮しますね。どんな人とも相性の良い、万能型のウルトラワイドモニターです。
Acer(エイサー)「Z35bmiphz」
■サイズ:35インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:2560x1080 ■応答速度/リフレッシュノート:4ms/144Hz
Acer(エイサー)の「Z35bmiphz」は、本体に9W+9Wのステレオスピーカーを搭載しています。モニター本体で、迫力ある大音量を楽しみたい人にオススメできる商品です。 究極のゲーミング環境の実現を図った本商品は、テアリングのないスムーズな映像をもたらす「NVIDIA-GSYNC」対応の他、3種類の「Game Viewモード」を搭載。視認性を高める独自機能も魅力的な、プロゲーマーも御用達のモニターです。
PHILIPS(フィリップス)「439P9H1」
■サイズ:43.4インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:3840x1200 ■応答速度/リフレッシュノート:4ms/ー
続いて紹介するのはこちら、PHILIPS(フィリップス)の「439P9H1」。43.4インチの広作業域ながら、3840×1200高解像度を誇るウルトラワイドモニターです。画面のチラツキを抑え目の疲労を低減する「Flicker Free Low Blue Mode」は、長時間の作業用のモニターとしてぴったり。 5年保証付きで、保証はパネル・ケーブルも含んでいます。安心して、長く使える商品ですで。 その上USB-TypeC対応であり、Macユーザにはありがたい一品。デザイン・芸術系の作業はやはりMacの使用者が多いことから、MacBookユーザーからの支持が厚いモニターです。
ASUS(エイスース)「ROG Strix XG35VQ」
■サイズ:35インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:3440x1440 ■応答速度/リフレッシュノート:4ms/100Hz
続いて紹介するASUS(エイスース)の「ROG Strix XG35VQ」は、GamePlus搭載。まさにゲーマーのためのモニターです! “勝利をもたらす湾曲の大画面”と謳う本製品は、1800R曲面液晶パネル、100Hzのリフレッシュレート、そしてゲームシーンで便利なGamePlus機能を搭載。GamePlusは、画面上にゲーム用の照準などを表示する、FPSなどで大活躍の機能です。 またRTSで便利なタイマー表示機能や、画面のリフレッシュレートを表示できる「FPSカウンターモード」などを搭載。PCゲーマーにおすすめのウルトラワイドモニターです。
Dell(デル)「AW3420DW」
■サイズ:33インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:3440x1440 ■応答速度/リフレッシュノート:2ms/ー
続いて紹介するのは、Dell(デル)の「AW3420DW」。あらゆるゲームで最高のパフォーマンスを発揮する、ハイエンドなウルトラワイドモニターです。応答速度はIPS True 2ms。さらに「G-SYNCテクノロジー」搭載で、滑らかな映像がゲーム内のアクションにプレイヤーを引き込みます。 USB・HDMI・ミニディスプレイポート・ディスプレイポートと多彩なインターフェイスも魅力。万能性も高く、安心の3年保証付きです。確かなスペックを持つ本製品を購入して、いつものゲームをより豊かな体験にしてみましょう。
Dell(デル)「U3415W」
■サイズ:34インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:3440x1440 ■応答速度/リフレッシュノート:5ms/ー
Dellの「U3415W」は、3年間ドット欠け保証無料。長期間にわたり、安心して使用できるモニターです。 アスペクト比は21:9で、sRGB99%、10bitカラーに対応。さらにスタイリッシュで、省スペースなフレームレスデザインが魅力です。複数画面を一度に表示できることから、ゲームのみならず普段のお仕事にも活用できますね。 USB-C給電可能で、かつ曲面ワイドディスプレイという仕様は意外にも多くありません。その中で、有望選択肢であると言えるでしょう。
I-O DATA「LCD-GCWQ341XDB」
■サイズ:34インチ ■形状:平面型 ■解像度:3440x1440 ■応答速度/リフレッシュノート:2ms/ー
続いて紹介するのは、I-O DATAの「 LCD-GCWQ341XDB」です。3辺フレームレスで、没入感のある映像体験が味わえます。 ゲーミング液晶ディスプレイ「GigaCrysta(ギガクリスタ)シリーズ」である本モデルは、UWQHD解像度に対応。ゲームにぴったりのモニターです。 入力の切り替えやゲームのジャンルに合わせてモードを変える際に便利なリモコンも付属してきます。また高スペックでありながら、お値段6万円台の高コスパである点も魅力的ですね。
MSI「Optix MAG301CR」
■サイズ:30インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:2560 x 1080 ■応答速度/リフレッシュノート:1ms/200Hz
動きの滑らかなゲーミングPCを選ぶなら、この商品がおすすめ! 1msの応答時間と、200Hzのリフレッシュレートはまさに最高スペック。どんな激しいゲームにも使えますね。動きの滑らかさだけでなく、鮮やかなグラフィックの表現力も魅力です。 30インチの画面サイズに1500Rの曲面パネル、さらに画面の破れを防ぐ「AMD FreeSync」も搭載。ゲーマーは必ずチェックしておきたい、最先端の逸品です。
Japan Display「JN-VG34100UWQHDR」
■サイズ:34インチ ■形状:湾曲型 ■解像度:3440×1440 ■応答速度/リフレッシュノート:12ms/100Hz
最後に紹介するのは、Japan Displayの「JN-VG34100UWQHDR」。Japan Displayは、ソニー・東芝・日立製作所の中小型液晶ディスプレイ事業を統合した企業であり、かなりハイスペックな商品を展開しているブランドです。 本製品は性能のバランスが良く、コスパも最高モデル。UWQHD(3440x1440)の解像度・HDR対応のため、鮮やか・高精細な映像が楽しめます。 映画鑑賞や作業用途にモニターを購入したい人にはもちろん、ゲーム好きも納得のウルトラワイドモニターです。
迷ってしまった人は、4Kモニターも検討してみよう
ウルトラワイドモニターのメリット・デメリット
ウルトラワイドモニターのメリットとしては、作業領域が広く、作業効率が上がることが挙げられます。またゲーマーにとってのメリットは「MMOPRGなどがやりやすいこと」、映画好きにとっては「迫力の大画面で映画鑑賞できること」などが挙げられます。
しかしデメリットとしては、スペースをとること・一部のゲームにはアスペクト比が合わないこと・湾曲タイプのモニターは大人数での鑑賞には適していないことなどが挙げられます。
そこで、こうしたデメリットが気になってウルトラワイドモニターの購入を決断できていない人は、代わりに4Kモニターの購入をおすすめします。
4Kモニターのメリット
4Kモニターはウルトラワイドモニターと比べて、小ぶりなサイズのモデルが多くラインナップされています。
また4Kモニターは、ウルトラワイドモニターよりもppi値の高い製品が多く、文字や画像がよりきれいに表示されます。予算に限りのある人は、「画面の大きさを優先したい人はウルトラワイド」を、「文字や画像の精緻さを優先したい人は4Kモニター」の購入を検討しましょう!
ウルトラワイドモニターで、映画鑑賞・ゲーミング・作業効率UPを図ろう!
本記事では、ウルトラワイドモニターの選び方とおすすめ商品を一挙に紹介しました。 用途に合う1台を購入して、ゲームを、映画を、日々の作業を、より充実したものにグレードアップさせましょう!