普通のミステリーが飽きた人におすすめ!クセのある推理ドラマ6選

2017年7月6日更新

数々の名作・話題作があるミステリー・推理ドラマ。事件の謎解きが主たる面白さであることは確かですが、それだけでは終わらない、一風変わった、クセのある作品も人気です。おすすめの6作品を紹介します。

1:三谷幸喜×田村正和でドラマ史上に残る傑作『古畑任三郎』【1994】

古畑任三郎

三谷幸喜脚本、田村正和主演で、1994年4月に放送が始まり、その後3シーズンに渡って、スペシャル含め全42話が放映された大ヒットドラマです。

毎回ドラマの冒頭で、真犯人によって遂行される完全犯罪。そのアリバイやトリックを、警部補の古畑任三郎が、巧みな推理で暴いていくという、いわゆる「倒叙もの」推理の傑作です。一話完結の毎回、真犯人役でゲスト出演する豪華キャストも話題になりました。

古畑任三郎

出典: buta-neko.net

展開の面白さはもちろんですが、なんと言っても田村正和の作り出した古畑任三郎の個性的な存在感がドラマの魅力です。

黒のスーツ、ノーネクタイ、サスペンダー、ロングコートという黒づくめのいでたちで、愛用の足は自転車という設定が、田村正和の個性とマッチし、抜群の味わいでした。紳士的でありながら、いたずら好きでチャーミング、鋭い推理力に巧みな話術が、伝説的キャラクターになりました。

着想のアイデアは米ドラマ『刑事コロンボ』

刑事コロンボ

本国アメリカでは、1968年から1978年まで45本、1989年から2003年まで24本が放送された傑作推理ドラマが『刑事コロンボ』です。

独特の風貌と口調でコロンボを演じたピーター・フォークともども、世界中で放送され、今も人気を博しています。冒頭で犯人が判明してから、あとで謎解きがなされる倒叙ものミステリーの金字塔として高く評価されています。

三谷幸喜自身も、子供の頃から大好きだったという本ドラマに着想を得て製作されたのが『古畑任三郎』でした。

2:マジシャンと物理学者のコンビが謎を解く『トリック』【2000】

トリック

テレビ朝日系列で、シリーズ第1作は2000年7月から、第2シリーズが2002年1月から放送された他、複数回に渡るスペシャルが製作された推理ドラマシリーズです。仲間由紀恵演じる自称売れっ子奇術師の山田奈緒子、そして、 阿部寛演じる日本科学技術大学物理学教授・上田次郎のコンビが、超常現象や事件のトリックを暴いていきます。

推理ドラマでありながら、二人の独特のキャラクターからうみだされるコメディ要素も満載。「お前のやったことは全てお見通しだ!」が決め台詞の貧乏マジシャン・山田奈緒子と、態度がデカいが気は小さい上田次郎の絶妙な掛け合いが最高でした。

小ネタを散りばめた独特の演出も受け、大ヒットシリーズとなりました。

劇場版も計4作品が公開!

あまりの人気ゆえ、テレビドラマに収まらず、『トリック劇場版』(2002年)、『トリック劇場版2』(2006年)、『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(2010年)、完結編の『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年)と、なんと4度に渡って映画化されています。

3:趣味で捜査する脱力系ミステリーの異色作『時効警察』【2006】

時効警察

単なる趣味で、すでに時効が成立した未解決事件を捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗のマイペースな活躍を描くコメディタッチのミステリードラマです。

2006年1月から3月まで全9回にわたって放送されて人気沸騰。翌2007年4月から6月まで全9回に渡って第2シーズンの『帰ってきた時効警察』が放送されました。

基本パターンは、倒叙形式の一話完結型ですが、謎解きの面白さと言うより、あくまでも趣味で捜査するという主人公ののんびりぶりが独特の脱力感を醸し出しています。マイペースで鈍感な霧山修一朗を演じたのはオダギリジョー、そんな霧山にイライラする相棒の三日月しずかを麻生久美子が演じました。

「誰にも言いませんよカード」

この件は

時効が成立し、しかも趣味での捜査ゆえ、真犯人に「誰にも言いませんよカード」を手渡すというお決まりのシーンが実にユニークでした。

4:刑事はバイトのヒロインが活躍する『キミ犯人じゃないよね?』【2008】

キミ犯人じゃないよね

2008年4月から6月までテレビ朝日系列で放送されたドラマ『キミ犯人じゃないよね?』のキャッチコピーは「バイトで刑事(デカ)しちゃだめですか?」。「キミハン」とも呼ばれ、深夜ドラマにも関わらず、人気を呼びました。

貫地谷しほり演じる推理作家の卵・森田さくらと、要潤演じる刑事・宇田川教生の珍妙コンビが、謎解きに挑むギャグタッチのコメディードラマです。

魅力のひとつはさくらのコスプレ

キミ犯人

なんと言っても、推理作家を夢見て、今は生活のため様々なバイトを掛け持ちしているさくらのキャラクターが魅力です。謎解きができたときの「森田さくら、このヤマいただき!」が決め台詞でした。毎回、バイトや潜入捜査ため様々なコスプレをしてみせる点も人気の秘密でした。

5:天下一大五郎が謎解く、掟破りの痛快ミステリー『名探偵の掟』【2009】

名探偵の掟

松田翔太を主演に迎え、2009年4月から6月までテレビ朝日系列で放送された『名探偵の掟』の主人公は、自称「頭脳明晰、容姿端麗、神出鬼没の名探偵」の天下一大五郎。

アリバイやトリック、密室殺人、ダイイングメッセージなど本格推理の王道でありながら、ミステリーのお約束事を徹底してこきおろす痛快さが魅力でした。

名探偵を自称する大五郎の、不貞腐れぶりや子供っぽい振る舞いが、なんとも可愛く、連続ドラマ初主演となった松田翔太のハマり役となりました。また、新人刑事の香椎由宇、オトボケ警部役の木村祐一など脇役との絶妙の絡みもコミカルでした。

原作は東野圭吾

名探偵の掟

原作は、1996年に発売された東野圭吾の短編小説集です。

『秘密』『白夜行』『容疑者Xの献身』など数々の名作ミステリーの中、本作は一風変わった異色作で、映像化不可能とまで言われていました。続篇『名探偵の呪縛』も発表されています。

6:特殊能力を駆使して捜査する傑作ドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』【2010】

SPEC

2010年10月から12月までTBS系列で放送された『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』は、ザテレビジョンドラマアカデミー賞で4部門を受賞するなど、右肩上がりに人気と高い評価を博していったミステリードラマです。

主演は、戸田恵梨香と加瀬亮。特殊事件の捜査のため、警視庁公安部が設立した未詳事件特別対策係に配属されたIQ201の天才・当麻紗綾と、警視庁特殊部隊出身の瀬文焚流の2人の捜査官が、特殊能力(SPEC)を持った犯人と対峙するストーリーです。

自身もspecの持ち主であり、死者を蘇らせることができる紗綾と肉体派刑事である焚流のコンビは、今までにない組合せでした。

2011年7月には、続編となるスペシャルドラマ『SPEC〜翔〜』が放映され、東京ドラマアウォードの作品賞優秀賞を受賞しています。

劇場版も大ヒット!

2012年4月に公開された『劇場版 SPEC〜天〜』も大ヒットを記録し、翌年11月には早速二作目『劇場版 SPEC〜結〜』が2部構成「漸ノ篇」と「爻ノ篇」で公開され、シリーズ完結の形をとっています。