【ビジネス・ゲーム・ホームシアター】プロジェクターの選び方・おすすめ商品をシーン別に紹介!
プロジェクター選びって難しいですよね。
プロジェクターがあれば映画やゲームを大迫力で楽しめるのはもちろん、プレゼンや会議もスマートにこなせます。
そんな魅力的なプロジェクターですが、用途別に様々なモデルが販売されており「何を基準で選べばいいんだろう……」と悩んでいる人も多いはず。
そこで本記事ではビジネスからホームシアター・1人暮らしにおすすめの小型モデルまでシーン別にプロジェクターの選び方を徹底的に解説していきます!
記事の後半ではおすすめ商品も紹介するので、購入時の参考にしてみてくださいね。
【ビジネス・学校・ホームシアター・ゲーム】シーン別!選ぶ時に注目するべきポイント
まずはシーン別に注目しておきたいポイントを紹介していきます。
プロジェクターは用途によって選び方が大きく異なるため、購入前はどのような場面で使用したいか具体的にイメージしておきましょう。
ビジネス・学校用プロジェクターを選ぶ時の注目ポイント
ビジネスシーン・学校用にプロジェクターを探しているなら、まずランプの明るさをチェックしてみましょう。
プロジェクターに搭載されるランプが明るいほど、会議室や教室のような明るめで広い場所でもはっきりとした映像を投影できます。ランプの明るさはスペック表にルーメン(lm)という単位で記載されており、基本的に3000lm以上のモデルがおすすめです。
設置の手軽さも重要。補正機能が充実したモデルなら、使いたい時にスムーズにセッティングができます。無線でスマホと接続して操作できるモデルならプレゼンの時にも便利ですよ。
学校の授業等で使用したい場合、映像に専用ペンで文字を書き込める電子黒板機能を備えてモデルを選んでみるのも良いでしょう。
ホームシアター用プロジェクターを選ぶ時に注目するポイント
ホームシアター用のプロジェクターは解像度が重要です。
解像度が高いほど美しい映像が投影可能となるため、映画やドラマをより高画質で楽しむことができます。
基本的にフルHD以上の解像度であれば十分高画質な映像を映すことが可能です。
ランプの明るさも使用する環境に合わせて選んでみましょう。特にリビングなど明るめの環境で使用したい場合は、2000lm以上のあるモデルがおすすめです。
大画面を投影したい場合はプロジェクターとスクリーンを離して設置しなければならない点にも注意。1人暮らしのアパートなど、距離が確保できない場合は短い距離で大画面を投影できる短焦点レンズを搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
ゲーム用プロジェクターを選ぶ時に注目するポイント
プロジェクターでゲームをプレイしたい場合はゲームモードを搭載しているモデルがおすすめ。
ゲームモードを使用することで映像が遅延するのを防ぎ、操作をリニアに反映させることができます。特に反応速度が重要なFPSなどのシューティングゲームや格闘ゲームをストレスなくプレイしたい場合は必ず確認しておきましょう。
高画質でゲームをプレイしたい場合は解像度も重要です。フルHD以上の解像度を選べば、ゲームだけでなくホームシアターとしてもクオリティの高い映像が楽しめます。
ランプの明るさや補正機能も使用する環境や設置場所と照らし合わせて、適切なものを選ぶようにしましょうね。
プロジェクターの選び方【基本編】
以下ではプロジェクター購入時に必ず確認しておきたい基本ポイントを紹介します。特にランプの明るさと投射距離はしっかりとチェックしましょう。
①明るさで選ぶ!ルーメンをチェック
まずは、シーン別に必要なルーメン(lm)数を確認していきましょう!
ルーメンとは?
ルーメン(lm)とはプロジェクターが投影する映像の明るさを表す単位のこと。
スペック表には〇〇lmといったように記載されています。基本的にルーメンが高いほど明るくはっきりとした映像を映し出せますが、必要なスペックは使用する環境によって異なります。
購入前は使用する環境やシチュエーションをしっかりと想定して、適切なルーメンのプロジェクターを選ぶようにしましょう。
使う場所・人数別おすすめルーメン数
次は環境別に適切なルーメン数を確認していきます。
夜間や遮光カーテンのある部屋など、暗い環境で使用するなら1000lm~2000lmあれば十分。明るいリビングや完全に窓を遮光できない部屋で使用したい場合は2000lm以上のモデルがおすすめです。
明るい場所で使用することの多いビジネスシーンなら3000lm以上はほしいところ。会議室の大きさや投影したい画面のサイズでも適切な明るさが変わってくるので注意が必要です。
目安として20~50人が入れる中規模な会議室での使用が前提なら3000~5000lm、50人から100人のような大規模な場所なら5000~7000lmくらいのモデルを選ぶと良いでしょう。
メリハリのある映像にこだわるなら「コントラスト比」をチェック
コントラスト比とはプロジェクターが投影する映像の最も明るい部分と暗い部分の差の表した比率。スペック表には10000:1というように記載され、左右の値の差が大きいほどコントラスト比が高くなります。
コントラスト比が高いほど映像の明暗がはっきりし、メリハリのあるくっきりした映像を投影できます。特に、暗い映像では引き締まった画となるので、SF映画の宇宙描写やナイトシーンなどをより綺麗に映し出してくれます。
ビジネス目的でもコントラスト比が高いほうが細かい文字などが読みやすくなるためチェックしておきましょう。
ホームシアター用途なら13000:1以上、ビジネス用途なら5000:1程度のコントラスト比があるモデルを選んでおくと良いでしょう。
スクリーンの有無によって明るさが変わる
プロジェクターは白い平面な壁であればスクリーン代わりにして映像を投影できます。
壁さえあればどこでも大画面を映せるため、手軽に映像を楽しみたい時には便利。しかし壁は光を反射しにくく、映像が暗くなったりノイズがでてしまうことがあります。
一方で
専用スクリーンは光を反射させやすい素材となっており、明るく鮮明な映像を投影できます。
画質等にこだわりたいという人はやはりスクリーンも合わせて導入するのがおすすめです。
手軽さ重視で壁に投影して使用したいという人は、高ルーメンタイプを選んでおくと映像が暗くなってしまうのをカバーできますよ。
②映像の美しさを追究するなら「解像度」をチェック
プロジェクターを購入するなら、やっぱり映像の美しさこだわりたいですよね。
以下では「解像度」についてわかりやすく解説していきます!
解像度って?
解像度とは映像を表現する粒子の密度のこと。
解像度が高くなるときめ細かく美しい映像が投影可能となるため、ホームシアター用途では特にこだわりたいポイントです。フルHD(1080p)以上のモデルであれば、映画やドラマを感動の高画質で視聴できます。
より画質にこだわりたいという人は4Kモデルもおすすめです。4KはフルHDのおよそ4倍の解像度を誇り、映画館のようなハイクオリティの映像を映し出すことができます。
ビジネス目的であるならそこまで解像度にこだわる必要はありませんが、あまりに低すぎると細かい文字が潰れて読みくい場合もあります。HD(720p)程度の解像度のモデルを選んでおくと、不便を感じることは少ないでしょう。
「アスペクト比」もチェック
解像度と一緒にアスペクト比もチェックしておきましょう。
アスペクト比とはプロジェクターが投影する画面の比率のことを言います。
ほとんどのモデルは出力する映像に合わせて自動で変換してくれるため、アスペクト比が異なっても投影できます。
しかし変換する比率によっては映像が小さくなってしまうこともあるため、用途に適したアスペクト比のモデルを選ぶようにしましょう。
ホームシアター目的なら、16:9タイプを選んでおくと映画やドラマをスクリーンにいっぱいに投影できます。パソコンに繋げて使用することが多いビジネス用途なら、パソコン画面と同じ4:3や16:10タイプがおすすめ。使用しているパソコンの比率を確認して、同じものを選ぶのがおすすめです。
③投射距離にも注目!短焦点プロジェクターもある
プロジェクターが大画面を投影するにはスクリーンとの間に距離(投射距離)が必要です。投
射距離が使用する環境に適していない場合、希望する画面サイズを投影できなくなるため注意しましょう。
必要な投射距離は各モデルによって異なり、スペック表には〇〇インチサイズを投影するには〇〇メートル必要といったように記載されています。購入前はあらかじめプロジェクターとスクリーンを設置する場所を決めておき、その距離に適したモデルを選ぶのがおすすめです。
一般的なモデルであれば80インチを投影するには2.5メートルから3メートルの投射距離が必要です。また、1人暮らしのアパートなど投射距離が確保できない場合は、短い距離でも大画面を投影できる短焦点モデルを選ぶようにしましょう。
④接続方法もチェック
プロジェクターと機器の接続方法も確認しておきましょう。
特に様々な機器を接続するビジネスシーンでは、接続方法が豊富なモデルの方がより便利に使用できるますよ。
Wi-Fi・Bluetooth接続
プロジェクターの中にはWi-FiやBluetoothといった無線機能を使ってスマホと接続できるモデルもあります。
煩わしいケーブルを使用せずにスマホやタブレットの画面を出力できるほか、操作もスマホからできるため、プレゼンなどで使用するときに便利ですね。
またWi-Fi搭載モデルには、プロジェクター単体でインターネットに接続してNetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスを視聴できるモデルもあります。
プロジェクターを持ち運んで使用したい場合や、邪魔なケーブルをなるべく減らしたという人はチェックしてみてください。
パソコンと繋ぐなら「D-sub15ピンケーブル」
パソコンと接続して使う機会が多いなら、D-sub15ピンケーブルに対応しているプロジェクターがおすすめです。
最近のパソコンはHDMI端子を搭載していることが多いですが、古いパソコンだとD-sub15ピン(VGA)端子しか搭載していない場合があります。HDMIとD-sub15ピン端子の両方を搭載するモデルを選んでおくと、様々なパソコンと接続するビジネスシーンでも柔軟に対応できます。
ただD-sub15ピンの映像はHDMIより劣ります。パソコン側に両方端子があるなら、なるべくHDMIを使った方が良いでしょう。
HDMIケーブル
ホームシアターやゲームでプロジェクターを使用したい場合に必須となるのがHDMI端子。
HDMIは高画質な映像と音声をケーブル1本で送信できるため接続も簡単です。
現在発売されているBlu-rayプレーヤーやゲーム機のほとんどがこの接続方法に対応していることから、汎用性が高いという点もメリット。
しかしHDMIケーブルは太いものが多く、壁際にプロジェクターを置くと干渉してしまうことがあります。その場合にはL字にケーブルを曲げて接続できるアダプターも売られているため、設置場所に合わせて活用してみましょう。
プロジェクターの選び方【上級編】
以下ではプロジェクターをより便利に使いこなすために知っておきたいポイントをまとめてみました。画質や利便性にこだわる人はチェックしてみましょう。
①映像にこだわりたい人の注目ポイント【パネルタイプ・台形歪み補正・光源】
プロジェクターに採用されているパネルには主に液晶・DLP・LCOSの3タイプがあります。
液晶タイプは色彩表現に優れ、DLPはコントラスト比が高くメリハリのある映像を投影できます。LCOSタイプはハイエンドモデルに採用され、より高解像度で高コントラストな映像が魅力。
それぞれ特性が異なるため、好みと予算に見合うタイプを選んでみましょう。
また、設置を簡単に行いたい場合は台形歪み補正機能が充実したモデルがおすすめ。
プロジェクターをスクリーンに対して斜めに投影させた時に起こる歪みを補正できるため、設置場所の自由度を広げることができます。
ランニングコストを抑えたい場合は光源にも注目してみましょう。LED光源を採用しているモデルはランプを交換せずにおよそ20000時間使用できるほか、消費電力も抑えることができます。
②豊かな表現力を求めるなら【最大表示色・HDR対応・3D対応】
映像により高い表現力を求めるならプロジェクターの最大色表示は確認しておきましょう。
最大色表示が多いほど微細な色の快調が表現可能となり、より高級感のある映像を投影します。
HDR機能も映像の高級感に大きく関わる機能。
HDRに対応したモデルは明るい部分と暗い部分の階調をより緻密に再現し、色飛びや黒つぶれを起こさない臨場感のある映像を映し出します。
迫力のある映像を楽しみたい人は
3D対応モデル
もおすすめ。別売りのメガネと組み合わせることで、劇場のような迫力の3D映像が自宅でも楽しめるようになります。
ただ3D作品を見るためには3Dバージョンを収録したBlu-rayが必要になります。通常のBlu-rayを3Dで視聴することはできないため注意しましょう。
③「音」に注目【スピーカー搭載・稼働音】
プロジェクターでエンタメを楽しむなら、やはり音響にもこだわりたいですよね
スピーカーを組んで本格的な設備を構築するのもいいですが、
スピーカーを搭載したモデルを選ぶとより手軽にコンテンツを楽しめます。
プレゼン時に映像を流したいときにも別途スピーカーを用意する必要がないため、ビジネス目的にもおすすめです。
プロジェクター稼働時、特にホームシアター目的で使用する場合は、静かなシーンでプロジェクターのファンの音が気になる場合があります。心配な人は1度プロジェクターを扱う店舗に行ってみて、
稼働音をチェックしておくと良いでしょう。
④利便性重視ならココがポイント【SDカードスロット・MHL対応・バッテリー内蔵】
SDカードスロットのあるモデルはパソコン等と接続せずに、カードを挿すだけで映像を投影できます。
ワードやエクセルなどオフィスソフトを認識できるモデルもあるため、ビジネスシーンで省スペースに運用したい場合にはチェックしてみましょう。
スマホと接続する機会が多い場合は
MHL接続に対応
しているかも要確認。MHL接続に対応していれば、専用ケーブルを利用してスマホ画面を簡単に投影できます。
携帯性を求める人はバッテリー内蔵タイプ
を選んでみるのもおすすめです。電源ケーブルが必要ないため省スペースに使用できるほか、野外で使用する場合にも便利です。しかし、ルーメン数が低く明るい場所での使用に適さないモデルが多いため注意しましょう。
選び方がわかったので……シーン別におすすめ商品を紹介!
以下ではシーン別におすすめプロジェクターを紹介していきます!
選ぶ際のポイントと照らし合わせて、使用したい用途に合うモデルを選んでみましょう。
ビジネス・学校におすすめのプロジェクター【YABER プロジェクター】
■ルーメン:7000lm
■解像度:フルHD(1080p)
■接続方法:HDMI、USB、AV、VGAなど
YABERのプロジェクターの魅力は充実した補正機能。急に映像を投影したい場合でも簡単にセッティングできます。台形補正機能は縦横に±50度の調整に対応しており、スクリーンの横にプロジェクターを設置しても歪みのない映像を投影可能です。
画面サイズも手元のリモコンで調整ができるため、投影するスクリーンのサイズに合わせるのも簡単。解像度はフルHDとなっており、プレゼンでプロモーション映像などを流したいときにも重宝します。
明るさも7000lmと十分。真っ暗な部屋でなくても鮮明な映像を映し出してくれます。3Wのスピーカーも2つ内蔵しているため、音声を流したいときに別途スピーカーを用意する必要がない点も便利ですね。
ホームシアターにおすすめのプロジェクター【QKK Wi-Fiプロジェクター】
■ルーメン:4500lm
■解像度:HD(720p)
■接続方法:HDMI、USB、AV、AUX、VGA、TF、Wi-Fi、microSDなど
QKKのWi-Fiプロジェクターの最大の特徴はコスパの高さ。2021年2月現在Amazon価格約13000円というかなりの安価で販売されています。
低価格にもかかわらず機能は豊富で、Wi-Fi接続にも対応。スマホと無線接続できるため、友人や家族とスマホ内の写真やビデオを鑑賞したいときにも便利です。
本体にスピーカを2つ内蔵し、100インチのスクリーンも付属するため、本機を買うだけでホームシアターとしてすぐにコンテンツを楽しめる点も魅力ですよね。
ただ解像度は720pと少し低めになっています。高画質な映像を求める人には向きませんが、「気軽にプロジェクターを導入してみたい!」という場合にはピッタリのモデルですよ。
ゲームにおすすめのプロジェクター【BenQ プロジェクター「HT2150ST」】
■ルーメン:2200lm
■解像度:フルHD(1080p)
■接続方法:HDMI、USB、miniUSB、VGAなど
「HT2150ST」は映画鑑賞からゲームまでハイクオリティに楽しめるプロジェクター。映像の遅延が起きづらい設計となっており、動きの早いアクションゲームでもストレスなくプレイできます。
解像度はフルHDに対応し、色彩も映像の作り手が意図した色味を正確に表現する国際基準Rec.709を採用。深みのある映像を投影可能で、映画やドラマも高画質で視聴できます。内蔵スピーカーはハイパワーな10Wスピーカーを2基搭載し、音響面も迫力十分。
レンズには短焦点タイプを採用。およそ1.5メートルの距離から100インチの大画面の投影が可能になっています。スペースの取りづらい1人暮らしの人にもおすすめできるモデルですよ。
プロジェクターの選び方は用途によって変わる!ビジネス用からホームシアター・ゲーム用など自分にぴったりのものを見つけよう
ビジネスからホームシアター用途まで、プロジェクターの選び方を解説してきました。
一見選ぶのが難しそうなプロジェクターですが、ポイントをしっかり押さえれば簡単に使用する環境に合うモデルを見つけられるはず。
自分にぴったりのプロジェクターを見つけられれば、ゲームやエンタメをもっと楽しんだり、スマートにプレゼンをこなすことができます。
本記事の選び方を参考に、お気に入りプロジェクターを見つけてくださいね。
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