2019年12月12日更新

【このすば】カズマはクズ冒険者!?異世界でのハーレム生活が羨ましい

このすば カズマ

超コメディタッチの異世界冒険ファンタジー『この素晴らしい世界に祝福を!』。ありがちな「英雄」の常識を覆す新ジャンルのヒーロー(?)、カズマに注目!彼は本当にクズなのか、これまでの活躍を振り返って検証します!

目次

異世界で待っていた世知辛い現実。カズマは真のヒーローになれるのか?

ゲームやアニメなど2次元ヲタが異世界に転生してヒーローになる……設定そのものは、比較的ポピュラー。けれど通称「このすば!」こと『この素晴らしい世界に祝福を!』は、そんな冒険ファンタジーのお約束をことごとく覆します。 Web発のラノベを経て2016年、2017年にアニメ化されましたが、第1期・第2期ともに大人気。なによりもメインキャラクターたちの強烈な個性と常識を逸脱したストーリー展開が、話題となりました。 そんな中でもまず注目すべきはやはり、主役であるカズマこと佐藤和真。いちおう主役としてファンタジーの王道に憧れている16歳の高校生ですが、理想と現実のギャップにそうとう苦しめられているようです。

実は意外に堅実派?カズマの性格は

現実世界では引きこもりでニートな高校生だったカズマは、不慮の事故で死亡。異世界に転生してきました。レベルは低いながらも、駆け出し冒険者として新たな人生を歩き始めます。 時にやる気なしでだらしないように思えるものの、実は意外に堅実。少しずつお金をためて、さまざまな新しいスキルを手にしていきます。中でも得意なのは「盗賊スキル」。様々なものを盗むことができる「スティール」など、クエストでも重宝しているようです。 勘違いとはいえ事故死したのも人助けのため。突き放したような物言いをすることもありますが、基本は仲間想いでお人好しな性格です。

カズマのクズエピソード①:女神アクアを転生に巻き込む

「クズ」と言われるカズマの悪行は、物語の冒頭から早速はじまりました。最初の悪行は、女神アクアを異世界に巻き込んだことです。 事故で死んでしまったカズマは、アクアの勧めで異世界へ転移することに。天界のルールに則って「1つだけ望むものを持っていける」とも提案されます。そのとき、アクアの態度が悪かったせいで、カズマのゲスさが発揮されました。 カズマが選択したのは、スキルやアイテムではなく、女神アクアだったのです。カズマは「あんたは俺が持っていくモノに指定されたんだ!」「バカにしてた男に一緒に連れて行かれるって、どんな気持ちだ?」と悪どい顔で嘲笑。 涙目で抵抗するアクアでしたが、規則の通りにカズマと異世界転移し、不本意な冒頭をすることになるのでした。このカズマの行動は、目的のための打算というよりも、嫌な相手への復讐心が発端です。まさに「クズ」な一面をしょっぱなから発揮しました。

カズマのクズエピソード②:スキルを使って○○!?

カズマが「クズ」と呼ばれる所以として、何度も女子の下着泥棒をしていることが挙げられます。ただし、カズマが意図的に下着を盗っているわけではありません。 戦闘ステータスが低いカズマは、少ないポイントでも習得できる「スティール」という盗賊スキルを身に着けました。「スティール」は他人の持ち物を盗む技ですが、奪う対象は選択できません。本来は、ランダムに持ち物を奪取する運任せのスキルなのです。 しかし、カズマは大半のステータスが低かったかわりに、「運勢」だけが高数値でした。「スティール」を使うと高確率でレアモノをゲットできてしまいます。結果、女子に対して使うと下着を奪ってしまうことに……。 はじめこそセクハラ目的ではありませんでしたが、次第にこの力を悪用するようになります。下着を奪った相手にいやらしい手つきを見せつけて脅すこともしばしば。そしてその時のカズマは、ド変態のスケベ顔。ゲスの極みです。

カズマのクズエピソード③:ダクネスとお風呂で……!?

カズマは“魅惑の夢”を見せてくれるという、サキュバスのサービスを予約。その夜、風呂場でうたた寝をしてしまいます。 すると、更衣室にダグネスが現れ、服を脱いで全裸になろうとしていました。慌てるカズマでしたが、その状況が現実ではなく、サキュバスの淫夢だと勘違いして納得するのです。 夢の中だと思い込んだカズマは、裸同士にもかかわらず、堂々とダグネスに話しかけます。「こっち来いよ」と言い、自分の背中を流すように命じるのです。すると、ダグネスは元々の性格がドMなため、断りきれずに服従。カズマの背中を流したりと、言われるがままでした。 途中で現実だと気付いたカズマは、サキュバスに操られていた、という設定を作ってごまかします。勘違いしていた点はしょうがないとしても、嘘をつくのはやはり「クズ」。とはいえ、多くの男性視聴者が歓喜した展開でもありました。

クズだけどかわいそう!異世界でも悲惨な死を繰り返す

物語の冒頭、自動車に轢かれたという錯覚で、ショック死したカズマ。アクアに笑われてしまった情けない死に様でしたが、転移した異世界でもまた死んでいます。 デュラハン退治でできた借金を返済するために、討伐クエストに挑んだカズマたち。強力な精霊である冬将軍に遭遇し、圧倒的な戦力差に恐怖しました。アクア、ダグネス、カズマは、プライドを捨てて敵に土下座したのですが、カズマの手が剣に触れていたせいで、悲劇が発生。 冬将軍は敵意があると判定し、カズマを刀で斬首。通常、物語の主人公が死ぬ場合は、世界を救う最終回などですが、カズマはとくに意味もなく死亡したのです。 しかし、アクアが後輩女神にあたるエリスを脅すという暴挙によって、カズマは復活。1つの作品の中で、複数回死んだ珍しい人物になっています。 また、その後もリザードランナー戦、コボルトの群れへの突撃、クローンヒュドラとの遭遇、OVAでの呪いのチョーカー装着などで何度も死亡。呆れられつつも、エリスとアクアによって蘇生されています。

カズマの能力・スキルを紹介!

異世界転移して「アクセルの街」に着いた当初、カズマの大半のステータスは平均以下でした。唯一高かったのは「運勢」で、運がいいだけの凡人として冒険がスタート。 とはいえ、その後は多様なスキルを身につけていきます。最も得意なスキルは、相手の持ち物を盗む「スティール」。女子の下着を盗る頻度が多いものの、ミツルギから「魔剣グラム」を奪うなど、思わぬ活躍をしています。 また、敵から身を隠す「潜伏」や、敵の位置や数を把握できる「敵感知」、弓矢での「狙撃」なども習得。主人公らしくないスキルですが、悪知恵がはたらく自身の性格と、スキルの成功確率を高められる「運勢」を活かしています。長所を伸ばした合理的な戦術だと言えるでしょう。 さらに、ウィズと出会ってからは、レアスキル「ドレインタッチ」も会得しています。これは相手に触れることで魔力や体力の受け渡しが可能となるスキルです。 カズマのステータスは低スペック、それぞれの技も単体ではそこまで強くないにもかかわらず、クリスから「絶対敵に回したくない」と言われるほどの存在になったのは、ある意味天才的ですね。

残念ポイント&迷言ランキングTOP5

最大の残念ポイントであり魅力でもあるのが、その毒舌。とくにアクアに対する言動は、およそ女神を相手にしている異世界ファンタジーの主役とは思えない辛口です。「暴言王!」と呼びたくなります。 毒舌が下卑た物言いにつながることも多く、「カスマ」「クズマ」「ゲスマ」や、「鬼畜のカズマ」というありがたくない異名が数多くつけられています。要は歯に絹着せない言動ゆえ、なのですが。 頭の回転が早く、土壇場で起死回生の奇策を思いついて危機から脱出することもしばしば。と、言うと長所のようですが、めぐみん曰くどちらかと言えば「悪知恵」の部類に入るようです。

名言ランキングTOP5

☆第5位「頭の暖かい変態は、体温も高いらしい」(ダクネスの変態ぶりにあきれつつ) ☆第4位「転生特典でついてきたダメガミは、態度ばかりデカくて使えないし」(二度目に死んだ時にエリスの前でとうとうと愚痴) ☆第3位「あとでうちの狂犬女神けしかけてやんぞ〜!」(ダメガミを超え、ついに狂犬!?) ☆第2位「真の男女平等主義者な俺は、女の子相手でもドロップキックを食らわせられる男だ」(のちのちまでこの暴言は尾を引くことになります) ☆第1位「冒険者って何かカッコよさそうだし……楽して大金稼いで美少女にちやほやされたいな、と思いました」(検察官のセナに黒動機を告白)

声優・福島潤は、剣と魔法の世界に憧れていた。

カズマを演じるのは、この作品が初めての主役となった福島 潤。『弱虫ペダル』では派手好きのピナレロ使い、鳴子章吉役を熱演していました。 本人のブログによれば、ラノベ版「このすば!」を熟読、主人公カズマのセリフを「いっぱい声に出して読んだなぁ」とのことです。 ちなみに作品的には「ロードス島戦記」にハマったのだそう。剣と魔法の世界で冒険をする夢を見ていた、とコメント。カズマを演じたことで、いちおう叶ったような気がしないでもありません。