アニメ化決定『ピーチボーイリバーサイド』ってどんな話?ネタバレありであらすじを紹介
『ピーチボーイリバーサイド』の魅力をネタバレありで紹介
もしも桃太郎の桃が数あるうちのひとつだったら……
『ピーチボーイリバーサイド』はクール教信者により、コミック配信サイト『週刊ヤングVIP』にて連載中の作品です。また原作が連載中であるにもかかわらず、2015年より『少年マガジンR』でもリメイク版が連載されています。 誰もが知る童話「桃太郎」。私たちが知る鬼を倒した桃太郎の桃が、もしも数あるうちの1つだったら……。そんな聞くだけでワクワクする斬新な設定を生み出した本作。ここからはそんな『ピーチボーイリバーサイド』の魅力をネタバレありで紹介していきます!
『ピーチボーイリバーサイド』を読むなら漫画サイトがおすすめ!
※表は横にスクロール可能
※配信状況は5月6日時点のものです。
『ピーチボーイリバーサイド』のあらすじ【海を渡ってきたのは伝説の桃太郎だった!?】
日本から少し離れた西の大陸に位置する国「アルダレイク」。アルダレイクの姫であるサルトリーヌ・アルダレイク(通称サリー)は旅に出たいと願い、今日も城からの逃亡を試みています。 そんな中サリーはキビツミコト(通称ミコト)と名乗る1人の旅人と出会いました。サリーはミコトに旅の話をしてくれと元気一杯にせがみます。その裏では多数の鬼達が国を侵略しようと動いているとも知らずに……。 鬼の侵略を受けたアルダレイクは絶体絶命かに見えましたが、国に押し入ろうとする無数の鬼達の前にミコトが立ちはだかりました。桃の鉢巻きを巻き、鬼を次々斬り伏せていくミコト。ミコトは何を隠そう海を渡ってやってきた桃太郎だったのです。 そして鬼の姿をみたサリーは、言い知れぬ高揚感に体を支配されているのでした。
『ピーチボーイリバーサイド』の魅力①:個性的すぎるキャラたち
サルトリーヌ・アルダレイク/チルディ
サルトリーヌ・アルダレイクは本作の主人公です。愛称はサリーで、連載開始当初は世間知らずのお姫様として描かれていました。 しかし旅を続けるうちに桃の目の力に目覚め、その後は数々の種族が共存できる世界を作るため旅をしています。 チルディは彼女の中に存在する、攻撃的な別人格です。
キビツミコト
キビツミコトは日本からやって来た青年で、私たちのよく知る「桃太郎」です。本人は鬼と人のハーフであるものの、大切な人を殺された過去から、鬼に強い復讐心を抱いています。 普段は柔和な表情を浮かべていますが、鬼に対しては残忍です。戦闘力は非常に高く、本人は鬼殺しを楽しんでいます。
ホーソン・グラトール
ホーソン・グラトールは元々リムダール騎士団連隊長として登場した人物です。亜人に両親を殺され、強く憎んでいたホーソン。しかしフラウとの出会いで亜人の見方が変わり、その後は徐々に心を開いていきました。 一行の中で1番の年長者であるホーソンは、彼女らの良き理解者です。
『ピーチボーイリバーサイド』の魅力②:考え抜かれた世界観が斬新
『ピーチボーイリバーサイド』は童話「桃太郎」のリメイクではなく、あくまで続きの物語として描かれています。そのため皆が知る桃太郎をプロローグのように扱っており、「ミコトが鬼殺しを楽しんでいる」「日本に流れてきた桃が複数のうちの1つ」などの設定が最大限魅力的に描かれているのです。 また本作は日本と離れた西の大陸を舞台としています。そのため鬼だけではなく、西洋系のファンタジーではお馴染みの魔獣や亜人も登場しました。 この秀逸な設定、そして桃太郎と西洋ファンタジーの世界観の融合が、本作の大きな魅力となっています。
『ピーチボーイリバーサイド』の魅力③:少年誌では連載できないほどのエログロ描写あり!?
当初は『週刊少年VIP』で連載していたものの、途中から『週刊ヤングVIP』に移動した本作。その理由は少年誌に掲載するには過激すぎるエログロ描写が多かったためです。リメイク版の読者からは考えられないほど、原作は子供向けではない内容が多く含まれています。 リメイク版では過激な描写は控えられた『ピーチボーイリバーサイド』。しかし更新は途絶えているものの、『週刊ヤングVIP』では作者であるクール教信者が未だにその奇才ぶりを発揮中です。 2021年4月現在も配信中なので、気になる人はぜひ読んでみて下さい!
皆が知ってる桃太郎じゃない!?『ピーチボーイリバーサイド』が気になる
特殊な世界観で読者を捉えて離さない、『ピーチボーイリバーサイド』。今回はその物語の魅力を、ネタバレありで解説してきました。 2021年7月にはTVアニメの放送も決まっている本作、今後も要注目です!