2021年6月15日更新

月9ドラマ『イチケイのカラス』全話ネタバレあらすじを解説!最終話までみちおが貫いた正義とは?

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目次

【ネタバレ】月9ドラマ『イチケイのカラス』全話あらすじ&キャスト

放送局 フジテレビ
放送日時 月曜よる9時
放送終了 6月14日(全11話)
主演 竹野内豊
黒木華
原作 漫画『イチケイのカラス』 浅見理都
主題歌 WGB「Starlight」
公式SNS Twitter:@ichikei_cx
Instagram:@ichikei_mimamoru

竹野内豊が11年ぶりにフジテレビ月9ドラマの主演を務めた『イチケイのカラス』。刑事裁判官を主人公にした同名原作漫画の設定を大胆に変更した本作は、竹野内が黒木華と共演することでも注目を集めました。 これまで木村拓哉が型破りな検察官を演じた「HERO」シリーズや、松本潤が裁判有罪率99.9%の刑事事件に挑む弁護士を演じた「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズなど、検察官や弁護士を主人公にしたドラマは多々ありました。 しかし今回、民放ドラマで刑事裁判官が主人公になるのは初めて! 普段はあまり知られていない刑事裁判官の仕事にも興味が湧きますが、何よりポイントとなるのは“人が人を裁く”ということ。このテーマに真っ向から挑んでいるのが、『イチケイのカラス』なのです。 この記事では、リーガルドラマ『イチケイのカラス』の全話あらすじやキャストなどを一挙紹介。原作漫画から変更された部分や「刑事裁判官」という職業についても解説していきます!

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リーガル月9ドラマ『イチケイのカラス』の登場人物&あらすじ

登場人物

東京地方裁判所
第3支部第1刑事部

通称イチケイ

部長裁判官:駒沢義男(小日向文世)
裁判官  :入間みちお(竹野内豊)
裁判官  :坂間千鶴(黒木華)
主任書記官:川添博司(中村梅雀)
書記官  :石倉文太(新田真剣佑)
書記官  :浜谷澪(桜井ユキ)
事務官  :一ノ瀬糸子(水谷果穂)
最高裁判所 判事   :日高亜紀(草刈民代)
検事 主任検事 :城島怜治(升毅)
検事   :井出伊織(山崎育三郎)

メインとなる登場人物は上記の通り。このほか、毎週豪華なゲストがドラマを盛り上げています。

あらすじ

絶対に冤罪を生むことがないように、自ら事件の現場検証を行うという異端の刑事裁判官・入間みちお(竹野内豊)。カジュアルな服装にヒゲを生やし、常にマイペースな彼ですが、自由な観察眼と徹底した探究心によって弁護士団や検察官の両方から恐れられています。 みちおが勤務するのは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称「イチケイ」)。実はみちおは元弁護士という異色の経歴を持っており、イチケイに異動してきた東大法学部出身のエリート特例判事補・坂間千鶴(黒木華)とは正反対のタイプです。 はじめは反発していた2人ですが、千鶴は事件を「被告人の人生」として扱うみちおの信念に気付きます。それまで迅速さと効率性を重視していた千鶴も、“裁判官として何ができるか”という問いを自身に投げかけていくことになるのです。

刑事裁判官ってどんな職業?

本作の主人公となる「刑事裁判官」とは、刑事事件を担当する裁判官のこと。坂間千鶴の「特例判事補」とは、裁判官の実務を5年以上経験した、判事と同等の権限を持つ判事補です。 裁判官は検察官や弁護士から提出された証拠を調べ、被告人が有罪か無罪かを判断し、有罪の場合はその罪に相当な刑罰を下します。

第1話あらすじ:型破りな裁判官とカタブツ裁判官が出会う

視聴率:13.9%

入間みちお(竹野内豊)は東京地方裁判所第3支部第1刑事部、通称「イチケイ」に所属する裁判官。元弁護士で、自由な観察眼を持っていました。 ある日イチケイに、若くして特例判事補になったエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)が赴任してきます。坂間は赤字のイチケイを立て直すべく赴任してすぐに仕事に着手。カタブツの坂間と自由なみちおは初日から対立し、不穏な空気が流れます。 部長の裁判官・駒沢(小日向文世)は、早速みちおと坂間に誠(萩原利久)が起こした傷害事件を担当させます。誠は代議士の江波(勝村政信)に全治1ヶ月の怪我を負わせ、誠の父・洋一郎(松澤一之)は江波の元秘書でした。 2ヵ月前、不正献金疑惑で東京地検特捜部に目をつけられた矢先に、洋一郎は電車に飛び込み自殺。誠は江波から殴られたと正当防衛を主張。洋一郎のことも、自殺ではないと主張したのです。

みちおは捜査権を発動し、現場検証に向かいます。しかし坂間はただでさえ赤字で依頼が手一杯なのに、時間もコストもかかる現場検証に反対。仕方なく現場に向かうと、みちおは現場近くにいた小さな女の子を気に留めました。 そして第2回現場検証で、みちおだけが現場に現れず坂間は怒ります。みちおは洋一郎が亡くなった時間に現れ、現場が工事の作業音と交通量で電車の音が聞こえにくくなっていたことを突き止めました。 自殺と決まったのは目撃情報があったためで、みちおは真弓(松本若菜)という目撃者と江波を証人尋問することに決めます。 江波は洋一郎が不正献金を受け取って女に貢ぎ、自殺をしたと主張。真弓は洋一郎が自ら踏切に歩いていったと主張します。 その頃、坂間は独自に真弓のことを調べていました。真弓の工場と江波は繋がっており、江波は真弓に洋一郎を自殺と証言するよう強要。真弓も苦しみながら嘘の証言をしていたのでした。 そして第3回公判で、みちおは洋一郎が自殺ではなく踏切に入ってしまった真弓の娘を助け、音が聞こえず電車にひかれてしまったと明らかにしました。 江波が反論すると、坂間は突然「恥を知りなさい!」と裁判中に叫びます。洋一郎が事故であると分かると、誠も自分から江波を殴ったと証言。誠は懲役1年6か月、執行猶予付きという判決を受けたのでした。 そしてみちおは、坂間に「カラスになれ」と告げます。11年前、弁護士を辞めようとしているみちおに駒沢は「裁判官になってほしい」と頼みました。みちおは海に弁護士バッジを投げ捨ててしまいますが、それは日弁連に返さないといけないものだったのです。

第2話あらすじ:虐待?事故?要注意案件にみちおが立ち向かう!

視聴率:10.5%

みちお(竹野内豊)の地裁チームと、甲子園に出場したこともある井出(山崎育三郎)の地検チームは草野球対戦をすることになります。 その夜、坂間(黒木華)は最高裁判所判事の日高(草刈民代)に呼び出され、最高裁事務総局の事務総長・香田健一郎(石丸謙二郎)を紹介されました。坂間は日高に、みちおの問題行動に処分が必要なら人事局にあげるよう改めて頼まれたのです。 翌日、駒沢(小日向文世)は、2年前に起きた人気料理研究家・瑤子(前田敦子)による幼児虐待事件を合議制で扱いたいと提案。瑤子は当時1歳半の長女・詩織が泣き止まず、激しくゆさぶり傷害罪で2年6ヵ月の有罪判決を受けていました。 しかし瑤子はずっと虐待を否定しており、地裁に差し戻しされた案件だったのです。しかも第1審の裁判長は健一郎の息子・香田隆久(馬場徹)であり、まさにこの案件は「要注意」とされていました。 早速みちおは第1回公判で詩織の診断をした専門医・足達(金井勇太)に証言させることに。するとみちおは「職権を発動し、専門医10人呼ぶ」と言い出し、詩織の症状を専門医たちに話し合わせたのです。

すると医師たちは「事件当日から3日前までに受けた外傷が原因の可能性がある」と言い出したのです。そこでみちおと坂間は、詩織を事件の3日前に預かっていた保育士・祥子(智順)を法廷へ。 実は瑤子の夫・啓介(渋谷謙人)と祥子は、以前交際をしていました。祥子は瑤子の悪口をSNSにアップしていたことが分かり、虐待が疑われたのです。しかし祥子は微熱があった詩織を病院に連れて行ったことを証言し始めました。 その時の担当医は足達で、いつもより診察が長かったと祥子は証言。しかも足達と隆久は大学の先輩後輩、昨夜足達が誰かと揉めていたということからすぐ足達のもとへみちおは向かいます。 しかし足達はベルリンに出張とのことで、みちおたちは空港へ急ぎます。途中渋滞というピンチに陥りますが、井出の俊足で何とか足達を捕まえることに成功。そしてみちおは隆久も証人として呼び出し、事件解決へと踏み込んだのです。 隆久は「何も間違えていない」と証言するも、みちおは足達を呼び真実を話させました。足達が目を離した瞬間に詩織は診察のベッドから転落。すぐ問題ないと診断するも、3日後に運ばれてきた詩織を見てすぐ揺さぶられっこ症候群と診断。 しかしそれが誤診と気付き隆久に相談するも、判決は覆せないと一蹴されたのです。足達はベルリンで医師たちに意見を聞き、詩織の死因がベッドから転落した外傷だと結論付け、法廷で打ち明けました。よって瑤子は無罪、無事詩織との対面を果たしたのでした。 健一郎は隆久をきちんと罰するとみちおたちに話し、みちおや坂間は処分を受けることはありませんでした。坂間は日高に「みちおは問題ない」と告げるも、「みちおに感化されるな」と言われてしまいます。 ある殺人事件で裁判長は日高、みちおは弁護士として出廷し、その被告人が自殺した過去があることが判明したのです。

第3話あらすじ:駒沢の過去の事件が再び?アインシュタインになるには

視聴率:12.7%

みちお(竹野内豊)はある朝、突然「どうしたらなれるか、アインシュタインに」と坂間(黒木華)たちに質問します。そこに駒沢(小日向文世)がいつもの笑顔なしに、合議制で扱いたい案件があると告げました。 被告人はガラス工房で働く藤代(岡田義徳)で、彼が市役所職員の野上(成松修)を殺害し、焼却炉で燃やしたという事件です。藤代は野上の妻であり警察官の奈緒(佐津川愛美)に好意を抱いており、奈緒の娘の碧(渡邉心結)は彼のガラス工房に通っていました。 藤代は奈緒に「野上と別れなければ罰を与える」などの手紙を送りつけており、それを知った野上が藤代に会いに行き、掴み合いに。藤代が自転車で逃げようとすると野上とぶつかり、野上は後頭部を強く打って亡くなり、藤代は焼却炉で遺体を燃やしたのでした。

第1回公判で、藤代は駒沢の姿を見て驚きます。駒沢は18年前、振り込め詐欺リーダーを殺害した罪で藤代を裁いており、減刑の判決を下していました。しかしまた罪を犯したということで、駒沢はこの事件にのめり込んでしまいます。 みちおは藤代がはっきりと犯行時刻を覚えておらず、実況見分も2回行われていたことに疑問を持ち、職権を発動し3回目の実況見分を行うことに。すると工房で碧がガラスを割り、不安定な状態で見つかります。さらに警察は「不見当」だと捜査を拒否し、駒沢は腹を立てました。 しかし所轄の刑事が、匿名である証言をします。それは奈緒は野上にDVを受けており、警察官であるがゆえ捜査は行われていなかったということ。さらに18年前に殺人を犯した藤代は自殺未遂を犯しており、それを止めたのは奈緒だということが判明したのです。 検察が改めて捜査をすると、事件当日、藤代がなぜか野上の車で工房へ向かう映像が出てきました。実は野上を殺害したのは碧で、犯行場所は自宅だったのです。碧は藤代に連絡し、藤代は碧の罪を被ろうと野上の遺体を工房に運び燃やしました。 奈緒に「碧のためだ」と説得し、藤代と奈緒は自転車を倒すなど現場を工作していたのです。実は碧は奈緒と藤代の子どもで、藤代は犯罪者である自分と警察官は結婚できないという理由で別れていました。奈緒は懲戒免職、碧は家裁へ送られて事件は解決したのでした。 アインシュタインになるには、まず疑ってかかること。そこから真実に近づくとみちおと坂間は認識し、坂間は民事裁判間ではなくもう少し刑事裁判官を続けることを決めたのでした。

第4話あらすじ:5000万円が宙に舞う?窃盗の裏にある少年たちの真実とは

視聴率:12.4%

坂間(黒木華)の家に、妹の絵真(馬場ふみか)がやってきます。みちお(竹野内豊)は絵真に、姉はどういう裁判官か問われ、裁判を傍聴してみてはどうかと提案。 そして駒沢(小日向文世)は家庭裁判所の少年事件を合議制で扱いたいと言い、博人(田中偉登)という17歳の少年事件を対応することに。博人は半年前に高校を中退し、レジャー施設でアルバイトをしていました。 ある日売上金5000万円を奪って逃走し、繁華街のビルの非常階段から盗んだ現金をばらまき逮捕されたのです。みちおは裁判長に坂間を指名。坂間は初めての裁判長、しかも少年事件ということで気合を入れました。

第1回公判、博人は一切口を割らず完全黙秘を貫きます。博人は8歳から児童養護施設で育ち、そこで兄妹のように仲のいい2人がいました。 その1人、未希(ついひじ杏奈)はピアノの発表会前にレジャー施設に行き、ジェットコースター事故に巻き込まれて腕を負傷しピアニストの夢を諦めていたのです。坂間は職権を発動し、このことを詳しく調べることにしました。 ジェットコースターの事故は、年収3億円のスーパー顧問弁護士が金のためにもみ消していたことが判明。しかも管理がずさんで、ジェットコースターの点検や修理が行われていなかったことを博人は働きながら調べていました。 そして犯行日、博人は空白の3時間に同じ施設の陸(細田佳央太)と会っていたことが分かります。しかし博人は陸の写真が出された瞬間「早く判決を」と土下座。 そして未希の腕は手術をすれば治る可能性があり、そのお金のために今回の犯行を企てたことも判明。手術代は陸に預け、それ以外を非常階段からばらまき目的が手術代だと分からないようにしていたのでした。 坂間は悩みながらも判決を言い渡します。被告人を懲役3年、保護観察処分とし3年間の執行猶予という判決でした。陸は家庭裁判所へ、未希の手術は中止になります。 この結果を聞き博人は泣き叫びますが、坂間は博人を思う言葉をかけます。さらにみちおも「坂間は誰よりも被告のことを考えていた。坂間にしかできない裁判だった」と言い、坂間は涙を流したのです。 レジャー施設はみちおの知り合いが民事で裁判を起こすこととなり、無事事件は解決したのでした。

第5話あらすじ:初恋の同級生が事件に?バレエ団の真実と併合審理!

視聴率:12.3%

イチケイに、あるバレエ団の起訴状が届きます。バレエ団の代表・槇原(黒沢あすか)が元トレーナーの矢口(松木研也)と口論になり、橋の上から突き落とし、矢口が意識不明の重体になっているという事件です。 起訴状を見た石倉(新田真剣佑)は、中高の同級生で初恋の恭子(生田絵梨花)がいるバレエ団であることに驚きました。しかし書記官として、この事件と向き合うことを決めます。 坂間(黒木華)がこの事件の裁判長を務めますが、みちお(竹野内豊)は突然「併合審理」を提案。別々の事件をまとめて審理することを併合審理と言いますが、みちおが担当している食い逃げ事件とバレエ団の事件に関連性があるというのです。

食い逃げ事件では元木(阿南健治)が10万円分の高級寿司を食い逃げし、帰りに槇原と矢口がもみ合っているのを目撃していました。しかし元木はその時もう1人女性がいたと言い、なんと恭子のことを指さしたのです。 みちおは職権を発動し、現場検証を行います。すると橋の上がデコトラで明るくなる時間があることが判明。さらに駒沢(小日向文世)は、バレエ団の仲間たちが恭子のアリバイを正確に覚えすぎていたことに疑問を感じました。 そして石倉は恭子のある行動に疑問を感じ、過去の恭子のビデオを確認。石倉は書記官として倫理を守るか、それとも大切な人を守るか気持ちが揺れ動いていたのです。 第4回公判、みちおは石倉を証人喚問します。 実は恭子は股関節を痛め、とても踊れる状態ではありませんでした。鎮痛剤を飲んでなんとか耐えていましたが、公演をキャンセルして会場費を払う余裕はバレエ団にはありませんでした。石倉はバレエを愛している恭子が、バレエに苦しめられていることを明かします。 そして槇原は真実を語りはじめました。半年前股関節を痛めた恭子は、公演を当日にキャンセル。実は数日前から病状は分かっていましたが、キャンセル料が払えず突如当日降板という形にしていました。 それを知った矢口は槇原のことをずっとゆすっており、橋の上で揉み合い突き落としてしまったとのこと。しかし恭子が事件に絡んでいると分かるとバレエ団の今後が危うく、恭子に口止めをして槇原は自分だけがやったことにしていたのでした。 恭子は石倉に「何もなくなっちゃった。責任取ってよ」と言い、高校時代石倉を好きだったことを思い返していました。 最近坂間のことを見つめているみちお。みちおが坂間を好きなのではないかと盛り上がりますが、実はビリビリペンを坂間のペン立てに忍ばせており、坂間の驚く顔を見ようと機会を伺っていただけでした。 その頃、日高(草刈民代)は次期最高裁判所長官に内定していたのです。

第6話あらすじ:12年前の事件と窃盗に繋がり?開かずの扉がついに開く

視聴率:13.4%

10年前、みちお(竹野内豊)は日高(草刈民代)に裁判官になった理由を語ります。弁護士時代に何度申請しても断られた現場検証を全部やりたいからだと言い、みちおは日高にも裁判官になった理由を問いかけました。 そして10年後の現在、岸田(バカリズム)という男が金庫から現金113万円を窃盗し、自転車で逃走中に新聞配達員と衝突。指名手配され、1週間後に自首して逮捕された事件をみちおが担当することになります。 岸田は重そうに運んだバッグの中身を泥棒道具だと証言しますが、新聞配達員はかなり重そうだったと証言。さらに岸田は前科6犯なのに、今回初めて自首をしたことにみちおは疑問を感じていました。 そしてこの窃盗の被害者・志摩(羽場裕一)は12年前の事件と関係していたのです。 12年前、東丸電機の布施が後輩の仁科(窪塚俊介)に殺害された事件。仁科は最初容疑を認めたものの、自分が行ったら布施は既に死んでいたと証言を覆したのです。 みちおは仁科の弁護をし現場検証を申請するも、日高に却下されていました。仁科は刑務所で自殺し、事件当時現場から立ち去った男がいることが判明。その男が志摩で、志摩の会計事務所は東丸電機の会計顧問をしていたのです。 2つの事件は関係ないと言う坂間(黒木華)ですが、みちおは気になります。すると石倉(新田真剣佑)が、明報新聞の記者・真鍋という男が何者かに階段から突き落とされ、脳死状態だと報告。みちおは職権を発動し2つの事件を調べます。 調べると岸田は約20kgのものを運んでいることが分かり、現金にすると約2億円。被害届が出ておらず、さらに真鍋の妻は真鍋は国税庁の天下りを調べていたと言います。 さらに志摩は天下りのコーディネーターをしていたことも判明。そして検察に岸田をすぐに送検するよう検察官の小宮山(テイ龍進)は指示を出していて、その上には次長検事の中森(矢島健一)の存在があることが分かりました。

迎えた公判、みちおは岸田に真鍋が亡くなってしまったことを打ち明けます。岸田は誰も傷つけないをモットーに窃盗をしていました。さらにみちおのしつこさに観念し、2億円を盗んだことを明らかにしたのです。 岸田が自首をしたのは、小宮山の後輩が岸田に接触し、1千万円で自首するよう頼んでいたからでした。しかしその後輩は姿を消し、小宮山もそんなことは知らないと言い張ります。 そして岸田は「こんなことになるとは」と後悔し、真鍋の妻に頭を下げました。真鍋は船の船板の下に、大手企業の裏帳簿のデータを隠していたのです。 これによって志摩は逮捕され、みちおは日高に詰め寄ります。日高は10年前、「裁判官は社会の医者だから裁判官を目指した」とみちおに伝えていました。 その頃、坂間は仁科の妹(臼田あさ美)に、再審請求をするよう勧めていたのです。

第7話あらすじ:ついに12年前の真実が明らかに!本当の犯人は誰?

視聴率:13.6%

12年前、弁護士だったみちお(竹野内豊)が最後に担当した東丸電機殺人事件。 被告の仁科(窪塚俊介)は最後まで無罪を主張するも、無期懲役を言い渡されて獄中で自殺してしまいます。坂間(黒木華)は仁科の妹・由貴(臼田あさ美)に再審請求を提案するも、断られました。 しかし坂間と入れ違いに由貴を訪ねてきたのは、弁護士の青山(板谷由夏)。青山はみちおの元同僚で、由貴の弁護士になるということで由貴は再審請求を決意したのです。 当時みちおが入手したドライブレコーダーの映像には、犯人と思われる志摩(羽場裕一)が映っていました。12年前は関連性が薄いと証人尋問の要求は却下されましたが、今回志摩が脱税に関与していたことが分かり東丸電機との関連性が浮き彫りに。 そこでみちおは職権を発動し、12年前の証拠物を再鑑定し当時の書記官などから話を聞くことにします。

第2回の公判で、青山は志摩の元妻・加奈子(岡まゆみ)の店に不透明な金の出入りがあることを告げます。 しかし加奈子は海外の買い付けを理由に逃亡し、みちおは加奈子の会社の財務資料提出を要求。さらに志摩の過去の歩き方がわかる映像の提出を求めることにします。 そして当時書記官だった友坂(淵上泰史)を訪ねた駒沢(小日向文世)は、「この再審裁判でこの国の司法を裁く覚悟」と頭を下げ、当時の話を聞き出しました。 第3回公判、志摩から歩き方の分かる映像の提出はなく、ニュース映像と比べても整合性は70%。これは証拠にはなりません。加奈子も出廷せず、みちおは次長検事の中森(矢島健一)を証人として呼びました。 さらにみちおは当時の裁判官、まもなく最高裁判所裁判長になる日高(草刈民代)まで証人として出廷させます。みちおは日高に「あなたは上に忖度して判決を下しましたか?」と質問。しかし日高は「忖度はしておりません。むしろ、あなたは裁判官失格です」と言い、真実は闇に隠されたままとなってしまったのです。 すると日高は後日、マスコミに向け会見を開きます。なんと中森が「犯人は志摩だ。被害者の布施は志摩の不正を見抜いたため、口論になって殺された。記者の真鍋も真実を掴み、志摩に殺された」と日高に告白した録音が流れたのです。 日高は中森から真実を聞き、自ら最高裁裁判長の夢を捨て辞職。実は日高はあえて裁判でみちおに反発し、中森から真実を聞き出そうと動いていたのでした。 日高は「まだ終わってない、もはやどこだかわからない上とあなたたちはいつか対決するかもね」とみちおに言い残し、立ち去っていったのでした。

第8話あらすじ:クレプトマニアの真実!助けを求めることの大切さ

視聴率:11.7%

書記官の川添(中村梅雀)は定年を間近に控えていましたが、痴漢を追いかけている最中に痴漢に間違えられ騒動に巻き込まれてしまいます。 その頃イチケイには事務官から書記官になるための研修として、前橋(渡辺佑太朗)と磯崎(夏目愛海)の2人がやってきました。そしてある傷害事件を対応することとなり、2人の研修生も参加することに。 するとその傷害事件の起訴状を見た坂間(黒木華)と書記官の浜谷(桜井ユキ)は驚きます。その被告人は、2人が担当している窃盗事件の被告人でもあったのです。 被告人の恵子(真凛)は、万引きの前科があり再び万引きをして4ヶ月前に逮捕。その万引き現場を見ていたのは、恵子の恩師である史絵(朝加真由美)でした。 しかし今回恵子は史絵の万引き現場を目撃してしまい、史絵に盗品を返せば許してもらえると説得。その時史絵が自分を襲ってきたので思わず石で殴ってしまったと言うのです。 史絵は軽い麻痺と記憶障害が残り、恵子に殴られた後に市会議員の夫・信吾(大谷亮介)に電話。逆恨みで殴られたと信吾に伝えており、恵子と史絵の言い分は真っ向から対立したのでした。 恵子は義母の介護と娘の子育てで軽いうつ状態にあり、みちお(竹野内豊)は恵子が病的窃盗の「クレプトマニア」ではないかと疑います。 しかし公判で検事の井出(山崎育三郎)は、史絵は2回殴られた痕跡があることを突き付けました。恵子は冷静になり、史絵の万引きを見た時に自分のようになったら困ると思い、声をかけたとのこと。殴ったのは1回であると証言し、信吾は妻が万引きをするなんて信じられないと証言したのでした。

職権を発動したみちおは、現場検証を行います。すると前橋は真犯人が信吾ではないかと推測し始めました。信吾は自分の市議会議員の立場が妻の万引きによって失われてしまうと察知し、妻を殴ったのではないかと言うのです。 信吾が史絵から電話を受けた時、心配ではなく怒っていたという証言を得たみちお。そんななか恵子の娘が行方不明となり、「ママは私が助ける」とどこかに行ってしまったのです。 第3回公判。信吾は確かに電話で怒ったと認めるも万引きのことを聞いていないと証言します。しかし川添は川で史絵が万引きした商品を見つけていました。さらに恵子の娘は1人で史絵の病院に行き、恵子の代わりに謝罪をしていたのです。 史絵は涙を流し、その時に記憶を取り戻していました。証言台に立った史絵は手紙を書き、それを信吾が代読します。 手紙には、教師という仕事を辞めてから生きがいを失ったことが綴られていました。そんな時に恵子の万引きを目撃。しかしその時史絵自身も5回目の万引きをしようとしており、史絵もクレプトマニアだったのです。 恵子に万引きを注意された時、恵子は正当防衛で史絵を殴りました。信吾に全て話すと激怒され、「死んだほうがいい」と感じた史絵は自分自身を石で殴り、記憶を失っていたのでした。みちおは恵子と史絵に、「助けて」と言葉にすることをアドバイスします。 そして判決。恵子は懲役1年、3年の執行猶予付きで保護観察処分となり家に戻れることに。川添はいつもみちおに振り回されるも、イチケイにいてよかったと実感したのでした。 そして石倉(新田真剣佑)はその夜、坂間に告白。しかし坂間は仕事仲間としての好きだと勘違いしていました。その時話に入ってくる道彦(武井壮)という人物がおり、なんとその人物こそがいつも話に出てくるみちおの甥っ子だったのです。

第9話あらすじ:裁判員裁判の苦悩!坂間が嫌がらせの被害に?

視聴率:10.5%

世田谷家政婦殺人事件が発生し、この裁判が「裁判員裁判」として審理されることになります。さっそく裁判員の選任手続きが行われ、塾講師の大前(山崎銀之丞)など6人が選ばれました。 被告人は梓(春木みさよ)という、被害者の優香(八木さおり)の家で家政婦をしていた女性。柵が破損していることを知りながら、3階のバルコニーで優香と揉み合いになり、優香を突き飛ばし殺害した罪に問われています。 しかも転落後まだ息があった優香を放置しており、なぜか1年前に優香は梓に多額の遺産を残すことを書面にしていたことが発覚します。 その頃、坂間(黒木華)が誰かに嫌がらせされており、SNSで攻撃を受けるようになっていました。 梓は第1回公判で犯行を否定し、事故だと主張。遺産も知らないと言い、実は梓は5年前に火事で夫を亡くして多額の遺産を手にしていたことが分かりました。

そして優香の娘・希望(松風理咲)は心臓疾患を抱えており、11歳の時に心臓移植を受けていたことが判明。梓は家政婦として希望に寄り添い、希望は「梓のことを信じている」と証言したのです。 しかしホームセキュリティには「やめて、離して」という優香の声と梓の声が録音されており、梓は黙秘。すると長野県山林で発生した土砂崩れで、山の中から身元不明の男性の遺体が発見されたのです。 裁判員たちは自分たちが判決を下すことに責任を感じ、重圧に耐えきれず辞めてしまう人も出ました。それでもしっかりと事件に向き合い、「もっと優香のこと、梓のことが知りたい」と職権を発動しより詳しく調べることに。 すると希望が心臓移植を受けた時期と、梓の娘が亡くなった時期が一致していることが判明。希望の書いた新聞記事を見た梓は、娘の心臓が希望に移植されたことを知り家政婦として働くようになったのです。さらに山の中から見つかった男性の遺体が、優香の夫であることも判明しました。 梓は事件当日、優香に呼び出されていました。優香は13年前、優香と希望がいなくなれば保険金が入ると思った夫に殺されそうになったことを告白。優香はなんとか逃げ切り、夫を殴って放置。亡くなったのを確認し、山の中に埋めていました。 しかし今になって遺体が発見され、逃げきれないと思った優香は希望のために自殺を決意。梓は必死に止めますが、「希望をお願い」と言い、優香は自ら3階から飛び降りたのです。まだ息をしていた優香ですが、「助けないで」という言葉を守り、梓はすぐに救急車を呼びませんでした。 優香は梓を希望の2人目の母親だと思い、すでに遺産を残す手続きを行っていたのです。 みちお(竹野内豊)は「懲役1年、執行猶予3年、殺人ではなく自殺ほう助」という判決を下しました。その後坂間は以前の判決に恨みを持った男に、階段から突き落とされそうになります。 なんとかみちおが助けに入るも、頭を打ってしまいました。幸いみちおは大事には至らず、みちおと坂間は2人でご飯に行くことにしたのです。

第10話あらすじ:被告人は名無しの権兵衛!?真実を語らない理由は?

視聴率:12.7%

みちお(竹野内豊)は弁護士時代の同僚・青山(板谷由夏)とともに、青山の母・多恵(銀粉蝶)に会いに行きます。 その帰り道、青山は新たに事務所を立ち上げることを伝え、これからは国選弁護もやっていくとのこと。青山はまたイチケイに通うことになるとみちおに伝えました。 後日、レアケースの案件が上がり合議制で審理することになります。内容は傷害事件ですが被告人は「名無しの権兵衛」、弁護人はみちおの予想通り青山でした。 第1回公判、被告人(板尾創路)は名前も名乗らず自分のことを何も語りません。事件は当時17歳の少年・純(小野寺晃良)の胸部を工具で殴打し、被告人が怪我をさせたというものでした。 実は純は仲間たちと路上生活者に投石し、仲間を怪我させられた被告人が怒って純を捕まえ、揉み合いになり被告人が殴打したというのです。被告人は自分のことを「ポジティブホームレス」と言い、「嘘は嫌いだ」と純を法廷に呼ぶよう要請したのでした。

みちおは職権を発動し、事件を捜査します。みちおは被告人が素性を明かさない理由があるとして、青山と何か関連があるのではと考えました。 被告人は事件当日、鷹和建設の原口という男ともう1人の男の会話を聞いたと話しており、原口が被告人に会ったと証言すればアリバイが証明できます。しかし原口はそれを拒否し、今鷹和建設には巨額脱税容疑がかかっていることが分かりました。 みちおと坂間(黒木華)は多恵のもとを訪ねます。すると被告人は、多恵が看護婦をしていたときの医師だということが判明。 そして第3回公判、多恵は裁判を見にやってきました。多恵の姿を見た被告人は驚き、青山も真実を語ることを決意。 被告人は御手洗真一という名前で、17年前まで医師をしていましたが突然姿を消しました。理由は17歳で妊娠した篠塚という女性に産むことを勧めましたが、篠塚の母体は助からず赤ちゃんだけが残ったのです。 「自分じゃなければ助かった」と御手洗は話し、衝撃の事実を告白しました。御手洗は無資格医だったのです。多恵はそれを知りながら、看護婦として御手洗をサポートしていました。 そして今回の被害者・純は篠塚の子供だということが判明。御手洗は篠塚が亡くなったあと残された子供のことを気にしていて、純が住んでいる場所の近くにずっと住んでいたのです。 さらに今回の事件は、石を投げた純が胸の痛みを訴えたことから、御手洗は胸を工具で殴打し、純の命を助けていました。純も嘘をついたことを謝罪し、この法廷からすべての嘘がなくなったのです。 地裁の裁判員の任期は10年と言われるなか、みちおはそろそろ10年という任期を迎えようとしています。果たして問題の多いみちおの任期は更新されるのでしょうか……。

最終話あらすじ:みちおがクビに!?国を相手にみちおが見た真実とは!

視聴率:13.9%

みちお(竹野内豊)が青山(板谷由夏)と癒着し、無罪判決を出したという週刊誌が発売されます。ネットでも炎上し、坂間(黒木華)たちは誰かがみちおを意図的に追い込もうとしていると予想しました。 日高(草刈民代)はそんなみちおを呼び出し、「裁判官の任期は10年。ほとんどが再任される。問題がある場合を除いては」と忠告。 坂間はみちおが日高に呼び出されたことが気になり、みちおの部屋を訪ねます。すると甥の道彦(武井壮)、姪の美知恵(筧美和子)が来ていて、「人は何のために働くのか」という議論をしていました。話をはぐらかされた坂間は直接日高に会い、みちおが再任されない可能性があることを知ったのです。 駒沢(小日向文世)も今回のことは政治絡みだと判断。みちおを再任しないために、最高裁判所事務総局長・香田(石丸謙二郎)が関わっているのではと予想します。 現在みちおが扱っている事件は自転車事故。笹岡という大学生が夜に自転車の練習中、旅行帰りの家族連れと衝突して、7歳の女の子が意識不明の重体に陥っていました。 笹岡は工事の囲いがあったため右側通行するしかなく、ライトで前方が見えなかったと主張。しかしその日工事をしていた記録が存在しなかったのです。イチケイメンバーは正義を誓い、皆で現場検証に挑みました。

事件のあった場所は鷹和建設による地下鉄工事のエリアで、深夜の工事が違法に行われていたのではないかと推測。それは坂間が取り扱っている事件と関連があると疑われます。 坂間の事件は、地下鉄工事中にイバタ工業・現場監督の本庄(大西ユースケ)が命を落としたという事件。本庄は過重労働を強いられていた可能性があり、プロジェクトリーダーは衆議院議員の安斎(佐々木蔵之介)です。この2つの事件が併合審理で行われることになりました。 自転車事故があった場所は、工事に必要な機材などの搬入口でした。本庄の母は違法労働があったと証言しますが、鷹和建設、イバタ工業の作業員全員そんな実態はないと証言したのです。 さらに本庄は前妻のギャンブルでの借金で離婚しており、過重労働があったと言い金を取ろうとしているのではと思われてしまいました。労働基準監督署にも過重労働の告発メールがあったと言いますが、実態はなかったとのこと。 そこに安斎の秘書・田之上(篠井英介)が現れ、イチケイは国を相手にしていると脅しをかけたのです。 みちおはいつもなら突き進むのに、保身に走ろうとしていました。みちおは皆の仕事を奪うことを気にしていましたが、坂間たちは「保身いらない!」といつものみちおを期待します。 そこでみちおたちは雲隠れしている鷹和建設の人事部長・原口を探し出し、なんとしても証言させると誓いました。そして本庄の息子・歩(有山実俊)にも、あるお願いをしたのです。 併合審理3日目。ついに安斎が証言台に立ちます。安斎は「私が相手にしているのは個ではなく、国民全員」と言いました。さらに「工事を間に合わせるようにとは言ったが、違法労働しろとは言ってない」と関与を否定。 次に歩が証言台に立ちます。歩と本庄は交換日記をしており、歩は本庄から聞いていたことを話しました。5歳の子供の証言能力を疑う声も挙がりますが、駒沢が予め歩の成長の早さなど幼稚園からの証言を得ており、それを証拠とします。 歩の証言を聞き、原口やイバタ工業の作業員たちは、真実を語り始めました。労基へ告発メールを送ったのは、原口。そして結局違法労働があったことは認められたものの、大物議員である安斎の父が田之上に指示をしていた、という報道が流れたのでした。 坂間はみちおがクビになったと聞き、香田に頭を下げます。そこにイチケイメンバー、検察、弁護士仲間が集まりました。みちおの処分は重すぎる、記者に情報を流すなどと言い、みちおは無事クビを免れます。 みちおは熊本に赴任することになり、坂間は実家から熊本が近いため定期的に様子を見にいくと伝えました。そして「私、イチケイのカラスになります」とみちおに告げ、みちおは赴任早々職権を発動しようとしていたのでした。

ドラマ版『イチケイのカラス』登場人物&キャストをまとめて紹介!

ここからは『イチケイのカラス』に出演した登場人物とキャストを紹介していきましょう。 主演の竹野内豊と黒木華のほかにも、豪華キャストが続々と登場!「イチケイ」の面々や彼らを取り巻く裁判官や検事など、登場人物をまとめて解説します。

裁判官・入間みちお/竹野内豊

本作の主人公・入間みちおを演じるのは、2010年のドラマ『流れ星』以来11年ぶりの月9主演となる竹野内豊。連ドラ出演はTBS系ドラマ『義母と娘のブルース』(2018年)以来3年ぶりです。 竹野内豊はこれまでも、出世作となった『ビーチボーイズ』(1997年)をはじめ、『氷の世界』(1999年)や『できちゃった結婚』(2001年)など、月9ドラマで何度も主演を務めています。 刑事や教師、弁護士など幅広い役柄を演じてきましたが、裁判官役は本作が初めて。原作とは違う新たな「入間みちお」というキャラクターをコミカルに演じ切りました。

特例判事補・坂間千鶴/黒木華

黒木華が演じるのは、東大法学部卒の特例判事補・坂間千鶴。冗談の通じない堅物で、事件をただの「案件」として迅速に処理することを重視するタイプです。 黒木華は2019年の主演ドラマ『凪のお暇』以来2年ぶりとなる連ドラ出演で、竹野内豊とはドラマ初共演。『重版出来!』(2016年)といったヒットドラマだけでなく、映画界でも『舟を編む』(2013年)や『小さいおうち』(2014年)などで高い評価を受けている実力派です。 原作では主人公だった坂間真平をドラマでは女性に変更し、竹野内豊演じる入間みちおと相対するサブキャラクターとして新たに作り上げられました。

裁判所書記官・石倉文太/新田真剣佑

新田真剣佑が演じるのは、入間たち裁判官をサポートする裁判所書記官の石倉文太。書記官としては適正で迅速な仕事ぶり、しかも人懐っこい性格と笑顔で場を盛り上げるムードメーカーです。 石倉は書記官になる前から入間のファンで、イチケイメンバーとの橋渡し役も担っています。実は坂間に好意を抱いているよう。 新田真剣佑は、映画「ちはやふる」シリーズで綿谷新役を務め、日本アカデミー賞で新人賞を受賞して以来、映画・ドラマの両方で活躍中。 テレビドラマでは『僕たちがやりました』(2017年)や『同期のサクラ』(2019年)などに出演し、映画では2020年に『サヨナラまでの30分』、2021年には『名も無き世界のエンドロール』や『ブレイブ 群青戦記』で主演を務めています。

裁判官・駒沢義男/小日向文世

(左:小日向文世・右:草刈民代)

小日向文世(こひなたふみよ)が演じるのは、「イチケイ」の部長・駒沢義男。30年以上のキャリアを持つ刑事裁判官一筋のベテランで、いつも笑顔でユーモアにあふれた温厚な人物です。 入間を温かく見守りつつ、時に坂間を諭して導く存在で、実はこれまで多くの無罪判決に関わってきた伝説の裁判官でもあります。 小日向文世は、2001年に木村拓哉主演の月9ドラマ『HERO』にメインキャストとして出演して以来、映画にドラマに引く手あまたの名バイプレーヤー。 近年は「コンフィデンスマンJP」シリーズのリチャード役でもよく知られ、2020年は映画『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』、ドラマ『危険なビーナス』に出演しています。

最高裁判事・日高亜紀/草刈民代

草刈民代(くさかりたみよ)が演じるのは、最高裁判所判事・日高亜紀。女性で初めての最高裁判所長官のポストに最も近いとされる超エリートです。 司法研修所時代の坂間の上席教官であり、坂間も日高を尊敬しているという間柄。しかし実は入間が弁護士を辞めるきっかけとなった裁判で裁判官を務めていた人物でもあり、因縁の相手なのです。 草刈民代は、1996年の映画『Shall we ダンス?』で映画初出演にして初主演を務めた元バレリーナの女優。 2001年にバレエ界を引退した後は女優業に専念し、映画では『ダンシング・チャップリン』(2011年)や『舞妓はレディ』(2014年)、ドラマでは『大恋愛〜僕を忘れる君と』(2018年)や『私の家政夫ナギサさん』(2020年)などに出演しています。

主任書記官・川添博司/中村梅雀(なかむらばいじゃく)

(左:桜井ユキ・中央:中村梅雀・右:水谷果穂)

主任書記官の川添博司は、書記官の石倉と浜谷、事務官の一ノ瀬の上司。マイペースな入間にはいつも頭を抱えており、入間が捜査権を発動する度、スケジュール調整など苦労が絶えません。 そんな川添を演じるのは、歌舞伎役者の中村梅雀。映画「釣りバカ日誌」シリーズの草森役や、ドラマ「赤かぶ検事奮戦記」シリーズの柊茂役で有名です。

裁判所書記官・浜谷澪/桜井ユキ

裁判所書記官・浜谷澪は、サバサバした性格で姉御肌の女性。三つ子の男子の母でもあり、忙しい中で文句を言いつつも書記官としての仕事を全うし、時には深夜に及ぶ検証作業にも真摯に取り組みます。 浜谷を演じるのは、女優の桜井ユキ。2019年は『だから私は推しました』で連続ドラマで初主演を務め、『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』や『マチネの終わりに』など映画4本に出演し、活躍の年となりました。

裁判所事務官・一ノ瀬糸子/水谷果穂

一ノ瀬糸子は、新人の裁判所事務官。裁判に関する事務面の仕事を担い、書記官の川添や浜谷をサポートしています。イチケイメンバーでは最年少ながら、上司にも思ったことを堂々と言える度胸の持ち主です。 一ノ瀬を演じるのは、2013年にドラマ『リアル脱出ゲーム密室美少女』で女優デビューした水谷果穂。2017年には歌手デビューも果たし、映画では2020年の『さくら』、2021年の『ブレイブ -群青戦記-』に出演しています。

検事・井出伊織(いでいおり)/山崎育三郎

(左:山崎育三郎・右:升毅)

正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織を演じるのは、山崎育三郎です。入間のお目付け役として異動してきた優秀な検事ですが、入間の型破りなスタイルに戸惑いながらも、彼の裁判官としての信念に気づいてからは一目置くようになります。 実はエースで4番の元高校球児で、甲子園ベスト4という経歴の持ち主。 山崎育三郎はミュージカル俳優・歌手として活躍する一方、俳優としてテレビドラマにも多く出演しています。2015年の『下町ロケット』で本格的にドラマ界に進出し、『昭和元禄落語心中』(2018年)では落語に挑戦。 NHK連続テレビ小説『エール』(2020年)では得意な歌唱も生かした演技を見せました。

主任検事・城島怜治(じょうしまれいじ)/升毅

主任検事の城島怜治は井出の上司で、井出とは息の合った名コンビ。イチケイで扱う刑事事件の裁判を数多く担当しており、マイペースな入間の行動を問題視しています。 演じるのは、劇団出身のベテラン俳優・升毅(ますたけし)。数多くのテレビドラマに出演しており、2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』では主人公あさの父親役を務めました。

傍聴マニア「みちおを見守る会」/チョコレートプラネットとミルクボーイ

主人公の入間みちおは、裁判官らしくない風貌と型破りな行動で傍聴マニアにファンがついています。 ファンクラブ「みちおを見守る会」のメンバーとして、裁判シーンを盛り上げていくのはお笑いコンビのチョコレートプラネットとミルクボーイ。 さらにファンクラブ会長には、よしもとに所属している俳優・タレントの明樂哲典が出演。硬くなりがちな裁判シーンを明るく朗らかにしてくれます。

原作漫画についても解説!主人公に大幅な変更が加えられている?

イチケイのカラス

原作は講談社の週刊マンガ雑誌「モーニング」で、2018年から2019年の間に連載されていた浅見理都による漫画『イチケイのカラス』。 主人公は特例判事補の坂間真平で、相対するのが元弁護士の判事である入間みちおです。

原作から大幅な変更が!

今回ドラマ化にあたり、原作マンガの設定から大胆な変更が行われました。 それは主人公を坂間ではなく、入間にしたこと。しかも原作者の了承のもと、ビジュアルも大幅に変更されました。原作での入間は“眼鏡をかけた小太りの中年男性”でしたが、その役柄をイケメン俳優として知られる竹野内豊が演じることになります。 そして黒木華が演じる坂間千鶴が、原作の主人公・坂間のキャラクターを踏襲しているようです。主人公だった坂間をサブキャラにして、なおかつ女性に変更している点は、物語にどのような変化を生んだのでしょうか。

脚本を務めるのは『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』などの浜田秀哉

ドラマ『イチケイのカラス』で脚本を手がけるのは、フジテレビの人気ドラマシリーズ「絶対零度」で知られる浜田秀哉。 ほかにも2018年のNHKドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』や、2019年の日本テレビ系ドラマ『ボイス 110緊急指令室』といったハードな社会派ドラマを得意としています。 正反対の性格である入間と坂間の2人に、どんなやり取りをさせるのかも気になるところ。「絶対零度」シリーズのようにハードな内容のなかにも、コミカルな場面が取り入れられました。

爽快リーガルドラマ『イチケイのカラス』ついに完結【あらすじ・キャスト】

竹野内豊演じる型破りのクセ者裁判官・入間と、黒木華演じる堅物エリート裁判官・坂間が相対する「爽快リーガルエンターテインメント」。豪華なキャストが勢ぞろいで、裁判官の正義に迫りました。 ぜひあらすじを読み返して、みちおが見せてくれた世界に浸ってみてください!