2020年5月29日更新

面白いミステリー・サスペンスドラマ!日本&海外あわせておすすめ作品を厳選

クリミナル・マインド シーズン1
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数々の名作・話題作があるミステリー・推理ドラマ。事件の謎解きが主たる面白さであることは確かですが、それだけでは終わらない、一風変わったクセのある作品も人気です。日本のドラマと海外ドラマ、あわせて17作品を厳選して紹介します。

目次

大ヒット作が目白押し!おすすめのミステリー・サスペンスドラマ【日本&海外】

ミステリー・サスペンスドラマは事件や謎を解決するだけ?いえいえ、それだけではありません。 いかに視聴者を裏切るかを考えに考えた脚本が見事な作品の他に、FBIやCIAを舞台にした映画顔負けのスケールが魅力の作品など、ドラマによって見どころはさまざま。今回は、国内外問わず、おすすめのドラマを計17作品を紹介していきます。

【日本】おすすめのミステリー・サスペンスドラマ

まずは、日本のおすすめミステリー・サスペンスドラマを紹介しましょう。本格ミステリーから脱力系まで、さまざまなテイストの作品をチョイスしました。

『ガリレオ』(2007年)

映画も大ヒット!物理学者が謎を解く人気シリーズ

東野圭吾の推理小説「ガリレオ」シリーズが原作のこのドラマは、福山雅治を主演に迎えて製作されました。連続ドラマはフジテレビ系の月9枠で放送され、映画やスペシャルドラマも製作された大人気シリーズです。 それまでの月9ドラマはラブストーリーが主流でしたが、このドラマがヒットしてからは、ミステリーを含むさまざまなジャンルのドラマが放送されるようになりました。第1シリーズでは、主人公の湯川と柴咲コウ演じる内海のつかず離れずの関係に、もどかしい思いを抱いていた視聴者も多かったはず。 その他にも湯川が指導するゼミ生や万年助手の栗林との、コミカルな掛け合いも見どころです。基本的に1話完結ですが、ぜひ第1シリーズから観てみてくださいね!

『アンナチュラル』(2018年)

数々の賞を総なめにしたミステリードラマ

不自然死(アンナチュラル・デス)の解剖率を上げるために設立された不自然死究明研究所、通称UDIラボを舞台に、遺体から事件の謎を解明していくオリジナルドラマです。主役の三澄ミコトは、石原さとみが演じました。 毎回取り上げられる事件は悲惨なものが多く、メインキャラクターの生い立ちも壮絶な設定。それでも多くの視聴者に愛されたのは、いい塩梅でコミカルなシーンを盛り込みつつ、それすらも伏線として回収していく面白さがあったからだといえるでしょう。 また、主題歌の『Lemon』がドラマの世界観にぴったりとはまり、大ヒットを記録しました。無事に事件が解決しても、どこかやりきれない現実的なストーリー展開に、引き込まれてしまうはずです。

『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(2016年)

日本版シャーロックホームズを映像化

このドラマは、有栖川有栖の推理小説「火村英生」シリーズが原作です。主人公の火村を斎藤工が、相棒で作家の有栖川有栖を窪田正孝が演じています。 コナン・ドイルの小説「シャーロックホームズ」シリーズのように、破天荒な主人公と、その唯一の理解者である相棒が助手となって難事件を解決していくストーリー。この一見ちぐはぐなバディが、絶妙なコンビネーションを見せるところが魅力的な作品です。 また、連続ドラマに出演しているゲストも豪華で、吉沢亮や竹内涼真などが名を連ねています。放送後には動画配信サービスのHuluで特別編が製作され、2019年にも合計3話の新作が配信されているので、合わせてチェックしてみてください。

『ストロベリーナイト』(2010年)

名シーンがてんこ盛り!女性刑事が主役のドラマ

竹内結子が主演を務めた「ストロベリーナイト」シリーズは、誉田哲也の警察小説「姫川玲子」シリーズが原作。2010年11月に放送されたスペシャルドラマを皮切りに、連続ドラマや映画など数多くの映像作品が製作されています。 過激な描写が多い原作の世界観を保ったまま、テレビドラマとして映像化するまでには、さまざまな苦労があったようです。監督と製作サイドの綿密なコミュニケーションによって完成された作品は、多くの視聴者の心をつかみました。 さらに、姫川をめぐる恋愛関係の描写にも注目が集まり、西島秀俊の好演もあって女性ファンが急増。映画では、大沢たかお演じる暴力団の若頭・牧田勲との三角関係に発展してしまうので、まだ観ていない方は必見の作品です。

『Nのために』(2014年)

切なさがあふれる純愛ミステリー

メインキャラクター全員のイニシャルにNがつく『Nのために』。2013年に放送された、湊かなえ原作の『夜行観覧車』のスタッフが再結集したことでも話題になりました。 物語は10年前に起きた野口夫妻殺人事件で実刑判決を受けた西崎が、刑期を終えて出所するシーンから始まります。その現場に居合わせた主人公の杉下と成瀬が、地元・青景島で起こった放火事件の現場にもいたことから、当時駐在員をしていた高野が真相を聞き出そうと奔走します。 二つの事件の曖昧さや複雑に絡み合う人間関係を、丁寧かつ明解に描いているのは湊かなえ作品ならでは。タイトルのNは、一体誰のことを示しているのか。ぜひドラマを観て確認してみてください。

「古畑任三郎」シリーズ(1994年〜2006年)

三谷幸喜×田村正和でドラマ史上に残る傑作

三谷幸喜脚本、田村正和主演で、1994年4月に放送が始まった本シリーズ。その後3シーズンに渡って、スペシャル含めを全42話が放映された大ヒットドラマです。 毎回ドラマの冒頭で、真犯人によって遂行される完全犯罪。そのアリバイやトリックを、警部補の古畑任三郎が、巧みな推理で暴いていくという、いわゆる「倒叙もの」推理の傑作です。一話完結で、毎回犯人役が豪華キャストという点も話題になりました。 展開の面白さはもちろんですが、なんと言っても田村正和が作り出した古畑任三郎の個性的なキャラクターがドラマの魅力です。 黒のスーツ、ノーネクタイ、サスペンダー、ロングコートという黒づくめのいでたち 。愛用の足は自転車という設定が、田村正和の個性とマッチし、紳士的でありながら、いたずら好きでチャーミング。鋭い推理力に巧みな話術で、伝説的キャラクターになりました。

「トリック」シリーズ(2000年〜2003年)

マジシャンと物理学者のコンビが謎を解く

テレビ朝日系列で、シリーズ第1作は2000年7月から、第2シリーズが2002年1月から放送された他、複数回に渡るスペシャルが製作された推理ドラマシリーズです。 仲間由紀恵演じる自称天才奇術師の山田奈緒子と、 阿部寛演じる日本科学技術大学物理学教授・上田次郎のコンビが、超常現象や事件のトリックを暴いていきます。 推理ドラマでありながら、二人の独特のキャラクターからうみだされるコメディ要素も満載。 「お前のやったことは全てお見通しだ!」が決め台詞の貧乏マジシャン・山田奈緒子と、態度がデカいが気は小さい上田次郎の絶妙な掛け合いが絶品です。 小ネタを散りばめた独特の演出もウケ、大ヒットシリーズとなりました。

『時効警察』(2006年)

趣味で捜査する脱力系ミステリーの異色作

すでに時効が成立した未解決事件を、趣味で捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗。彼のマイペースな活躍を描く、コメディタッチのミステリードラマです。 2006年1月から3月まで全9回にわたって放送されて人気沸騰。翌2007年4月から6月まで全9回に渡って第2シーズンの『帰ってきた時効警察』が放送されました。 さらに、2019年には『時効警察はじめました』として12年ぶりに復活を果たしています。 基本的なパターンは、倒叙形式の一話完結型。謎解きの面白さというより、あくまでも趣味で捜査する主人公ののんびりぶりが、独特の脱力感を醸し出しています。マイペースで鈍感な霧山修一朗を演じたのはオダギリジョー、彼に思いを寄せながらもイライラする相棒の三日月しずかを麻生久美子が演じました。 個性派俳優で固めた事項管理科の面々からも目が離せません。

【海外】おすすめのミステリー・サスペンスドラマ

ここからは、おすすめのミステリー・サスペンス海外ドラマを紹介します。長寿シリーズから話題作まで、本格ミステリー・サスペンスを中心に選びました。

『HOMELAND』(2011年〜2020年)

「24」の製作陣が作り上げた話題作

HOMELAND
©FOX 21

アメリカのサスペンスドラマ『HOMELAND』は、9・11アメリカ同時多発テロから10年がたった2011年に、シーズン1の放送が始まった本作。2020年のシーズン8をもって終了しました。脚本には、『24 -TWENTY FOUR- 』や『X‐ファイル』を手がけたアレックス・ガンサとハワード・ゴードンが参加しています。 イラクで消息が分からなくなっていたアメリカ海兵のニコラス・ブロディが、8年ぶりに救出されたことから始まるこの物語。国民は、無事に帰還した彼を英雄として迎えますが、CIAのキャリー・マティソンは、彼がテロリストに転身しているのではないかと疑いの目を向けます。 戦争や現代社会が人々に与える影響を生々しく描き、放送開始から大きな注目を集めた本作。また、シーズン1最終話では、アメリカで視聴者数が58%を上回るほどの人気を誇りました。

『SHERLOCK』(2010年)

シャーロック・ホームズが現代で大活躍!

SHERLOCK シャーロック
©BBC/POLYBAND

アーサー・コナン・ドイルの推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズが原案のこのドラマ。シャーロック役を演じたベネディクト・カンバーバッチと、ワトソン役を演じたマーティン・フリーマンは、この作品をきっかけに世界的に大ブレイクを果たしました。 2010年から2017年にかけて3話ずつの4シリーズが放送されました。2016年に放送された特別編は、日本では劇場公開されています。 熱狂的なファンの多い原作の舞台を現代に置き換え、ホームズがスマホを使うというような大胆なアレンジを加えています。英国アカデミー賞やエミー賞をはじめとする、多くの賞を受賞するなど、その完成度は折り紙つき。 数々の映像作品がある中、原作に忠実に作られたドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』(1984年〜1994年)に次ぐ人気と評価を得ているといえるでしょう。今までにシャーロック・ホームズに触れてこなかった人でも楽しめるドラマです。

『クリミナル・マインド』(2005年〜2020年)

プロファイラーに焦点をあてたサイコ・サスペンスドラマ

クリミナル・マインド
©CBS

FBIの行動分析課(BAU)のメンバーがプロファイリングによって犯罪心理を読み解き、犯人逮捕を目指す『クリミナル・マインド』。アメリカで科学捜査によって事件を解決するドラマが流行る中、犯人の行動などを分析することで事件の真相に迫る物語は、多くの視聴者の目に新鮮に映りました。 特にプロファイラーが活躍する事件は、同一人物が犯罪を繰り返している事件のため、連続殺人といった重い事件が取り上げられます。一話完結で進んでいくので、すっきりと見終えられると女性人気も高い作品です。 さらに、BAUのメンバーは個性豊かな美男美女ぞろいなのも魅力。お互いを尊重し合いながら仕事に取り組む、その絶妙な掛け合いを心地いいと感じる方も多いのではないでしょうか。

『CSI:科学捜査班』(2000年〜2015年)

世界的大人気シリーズはここから始まった

ネバダ州のラスベガス市警科学捜査班、通称CSIのメンバーが、現場に残された証拠をもとに最新科学を用いて犯人に迫るサスペンスドラマ。セットや小道具は全て本物が使われていたり、全ての事件がすっきりと解決するわけではなかったりと、現実味のある演出も人気の要因です。 このドラマが大ヒットしたことによって、警察官を目指す人が急増。そこで、アメリカの警察署では科学捜査を行う独立したセクションを新たに作り、CSIと名付けました。 架空のセクションだったCSIを現実のものにしてしまうほど、大きな影響力を持ったこのドラマは、2015年のシーズン15で幕を閉じました。その他にも、ニューヨークやマイアミを舞台にしたスピンオフ作品が多数製作されているので、まずはオリジナルから視聴してみてください!

『Dr.HOUSE』(2004年〜2012年)

変人医師が謎を解き明かす医療ミステリー

物語の舞台は、ニュージャージー州プリンストンにあるプレインズボロ教育病院。その解析医療部門のチーフであるグレゴリー・ハウスが、原因不明の病気を解明していくストーリーです。このドラマは、犯人が人ではなく「病気」というところが最大の特徴となっています。 主人公のハウスは、「人はみな嘘をつく」「その患者は嘘をついている」が口癖の変人医師ですが、確かな腕の持ち主。時には手段を選ばずに、ハウスが採用した3人の優秀な部下とともに最善の治療を見つけていきます。 主演を務めたヒュー・ローリーは、2006年と2007年にテレビシリーズ/ドラマ部門で主演男優賞を受賞している他、作品自体も数々の賞にノミネートされ続けました。シャーロック・ホームズをオマージュした、医療ミステリードラマの先駆けともいえる傑作は必見です。

『メンタリスト』(2008年〜2015年)

元詐欺師がメンタリズムで犯人に迫る

『メンタリスト』
© WARNER BROS. TELEVISION/zetaimage

霊能者を名乗って詐欺まがいのショーをしていたパトリック・ジェーンが、家族を殺されたことをきっかけに、カルフォルニア州の捜査局に協力することになるストーリー。天才的な頭脳と洞察力を駆使して、家族を殺した連続殺人犯へ復讐するべく、様々な事件を解決していきます。 主演は、映画『プラダを着た悪魔』などに出演しているサイモン・ベイカー。その甘いルックスと、どこか掴みどころのない雰囲気を生かして好演しています。大ヒットを記録したこの作品で、エミー賞やゴールデングローブ賞といった数々の主演男優賞にノミネートされました。 パトリックが暴力的なことに苦手意識があることもあり、アクションシーンは控えめなのも、女性人気が高い理由の一つです。

『FRINGE/フリンジ』(2008年〜2013年)

SFサスペンスの新境地

マサチューセッツ州のFBIボストン支局に勤めるオリビア・ダナムがこのドラマの主人公。世界中で起こっている怪現象を解決するために、国土安全保障省のフリンジ・チームの一員として調査に乗り出します。 怪物などの謎の生物が出てきたり、パラレルワールドが描かれたりと、SF色が強いサスペンスドラマです。しかし、その分登場する捜査官や研究者のキャラクターを堅実に描くことで、視聴者が冷めないような工夫が施されています。 企画・製作総指揮は、ドラマ『LOST』や映画「スター・ウォーズ」で製作総指揮を務めたJ.J.エイブラムス。例に漏れず、「フリンジ」も全米で大ヒットを記録しました。

『ブラックリスト』(2013年〜)

最重要指名手配犯がFBIと手を組む

ブラックリスト
©SKY LIVING

犯罪者の取引に協力する「犯罪コンシェルジュ」として、国際的にさまざまな犯罪に関わっていたレイモンド・レディントン。そんな彼が、「ブラックリスト」とともに突如FBIに出頭することで物語が始まります。 レイモンドの目的は、自分が関わった犯罪の犯人の情報が載ったブラックリストを利用して、捜査に協力することで免罪してもらうこと。かと思いきや、それだけではないようで……。 世界中にいる凶悪犯罪者を捕まえるため、世界各地を舞台にド派手なアクションシーンが繰り広げられます。それとともに、レイモンドの本当の目的や、登場人物たちの秘密が明かされていく予測できないストーリー展開にハマってしまうこと間違いなし!

『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』(2011年〜2016年)

大ヒットクリエイターによる新感覚サスペンス

『LOST』をはじめとする大ヒットドラマの総監督であり、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』などで監督を務めたJ.J.エイブラムスと、映画『ダークナイト』の脚本を務めたジョナサン・ノーランがタッグを組み、作り上げた『パーソン・オブ・インタレスト』。全米で放送が始まると、瞬く間に『CSI:科学捜査班』を上回る評価を獲得しました。 従来のサスペンスドラマは、すでに起こった犯罪を捜査したり解決したりする物語が主流でした。しかしこのドラマでは、アメリカ同時多発テロをきっかけに開発されたAIシステムを使い、予測された犯罪を防ごうと奮闘します。 さらに、政府に裏切られた元CIA工作員のジョンと、天才プログラマーのハロルドが見せる絶妙なコンビネーションも見どころ。AIが身近になった今こそ、改めて観たいドラマです。

ミステリー・サスペンスドラマの楽しみ方はさまざま!

ミステリー・サスペンスと一口に言っても、その設定や雰囲気、魅力はさまざまです。気になる作品は見つかりましたか? スリル感を楽しみたい方にはリアリティあふれる設定の作品、スカッと爽快感を味わいたい方には少し突飛なストーリーや、派手なアクションシーンが見どころの作品がおすすめです。多くの作品が一話完結なので、その日の気分に合わせて選んでみてください!