2020年3月31日更新

ギョーカイが丸見え?!お仕事ドラマおすすめ17選 11の業界別に紹介

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様々な業界の内幕や特殊な人間関係を描いたお仕事ドラマは、ドラマのジャンルの中でも不動の人気を誇ります。これまで放送され人気を博したお仕事ドラマを17作品厳選して紹介します。

目次

業界の裏側が丸見えな、おすすめお仕事ドラマを紹介!

仕事と一口に言っても、医療に広告、出版、金融……と様々な業界が存在し、ぞれぞれの内情や人間関係を描いたドラマが製作されてきました。 実際に働いた業界以外は知る機会が少なく、どんなお仕事をしているか気になりますよね。だからこそ、お仕事ドラマはドラマのジャンルの中でも高い人気を誇り、リアルに描かれている作品ほど長く愛され続けているのかもしれません。 この記事では、ciatr編集部がおすすめするお仕事ドラマをピックアップ!リアルなお仕事模様に注目して厳選したので、各業界の裏側をのぞいてみてください。

医療業界を描いたドラマ

1.『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(2019年)

2019年4月8日から6月17日まで、フジテレビの「月9」枠で放送された「ラジハ」こと、「ラジエーションハウス」。原作:横幕智裕、作画:モリタイシによる漫画の実写化作品で、平成最後にして令和最初の月9ドラマとなりました。 舞台となるのは、総合病院の放射線科。窪田正孝演じる天才放射線技師・五十嵐唯織を主人公に、検査画像から病やケガの原因を探る放射線技師、放射線科医らの活躍が描かれました。数多い医療ドラマの中でも、あまり取り上げられることのない放射線科にスポットを当てた異色のドラマであり、検査画像の解析風景は必見です! ヒロインの天春杏には本田翼、患者のため縁の下のヒーローとなって戦う同僚、先輩には広瀬アリスや浜野謙太、遠藤憲一、鈴木伸之らが扮しました。

2.『コウノドリ』(2015年)

綾野剛が連続ドラマ単独初主演を飾り、2015年10月16日から12月18日までTBS系列で放送され、2017年には第二期も放送された『コウノドリ』。原作は鈴ノ木ユウの同名漫画で、綾野の他に星野源や吉田羊、坂口健太郎ら豪華キャストが出演しました。 産婦人科医・鴻鳥サクラを主人公に、彼の同僚や新生児科医、妊婦と周囲の人々を通して、日本の妊娠・出産への疑問を投げかけた医療ドラマです。 現代では無痛分娩、新型出生前診断と診断の上での中絶も選択肢の一つですが、日本には“出産は痛みを伴うべき”という風潮、命の選択に関する問題も……。作中ではそれらに追い詰められる妊婦も描かれており、医療者として宿った命だけでなく、時に辛い決断を迫られる家族に向き合う、産婦人科医のリアルが描かれました。

3.『ナースのお仕事』(1996年)

90年代を代表するお仕事ドラマが『ナースのお仕事』です。フジテレビで1996年7月2日から9月24日まで放送され人気沸騰。その後、スペシャル三回、連続ドラマ合計四期、劇場版など、シリーズ化されて長らく愛されています。 不動の主人公であるナース・朝倉いずみと、先輩ナースの尾崎翔子を演じるのは、それぞれ観月ありさと松下由樹。二人の絶妙の掛け合いを絡めながら、いずみがナースとして一人の人間として成長していく姿が描かれます。 その他のナースたち、医師や患者たち、さまざまな人間が絡む医療現場をコミカルに、ときに涙ありで描き、今も不動の人気を誇っています。

4.『任侠ヘルパー』(2009年)

2009年7月9日より9月17日までフジテレビ系列で放送され、2012年には映画化もされた、異色極道ドラマです。 ドラマ放送時のキャッチコピーは「介護の道を極める。それも極道」。その通り、やくざが介護施設のヘルパーとして研修をするという奇想天外な設定ですが、作中では高齢者虐待やいじめなど現実的なストーリーが描かれました。 松平健扮する幹部の命令で、素性を隠し、介護ヘルパーになる暴力団員の翼彦一を演じたのは草彅剛。同じく、薮宏太、五十嵐隼士ら演じる6人のヤクザたちは、老人たちと接し、介護現場の実態を知ることで、様々なことに目覚めていきます。奇妙な設定の中に、深刻な介護の社会問題があぶり出されるドラマでもあります。

広告業界を描いたドラマ

5.『わたし、定時で帰ります。』(2019年)

朱野帰子氏による同名小説シリーズを、TBSドラマ初主演となる吉高由里子主演でドラマ化し、 2019年4月16日から6月25日まで放送されました。 残業ゼロ、定時退社をモットーとするOL・東山結衣を通して、「長時間労働」やその先にある「過労死」の問題が叫ばれる現代の働き方に一石を投じるストーリー。結衣の元婚約者で、ワーカーホリックな男・種田晃太郎役に向井理、ブラック上司役にユースケ・サンタマリア、会社に住み着く同僚役で柄本時生ら実力派キャストが出演しました。 曲者ぞろいの社内で奮闘し、ワークライフバランスを大切にする結衣の姿は、現代社会の歪んた仕事観、恋愛・結婚観、ブラック企業といった闇を浮き彫りにします。「あるある」も多く、なぜ働くのか、自分や仲間を大切にするとは?などの問いかけが胸に刺さるかもしれません。

出版業界を描いたドラマ

6.『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(2016年)

2016年10月5日から12月7日まで、日本テレビ系列で放送された『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』。宮木あや子による小説シリーズを、主演の石原さとみ、菅田将暉、本田翼など若手人気キャストの共演でドラマ化した作品です。 ヒロインの河野悦子はファッション誌「Lassy」の編集者に憧れ、念願の出版社に採用されるも、配属されたのは地下にある部署「校閲部」で……というストーリー。 「校閲」とは、文書や雑誌などの原稿の誤りや不備を見つけ、訂正することです。一度は仕事の地味さにやる気を失うも、校閲の仕事も誰かの役に立っていると気付き、前向きになっていく悦子。日の当たらない場所で、世の中の「当たり前」を“当たり前に”してくれている人たちの存在に、改めて気付かされるかもしれません。

7.『重版出来!』(2016年)

2014年に日本経済新聞「仕事マンガランキング」で見事第1位を獲得した、松田奈緒子による人気漫画が原作です。TBS系列でドラマ化され、2016年4月12日から6月14日まで放送されました。 週刊コミック誌「バイブス」編集部を舞台に、新人編集者の黒沢心の奮闘する姿を描いています。主人公を演じたのは、本作が連続テレビドラマ初主演となった黒木華。その他副編集長役でオダギリジョー、編集長に松重豊、編集部員で荒川良々など、達者な個性派俳優との絡みが痛快でした。 小学館が撮影に全面協力し、原作者の松田奈緒子はもちろん、藤子不二雄A、村上たかし、のりつけ雅春ら、現役の漫画家の作品が登場するなど、リアリティのある現場が評判を呼びました。

金融業界を描いたドラマ

8.『花咲舞が黙ってない』(2014年)

2014年4月16日から6月18日まで、日本テレビ系列にて放送された『花咲舞が黙ってない』は、ヒットが続く池井戸潤原作の金融ドラマ。主演の杏、上川隆也や生瀬勝久、大杉漣らの共演で高視聴率を記録し、2015年に第2シリーズが放送されました。 ヒロインの花咲舞は、東京第一銀行の支店で優秀なテラー(窓口担当者)として同僚や顧客に信頼されていましたが、突然、臨店班に異動になります。臨店班は、問題を起こした支店へ出向いて業務改善を図る部署で、花咲は粗探しのような業務に戸惑うことも。臨店先では邪険にされ協力が得られない中、上司の相馬健と共に奮闘するのです。 地位にも権力にも屈することなく、ズバズバと切り込んでいくヒロインの姿が痛快!不正行為やメガバンクの悪しき慣習、派閥争いなど、銀行の内情や裏側が描かれました。

9.『半沢直樹』(2013年)

直木賞作家、池井戸潤による小説を原作に、TBS系列「日曜劇場」にて2013年7月7日から9月22日まで放送され、社会現象を巻き起こした名作です。 銀行マン・半沢直樹を主人公に、銀行業界の不正や成り立ち、それに関わる周辺業界の闇と確執を描いた重厚な人間ドラマです。 不屈の半沢直樹を独特の個性で演じた堺雅人はもとより、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也、香川照之ら実力のある演技派俳優の圧倒的存在感は見応えがあり、毎回引き込まれました。 「やられたらやり返す、倍返しだ!」など、複数のセリフが流行語にもなりました。また、2020年4月からは続編『半沢直樹2』が放送されます。

製造業界を描いたドラマ

10.『下町ロケット』(2015年)

池井戸潤による同名小説を原作に、TBS系列で2015年10月18日から12月20日まで放送され、2018年に第二期も放送された大ヒットシリーズ。主演を阿部寛が務め、真矢みきや安田顕らのほか、木下ほうか、今野浩喜など個性派キャストも集結しました。 元宇宙科学開発機構研究員の佃航平が、父親が遺した下町の工場「佃製作所」を継ぎ、社員たちと共にロケット開発の夢に向かって奮闘する骨太なドラマです。 佃製作所は競合の大手企業から特許侵害で訴えられ、裁判沙汰になったり、取引先が突然の取引停止、社員が反発したりと、倒産の危機に追い込まれます。中小企業が悔しい思いをしながらも、真摯なモノづくりで大手に立ち向かう、池井戸作品らしい勧善懲悪に胸が熱くなるでしょう!

航空業界を描いたドラマ

11.『空飛ぶ広報室』(2013年)

※本作は「航空自衛隊の広報部」を舞台にしているため、厳密には航空業界ではなく公務員業界ですが、記事の性質上、「航空業界」に含んでいます。ご了承ください。 有川浩のベストセラー小説を、脚本・野木亜紀子✕主演・新垣結衣の黄金コンビでドラマ化。2013年4月14日から6月23日まで、TBS系列で放送されました。 自衛隊の取材をする女性ディレクター・リカと、彼女の取材窓口を担当する元戦闘機パイロット・空井を軸に、空幕広報室のメンバーが特に衝突し、時に支え合う姿を描く群像劇です。空井を綾野剛が演じ、その他のキャストは柴田恭兵、水野美紀、ムロツヨシ、要潤など。 自衛隊の広報官にスポットを当てた希少なドラマで、航空自衛隊全面協力のもと撮影された基地内や戦闘機、特にブルーインパルスのシーンは見逃せません!民放の連ドラで初めて東日本大震災を扱った作品でもあり、自衛隊への認識や理解など、様々なことを考えさせられます。

12.『アテンションプリーズ』(2006年)

2006年4月18日から6月27日までフジテレビ系列で放送されたドラマ『アテンションプリーズ』は、1970年に放送され話題をよんだ紀比呂子主演による同名ドラマのリメイクです。 前作同様、日本航空の全面協力の元、現役の客室乗務員や空港スタッフがエキストラとして多数出演するなどリアルな航空業界の現場が再現されています。 今回の主演は上戸彩、その他客室乗務員役で相武紗季、笛木優子ら出演したほか、整備士役に錦戸亮、パイロット役に小泉孝太郎など若手の他、小日向文世や真矢みきらが脇を固めています。毎回、ユニークなキャラが乗客役などでゲスト出演しているのも見どころでした。

弁護士業界を描いたドラマ

13.『グッドワイフ』(2019年)

『グッドワイフ』
©︎TBS

常盤貴子が2000年の「Beautiful Life」以来、19年ぶりにTBS系列の「日曜劇場」で主演を務め、2019年1月13日から3月17日まで放送された『グッドワイフ』。米CBSの人気ドラマ「The Good Wife」シリーズの日本リメイク版であり、唐沢寿明、小泉孝太郎、水原希子らが出演しました。 エリート検察官の夫が汚職で逮捕されてしまい、弁護士に復職した元専業主婦・蓮見杏子が、子どもを養うため奮闘していく法廷ドラマです。 10年以上ものブランクを経て、産後の女性が第一線に社会復帰する設定は日本では珍しく、時代が変化しつつあるのでしょう。家庭の問題や弁護士の仕事のブランクに悩みながらも、母として強く生きる杏子の姿は、新たな社会の可能性かもしれません。

派遣業界を描いたドラマ

14.『ハケンの品格』(2007年)

2007年1月10日から3月14日まで日本テレビ系列で放送された連続ドラマ『ハケンの品格』。その名の通り、派遣業界を描いた本作は、当時の社会的背景もあって、高視聴率を記録しました。 特Aランクの評価を受けているプロ派遣社員・大前春子がヒロイン。大手食品会社の営業事業部マーケティング課を主な舞台に、春子の徹底したプロの仕事ぶりと社内の複雑な人間関係をコミカルに描きました。 春子を演じた篠原涼子がまさにハマリ役。春子の口癖「それが何か?」は、密かに人気になりました。他に共演は、加藤あい、小泉孝太郎、大泉洋らです。 また、本作は2020年4月に続編が放送されます。

放送業界を描いたドラマ

15.『美女か野獣』(2003年)

松嶋菜々子と福山雅治という豪華コンビでテレビ局の現場を描いた『美女か野獣』は、フジテレビ系列で2003年1月9日より3月20日まで放送されました。 松嶋菜々子扮する鷹宮真は、アメリカの3大メディアネットワークからヘッドハンティングされてきた敏腕報道記者。視聴率が低迷しているニュース番組の立て直しに挑みます。 一方、福山雅治扮する永瀬洋海は、同局のバラエティ番組製作部から、わがままが原因で報道局に異動してきたディレクター。全く考え方が違い衝突する二人は、実は学生時代恋人同士だったという設定です。 他に共演は、渡辺いっけい、八嶋智人、佐々木蔵之介ら。さすがテレビ局が製作するテレビ業界とあって、リアリティや現場のディテールは生々しいものでした。

IT業界を描いたドラマ

16.『リッチマン、プアウーマン』(2013年)

フジテレビの「月9」で、2012年7月9日から9月17日まで放送され、「リチプア」などとも呼ばれて人気を博した、日本版『プリティ・ウーマン』とも言えるドラマです。 若くして億万長者となったIT会社社長と、就職活動に苦心する女子大生による、恋と仕事の物語です。カリスマ社長の日向徹に扮したのは小栗旬、東大理学部四年の女子大生・夏井真琴には石原さとみが扮しました。 ザテレビジョンドラマアカデミー賞など、国内で複数の賞を受賞するなど高く評価された他、翌年4月1日には、早々と続編のスペシャルドラマが放送されています。

不動産業界を描いたドラマ

17.『家売るオンナ』(2016年)

主演・北川景子で、2016年7月13日から日本テレビ系列で放送されたドラマ『家売るオンナ』は、不動産業界が舞台となっています。 激しい住宅販売競争が繰り広げられている大都市・東京を舞台に、北川景子扮する天才的なスーパー営業部員の三軒家万智が、果敢に家を売る仕事に奮闘する姿を描きます。万智の部下となる新人ダメ営業部員には、イモトアヤコが扮しました。 脚本は、数々の名作ドラマを生み出してきた大御所脚本家の大石静。一筋縄ではいかない波乱の展開が繰り広げられた一方、「不動産あるある」も盛り込まれたリアルなお仕事ドラマとなりました。2019年1月には続編『家売るオンナの逆襲』が放送されているので、そちらもチェックしてみてください。

お仕事ドラマを観れば時代の背景もわかる!?

今回は、各業界の裏側が丸見えになるおすすめお仕事ドラマを紹介してきました。原作者の銀行員時代の経験が反映された池井戸作品は、特にリアル度が高いと言えますね。 時代背景を反映して、働く女性の描き方が多様化したり、『コウノドリ』では男性の産婦人科医が描かれたりと、ドラマも変化していることがわかります。『わたし、定時で帰ります。』は今はまだ働き方に一石を投じた作品ですが、時代の転換期の象徴として語られる日が来るはず。 業界ごとの仕事に対する考え方、価値観の違いに注目して観るのも面白いかもしれません。