2020年9月23日更新

自宅にホームシアターを!スピーカー・プロジェクター・スクリーン【選び方&おすすめ紹介】

このページにはプロモーションが含まれています
自宅にホームシアターを!スピーカー・プロジェクター・スクリーン【設備の選び方&おすすめ紹介】_サムネイル

AD

ホームシアターは、自宅にある「小さな映画館」!必要設備を一挙紹介

ホームシアター、フリー画像
自宅にいながら
「映画館のような大画面」
「大迫力の音響」
を楽しめるホームシアター。映画好きにとっては、まさに夢のような空間ですね。


しかし一口に「ホームシアター」と言っても、プロジェクターやテレビなどの「映像設備」や、スピーカーなどの「音響設備」など必要な設備は様々。よってホームシアターに憧れを抱いていても、実際に作り始めるのはハードルが高いですよね。


そこで本記事ではホームシアターの魅力や、ホームシアターを作るのに“特に”重要な
「スピーカー」「スクリーン」「プロジェクター」
設備について一挙解説!それぞれの設備の選び方や、厳選したおすすめ商品を紹介していきます。


なお、記載されている商品情報や価格は2020年9月現在の情報ですので注意してください!

「でも、やっぱり映画館で鑑賞したい!」という人には……

「ホームシアターも良いけど、やっぱり映画館でも鑑賞したい!」という人には、以下の記事がおすすめ。「映画鑑賞料金が安くなる優待」がついたクレジットカードを厳選して紹介しています! 中には「1年に50回まで、映画が1,000円で鑑賞可能になる」なんてカードも!映画館に通うのが大好きな人は、要チェックです。

ホームシアターの魅力とは

フリー画像、プロジェクター、ホームシアター、フリー素材

大好きな映画を独り占め

ホームシアターの魅力は、なんと言っても大好きな映画やコンテンツを独り占めできちゃうこと!映画を視聴中、隣の人がスマホをいじり始めて集中できなかった……なんて経験はありませんか?他のお客さんに気を散らされて、結局大好きな映画を存分に楽しめないこともあるでしょう。 また映画館へ出かける場合は、映画館に行く手間・交通費・待ち時間がかかります。しかも映画料金は現在(2020年9月)、大人1,700〜1,900円。多くの映画を楽しみたい人にとっては、手痛い出費になってしまいます。 一方ホームシアターは初期投資が必要なものの、一度設置してしまえば映画を自宅で気軽に楽しめます。「自分の好きなタイミングで映画を止めること」「シーンを巻き戻して何度も見ること」「昔の傑作映画を見直すこと」も可能。 ホームシアターは、映画の世界にじっくり浸りたい人におすすめです!

\映画館についての割引方法は、以下の記事をチェック/

AD

迫力ある映像・音響を楽しめる

ホームシアターに設置する音響・映像設備にこだわれば、大迫力の映像・音響を楽しめます。 例えば、音響設備について。一般的なテレビは、左右のスピーカーからのみ音声が出力されます。よって音が立体的でなく、せっかくの映画音響を十分に楽しめません。しかし設置するスピーカーにこだわれば、音が立体的に聞こえる「サラウンド音声」を味わうこともできます。テレビに比べて、より立体感のある音を味わえるでしょう。 また部屋の大きさなどで制限は受けますが、「テレビよりも大きなスクリーン」で映画を楽しめるのもポイント。一般的な大型テレビは大きくても80インチ程度ですが、プロジェクターとスクリーンを設置すれば、120インチの映像を手軽に楽しめます。

大画面を独占できる

スクリーン、フリー素材

映画館では、大きな声を出すことができません。小さい子どもが騒ぐのを心配して、映画館に行くのを避けている人もいるでしょう。 しかしホームシアターでは、家族や友人とワイワイ楽しむのに向いています。周りの目を気にすることなく、自由に飲み食いしながら鑑賞したり、また映画の内容を一緒に話し合うこともできます。 もちろんホームシアターなら、一人で集中して映画鑑賞するのにも最適。ホームシアターなら、誰にも気を遣う必要がありません。面白いシーンでは声を出して笑い、悲しいシーンでは人目を気にせず涙を流すこともできるでしょう。

AD

映画以外にも楽しみはたくさん

サッカー、ライブ、フリー素材

ホームシアターで楽しめるのは、映画だけではありません。ゲームや音楽ライブ、スポーツ鑑賞も大迫力で楽しめます! ゲーム機を接続すれば、ゲームを大画面でプレイ可能。複数人でのプレイも窮屈に感じません。テレビチューナーをプロジェクターにつなげば、大きなスクリーンでお気に入りのテレビ番組も楽しめます。 また音楽ライブの映像を投影させることもできるため、ライブ会場にいるような臨場感も得られるでしょう。スポーツ観戦に利用すれば、大画面で迫力満点の映像に熱狂できます。家族や友人と一緒に見れば、きっと盛り上がれるでしょう。

まずはじめに、ホームシアターを始めるのに必要な機材をおさらい!

ホームシアター、プロジェクター

実際にホームシアターを始める前に、必要な設備・設置スペースなどを把握しておく必要があります。 具体的なおすすめ商品は後ほどじっくり解説しますが、「どんな機材が必要になってくるのか」まずはイメージを膨らませましょう!

はじめに……ホームシアターの完成形をイメージ!設置するスペース・配線をチェック

ホームシアターを作る上で、「どんな機材」を「どこに配置」するのかイメージしておくことが大切です。特にポイントになるのが、機材の大きさと配線。設置するスピーカーやスクリーンの「大きさ」によって必要なスペースが異なるため、どのサイズの機材を置けるのか、しっかり確認しておきましょう。 また、意外と見落としがちなのが「動線の確保」。ホームシアター専用の部屋なら配線を気にする必要もありませんが、物が多いリビングルームなどでは、理想的な位置に機材を置けない可能性も。機材の設置場所・サイズ感をあらかじめよく検討し、機材を置いた時の具体的な完成イメージ作っておきましょう。 またホームシアターで大音量のサウンドを楽しむのであれば、防音グッズの購入も検討しましょう。特に防音シートや防音マットなどの購入がおすすめです。

AD

必要機材①:音響設備はどうしたい?

フリー画像、スピーカー

ホームシアターの音響設備はこだわっておきたいポイントの1つです。 立体的な音声が楽しめる「サラウンド方式」で再生する場合、最大11本のスピーカーを利用した再生環境を構築できます。スピーカーの本数が多いほどより立体感のある音を聴くことが可能です。 予算や設置スペースによって用意できる本数・システムが異なるため、どのレベルの音響設備を目指すのかを前もって決めておきましょう。

必要機材②:映像はどうしたい?テレビorプロジェクター

ホームシアターの映像設備は、テレビでもOK。しかしプロジェクターなら、テレビよりも比較的安価に大画面を楽しむことができます。 プロジェクターは「投影方式」や「投影できる解像度」、「映像の明るさ」などによって性能や価格が変わってきます。映画を楽しみたいなら解像度は「フルHD」以上を、また暗い部屋でプロジェクターを利用するなら最低でも「2,000ルーメンの明るさ」は確保しておきましょう。 またプロジェクターのレンズからスクリーンまでの「投射距離」も投影したい画面サイズによって必要な距離が決まっています。部屋の大きさや設置場所によっては投射距離を確保するのが困難な場合もあり、設置場所が制限される場合があるため注意が必要です。

必要機材③:スクリーンのサイズ

プロジェクターを利用する場合、スクリーンも必要不可欠です。ホームシアター用のスクリーンなら、サイズは大きめのものを選びたいですよね。 しかし使い勝手の良い大きさは80から120インチと言われています。またリビングに設置する場合は、見終わったら収納できるものを選ぶと良いでしょう。スクリーンの選び方やおすすめの製品については後述するので、要チェックです。

AD

【スピーカーの選び方】

スピーカー、フリー素材

プロジェクターに必要なものが理解できたところで、ここからは実際に機材を選ぶ時のポイントを解説していきます! まずは「音響設備」の選び方について確認していきましょう。スピーカーの形状・サブウーファー・サラウンドの音声規格、といった視点からスピーカーを選んでいきましょう。

スピーカーの形状

スピーカーの形状は、主に「サウンドバー」と「マルチスピーカー」の2つがあります。 「マルチスピーカー」を選ぶ場合、立体的なサウンドを楽しむためにはスピーカーを複数個設置する必要があります。部屋の各所にスピーカーを設置するため、ダイナミックな音響が楽しめるのが特長。 一方で「サウンドバー 」は基本的に1〜2個のスピーカーで音を鳴らします。よって「サウンドバー 」はマルチスピーカーに比べて場所を取りません。気軽に自宅の音響設備を整えたい人におすすめです。

上記で紹介したサウンドバーは「バー(棒)」という名前の通り、ディスプレイの前に置く横長の棒状スピーカーです。高さは10cmほどで、長さは大きくても1m程度。「ワンボディ型」と「2ボディ型」の2タイプがあります。 「ワンボディ型」はサウンドバー単体のみで構成されたスピーカー。価格が安いためコストを掛けたくない場合や、設置場所をできる限り小さくしたい場合におすすめです。 「2ボディ型(上記写真)」は、サウンドバー が低音専用スピーカーの「サブウーファー」とセットになったもの。ワンボディ型よりも臨場感のあるサウンドを楽しめます。

\「サウンドバー」については以下の記事もチェック/

AD

サブウーファーをチェック

サブウーファーは、「低音のみを再生するスピーカー」のことです。通常のスピーカーで再生が困難な低音域を補強してくれるため、音に迫力を加えてくれます。 家電量販店のスピーカー売り場で、「5.1ch」のような表記を観たことがありませんか?実はこの表記にある数字の「5」がスピーカーの数、「1」がサブウーファーの数を示しています。 サブウーファーの出力によって、サウンドの力強さも変わってきます。ホームシアターで利用するなら「最大出力40W以上」のものがおすすめです。

おすすめスピーカー5選!サウンドバーとマルチスピーカーを網羅

スピーカーの選び方を確認したところで、ここからはホームシアターにおすすめのスピーカーを紹介していきます。 「サウンドバー」と「マルチスピーカー」で分けて見ていきましょう。

サウンドバーおすすめ3選

まず紹介していくのが、置き場所にも困らないコンパクトな「サウンドバー 」。 ソニー・パナソニック・ヤマハのイチオシサウンドバーを紹介していきます!

SONY(ソニー)、サウンドバー「HT-Z9F」

吹き出し アイコン

コンパクトだけどパワフル!3次元の立体音響を、臨場感あるサウンドで味わえます。

ソニーから発売されている「HT-Z9F」は7万円弱で購入できる2ボディ型の製品です。最新フォーマットのDolby Atmosに対応しています。3.1チャンネルで再生でき、別売専用リアスピーカーの「SA-Z9R」を追加すれば5.1チャンネルでの再生も可能です。 サブウーファーの最大出力も400Wとコンパクトながらパワフルなほか、独自技術の「Vertical Surround Engine」を搭載しており、たくさんのスピーカーを設置せずとも立体音響を実現しています。

AD

ヤマハ、デジタル・サウンド・プロジェクター 「YSP-2700」

吹き出し アイコン

音を壁に反射させて、サラウンド環境を構築!ワイヤレス再生にも対応しています。

ヤマハから販売されている「YSP-2700」も、サブウーファーを備えた2ボディ型の製品となっています。サウンドバーの高さが約5cmと、ちょっとした隙間にフィットするコンパクトさが魅力です。 「デジタル・サウンド・プロジェクター技術」により音を壁に反射させてサラウンド環境を構築しているほか、ヤマハのワイヤレスネットワーク機能である「MusicCast(R)」に対応しています。 そのため専用アプリからラジオストリーミングサービスであるradikoを聴くことや、スマートフォン上にある音楽の再生などが可能です。 またAmazonから販売されている「Amazon Echoシリーズ」を接続でき、アシスタントAIの「Alexa」を利用して、音声認識で一部機能を操作することもできます。

パナソニック、4Kパススルー対応 シアターバー「SC-HTB01」

吹き出し アイコン

ゲームモードも搭載。映画音響以外の用途にもバッチリ。

パナソニックの「SC-HTB01」はワンボディ型のサウンドバーで、3万円台と手頃な価格帯で販売されています。「Dolby Atmos」「DTS:X」「DTS Virtual:X」のサラウンドフォーマットに対応しているため、2.1チャンネルのスピーカーながら立体感ある音響を楽しむことが可能です。 ゲームモードが搭載されており、RPGやFPSなどのゲームジャンルに応じて音響効果を切り替えられます。ゲーム以外に映画向けや音楽向けのサウンドモードも備えているため、ホームシアターにも設置できる商品でしょう。 幅42cm、高さ5cmと扱いやすい大きさで、置き場所に苦労しないことや、Bluetooth接続でスマートフォンやタブレットから音楽を流せるのも魅力です。

スピーカーの音質をあげるには
「スピーカースタンド」も要チェック

AD

マルチスピーカー2選

サウンドバーの次は、本格的に音響設備を整えたい人に向けて「マルチスピーカー」を紹介していきます。 紹介するのはBOSE(ボーズ)とヤマハのいイチオシ商品です。

BOSE(ボーズ)、 Lifestyle 600 home entertainment system

吹き出し アイコン

5.1chのフルサラウンド。SoundTouch機能を内蔵し、最高級の音響を楽しめます。

スタイリシュなデザインが特徴的なボーズの「Lifestyle 600 home entertainment system」は、5.1チャンネルのフルサラウンド製品です。4台のサテライトスピーカー、サブウーファー、センタースピーカー、コンソールで構成されています。 サラウンドフォーマットは「Dolby TrueHD」や「Dolby Digital Plus」対応しており、高音質での音楽再生が可能。 さらにベースモジュールには「QuietPort テクノロジー」が採用されており、ノイズをカットして自然な音響を実現してくれます。SoundTouch機能を利用してWi-Fi経由で音楽再生が可能なほか、Bluetooth接続にも対応しているのが嬉しいスピーカーです。

ヤマハ CinemaStation 「TSS-20」

吹き出し アイコン

5.1chのフルサラウンド。シーンに合わせた音響調整が可能です。

ヤマハの「TSS-20」は5.1チャンネルフルサラウンドの製品で、横幅約7cmとコンパクトなサテライトスピーカーを備えているのが特徴です。置き場所の自由度が高いので、リビングなどにも設置できる可能性があります。 またヤマハ独自の音場創成技術である「シネマDSP」を活用した4種のサウンドプログラムボタンも製品の特徴です。ムービー、ミュージック、テレビ、ゲームの4種類からボタンひとつで音場を切り替えられるため、簡単な操作でシーンに合わせた音響調整が可能となっています。

低音のサウンドにこだわりたい人は
「サブウーファー」もチェック!

AD

【プロジェクターの選び方】

ホームシアターの映像機器として、テレビを利用することもできます。しかしやはり、テレビよりも手軽に大型の映像を楽しめるのが「プロジェクター」の魅力。 そこでここからは、簡単にプロジェクターの選び方・テレビとの違いについて見ていきましょう。

プロジェクターは必要?テレビではダメ?

テレビよりも大きな画面で映像を楽しみたいならプロジェクターがおすすめです。 画面サイズが「60インチ以上」の液晶テレビは10万円を超える製品も多いですが、プロジェクターは「80インチ以上」で投影できるうえ、安い製品なら5万円程度でも購入可能です。 そのため大画面を楽しみたい場合は、プロジェクターを購入したほうがコストパフォマンスがよいといえるでしょう。またするスクリーンも「片付けられるタイプ」のものを選べば、テレビを置く分のスペースを有効活用できます。

プロジェクターの選び方

プロジェクターを選ぶ際には、「明るさ」や「解像度」「投影距離」注意が必要です。 プロジェクターの明るさはlm(ルーメン)と呼ばれる単位で表され、数値が大きいほど投影する映像が明るくなります。部屋を真っ暗にするなら1000ルーメン程度の明るさで十分利用できますが、照明をつけたまま利用する場合、2000ルーメン以上の明るさが必要になります。 解像度は、数値が高いほどより高精細な映像を投影可能です。映画の映像美を楽しみたいなら、最低でもフルHD以上の解像度を選びましょう。 また「投影距離」とは、プロジェクターからスクリーンまでの距離のこと。ホームシアターとして大きなスペースを確保できない人は、投影距離が短い「短焦点プロジェクター」をチェックしてみましょう。

\「短焦点プロジェクターについて知りたい」という人は以下の記事もチェック/

AD

プロジェクターのおすすめ2選!映画鑑賞に最適な商品を厳選

BenQ(ベンキュー)「HT3550」

吹き出し アイコン

4K対応のプロジェクター。色の再現度が高く、ホームシアターに最適です。

BenQ「HT3550」は、解像度4Kの映像美を誇ります。色の再現力が高く、ホームシアターに最適。 また音響に関しても、利用シーンに合わせてモードが選べます。もちろん「シネマモード」もあるので、映画を楽しみたい人にはもってこいの商品ですね。

EPSON(エプソン)dreamio ホームプロジェクター「EF-100」

吹き出し アイコン

小型で持ち運びにも便利。天井への投射もできちゃいます!

EPSON dreamio「EF-100」はあらゆる方向へ投射でき、外部機器との連携も簡単にできます。 360°どの角度でも設置できるため、天井にも投射可能。ベッドに寝ながら天井に投射し、横になりながら映画を楽しむこともできます。 プロジェクター本体は小型で持ち運びやすく、デザインもスタイリッシュ。「機能性もデザイン性も妥協したくない」という人におすすめです。

プロジェクターのおすすめは、安価なものからハイエンドまで他にも沢山!

上記で紹介したプロジェクター以外にも、安価なものから高価なものまで、おすすめプロジェクターは沢山あります。 以下の記事では「プロジェクター」に絞って、選び方・おすすめをさらに詳しく解説しています。「プロジェクター」の購入を検討している人は、以下の記事も是非チェックしてみてください!

【スクリーンの選び方】

スクリーンと一口に言っても、「設置方法」や「サイズ」の違いが存在します。 部屋に設置できないような大きいサイズのスクリーンを購入してしまい、もう一度買い直さなければならない……なんて事態は避けたいものです。 以下では、スクリーンの具体的な選び方について見ていきましょう。

スクリーンについて、もっと知りたい!
という人は以下の記事もチェック

AD

画面比率を選ぶ

画面比率はスクリーンの縦と横の比率のことを指します。ワイド(16:9)、スタンダード(4:3)、WXGA(16:10)などの比率が存在するためどれを選べばいいが迷いがちです。 スタンダード(4:3)、WXGA(16:10)のスクリーンはプレゼンテーションなどをする際によく利用されるものです。 映画やアニメなどの映像はワイド(16:9)の比率のものがほとんどのため、ホームシアターで利用するスクリーンなら画面比率が16:9のスクリーンを選ぶと良いでしょう。

マスクを選ぶ

スクリーンには大きく分類して、2種類のマスク(縁取り)があります。 ひとつはブラックマスクと呼ばれるもので、映像を投影するスクリーン部分以外が黒く縁取られているもの。黒は色の特性で光を吸収し、映像が引き締まるため、コントラストがはっきりして見やすくなるメリットがあります。そのためホームシアターで使用する際は、ブラックマスクのものを選ぶのがおすすめ。 もうひとつはマスクフリーと呼ばれるスクリーンで、縁取りのないものを指します。マスクフリーのスクリーンは16:9以外の比率で投影するときに役立ちます。映像を見る以外にもプレゼンテーションで利用するなど、比率を切り替えて使うなら、マスクフリーのものが適しているでしょう。

インチ数は、「部屋の大きさ」と「適切な視聴距離」から決めよう

スクリーンの大きさは対角線の長さで決まり、インチ数で表されます。60インチ未満のものから150インチ以上のものなどが存在しており、設置場所に合う大きさかどうか、購入前にあらかじめチェックしておきましょう。 また「視聴距離」も要チェックです。視聴距離は、スクリーンから視聴する人の目までの距離のこと。適切な視聴距離でないと視線が移動する範囲が広がり、目が疲れやすくなるといった弊害が生じる場合があります。 視聴距離(cm)は、スクリーンサイズ(インチ)×3の式に当てはめて算出するのが一般的。例えば100インチのスクリーンなら、280cmから300cmの視聴距離が適しています。

機種のタイプ

スクリーンは機能によっていくつかの機種に分けられます。以下で機種ごとの特徴を確認していきましょう。 「電動スクリーン」はリモコンひとつでスクリーンの上げ下げが可能な商品です。設定次第で自動的に同じ高さで止まるようにできるため、一度設定してしまえば微調整の必要もないでしょう。 「手動巻き上げ型」のスクリーンは電動のものより価格が低いのが魅力のため電動スクリーンより予算を抑えたい方におすすめです。電源がいらないため設置場所の自由が効きます。 テレビの前にスクリーンを設置する場合など、頻繁に片付けが必要なら電動スクリーンか手動巻き上げ型のスクリーンのどちらかを選ぶと良いでしょう。

「タペストリー型」は壁のフックなどに引っ掛けて仕様するスクリーンです。他のスクリーンに比べて軽く、スクリーンを出しっぱなしで使うような環境に向いています。スクリーン下部の棒に巻きつけて収納するため、片付けに手間がかかるのが難点です。 「自立型」はその場に自立して置けるスクリーンで、オフィスなどで使われることの多い商品。持ち運びに向いており、組み立てにもさほど時間がかかりません。しかしプロジェクターの投影位置と合わせるのにやや手間がかかります。賃貸住宅などで壁に穴を開けたくない場合にもおすすめです。 それぞれの製品の特徴を理解して使いやすい商品を選びましょう。

おすすめのスクリーン

以下では80インチから120インチのおすすめのスクリーンを3つ紹介していきます。 画像比率はすべて16:9。なおスクリーンの取り付け方法わからないときや、安全に取り付けられるか不安に感じる場合は専門の取り付け業者に依頼するのが良いでしょう。

キクチ科学、GRANDVIEW ELECTRIC、「GVT-120HDW-K」

キクチ科学から販売されている「GVT-120HDW-K」は赤外線リモコンを備えたブラックマスクの電動スクリーンです。「タブテンション機構」によって上下左右にテンションがかかるため、スクリーンが丸まりにくくなっています。 またスクリーンの生地に使われている「グランヴューホワイトマット」は映像本来の色味を再現することを目的としており、角度によって映像の明るさが暗くならないのも特徴です。

サンワサプライ、 「PRS-TS80HD」(80型)

サンワサプライの「PRS-TS80HD」は自動巻き上げ型のスクリーンで、24,000円程の価格で販売されています。横幅約2mの大きさで、使い勝手がいいサイズ。スクリーンを好みの位置で固定でき、高さ調整も容易です。 収納時に巻き上げるときも、ゆっくりと上がるため怪我や破損の心配が少なくなっています。重量は6.6kgと重め。大きさの違う製品として60インチの「PRS-TS60HD」や100インチの「PRS-TS100HD」も販売されています。

池商、RAMASU、「RA-PSOT80」(80インチ)

池商の「RA-PSOT80」はタペストリー型の折りたたみ可能なスクリーンです。色度再現性が高いディスプレイであり、色彩豊かな映像を楽しめます。 本体重量約280gと非常に軽量で、持ち運びに適しています。付属する持ち運び用のキャリーバッグに入れておけば、保管にも容易にできます。 約7,000円という価格の安さも魅力のひとつで、ディスプレイにお金をかける余裕のない方におすすめの商品です。80インチ以外にも100インチ、120インチの製品が存在します。

プロジェクター・スピーカー・スクリーンを購入し、あなたの家もホームシアターに!

フリー画像、プロジェクター、ホームシアター、フリー素材

ホームシアターに必要な設備をまとめて解説しました。それぞれの設備は、設置する環境によって適切なものが異なります。どれくらいのスペースを確保できるのか、ある程度音を出しても問題ない環境なのかなど事前に確認しておくべきことは多いでしょう。 ホームシアターは自分なりに設備をカスタマイズできるのも魅力です。「Amazon Echo」シリーズに対応したスピーカーなど存在するため、スマートスピーカーと組み合わせた使い方もできるでしょう。 自分の環境にあった製品を選択して、ぜひホームシアターで映画を楽しんでください。

「ホームシアター設備を整えるのは難しいけど、大迫力な映像は楽しみたい!」という人には、テレビの買い替えもお勧め

ホームシアターに必要な設備は、主に「プロジェクター」「スクリーン」「スピーカー」。しかし「一人暮らしの人」や「マンション暮らしで、ホームシアターに使えるスペースが限られている人」には、ホームシアターの構築は、ハードルが高いかもしれません。 そんな人におすすめなのが、テレビを少しアップグレードすること!以下の記事では、一般的な液晶テレビだけでなく有機ELテレビや4Kテレビまで幅広く紹介しています。「大迫力の映像を楽しみたい」「テレビはちょっとグレードアップしたい」なんて人は要チェックです。