2021年4月23日更新

壁にプロジェクターを投影するとどうなる?【スクリーンがない人におすすめ!選び方やおすすめ商品まで徹底解説】

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壁投影

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【比較】壁とスクリーン、プロジェクターを投影した時に違いはある?壁の色別で検証

「スクリーンもってないから、壁に投影してみよう」と思ったことはありませんか?壁投影であれば準備する物もプロジェクターだけで済むため、手間もかからず省スペースで気軽に導入できます。


しかし「壁に投影するとどんなふうに映るんだろう……」と心配な人も多いはず。


そこで本記事では
実際に様々な色の壁に投影して、映り方の違いを徹底的に検証してみました!
プロジェクターの選び方、おすすめ商品も紹介していくので、購入時の参考にしてみてくださいね。


壁にプロジェクターを直接投影するメリット

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プロジェクターを壁に投影する最大のメリットはなんといってもその手軽さ。
白い壁があればどこでも映像を映し出せるため、大迫力のコンテンツを気軽に楽しむことができます。


用意する物もプロジェクター本体だけで、持ち運びも簡単。友人宅に持っていって映画鑑賞会を開きたい時にも便利です。オフィスや会議室などの壁にももちろん投影可能で、臨機応変さが求められるビジネスシーンでも柔軟に対応できます。


スクリーンの設置場所の確保や投射位置の細かい調整も必要ないため、省スペースで簡単に設置できる点も魅力ですね。

壁に直接プロジェクターを投影するデメリット

フリー素材、デメリット
プロジェクターを壁に映すデメリットはスクリーンに投影するのと比べて映像のクオリティが落ちてしまう点です。


専用スクリーンは光を反射させやすく、画面の色彩が均一になるように作られているため、高精彩で明るい映像を投影します。
一方、壁は光をうまく反射できず映像が暗くなってしまうほか、壁の模様や凸凹がノイズとなって浮かび上がってしまうことがあります。


心配な人は、なるべく暗めな場所で表面がなめらかな壁に使用してみたり、ランプの明るさ(ルーメン)が高いプロジェクターを選ぶのがおすすめです。

今回利用するプロジェクター【QKK:Wi-Fiプロジェクター】

mineo

今回は、AmazonベストセラーのQKK製のWi-Fiプロジェクターを使用・検証しました。 コスパが高いとAmazonでも話題のプチプラプロジェクター。実力が気になりますよね。壁投影が気になる人だけでなく、QKKのプロジェクターが気になっている人もぜひ本記事をチェックしてみてください。

【直接投影編】壁に直接プロジェクターを投影

まずは、壁に投影してみました。壁は一般的な壁と同じ白です。

明るい部屋

プロジェクター
@ciatr

明るい部屋での壁投影ですが、少し後ろの壁の凹凸が透けるなど細かい箇所が気になりました。ただ、投影自体は問題なくできるので、画質にあまりこだわらないという人であれば問題ないでしょう。

暗い部屋

プロジェクター
@ciatr

【天井投影編】天井に投影するとどうなる?

次は、天井に投影してみました。夜寝転がりながら、プロジェクターで映画を見たいという人も多いのではないのでしょうか?気になった人はぜひ参考にしてくださいね。

明るい部屋

プロジェクター
@ciatr

昼に壁投影した時と比べ、かなりくっきりとしてみえます。日中プロジェクターを投影するなら天井がおすすめです。

暗い部屋

白い壁に投影した時ほど違いは見られませんでしたが、やはり周りが暗い方がくっきりとした映像が投影されます。

【スクリーン投影編】スクリーンにプロジェクターを投影

やっぱりプロジェクターといえばスクリーンですよね。ということで、最後にスクリーンにプロジェクターを投影してみました。

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明るい部屋

プロジェクター
@ciatr

かなり衝撃の結果となりました。明るい場所にスクリーン投影すると、ぼんやりとした映像しか投影されません......。 筆者も「プロジェクターといえばスクリーン」と思っていたので、これはかなり衝撃の結果でした。

暗い部屋

プロジェクター
@ciatr

明るい部屋よりは綺麗に映りましたが、スクリーンのヨレが気になります。暗い部屋であっても、壁や天井に投影する方が、より繊細な映像が楽しめそうですね。

【検証まとめ】壁投影とスクリーン投影を比較!どちらがおすすめ?

検証の結果、明るい部屋でも部屋でも「天井投影」の方がより繊細な映像が投影されることがわかりました! プロジェクターは壁に投影するイメージが強いので、驚きですよね。今プロジェクターを持っている人も、これから購入予定の人も、ぜひ天井投影を試してみてください!

壁に直接投影したい人のプロジェクターの選び方

選び方
以下ではプロジェクターを選ぶ際にチェックしておきたい項目を解説していきます。
壁に映して使用する時は、特に明るさに注目してみましょう。

解像度

解像度とは映像を表現する画素の密度のこと。解像度が高くなるにつれて、より高精彩で美しい映像を投影できます。


目安として
ホームシアター目的で使用するならフルHD以上の解像度は欲しい
ところ。フルHDはBlu-rayディスクに採用されている解像度なので、映画やドラマを十分高画質で楽しめます。


また、ビジネス用途の場合も細かい文字もはっきりと投影できるHD以上を選んでおくと安心です。


さらに画質にこだわりたいという人は4Kモデルもおすすめ。4KはフルHDのおよそ4倍の解像度を誇り、肉眼で直接見ているかのようなきめ細かい映像を映し出せます。

ルーメン(明るさ)

ルーメン(lm)はプロジェクターが放つ光の強さを表す値。
ルーメンが高くなるにつれ画面が明るくなるため、よりクッキリとした映像を投影できます。


夜間や遮光カーテンを引いた部屋など暗めな場所であれば1000〜2000ルーメン、あまり暗くできない環境なら2000ルーメン以上を選ぶのがおすすめ。


壁に投影する場合はスクリーンに比べて映像が暗くなってしまうため、より明るめのモデルを選んでおのがおすすめです。


3000ルーメン以上あれば、照明のついた会議室などでも鮮明な映像を映せるため、ビジネス利用の人にもおすすめです。

台形補正機能

プロジェクターは投射面に対して真正面に投影すれば綺麗な四角形になりますが、斜めに投影すると映像が台形に歪んでしまいます。


台形補正機能があれば歪んだ映像を補正する機能のことです。
この機能があれば、投射面に向かって横に置いたり、床に設置して映像を下から打ち上げて投影することが可能になります。


設置場所の自由度が広がり場所の確保が簡単になるほか、持ち運んで使用する場合もセッティングしやすくなります。


しかし、台形補正機能はモデルによって垂直または水平方向のみの対応となっている場合があります。選ぶ時はスペック表をしっかりと確認しておきましょう。

接続方法

使い勝手を重視したい人は対応する接続方法もチェックしておきましょう。便利なのが
Androidを搭載したスマートプロジェクター
と呼ばれるタイプ。


スマートプロジェクターは本体だけでネット接続して、NetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスを視聴できます。プレーヤー等に接続する必要がなく配線も減らせるため、省スペースで使えるのはもちろん、持ち運んで使用する際も便利です。


日常的に動画配信サービスを利用するという人におすすめの機能です。

壁投影におすすめのプロジェクターを紹介

以下では、検証に利用したQKKのプロジェクター以外で、壁投影におすすめのプロジェクターを紹介していきます!

Anker Nebla Cosmos

プロジェクター

■明るさ:900ANSIルーメン ■解像度:フルHD(1080p) ■台形補正機能:オート (垂直方向に±40°)マニュアル (水平方向に±40°) ■接続方法:HDMI、USB-A、Wi-Fi、Bluetoothなど

手軽にホームシアターを導入したいという人におすすめなのがAnkerの「Nebla Cosmos」。コンパクトなボディにコンテンツ視聴に必要な機能を凝縮し、壁と本機さえあれば簡単にホームシアターとして使用できます。 解像度はフルHDで、明暗をより美しく表現するHDR機能にも対応しているので、映像も本格的で高画質。AndroidTVを搭載したスマートプロジェクター機能も備え、本機単体で動画配信サービスを楽しむこともできます。 音響は10Wスピーカーを2つ内蔵し、パワフルで広がりのあるサウンドを再生。台形補正機能も充実しているため、設置も簡単です。

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Anker Nebla Vega Portable

プロジェクター

■明るさ:500ANSIルーメン ■解像度:フルHD(1080p) ■台形補正機能:オート (垂直方向±40°)マニュアル (水平方向±40°) ■接続方法:HDMI、USB-A、USB-C 、Wi-Fi、 Bluetoothなど

「Nebla vega portable」は持ち運んで使用したいときに便利なスマートプロジェクター。約3時間連続再生が可能なバッテリーを内蔵し、電源のない野外に持ち出しても映像を投影できます。 AndroidTVも搭載し、Wi-Fi環境さえあれば本機単体で動画配信サービスの視聴も可能。台形補正も垂直水平両方に対応し、ピント調整も自動で行ってくれるため、設置も手軽に行えます。

BenQ ホームプロジェクター「TK800M」

プロジェクター

■明るさ:3000ルーメン ■解像度:4K(2160p) ■台形補正機能:垂直±40度 ■接続方法:D-sub、HDMI、USB-A、USB Type mini Bなど

「TK800M」は高解像度、高ルーメンが魅力のモデル。 フルHDの約4倍となる4K解像度に対応し、自宅にいながら劇場のように高精細な映像を楽しめます。明るさも3000ルーメンとなっており、照明のついたリビングなど明るめの環境でも鮮明な投影が可能。 またフットボールモードやスポーツモードなどスポーツ観戦に特化した機能も搭載し、試合会場にいるかのような臨場感を味わえる点も魅力です。 ただ台形補正機能は垂直方向のみの対応となっています。投射面に対して横からは投影できないため、設置場所には注意しましょう。

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【番外編】壁に投影すると焼き付きはおこる?

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プロジェクターが放つ光は太陽光に比べたら弱く、紫外線も少ないため、投影した映像が壁に焼きついてしまうということあまりはないようです。


しかし経年劣化が進むとモデルによってはプロジェクター本体のパネルに映像が焼きついたり、色あせが起こることがあります。特に液晶パネルを採用したモデルは色あせが起こりやすく注意が必要です。


また、
Ankerの最新モデルやBenQ製プロジェクターに採用されているDLPというパネルタイプは、全くと言えないもののほとんど焼きつきは起こらず、経年劣化にも強いと言われています。


劣化や焼つきが心配な人はDLPタイプのプロジェクターを選んでみてくださいね。

プロジェクターを壁に投影して自分だけのホームシアター空間をつくろう

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出典 : pixabay.com

プロジェクターを壁に投影した際の映り方を実際に検証しました。 今回の検証では意外にも、壁投影はかなり綺麗に映像が映るということがわかりました。また、壁投影におすすめのプロジェクターも紹介したので、気になった人はぜひチェックしてみてください。 壁投影をする時のポイントは「白い壁」に投影する事と解像度・明るさが高いプロジェクターを使用することです。本記事を参考にぜひみなさんもプロジェクターを壁に投影して、自分だけのホームシアターをつくってみてくださいね!