2024年2月28日更新

「未来への10カウント(みらてん)」最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末はどうなる?

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2022年4月スタートのテレビ朝日系ドラマ『未来への10カウント』で木村拓哉が主演を務めています。本作で高校ボクシング部のコーチを演じる木村。これまでさまざまな役柄を演じてきましたが、学園スポーツへの出演はこれが初めてです。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】「未来への10カウント(みらてん)」のあらすじ

本作で木村拓哉が演じるのは、ボクシングで高校4冠に輝いた過去を持つ桐沢祥吾。順調なボクシング人生を歩んでいた彼でしたが、大学2年の試合中、ある理由で試合続行を断念します。 その後、妻を亡くすなどの不運に見舞われた彼は、「いつ死んでもいい」と自暴自棄な生活を送っていました。しかし40代後半になったある日、高校時代の親友から母校のボクシング部でコーチをしないかとの提案を受けます。 その提案を承諾した祥吾は、生徒たちを変えるとともに、自身とも向き合い未来を切り開いていくことになるのです。

1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

桐沢(木村拓哉)は、ピザの配達のバイトをしながら「いつ死んでもいい」と思い生きています。高校時代にボクシングで大活躍した桐沢ですが、ある理由でボクシングができなくなりました。かつて結婚もしたものの、今は完全に生きる希望も失っていたのです。 そんな桐沢を見た親友の甲斐(安田顕)は、このことを母校・松葉台高校ボクシング部の前監督・芦屋(柄本明)に相談。芦屋は胃がんで胃を半分切除していて、46年続けた監督の座から退いていました。芦屋は桐沢を後任に抜擢し、土下座します。桐沢は断ったものの、受けざるを得なくなってしまいました。 松葉台高校は今や東大合格者も出す進学校となり、芦屋が辞めたあとのボクシング部は弱体化。校長の麻琴(内田有紀)はボクシング部を潰そうとしていて、部長の伊庭(髙橋海人)たちは部を潰さないためになんとか1年生を勧誘しようとしていました。 一方古文教師の葵(満島ひかり)は、麻琴から無理やりボクシング部の顧問を押し付けられます。そして桐沢が久しぶりに母校に行くと、今や校長になっている麻琴と再会。麻琴は桐沢の後輩で、ボクシング部のマネージャーだったのです。

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ネタバレ

部員たちに桐沢が紹介され、桐沢は部員たちが適当な理由でボクシング部に入っていることに落胆します。しかし部員たちは、桐沢が高校時代に4冠達成したことを知り興奮しました。そして桐沢は、甲斐のボクシングジムで28年ぶりにリングに上がります。 久しぶりにミット打ちをしますが、徐々に過去を思い返していました。網膜剥離、妻(波瑠)の死……。桐沢は辛くなってミット打ちを切り上げピザの配達に向かうと、不良の客に絡まれてしまいます。 桐沢は「こういうパターン」と、不良たちに自分を殺してもらおうと思いました。しかし不良たちをあっさりと交わし、殴り方を伝授。不良たちは怯えてピザの支払いをし、逃げ出したのでした。 翌日部室では、桐沢のスパーリングが見られると大勢の1年生が集まっています。伊庭は「強くなりたい」と直談判し、桐沢とスパーリングをすることに。しかし桐沢が少しお腹を殴っただけで、伊庭は肋骨を骨折。 桐沢はクビを覚悟しますが、葵は生徒たちの熱意に感動し、麻琴にこのことは黙っておくことにしたのです。3人の新入部員も入ったことでボクシング部も継続され、こうして桐沢のコーチ生活が始まったのです。

2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

公開スパーリングでの桐沢(木村拓哉)のパンチで伊庭(髙橋海人)が怪我をしたことが、麻琴(内田有紀)の耳に入ってしまいます。葵(満島ひかり)は必死に庇おうとしますが、伊庭は「怪我をしていない」と腹を叩き、東大にも合格してみせると麻琴に宣言。 こうしてクビを免れた桐沢ですが、今度は部員たちに2ヶ月後のインターハイ予選に出場したいと言われます。生徒たちは一歩もひかず、桐沢は2ヶ月でどう指導すべきか頭を悩ませました。 その頃教師の坂巻(オラキオ)は、桐沢が焼き鳥屋の店主だったことを思い出します。しかしその焼き鳥屋は半年前に閉店。桐沢がピザのデリバリーのバイトをしていることが、職員室で話題になります。 そんな時、猫林(生瀬勝久)は30年前に作られた学校の管理運営規定を持ち出してきました。そこには教職員以外は部活動の指導ができないと書かれていて、それを理由に麻琴は桐沢を追い込みます。 桐沢は麻琴と2人きりになり、なぜそんなにもボクシング部を潰そうとしているのか問い詰めました。すると麻琴は、「当時は仕方なくボクシング部のマネージャーをやっていた。桐沢に振られたことは関係ない」と告げたのです。

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ネタバレ

桐沢は葵に、実は教員免許を持っていると打ち明けます。8年間公民を教えた経験があり、ちょうど今政治経済の教師が産休に入るとのことで、麻琴は非常勤講師を探していました。そこで桐沢と葵は芦屋(柄本明)とともに、麻琴に直談判。 芦屋は勝手にボクシングの強豪である「京明高校に勝て」と言い出し、こうして桐沢は政治経済の非常勤講師となり、正式なコーチに就任したのです。 久しぶりに教壇に立った桐沢は、途中から焼き鳥を例に取ってねぎま1本160円の利益計算を教えます。分かりやすい授業でしたが、それでは受験に間に合わないと葵は告げました。 そしてボクシング部では、京明に勝つことを目標にジャブの練習に取り組みます。あかり(山田杏奈)はジャブをしながら、DVをする父から母を守る姿を想像していたのでした。

3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

ボクシング部員のあかり(山田杏奈)は、元義父・今宮(袴田吉彦)が家に押しかけて母親に復縁を迫っていることに悩みます。ボクシングで今宮を圧倒しようとしますが、今宮にすぐに突き返されてしまいました。 翌日、あかりは桐沢(木村拓哉)に「喧嘩で勝てるボクシング教えて」と言います。桐沢は授業前のため「あとで聞く」と伝えたものの、他の教師たちに非常勤講師は生徒に関わらないよう言われてしまいました。 あかりは練習でも、「スパーリングをしたい」など部員たちとの別メニューを懇願します。しかし桐沢は断り、あかりは部活を辞めると言い出しました。これを見た葵(満島ひかり)は、マネージャーの愛(吉柳咲良)からあかりが暴力を受けている事実を聞きます。 部活に行けなくなってしまったあかりは、今度は甲斐(安田顕)のジムへ。甲斐からそのことを聞いた桐沢は、1回あかりのやりたいようにやらせてやろうと甲斐にボディブローを教えるよう指示。 その後葵はあかりの家を訪ね、何かあれば警察と連携するので手を出さないことを忠告したのです。

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ネタバレ

しかし葵は、桐沢が甲斐を通してボディブローを教えていると知り激怒。その後桐沢は、あかりから「今からあいつが来る」と連絡を受けます。桐沢は今宮を待ち伏せて、学校のボクシングリングへ。 今宮は酒に酔っていて、自分は不幸だと嘆きました。すると桐沢は「不幸対決」を提案し、不幸な方が勝ちで負けた方はあかりのパンチを受けるというもの。 今宮の不幸は、就職氷河期や出世、妻に捨てられたこと。一方の桐沢の不幸は、オリンピック強化選手だったのに網膜剥離でドクターストップ。妻(波瑠)は結婚して1年後に乳がんで死去。何とか焼き鳥屋を経営していたが、コロナで閉店など辛い過去を明かしました。 今宮はあかりから3回もパンチを受け、二度とあかりたちに近づかないことを約束します。帰り道、葵は自分も父を亡くし、シングルマザーで皆大変だと桐沢に伝えます。 一方あかりはボクシング部に復帰したいと申し出て、「ボクシングは面白いから」と続ける理由を語ったのでした。

4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

京明高校に勝つために必死に練習をするボクシング部ですが、ある日伊庭(髙橋海人)と玉乃井(坂東龍汰)はスパーリングで激しくぶつかり合います。どうやら伊庭も玉乃井も、マネージャーの愛(吉柳咲良)のことが好きとのこと。これを知った桐沢(木村拓哉)は、インターハイ予選が終わるまで待てと忠告。 しかし伊庭は最後の試合だから、試合に勝ってリングの上で告白すると言い出したのです。 その頃麻琴(内田有紀)は、ボクシング部が京明に勝つと宣言したと勝手に思い込みます。そして負けたら桐沢はクビという話になってしまい、葵(満島ひかり)は必死に止めますが聞く耳を持ちません。 焦った葵は、甲斐(安田顕)にボクシング部の指導を依頼。しかし基礎ができていない生徒たちは甲斐の指導についていけず、桐沢は伊庭に「ワンツー」だけを練習しろと告げたのです。 桐沢は帰り道、葵の息子・圭太(川原瑛都)とサッカーをすることに。しかし圭太が転んで捻挫をしてしまい、病院に行き自宅に連れて帰ると葵はなぜ桐沢が家にいるのかと驚きます。葵の妹・楓(滝沢カレン)の手料理を食べ、葵は圭太に父親のように接する桐沢を見つめていました。

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ネタバレ

翌日、ボクシング部からは「ダンダダン」という音が……。実は伊庭はワンツーだけでなく、甲斐から教わったダンダダンを勝手に練習していたのです。桐沢はこれを叱らず、あえて練習相手になることにしました。 そしてインターハイ予選当日。伊庭は強い相手と当たることになりましたが、必死にワンツーでしのぎます。こうして相手にワンツーしかないと思わせておいて、最終ラウンドでダンダダンを繰り出しました。必死に戦ったものの、ポイント判定で伊庭は負けてしまいます。 すると桐沢は、「告れ」と伊庭に指示。伊庭はリングの真ん中で「好きだー!」と告白しますが、愛は「ごめんなさい」と断りました。玉乃井も「僕も……」と言いかけますが、愛は何かを察知し玉乃井に冷たい視線を送ります。 伊庭は「先輩として尊敬している」と言われたものの、「もう忘れて」というLINEスタンプを愛から送られました。フラれてしまいましたが、抑えていたものを伝えられてすっきりしています。そして伊庭は、受験に専念して東大を目指すことを誓ったのでした。

5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

インターハイ予選では、空手の癖が抜けない玉乃井(坂東龍汰)は敗北。あかり(山田杏奈)だけが2回戦に出場するも、京明の選手に負けてしまいました。すると麻琴(内田有紀)は、桐沢(木村拓哉)にコーチ解任を告げます。ボクシング部の存続は認めても、コーチは桐沢でなくてもいいと言い出しました。 桐沢は校長に言われたらと、コーチと非常勤講師どちらも辞めることに。葵(満島ひかり)に止められるも、桐沢はあっさり辞めてしまったのでした。 猫林(生瀬勝久)は桐沢の代わりのコーチを探すことになり、甲斐(安田顕)が就任。その頃葵の元には、1年生部員の蓮(櫻井海音)が家に帰っていないと連絡が入ります。 心配している時、転校生の西条(村上虹郎)がボクシング部に入部してきました。中学からボクシングをしており、一気にエース候補に。葵は桐沢に会うために宅配ピザを頼み、そこで蓮が行方不明になっていることを伝えたのです。

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ネタバレ

しかし西条は生意気で、甲斐の練習方法も合わず部員たちは不満を募らせます。公園にいた桐沢にコーチに戻ってほしいと頼むも、桐沢は蓮を探しに行きました。葵は桐沢に会うために毎日ピザを頼み、桐沢は蓮を発見。 蓮は半グレに絡まれていて、葵の頼んだピザをあえて蓮のいる場所に届けそのまま蓮を連れ去りました。しかし半グレたちに気付かれてしまい、桐沢はパンチで対抗。何とかその場をしのぎました。 麻琴の元には、桐沢の代わりの猫林の授業がつまらないとクレームが入ります。さらに甲斐は初心者の指導は向いていないということで、桐沢の復帰を決めました。しかし1年で京明に勝ち、インターハイに出ることを約束させたのです。 ここで桐沢は西条と初めて会い、西条の下の名前が「桃介」であることで盛り上がりました。その後再びピザを宅配した桐沢は、出てきた人物が亡き妻・史織(波瑠)にそっくりなことに驚いたのです。

6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

ボクシング部では関東大会に向けて、ひたすら基礎を練習することになります。計量したところ、西条(村上虹郎)と友部(佐久本宝)が同じバンタム級であることが判明。 一方桐沢(木村拓哉)は、公園で見かけた圭太(川原瑛都)を家に連れて帰ります。迎えに来た葵(満島ひかり)は、桐沢の部屋にあった史織(波瑠)の写真を見て複雑な気持ちになったのでした。 部活の練習中、西条のパンチが友部の目に当たってしまい、すぐに眼科へ。目は無事だったものの、眼科の受付には史織そっくりのあの人の姿が……。桐沢、一緒にいた甲斐(安田顕)、そして葵まで絶句してしまいます。 一方麻琴(内田有紀)は、勝手に京明との練習試合を決めてきたを言い出しました。自信をなくす部員に、桐沢は西条とのスパーリングを見せます。上手い西条でも手も足も出ず、「自分で勝手に限界を決めるな!」と桐沢は喝を入れました。その姿を見た部員たちはやる気を出したのです。

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ネタバレ

甲斐はどうしても史織にそっくりな女性のことが気になり、眼科へ。その女性は美鈴(波瑠)という名前であり、甲斐は「甲斐くん」「祥ちゃん」と名前を呼ばせます。 桐沢も美鈴のことが気になり、史織とそっくりな女性を見たことで史織がいなくなった現実を受け入れようとしていました。 そして試合に出る部員の選考日、桐沢は全員を1分ずつローテーションで相手にします。桐沢もかなり熱が入り、ついに友部が桐沢にボディブローを当てました。桐沢は玉乃井(坂東龍汰)、水野(山田杏奈)、友部の3人を試合に出すと決定。西条はなぜ自分が選ばれないのかと、怒りを露わにしたのです。 後日、桐沢は美鈴の家に再びピザを配達します。美鈴は、自分が桐沢の亡き妻にそっくりであることを甲斐から聞いていました。すると美鈴は、子供と夫に声をかけます。その姿を見た桐沢は、史織と美鈴は違う、史織はもういないんだと吹っ切ることができたのです。 その頃機嫌の悪い西条は、先輩にぶつかったことで絡まれ、相手を睨みつけていてーー。

7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

京明との練習試合が始まり、天津(阿久津仁愛)、玉乃井(坂東龍汰)、友部(佐久本宝)は敗退。いざ水野(山田杏奈)の試合というところ、西条(村上虹郎)が上級生に殴りかかったと葵(満島ひかり)に連絡が入ります。 桐沢(木村拓哉)と葵は急いで学校に戻り、西条は「どうせ俺が悪いんや」とふてくされました。すると西条は「試合から外したコーチが悪い」と桐沢を責め、麻琴(内田有紀)はボクシング部に活動停止を言い渡したのです。 部員たちは納得できず、桐沢の冷静な態度とあと1年で京明に勝つと断言する姿に、葵はモヤモヤします。 一方の桐沢は西条が殴った原因が肩がぶつかっただけとは思えず、調べ始めました。すると西条が殴った上級生2人と一緒にいた澤(山崎竜太郎)だけが殴られていないことを知り、桐沢は澤が2人にいじめられているところを目撃。 そして桐沢は西条の家に行くと、西条の母・真知子(紺野まひる)は離婚したことなどを勝手に話し始め、あげく友達と出かけるといきなり外出したのです。 西条は澤を殴らなかった理由を問われても答えず、「自分だけはお前のこと分かってる、そういう大人が嫌い」と、恋人と出かけた母親のことを持ち出し大人を信用できずにいたのでした。

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ネタバレ

その後義兄の井村(石黒賢)に呼び出された桐沢は、土地持ちの知人から手持ちの物件を格安で貸すという提案を受けます。再び焼き鳥屋として働けるかもしれないということですが、桐沢は「考えさせてください」と保留しました。 そして桐沢は澤を呼び出し、真相を話してほしいと言います。実は西条は、肩がぶつかったことは謝ったものの澤がいじめられているのを見て、注意しました。それに怒った2人が先に西条を突き飛ばし、西条はパンチで反撃。先に手を出したのは西条ではなかったのです。 事情を知った麻琴は活動停止を解除。桐沢は部員たちに西条を部に戻すかどうかを決めさせますが、部員たちの意見は分かれます。西条も素直に謝ることができず、出て行ってしまいました。桐沢は「俺はお前らを責めてない、お前らの出した結論を尊重する」と、西条を部に戻さないと決めた部員たちを子ども扱いしないと決めます。 西条は悔し涙を流しながら歩いていましたが、突然頭が痛くなり倒れ込みました。西条を擁護していた水野、西山(吉柳咲良)、友部が追いかけると、頭を抑える西条の姿が……。 すぐに病院に行くと、外傷性くも膜下出血を起こしていました。それよりも脳の血管に3ミリ程度の動脈瘤があるとのこと。西条は、ボクシングは今後できないと医師に告げられてしまったのです。

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8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

西条(村上虹郎)がボクシングを続けられなくなり、桐沢(木村拓哉)は部員たちに事情を説明します。西条は演劇部に入ったと笑顔で報告、女子たちに囲まれてハーレム状態だとか。そんな西条を見て、部員たちは寂しさを感じていました。 桐沢は自信をなくす部員たちに「俺を信じろ!」と励まし、西条なしで京明に勝つことを誓ったのです。 桐沢は井村(石黒賢)からの連絡で、「やきとり大将」の常連だった人物を紹介されます。いい物件を紹介され、1週間で答えを聞かせてほしいと言われました。桐沢は焼き鳥屋をやりたい気持ちと、コーチを続けたいという思いで葛藤。 甲斐(安田顕)からこのことを聞いた芦屋(柄本明)は、コーチを辞めるべきではないと断言。芦屋は桐沢のことがかわいくて仕方なく、息子のように思っていました。それを聞いた麻琴(内田有紀)は、複雑な気持ちを抱えたのです。

ネタバレ

桐沢は麻琴に、焼き鳥屋の復活話が出ていることを報告。すると麻琴は、コーチを続けるためには非常勤講師を続けることがルールで、このことに芦屋を巻き込むのを辞めてほしいと伝えます。 その後桐沢は、練習中にボクシング部を覗く西条を見かけました。西条は「なんで俺なんや」と嘆き、桐沢も「人は何があってもどこかで立ち上がって希望を見出すことができる」と伝えます。 そして「西条、お前は1人じゃないからな!」と叫び、その様子を葵(満島ひかり)と伊庭(髙橋海人)が見つめていました。 伊庭は西条に声をかけ、一緒にハンバーガーを食べます。桐沢も決断を下し、校長室へ。桐沢は焼き鳥屋も非常勤講師もコーチも、全て頑張ることを麻琴に伝えました。 その後西条はボクシング部にやってきて、「演劇部を辞めたからボクシング部に戻してほしい」と頭を下げます。西条は練習パートナーとして皆を支えると言い、桐沢もそれを認めました。これで部員たちはやる気を出し、葵も大喜び。その後葵は、桐沢を再び食事に誘ったのです。 葵は桐沢に、ボクシングが好きになったことを伝えます。それから酔っぱらった勢いで、桐沢と圭太(川原瑛都)が遊んでいた、見つめ合って先に目を瞑った方が負けというゲームをすることに。最初は勝負をしていた2人ですが、葵は突然目を瞑ります。 そして、「桐沢さん、圭太のお父さんになってくれませんか?」と突然告白したのでした。

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9話(最終回)のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

葵(満島ひかり)は桐沢(木村拓哉)にプロポーズをしてしまいますが、お酒に酔っていたとごまかし覚えていないことにします。 翌日ボクシング部に芦屋(柄本明)がやってきて、それを見た麻琴(内田有紀)はその日からため息が増えました。 麻琴がボクシング部のマネージャーになったのは、父親が夢中になっている世界に仲間入りをしたかったから。猫林(生瀬勝久)たちは、麻琴がファザコンで父にもっと自分を見てほしいと思っていることに気付いたのです。 夜、桐沢と葵が結婚したら桐沢が学校にいられなくなることを知った圭太(川原瑛都)は、翌日直接麻琴の元に出向き2人が結婚しても桐沢にコーチを続けさせてほしいと言い出します。何も知らない麻琴は驚き、圭太はここに来たことは葵に内緒にしてほしいと頼みました。 その頃桐沢は、コーチに授業に焼き鳥屋の準備と大忙し。4時に起きて仕込みをし、授業とコーチ指導を終えてから焼き鳥屋。そんな桐沢を見た葵は、お弁当を作って桐沢の支えになったのです。 いよいよ焼き鳥屋がオープンし、ますます忙しくなった桐沢は練習中に倒れてしまいます。部員たちは「インターハイまではコーチに専念してほしい」と訴えるも、桐沢は今を目いっぱい生きたいとやる気を見せました。

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ネタバレ

その頃猫林は、「皆校長のことが大好き。片意地はらずに素直になればいい、お父様に対しても」とアドバイス。麻琴は芦屋に認められたかったことに気付き、芦屋も「お前は娘だ、お前の成長が喜びだ」と伝え父娘のわだかまりは解消したのでした。 麻琴は桐沢と葵を呼び出し、桐沢が講師でなくてもコーチが続けられるよう前向きに検討していることを伝えます。部員と桐沢はさらにインターハイ予選に向けて練習を重ね、伊庭(髙橋海人)は見事東大に合格。桐沢は全員をリングに上げて円陣を組み、全員で気合の言葉をかけます。 こうして迎えたインターハイ予選、水野(山田杏奈)は因縁の相手にRSC勝ち。玉乃井(坂東龍汰)も勝利し、見事インターハイ出場を決めたのでした。 試合後、葵は桐沢に毎日出し巻き卵を作ると言い、桐沢は葵を抱きしめます。焼き鳥屋も繁盛し、伊庭が店でアルバイトをすることになりました。非常勤講師を辞めたことで余裕のできた桐沢は、麻琴と猫林に感謝。 圭太は桐沢を「お父さん」と呼び、桐沢と葵の指には結婚指輪が光っていました。インターハイ前日、桐沢は「不撓不屈」のフラグを指差してどんな困難があっても負けずに立ち上がることを伝えます。さらに、「一番大事なのは不撓不屈。それを明日俺に見せてくれ」と気合を入れたのでした。

「みらてん」主演を務めるのは木村拓哉

本作は木村拓哉にとって、『BG~身辺警護人~』以来2年ぶりの連続ドラマ主演となります。自身が演じる桐沢祥吾について「ここまで物語のスタート時点で腐っている人間は、これまで演じたキャラクターの中でもまれに見る存在。」と語る木村。 「『いつ死んでもいい』と言ってはばからない桐沢が漂わせるヤバさの温度感や、そんな彼が周りにいてくれる人たちの存在の豊かさによって徐々に目に光を宿していく感覚を、どんなバランスで演じていくか……。」とこれまでのイメージとは違う役作りに頭を悩ませている様子です。 一方で「今回はコロナなど、皆さんの気が滅入るような社会背景を若干想起させる物語にもなっていますが、そこは今回演じさせていただくキャラクターの“リアルな部分”なので、逃げずに演じたいと思っています。」と意気込みを語りました。 さらに今回は『HERO』などの脚本家・福田靖との3度目のタッグということで、木村は台本を作る段階から参加し、綿密に話し合いを重ねてきたといいます。そういった点も踏まえて「今後も作品を共に作る皆さんと一緒に模索を重ねながら、安心感のあるテレ朝ドラマとは一線を画す“新しい空気をまとった作品”を作りたいです。」とコメントしています。

満島ひかりがヒロインに決定!

春ドラマ『未来への10カウント』で満島ひかりがヒロイン・折原葵を演じることが決まりました。高校教諭の彼女は、知識ゼロにも関わらずボクシング部の顧問に任命されてしまします。しかしまっすぐな彼女は、生徒たちの熱い思いを知るうちにどんどんボクシングにのめりこんでいきます。 生きる希望を喪失している桐沢祥吾に対しても、まじめな姿勢を崩さず明るい光の方へ導いていきます。そして彼の眠っていた本質に触れることで好意を抱くようになりーー。 木村との共演に関して「BIGギフトです。嬉しくて緊張して、落ち着かなきゃとまだ少し興奮気味です。(略)木村さんには、いつも青い炎を感じていました。同じドラマを作るチームになれて最高の気分です。」とコメントしています。

その他キャスト

甲斐誠一郎役/安田顕

祥吾の長年の親友・甲斐誠一郎を演じるのは安田顕。投げやりになっている親友のことを常に気にかけている、心優しい人物です。 悪役やコミカルな役など、幅広い役柄をこなす安田顕が、主人公の親友ポジションをどのように演じてみせるのかにもぜひ注目してみてください。

芦屋賢三役/柄本明

芦屋賢三は松葉台高校ボクシング部の元監督で、長年鬼コーチとして名を馳せてきました。祥吾をどうにか立ち直らせようと試行錯誤します。 そんな賢三を演じるのは柄本明。名バイプレイヤーならではの演技力で、厳しくもあたたかい人物像を立ち上がらせます。

芦屋珠江役/市毛良枝

芦屋珠江は賢三の妻で、夫の教え子たちをやさしく見守っています。珠江役の市毛良枝は母親役を演じることも多い女優。あたたかく包み込むような演技に期待です。

大場麻琴役/内田有紀

大場麻琴は松葉台高校の校長で、賢三・珠江夫妻の娘です。ボクシング部をよく思っておらず、あれこれと邪魔をしようとします。 そんな麻琴役を演じるのは内田有紀。かつてはアイドル、現在は女優として活躍する彼女が、一筋縄ではいかない悪役っぷりをみせます。

松葉高校の教員

松葉高校の教諭陣にも豪華な顔ぶれがそろっています。嫌味っぽい元ボクシング部顧問・間地真実を演じるのは八嶋智人。彼お得意のコミカルな演技を披露してくれることでしょう。 間地とよく一緒にいる同僚の役を務めるのは、馬場徹と体操芸人のオラキオ。彼らの絶妙なコンビネーションにもぜひ注目してみてください。 さらに教頭役には生瀬勝久、英語教諭役には富田靖子がキャスティングされていて、彼らベテランの存在からも目が離せません!

生徒役キャスト

伊庭海斗役/髙橋海人(King & Prince)

東大に合格できるほどの学力がある優等生・伊庭海斗。彼は木村拓哉演じる桐沢がコーチとして就任するボクシング部の部長で、勉強だけでなくボクシングにも熱量を注いでいます。 演じるのはKing & Princeの髙橋海人です。ジャニーズの先輩である木村との初共演に興奮している様子で「宝くじに当たったような感覚」「“一生の財産”レベルの毎日を過ごさせていただいています!」とコメントしています。

その他 生徒役キャスト

水野あかり役/山田杏奈

元子役で2021年の映画『樹海村』への主演も記憶に新しい山田杏奈が演じるのは、ボクシング部唯一の女子部員、水野あかり。 彼女はある事情から「強くなりたい」と入部します。凄みと熱意の裏に影が見え隠れするという繊細な役柄を、実力派若手女優の山田がどのように演じてくれるのか、注目したいですね。

西条桃介役/村上虹郎

大阪から転校してきた西条桃介を演じるのは、ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2015年)など、数々の作品で独特な存在感を放ってきた村上虹郎。 西条はボクシングの腕は抜群ですが、とにかくトラブルメーカーの生徒とのことです。生意気ながらもどこか憎めない、ボクシング部きってのやんちゃ部員を魅力たっぷりに演じてくれるのではないでしょうか。

その他

玉乃井竜也役/坂東龍汰 マネージャーに想いを寄せるボクシング部員 西山愛役/吉柳咲良 ボクシング部マネージャー 友部陸役/佐々本宝 元文芸部員のボクシング部員 江戸川蓮役/櫻井海音 真面目で気が弱いボクシング部新入部員 天津大地役/阿久津仁愛 ボクシング部新入部員 矢代智香役/山口まゆ ボクシング部を取材する新聞部員

学園スポーツドラマは初!木村拓哉が過去に演じた職業一覧

木村拓哉といえば、これまで彼がドラマで演じた職業を目指す人が増えるなど、社会現象を巻き起こしてきました。 『ビューティフルライフ』(2000年)の美容師や『HERO』(2001年、2014年)で演じた検察官、『GOOD LUCK!!』(2003年)のパイロット、『プライド』(2004年)のアイスホッケー選手、『BG〜身辺警護人〜』(2018年)のボディガードなど、多くの職業を演じ、その魅力を伝えると同時に人々を魅了してきました。 今回も、ドラマの影響でボクシングに挑戦する人が増えるのでしょうか。

作品名職業
1996年ロングバケーションピアニスト
2000年ビューティフルライフ美容師
2001年HERO検察官
2003年GOOD LUCK!!パイロット
2004年プライドアイスホッケー選手
2008年CHANGE総理大臣
2014年宮本武蔵剣豪
2015年アイムホームサラリーマン
2018年BG~身辺警護人~ボディーガード
2019年グランメゾン東京フレンチシェフ
2020年教場警察学校警官

「未来への10カウント(みらてん)」最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで

テレビ朝日系で放送されたドラマ『未来への10カウント』は、初の学園スポーツドラマ、ネガティブな主人公と、主演の木村拓哉にとって初めての試みが多く盛り込まれたドラマでした。 また学園が舞台となるということで、若手俳優も多く出演します。公式インスタグラムでは生徒たちの楽しそうな写真も更新されていますよ!