2021年12月10日更新

『ハレ婚。』を全巻ネタバレ解説!最終巻でそれぞれの愛に訪れた結末は?

ハレ婚
©NON/講談社

『ハレ婚。』は『週刊ヤングマガジン』にて2014年から2019年まで連載されていた恋愛漫画です。常識にとらわれない内容で大きな話題を集め、2022年1月からテレビドラマが放送されることが決定しています。 そこで本記事ではテレビドラマ放送に先駆け、『ハレ婚。』のあらすじを全巻ネタバレ解説していきます!

『ハレ婚。』ってどんな作品?

「ハレ婚」とは?

「ハレ婚」とは「ハーレム結婚」の略称。つまり、一夫多妻制度のことです。本作は「ハレ婚制度」が認められている特区が舞台となっていて、この制度を利用した夫と妻達3人の複雑な恋愛模様を描いた作品になっています。

漫画『ハレ婚。』は全何巻まである?

漫画『ハレ婚。』は全19巻まで発売されており、2019年に完結しています。

『ハレ婚。』のあらすじ

本作の主人公である前園小春(まえぞのこはる)は、東京で付き合った男性全員が既婚者だったという男運ゼロの22歳。恋愛での傷心を機に帰郷した彼女は、実家の喫茶店を継ぐことになります。しかし抱えていた借金が返せず、喫茶店を畳まなければいけないことに。 そんな彼女のもとに現れたのが、伊達龍之介(だてりゅうのすけ)と名乗る謎のイケメンでした。借金返済の代わりにと、小春に求婚する彼。しかし龍之介には、すでに2人の妻がいました。実は彼女の地元である北つばめ市は、少子高齢化や過疎化対策として一夫多妻制となる「ハーレム婚(通称ハレ婚)」を認める特区となっていたのです……! こうして借金返済のため龍之介の第3夫人となった小春は、他2人の妻とともに新たな人生をスタートさせたのでした。

【1巻】自分は3人目の妻!?

大都会東京で、3人の男に騙され傷心中の前園小春。身も心も疲れてしまった彼女は、地元に帰郷していました。父が実家の喫茶店を経営できない体になってしまい、小春は勢いで継ぐと決めてしまいます。しかし喫茶店には多額の借金があり、家や店も差し押さえられていると聞き途方にくれてしまう彼女。 そこに現れたのが、綺麗な女性を連れた謎の男でした。その男は札束を積み、小春に求婚します。そして「幸せにするよ、3人目だけど」と言い放ったのです。 実は彼女の地元である北つばめ市は、一夫多妻制の「ハーレム婚(通称ハレ婚)」を認めた特区になっていました。 1度はその男、伊達龍之介を追い返したものの、借金返済のために豪邸を売る覚悟を見せられ決意を固めた小春。こうして彼女は、伊達家の第3夫人としての生活をスタートさせたのでした。

【2~5巻】一夫多妻の伊達家ルールとは?

龍之介の夜はローテーション!?

小春が3人目の妻になると決めたため、4人は結婚式を挙げることに。伊達家には“やるならみんなで”というルールがあるため、3人の花嫁と2人の父がともにバージンロードを歩きます。 ちなみにこの結婚を認めていない小春の父は式に出席していなかったため、小春は第1夫人のゆずと第2夫人のまどかの父親と腕を組むことになりました。 無事式を終えた小春ですが、彼女には1つの懸念事項が。それは“龍之介の寝る場所はローテーション”が伊達家のルールで、今夜が自室の日であることです。 過去のトラウマから体の関係を拒む小春。そんな彼女の様子を見た龍之介は、「リハビリをしよう」と優しく接します。 しかしゆずの部屋に龍之介が泊まると、積極的に愛を育む2人の声が響き渡り……。自分以外の妻達と夜を共にしつつ何食わぬ顔で愛を伝えてくる龍之介に、小春は悶々としてしまいます。

恋心を自覚する小春

幼少時に龍之介と知り合っていた事実を知った小春は、伊達家での生活に耐えられず家出をしてしまいます。翌日自転車で迎えに来た龍之介は、帰ろうとしない小春を置き去りにバイトをしている女子高生のうららを連れ帰ってしまいました。 嫉妬心を煽る作戦とは知らず、モヤモヤしている小春。小春が出て行った事情を知ったうららは、彼女に「龍さんのことが大好きなんですね」と笑顔で言い放ちます。自分の気持ちを把握しきれない小春は、戸惑うばかり。 しかし結果的に彼女はしっかりと自分の気持ちに向き合い、龍之介に「アンタのことが好きみたい」と告白します。そして無事小春が帰還した伊達家は、彼女をよく思っていないまどか、ゆずを連れ、新婚旅行へ向かうのでした。

【6~7巻】新婚旅行と小春の父

新婚旅行でハワイアンズにやって来た伊達家ですが、小春は龍之介への嫉妬心や独占欲を抑えられずにいました。 彼と2人でいるときは楽しめるものの、ゆずやまどかと仲良くしているとどうしても気持ちを整理できない小春。しかし旅行で仲を深め、ようやく彼女も家族という形を居心地よく感じるようになりました。 実家に帰った小春は、退院した父から離婚するように言われてしまいます。父は病気の延命治療を断っており、あと1ヶ月の命。借金のせいで結婚した小春の、身を案じての発言でした。 伊達家は家族総動員で、小春が楽しく暮らしている姿を父に見せます。安心した父は1ヶ月半後に亡くなり、元ピアニストの龍之介は父の好きだった曲を小春の前で弾いたのでした。

【8~11巻】別れと出会い

2人で出掛けていた龍之介と小春は、終電で帰らずホテルに泊まります。しかしその日は、龍之介がまどかと寝る番。小春達が帰宅すると、まどかは家から出て行ってしまいます。伊達家は彼女を探し回りますが、見つけられません。 まどかを連れ戻すため、ピアノのコンサートをすると決意した龍之介。震える手でピアノを弾くと、涙を流すまどかが現れます。しかし彼女は離婚届を龍之介の前に。「楽にしてください」と話す彼女が差し出した離婚届に、龍之介はサインをするのでした。 まどかが去り元気がなくなった龍之介は、家の雰囲気を戻すべくハレ婚限定の婚活パーティーに参加します。そこでシングルマザーの美鈴と出会う彼ですが、結局結婚には至りませんでした。

【12~15巻】ゆずの妊娠と決意

ゆずが妊娠、父親は誰?

第1夫人であるゆずが、妊娠したという知らせが。喜ぶ小春と龍之介ですが、当の本人は浮かない表情をしていました。まどかの一件で元気がなくなってしまっていた龍之介は、ゆずが不倫していることには気が付いていました。 子供ができたと知り、まどかの不倫相手のジョーは喜びます。実はゆずとジョーは、長年付き合っていた恋人同士でした。過去、危ない仕事に手を出していたジョーを、ゆずと知り合った龍之介がボディーガードとして自宅に招き入れていたのです。 ボディーガードとして働くも、やり過ぎてしまうジョー。そして再就職先も失い再び危ない仕事に手を出した彼は、刑務所に収監されてしまいます。ジョーはゆずを龍之介に託し、2人の関係は終わっていたのでした。

悩み抜いたゆずが出した結論は?

どうしたら良いのかわからないゆずは、かつての家族であるまどかに相談します。そして1人でたくましく生きるまどかを見て、自分も人に頼らず1人で生きていくと決意するのです。 ゆずが帰宅すると、そこにはジョーと龍之介の姿が。ゆずは2人の前で、1人で生きていくと話します。しかし彼女の目には、小春が購入していたベビーベッドが。小春はゆずの赤ちゃんが産まれるのを、楽しみにしていたのです。 小春の気持ちに決意が揺らいだ彼女は、伊達家で子供を育てていくと決めたのでした。実はジョーはパイプカットをしており、子供を作れる体ではなかったのです。こうして彼は再び龍之介にゆずを託し、街を去りました。

【16~18巻】出産後に揺らぐ関係

ゆずの子が産まれ、小春の心境に変化が

ゆずの息子、麟之介が産まれて1ヶ月。小春も積極的に子育てに参加する、忙しない時間が過ぎていました。しかし本当の母親ではない小春はうまくあやすことができず、本当の家族である3人を見て孤独感を感じています。 ルールを破り自分の部屋に来た龍之介を見て、優越感を感じてしまう小春。自分が「汚い女」に思えて、自己嫌悪に陥ってしまいます。そんなとき、麟之介が高熱を出してしまいました。気が動転しているゆずを支え、小春も病院に向かいます。 素直に礼を言うゆずに小春が謝るも、彼女はしっかりと理解を示してくれました。そしてときが経ち、3年後。復帰した龍之介は人気ピアニストとして活躍しており、麟之介も元気一杯に成長しています。

龍之介に再びまどかの影が?

テレビにも出演し人気者になった龍之介に、小春は不安感を抱いていました。そしてテレビに出ている彼の後ろに、まどかの姿が映っていることに気が付きます。彼女はマネージャーとして、再び龍之介のもとに帰って来たのです。 まどかは未だ龍之介に想いを寄せていました。しかし3人いるうちの1人に戻る気はなく、自分だけを見てほしいと願います。ゆずを諦めたジョーに近づき、子供のDNA検査を持ちかける彼女。しかしジョーは検査に応じず、まどかに忠告をします。それでも考えが変わらないまどかは、ジョーの吸ったタバコを回収しました。 龍之介はまどかに、第3夫人になってほしいと2度目のプロポーズをおこないます。ハレ婚の形に戻る気はないと、去ろうとするまどか。そこに現れたのが小春でした。

【最終巻(19巻)】4人が見つけた夫婦の形とは……?

まどかに「小春がいなければゆずも麟之介も普通に幸せに暮らせる」「あなたさえいなければ」と言われ、何も言い返せない小春。結局まどかは指輪を受け取らず、その場を去りました。 そしてまどかは麟之介のDNA検査をしようとしますが、彼にママと間違えられ自分の過ちに気付きます。我に帰ったまどかは、伊達家崩壊を思い直すのでした。 まどかの言葉を聞いた小春はゆずと麟之介、龍之介のため、伊達家を出る決意を固めます。「俺が君だけを愛すと言ったら戻ってきてくれる?」と彼女を引き留める龍之介でしたが、小春の気持ちは変わりませんでした。 小春がバイトする焼肉屋を訪れたまどかとゆずは、小春に生理が来ていないという事実を聞きます。後日、伊達家にはエコー写真を持った小春の姿が。小春はまた伊達家の一員となることを決心したのです。 龍之介は涙を流しながら彼女を抱きしめ、まどかを含めた伊達家は全員で幸せに暮らしたのでした。

主な登場人物

前園小春

前園小春は本作の主人公です。後先を考えない無鉄砲な性格をしています。高校生の頃は女性らしさに欠けていたものの、上京し色気が増した彼女。交際相手が軒並み既婚者という男を見る目のなさを発揮し、傷心の後地元に帰郷しました。 第3夫人として伊達家に迎えられるも、小春は高圧的な態度を崩しません。しかし内心は龍之介に惹かれています。

伊達龍之介

伊達龍之介はもともと、ピアニストや作曲家として活動していました。しかしある事情で引退してからは、2人の女性を妻にし無職の青年として生活しています。 10年前に出会った小春に恋をしており、離れたあとも一途に思い続けていました。相当な変態で、夜は3人の妻との営みをローテーションで楽しんでいます。

伊達柚子

ゆずは龍之介の、第1夫人です。金髪が目を引くギャル系美人で、年齢は26歳でした。彼女はハレ婚の発起人である、北つばめ市長の娘でもあります。 Iカップに達する巨乳の持ち主で、龍之介に負けないレベルで性欲が強いです。

伊達まどか

まどかは龍之介の第2夫人です。ショートカットが似合うクール系美女で、龍之介への独占欲の強さが特徴的でした。 龍之介のピアノが大好きで、突如現れた小春には冷たく当たっています。

『ハレ婚。』の新しすぎる夫婦の形が気になりすぎる!

一見、男性の夢をすべて詰め込んだ設定にも見える『ハレ婚。』。しかし伊達家は一筋縄ではいかず、作中では一夫多妻制ならではの葛藤や悩みをリアルに描いていました。 2022年1月放送のテレビドラマでは、伊達家はどのような結末を迎えるのか。原作を読んだ人も、見逃せません!