ドラマ「SUPER RICH(スーパーリッチ)」最終回ネタバレ・全話あらすじ!仕事と恋の結末とは?
【ネタバレなし】『SUPER RICH』のあらすじ
氷河衛は、電子書籍を手掛けるベンチャー企業「スリースターブックス」の女社長。 プライベートを顧みず仕事に邁進する彼女は、裕福な家庭に生まれ、これまでの人生でお金に困ったことは1度もありません。「お金があればなんでも解決できる」と考え、より多くの利益を出すため、せわしなく働く毎日を送っています。 そんなあるとき彼女は、インターンに応募してきた専門学生・春野優と出会うことに。彼は両親と妹の愛情あふれる家庭で育ちましたが、実家の経営状況は厳しく、手に職をつけようと専門学校に入学。アルバイト代をやりくりしてなんとか生活している状態でした。 正反対のバックグラウンドを持つ2人は衝撃的な出会いを果たし、ともに会社に襲いかかる困難を次々を乗り越えていきます。 タイトル「SUPER RICH」とは、本来は資産家のなかでも特に高資産を持つ「超富裕層」を示す言葉。しかし本作では、衛が本当の意味での豊かさ、本当の幸せのカタチ=スーパーリッチを追い求める波乱万丈な半生を描きます。
第1話のあらすじ・ネタバレ
ベンチャー企業「スリースターブックス」の社長・氷河衛(江口のりこ)は、ある日、共同経営者の一ノ瀬亮(戸次重幸)からあるアプリ会社へ出資するよう持ちかけられます。 一方、インターン採用試験の日、彼女は春野優(赤楚衛二)という貧乏学生と出会います。ある事情で試験に遅れてしまった彼は、土下座してインターン採用試験を受けさせてほしいと頼みますが、衛は受け入れません。 そんななか、亮が出資していた会社が反社会的勢力とつながりがあると発覚したうえ、彼は会社の全財産を持って行方をくらませてしまいます。 絶望的な状況のなか、衛は「プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の授賞式にすっぴんに部屋着姿で現れ、「投資でも融資でもなんでもいいんで、お金貸してください!」と土下座するのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
アパートを引き払い、一文無しで行くところもない春野優(赤楚衛二)を、自分のマンションに連れ帰った氷河衛(江口のりこ)。 優は衛のマンション前までやってきた一ノ瀬亮(戸次重幸)をたまたま発見しますが、取り逃がしてしまいます。その後、亮が現れる可能性が最も高い、反社会的勢力と思われる石高興業前で待ち伏せし、奇跡的に彼を発見。しかし彼は命の危険があるほど殴られた後でした。 病院に搬送された亮に、衛は金を返せと詰め寄ります。しかし彼は収拾がつかないほどに借金を抱え、会社の金を使い込んでいました。 そんななか、衛は元上司で大手IT企業「MEDIA」社の取締役・島谷聡美(松嶋菜々子)から、純利益1500万円を条件に「スリースターブックス」と業務提携してもいいと持ちかけられます。
第3話のあらすじ・ネタバレ
氷河衛(江口のりこ)はオフィスを移転し、従業員を整理して新生「スリースターブックス」をスタートさせます。 起死回生の一手として、コンクールを主催して有望な新人作家を発掘する「ビッグバン作戦」を提案。同時に長らく作品を発表していない大御所漫画家・北別府K(松田美由紀)に新作をオファーすることに。 しかしなんと北別府は編集長の碇健二(古田新太)と元夫婦で、離婚のわだかまりが消えずにいることが発覚。碇は彼女に直接謝罪に行き、なんとかオファーを引き受けてもらえることになりました。 そのころ会社には投資家だという飯田昌之(飯田基祐)が現れ、「資金を援助する代わりに、娘の作品を掲載してくれ」と言ってきます。お金のためにクオリティの低い作品を掲載するか、究極の選択を迫られる「スリースターブックス」。 そんななか、一ノ瀬亮(戸次重幸)が逮捕されたとの知らせが入り……。
第4話のあらすじ・ネタバレ
氷河衛(江口のりこ)は、春野優(赤楚衛二)を正式に「スリースターブックス」の社員として雇うことに。一方、役員会議では一ノ瀬亮(戸次重幸)を相手に民事裁判を起こす協議がなされます。 その後、衛は月間売上5000万円を目標に設定。宮村空(町田啓太)は飲料のペットボトルのラベルに漫画を掲載するという企画を出し、さっそくコンペに参加することに。しかしコンペを仕切る日出広告社の宍戸和樹(川瀬陽太)は、かつて空をパワハラで苦しめた人物でした。 自分がいる限り企画コンペに通ることはないのではと危惧する空。しかし衛はそんな彼を一喝し、空は宍戸に対峙することに。殴り合いになりながらも、彼は過去を克服します。会社で衛が空の怪我を手当していると、彼は衛に好意を告白しました。 見事飲料メーカーのコンペを勝ち取った「スリースターブックス」。すると今度は、優が衛に想いを打ち明けます。
第5話のあらすじ・ネタバレ
春野優(赤楚衛二)が氷河衛(江口のりこ)に告白し、島谷聡美(松嶋菜々子)が訪ねてきた次の日、社員たちに新たな目標を伝える衛。人材育成の一環として社員の誰かを海外留学させると知った優は、自分が行くと手をあげ、彼は留学へ旅立ちます。 1年後。優が帰ってきた「スリースターブックス」は、電子書籍の販路を広げるために、着々と戦略を進めていました。優は留学中に知り合った大手携帯会社「三日月モバイル」社長の息子・森ノ宮大吾(矢野聖人)と接触しますが、事実上、会社を仕切っているのは専務の大河一郎(田山涼成)でした。 しかし大河と衛の父がかつて友人同士だったことがわかり、衛はなんとか懐に入れないかと画策します。 そんななか、優は体調不良で倒れた母から200万円貸してほしいと頼まれ、宮村空(町田啓太)からお金を借りることに。優は留学しても根本的にはなにも変わっていないと嘆きますが、衛はそんな彼を優しくなぐさめ、励ますのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
「三日月モバイル」に提携企画を再提出することになった「スリースターブックス」。春野優(赤楚衛二)はほかの若手たちとともに森ノ宮大吾(矢野聖人)を尋ねますが、彼は企画書を褒めるものの、自分の力では会社を動かせないとあきらめていました。 そんななか、老人ホームに入っていた氷河衛(江口のりこ)の祖母が危篤に。衛と優が様子を見に行くと、祖母は彼女を「疫病神」呼ばわり。やがて祖母は息を引き取り、葬儀が行われますが、参列者は衛1人だけでした。 宮村空(町田啓太)から借りた金を返すため深夜バイトをしていた優は、バイト仲間から大河が違法カジノに出入りしていることを知らされます。衛を伴ってカジノを訪れた優は、大河に勝負を挑んで勝利し、彼に衛に謝罪させました。 その後、衛は優に「好きです」と告白の返事をします。すると優は空への借金返済が済んだら結婚しようとプロポーズするのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
春野優(赤楚衛二)は宮村空(町田啓太)からの借金を4ヶ月で完済し、氷河衛(江口のりこ)との結婚に向けて着々と準備を進めていました。 「スリースターブックス」も、森ノ宮大吾(矢野聖人)が新たに設立した「フォレストモバイル」とのコラボ企画が正式に決定し、銀行からも融資を受けるなど順調です。その矢先、コラボ企画の中心となる人気漫画家・野田(山口勝平)の作品によく似た漫画がネット不正にアップデートされていることが発覚。 その犯人はアルバイト入社の城戸密(結木滉星)でした。実は彼は「MEDIA」社の人間で、かつて「スリースターブックス」が「MEDIA」社との提携を断ったことを根に持ち、復讐を企てたのです。 騒動が一件落着と思われたとき、これまで幹部として会社を支えてきた今吉零子(中村ゆり)が、突然退職を申し出ます。
第8話のあらすじ・ネタバレ
元のオフィスビルに戻れる直前まで業績が回復した「スリースターブックス」。氷河衛(江口のりこ)と春野優(赤楚衛二)の婚約も社員たちの知るところとなります。 そんななか、衛に密かに想いを寄せていた今吉零子(中村ゆり)は退職を申し出ます。さらに鮫島彩(菅野莉央)は妊娠5ヶ月であることが発覚し、彼女もまた退職しようとしていました。 SNSで同性愛者であることが拡散されてしまい、身を引こうとする今吉を「今吉という1人の人間の、心の話をしてる」と引き止める衛。また鮫島に対しても、必要な制度づくりに本格的に取り組むことを約束し、2人とも退職を思いとどまります。 一方、ある日ちょっとした価値観の違いから衛と優はケンカになってしまいました。その後、優はコンビニ強盗に襲われ、瀕死の重体に! それから1年4ヶ月が過ぎ……。
第9話のあらすじ・ネタバレ
氷河衛(江口のりこ)の献身的な看病で回復した春野優(赤楚衛二)。晴れて2人は籍を入れ、「スリースターブックス」もかつてのオフィスビルに戻り、1年後には株式上場を目指すまでになっていました。しかしその矢先、衛が脳梗塞で倒れてしまいます。 役員会議で「今後の勤務体制の見直しのため」と言い、リモートワークに切り替えた衛。しかし彼女がいないことでうまく回らない案件も増え、「CEOの代わりになれるCOOが必要」という田中リリカ(志田未来)の提案で、優がCOOを務めることに。 そんななか、優の父親に1000万円の借金があることが発覚。妹は学費が払えないために退学まで検討しているといいます。 あちらでもこちらでも問題が発生し、優は余裕を失っていきます。
第10話のあらすじ・ネタバレ
氷河衛(江口のりこ)と春野優(赤楚衛二)の家に、優の両親が謝りに来ます。しかし優はもう工場をやめた方がいいと言い、2人にお金を渡して出ていってしまいました。 次の日、衛は会社の仲間たちに体調のことを打ち明けます。それぞれに驚きながらも、衛が休養を取り、優がひきつづきCOOをつづけることを受け入れました。その後、仲間との絆は一段と深まっているように見えましたが、碇健二(古田新太)は今後の身の振り方を考え始めます。 そんななか、MEDIA社の社長・島谷聡美(松嶋菜々子)は、衛に「スリースターブックス」にTOB(敵対的買収)を仕掛けると連絡し、彼女にCEOを外れることを要求。代わりに宮村空(町田啓太)をCEOに据えると言ってきます。
最終回のあらすじ・ネタバレ
氷河衛(江口のりこ)と春野優(赤楚衛二)は、役員たちを集めて「MEDIA」社によるTOBについて話します。 宮村空(町田啓太)は2年前からヘッドハンティングされていたこと、「MEDIA」社が欲しいのは「スリースターブックス」が持つ作品と作家のライセンスだけであること、また資金面で「MEDIA」社に対抗することは困難であること……。 しかし実は、空はあえて「MEDIA」社に近づき、「スリースターブックス」のTOBを阻止する機会を窺っていました。こうして衛たちは友好的に買収・合併してくれる企業を探すことに。 その後、空が「スリースターブックス」のCEOに就任。すべては「MEDIA」社の思惑どおりになったかと思いきや、CEOを退いた衛は別会社を立ち上げ、作家たちの契約書を書き換えていました。 その内容は、「次回作は好きな媒体で書いてOK」というもの。「MEDIA」社にとっては、狙っていたものを逃したことになります。 こうして仲間たちと力を合わせて苦境を乗り越えた衛は、お金では買えない大切なものに気づくのでした。
『SUPER RICH』登場人物/キャスト
氷河衛(ひょうが まもる)役/江口のりこ
本作の主演を務める江口のりこは、クセの強い役からナチュラルな役まで幅広くこなす、個性派かつ実力派女優として知られています。2020年の映画『事故物件 恐い間取り』では、日本アカデミー賞で優秀女優賞を受賞しました。 彼女が演じる氷河衛は、急成長中のベンチャー企業の社長。その年を代表する女性起業家に贈られる「プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、社会的にも評価されています。しかし衛は、幼いころに両親を失った悲しみやさみしさから心を閉ざし、お金はあっても孤独な人生を歩んできました。 そんな衛にとって、「スリースターブックス」は人生そのもの。しかし会社をより大きくしようと奔走する彼女の前に、次々と困難が襲いかかります。
春野優(はるの ゆう)役/赤楚衛二
衛の会社にインターンとしてやってくる春野優は、愛情あふれる家庭に育ったものの、経済的に厳しい状態にある専門学校生です。そんな彼は人生を変えるために、意を決してインターンに応募しました。人懐っこい「子犬系男子」ですが、確固たる意思と行動力を持ち合わせていて、ときに衛を驚かせるような大胆な行動に出ることも。 そんな優を演じるのは、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』やドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(ともに2020年)などで注目を集めた赤楚衛二。2021年8月現在放送中のドラマ『彼女はキレイだった』にも出演しています。
宮村空役/町田啓太
「スリースターブックス」の人事責任者である宮村空は、衛の秘書のような存在で、彼女の右腕として尽くす「忠犬系男子」です。クールでしっかり者で、インターンたちの面倒もみる良きお兄さん的存在。 衛をリスペクトしており、その姿勢から周囲に「忠犬」と呼ばれることも。空が衛に尽くすのには、過去のある出来事が関係しているようで……。また優のことは警戒しており、彼には厳しく当たることも多いです。 そんな空を演じるのは、劇団EXILEのメンバーで俳優の町田啓太。ドラマ『中学聖日記』(2018年)、『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』(2020年)などで注目を集めるイケメン俳優です。 ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』では赤楚衛二と共演しており、日本だけでなくアジア各国にファンが。2人の再共演に喜びの声が集まっています。
『SUPER RICH』見どころ!予測不可能なストーリーはオリジナルならでは
本作は、「監察医 朝顔」シリーズで脚本協力を務めた溝井英一デービスによる、オリジナル脚本。 プライベートを顧みず仕事に邁進する孤独な女社長と、愛にあふれる家庭で育ちながらも経済的な理由からインターンに応募してきた貧乏学生。生まれも育ちも正反対の2人が出会い、ともに困難に立ち向かううちに生まれてくる、予想外の変化を描き出しました。 完全オリジナル脚本ならではの先の読めないストーリーで、登場人物たちの心情が目まぐるしく変化していく様子はまるでジェットコースター!予測不能かつスリリングな展開が見どころです。
「SUPER RICH(スーパーリッチ)」最終回ネタバレ・全話あらすじを紹介
2021年10月期のフジテレビ木曜劇場にて放送された『SUPER RICH』。 ベンチャー企業の社長に江口のりこ、貧乏インターン生に赤楚衛二と、ぴったりな配役の本作。最後まで予想のつかない展開にワクワクドキドキさせられっぱなしでしたね。 お仕事ドラマとしても恋愛ドラマとしても見応えたっぷりなので、本記事と一緒にぜひ見てみてくださいね。