2021年1月13日更新

【入門編】絶対外さないおすすめ韓国映画5選 「パラサイト」で韓国映画が気になっている人に贈る

『パラサイト』パク・ソダム、チェ・ウシク
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

2021年最初の金曜ロードショーは『パラサイト 半地下の家族』。同作のヒットから韓国映画が気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ciatr編集部おすすめの韓国映画を紹介します!

目次

「パラサイト」地上波放送記念!傑作ぞろいの韓国映画入門編を紹介

『パラサイト』チェ・ウシク、ソン・ガンホ、チャン・ヘジン、パク・ソダム
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2019年、第72回カンヌ国際映画祭でポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が最高賞パルムドールを受賞しました。同作は第92回アカデミー賞では6部門にノミネートされ、そのうち作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門を制覇。韓国映画の実力を世界に見せつけることになりました。 政府が公的資金援助も行ってきた韓国映画は、いまや国際的にも評価の高い作品が多く存在します。 そこで今回は地上波初放送を記念して、映画「パラサイト」で韓国映画に興味をもった人におすすめの名作をciatrがチョイス!アクション、ヒューマンドラマ、恋愛、感動、スリラー、それそれのジャンルから入門編として最適な1作を紹介します。

【アクション】『殺人の追憶』(2003年)

『殺人の追憶』ソン・ガンホ、キム・サンギョン
©︎ Palm Pictures/Photofest/zetaimage

「パラサイト」のポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ主演の『殺人の追憶』は、1980年代後半に発生した華城(ファソン)連続殺人事件をモチーフに、事件を追う刑事たちを描いたサスペンス映画です。 1986年、ソウル近郊の農村地帯で同じ手口による若い女性の惨殺事件が多発。地元警察のパク刑事とソウル市警から派遣されたソ刑事は対立しながらも捜査を続け、ついに有力な容疑者を絞り込みます。 ポン・ジュノ監督の長編2作目である本作。コメディ、ノワール、アクションなど、「パラサイト」に通じるミックスジャンルの片鱗が見て取れます。

【ヒューマンドラマ】『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017年)

タクシー運転手 約束は海を越えて
©2017 SHOWBOX AND THE LAMP. ALL RIGHTS RESERVED.

光州事件時の実話を映画化した『タクシー運転手 約束は海を超えて』。『殺人の追憶』同様、「パラサイト」のソン・ガンホが主演を務めました。 1980年5月、韓国の光州で民主化を求める大規模な民衆・学生デモが発生します。政府は市民を“暴徒”とみなし、軍による厳戒態勢を敷いていました。ドイツ人ジャーナリストのピーターは現地を取材するため、ソウル近郊のタクシー運転手キムに「通行禁止時間までに光州についたら10万ウォン払う」といいます。キムは大金を手に入れるため、目的地に向かって車を走らせることに。 予想外の展開にも注目のヒューマンドラマです。

【恋愛】『オアシス』(2002年)

『オアシス』ソル・ギョング、ムン・ソリ
©︎ EAST FILM/zetaimage

社会に適応できない青年と脳性麻痺の女性の純粋な愛を描いた『オアシス』は、第59回ヴェネツィア国際映画祭で監督賞や国際批評家協会賞などを受賞し、高く評価された恋愛ドラマです。 ひき逃げ事故で服役していた青年ジョンドゥは、出所して家族のもとに戻るも邪魔者扱い。ある日被害者家族を訪ねてみると、家族が引っ越してしまったアパートに被害者の娘コンジュが取り残されていました。重度の脳性麻痺を患う彼女とジョンドゥは互いに惹かれ合い、愛を育んでいきますが……。 脳性麻痺のコンジュを演じるムン・ソリは、その迫真の演技でヴェネツィア国際映画祭新人演技賞を受賞しました。

【感動】『7番房の奇跡』(2013年)

韓国ドラマ『王になった男』のリュ・スンリョンが娘を思う父を熱演した『7番房の奇跡』。 知的年齢6歳の父親イ・ヨングは、しっかり者の6歳の娘イェスンと貧しいながらもしあわせに暮らしていました。しかしあるとき、彼は少女を誘拐・殺害したとして逮捕されてしまいます。 ヨングが収監された7番房の囚人たちは、彼と娘を会わせるため、ある計画を実行することに。一方、刑務所の課長はヨングが罪に問われている殺人事件を再調査するうち、彼の無罪を確信していきます。 家族の愛、人の優しさを描く感動作です。

【スリラー】『哭声/コクソン』(2016年)

『哭声/コクソン』國村隼
©︎ 20TH CENTURY FOX/zetaimage

國村隼が外国人として初めて韓国最大の映画祭・青龍映画賞で助演男優賞などを受賞し、日本でも大きな話題となった『哭声/コクソン』。 田舎の平和な村・谷城(コクソン)に、あるとき謎の男がやってきました。村中に彼に関する噂が広まるなか、村人が家族を惨殺する事件が続発。村の警察官ジョングは、自分の娘に容疑者たちと同じ特徴が出ているのに気づきます。娘を救うため、彼はよそ者の男を追い詰めますが……。 『チェイサー』(2008年)や『哀しき獣』(2010年)などで、スピード感あふれるサスペンスを展開したナ・ホンジン監督が、一転してじわじわと追い詰められる人間の心理を描いたスリラーです。

まだまだ必見の名作が!韓国映画に今後も注目

韓国映画入門におすすめの映画5作品を紹介しました。 ここで取り上げたほかにも、韓国版『レオン』ともいえる『アジョシ』(2010年)や、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したパク・チャヌク監督によるサスペンス『オールド・ボーイ』(2003年)などの硬派な作品もおすすめ。 また、1970年代から80年代の洋楽ヒットナンバーにのせて女同士の友情を描く『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)や、目覚めるたびに外見が変わってしまう主人公のファンタジーラブストーリー『ビューティー・インサイド』(2015年)など、ポップな作品にも良作が多くあります。 今や世界中から熱視線を集める韓国映画。この記事で紹介した作品をきっかけに、ぜひお気に入りの映画を見つけてください。