ドラマ『純愛ディソナンス』あらすじ・ネタバレを最終回まで!禁断の恋の結末は?
タップできる目次
- ドラマ『純愛ディソナンス』のあらすじ
- 第1話:教師と高校生の出会い……運命の歯車が狂い始める!
- 第2話:殺人事件の犯人はあの人……?正樹と冴が大ピンチ!
- 第3話:物語は5年後へ……正樹との再会と悪夢の始まり!
- 第4話:禁断の愛が再び……それぞれの思いが加速する!
- 第5話:結婚記念日の賭け……冴が碓井の悪事に気付く!
- 第6話:碓井の裏切りと交差する気持ち……過去にけじめをつける!
- 第7話:愛されるってどうすればいいの?ついに運命のキス!
- 第8話:退職願か離婚届か……もう嘘はつかないと決めた!
- 第9話:自分の気持ちに正直に……過去からは逃れられない!?
- 第10話:「Hermit」の正体は!?結局親からは逃れられない……!
- 最終回:運命の最終回!それぞれの純愛、不協和音はどうなる……?
- 【感想・解説】最終回の結末に反響大!
- キャスト一覧
- 挿入歌が『最愛』と似ていると話題に!
- “純愛と泥沼は紙一重”原作なしのオリジナル脚本
- 【ネタバレ】ドラマ『純愛ディソナンス』のあらすじを最新話まで紹介
ドラマ『純愛ディソナンス』のあらすじ
音楽教師の失踪事件で騒然としているとある高校にて。後任の音楽教師としてやってきた新田正樹は、初出勤前夜、何かから逃げているようすの女子生徒・和泉冴と出会います。彼女は彼が副担任を務めることになるクラスの生徒でした。 やがて失踪事件を通し、次第に距離を縮めていくふたり。正樹は冴が特別な存在になっていくのを感じますが、教師という立場から、自分の想いが恋だとは認めようとしません。一方で冴は、自分たちのあいだにあるのが恋愛感情だと信じきっていました。 結局お互いに向き合うことなく、別々の人生を歩み始めた2人。しかし5年後に偶然再会したことがきっかけで、かつての気持ちを思い出します。時を経て教師と生徒という立場からは自由になった彼らですが、正樹にはすでに妻がいて……。
ドラマ『純愛ディソナンス』の主題歌はHey! Say! JUMPの「Fate or Destiny」です。結ばれることのない2人の苦悩がサビに向かって壮大に表現されていて、「純ドロ」にふさわしい楽曲になっています。
第1話:教師と高校生の出会い……運命の歯車が狂い始める!
正樹(中島裕翔)は父・秀雄(神保悟志)が立秀学園の理事長で、規律正しい家庭で育ちます。兄の幸助は優秀で比較されて育ちましたが、幸助は大学時代に事故で他界。さらに正樹が勤めていたピアノ教室も倒産。そんな正樹に、音大の先輩で幸助の恋人だった由希乃(筧美和子)から連絡が入ります。 由希乃は私立桐谷高校の音楽教師を辞めるため、正樹に後任になってほしいとのこと。父の学校で勤務させられそうになった正樹は反発し、仕方なく由希乃の申し出を受けることに。 2年3組の副担任となり、正樹はそこで冴(吉川愛)という生徒に出会います。冴は慎太郎(髙橋優斗)たち数人の仲間と学校に忍び込み、由希乃の履歴書を探していました。由希乃は病気で学校を辞めたことになっていましたが、生徒たちは信じていません。 そんな冴は学校と親に内緒でバイトをし、奔放な母・静(富田靖子)に振り回される毎日。冴はせっかく貯めたお金を静の恋人に奪われ、家を飛び出して踏切に飛び込もうとしたのです。 正樹はそんな冴を見かけて止め、2人はお互いの複雑な家庭環境を語ります。話の中で冴の夢は小説家だということも知ります。 翌日、深夜に2人で歩いていた姿が映った画像が学校にメールで届きました。正樹は偶然だと説明しましたが、国語教師の碓井(比嘉愛未)はメールを送ったのが慎太郎であることを見抜いていました。 冴は静の恋人からお金を奪い返すことができず、泣き崩れます。その頃正樹は、幸助の7回忌と理事会に出席。正樹は秀雄の後継者に任命されるところでしたが、そこにいきなり冴がやってきます。冴は「逃げる」ことを正樹に伝え、2人はその場から逃げ出しました。 翌日、由希乃の遺体が発見され捜査に協力して欲しいと警察が学校にやってきてーー。
第2話:殺人事件の犯人はあの人……?正樹と冴が大ピンチ!
由希乃(筧美和子)が亡くなったと生徒たちに伝えられ、冴(吉川愛)や慎太郎(髙橋優斗)たちはショックを受けます。一方正樹(中島裕翔)は秀雄(神保悟志)に、後を継ぐことはないと断言。 数日後三者面談が行われ、冴の母・静(富田靖子)は娘が大学に行くことに反対します。しかし正樹は静をうまく立てながら自分の道は自分で選ぶ大切さを伝え、冴が指定校推薦枠を取ることを納得させました。 静は昼間の仕事を見つけ、少し変化したように見えます。すると静は冴と仕事が決まったお祝いがしたいと言い、冴は11日を選んでお店を予約しました。しかし静は、店の店主とデートのためドタキャン。冴は1人で食事をしていると、そこに正樹がやってきます。 実はこの日は冴の誕生日。自分で誕生日ケーキを用意した冴は「ドタキャンには慣れてる」と強がり、去年の誕生日は由希乃が祝ってくれたことを明かしたのです。 正樹は由希乃が生前荷物を預けていた会社から連絡を受け、由希乃の荷物を取りに行きます。そこには映研部のビデオカメラと、恋人からもらったと思われる指輪が入っていました。正樹は由希乃の話を全然聞いてあげられなかったと悔やみ、冴はそんな正樹を抱きしめます。 しかしその様子が写真に撮られ、翌日学校や父兄にまで写真が流れ大騒ぎになってしまいました。静は学校に乗り込み、正樹を責めます。 すると静香は、冴が書いた小説を読み上げ始めたのです。これには正樹もキレてしまい、「あなたのやっていることは母親のすることではない。さっさと娘を解放してやれ!」と叫んだのでした。 学校に居場所がなくなった冴は、由希乃の残したビデオを見ます。すると最後に由希乃が学校を辞めるとメッセージを残しており、その由希乃の元に何者かがやってきました。由希乃は「もう終わりにしたいの」と言っており、その相手は冴の担任の加賀美(眞島秀和)。 冴はすぐ正樹に電話で伝えようとするも、後ろには加賀美の姿がーー。 その頃慎太郎は、以前碓井がわざと自分に冴と正樹の写真を見せつけたと推測。慎太郎は写真を流出しておらず、今回も写真を流したのは碓井ではないかと追及したのでした。
第3話:物語は5年後へ……正樹との再会と悪夢の始まり!
加賀美(眞島秀和)は冴(吉川愛)に犯人だと気付かれ、冴を縛って監禁します。正樹(中島裕翔)と慎太郎(髙橋優斗)は必死に冴を探し、見事救出。そんな加賀美は屋上から飛び降りようとしますが、正樹は「じゃぁ死ねば?」と言いつつ警察を呼んでいました。 正樹は学校を辞めることになり、冴は最後に正樹に会いに行きますがもう学校に姿はありませんでした。 5年後。冴はシェアハウスで生活し、既婚者向けのマッチングアプリなどを開発する路加(佐藤隆太)の会社のアルバイト面接に合格。 すぐに憧れの作家に会うことができると喜ぶ冴でしたが、なんとその作家は碓井(比嘉愛未)。碓井は人が変わったように輝いていて、冴は驚きます。碓井は「純愛といえる恋、したことある?」と冴に問いかけました。冴は「5年で人って随分変われるんですね……」と呟きました。 冴は帰り道に、偶然正樹を見かけ声をかけます。しかし「誰?」と言われてしまう始末。その後駅でピアノを弾いている正樹を見かけ、冴は引き寄せられました。冴は正樹がわざと自分を忘れているフリをしていると分かり、2人はベンチへ。 冴は正樹との件で大学の推薦がなくなり、フリーターをしていると明かしました。正樹も、今は雑用をしていると言います。正樹は見た目は変わってしまったものの前向きで、冴は正樹の根本が変わっていないことに安堵。しかし態度は冷たく、その場で別れたのでした。 後日、冴の会社に碓井が夫とやってきます。その夫はなんと、正樹。冴は碓井と正樹が結婚したと知り、ショックを受けます。一方の正樹は、平然とした顔をしていたのでした。
第4話:禁断の愛が再び……それぞれの思いが加速する!
冴(吉川愛)は、碓井(比嘉愛未)の夫が正樹(中島裕翔)だと知りショックを受けます。しかし碓井はアルバイトの冴にも打ち合わせに参加してほしいと頼み、距離を縮めてきます。そして碓井は「過去は気にしていない」と言い、冴に服をプレゼントすると2人で買い物に行くことに。 さらに碓井は、小説家を目指している冴に知り合いの出版社を紹介。しかし冴の小説は酷評されたのでした。 正樹は、碓井の父・賢治(光石研)の経営する会社「モノリスエステート」で働いています。モノリスエステートは倉持という医師に3億円の賠償金を請求されており、賢治は正樹に「弱味を探せ、無いなら作れ」と指示を出しました。 正樹は冴との一件で学校を辞め、実家からも勘当され警察沙汰も起こしていました。その後碓井と再会し、結婚したのです。 そして正樹は、路加(佐藤隆太)の開くパーティーに倉持が参加すると聞き参加することに。 路加は正樹や冴、碓井たちの過去を知り、すかさず冴をパーティーに呼び出しました。するとパーティーで、冴は男に絡まれてしまったのです。 冴を助けたのは、正樹でした。冴は高校時代のことを詫びますが、倉持を見つけた正樹はすぐに立ち去ります。 その頃碓井は、冴の小説が酷評されたことにほくそ笑んでいました。そこに路加がやってきて、今日のパーティーに正樹が来ていたことや冴と話していたことを暴露。さらに「今のままで満足ですか?」と、碓井を挑発したのです。 正樹は倉持の弱みとなる写真を撮ったものの、倉持の仲間から暴行を受けます。しかし賢治は裏をかいて正樹が暴行されるところを動画に撮っており、正樹は自分が賢治に信頼されていなかったことにショックを受けました。 一方冴は正樹が怪我をしたと聞き、慌てて病院へ。「気付いたら先生のことばっか考えてて……」と言う冴を、正樹は後ろから抱きしめたのでした。
回を追うごとに面白くなっていく!5年間も想い続けた人が結婚してたってかなりショックを受けるはず。冴の中で割り切っている部分と割り切れない部分が表現されていて、観ているこっちまで苦しくなります。
第5話:結婚記念日の賭け……冴が碓井の悪事に気付く!
路加(佐藤隆太)は、SNSで正樹(中島裕翔)の情報をチェックします。そこで、冴(吉川愛)との写真が原因で教師を辞めたことを知りました。 その後路加は、次の碓井(比嘉愛未)との打ち合わせを正樹と碓井の結婚記念日を指定。そして路加は正樹に対しても、あるビジネスの計画を持ち掛けたのです。 路加は正樹との打ち合わせも、結婚記念日を指定。こうして正樹は結婚記念日に泊まりでの仕事となりますが、路加はそこに冴を連れてきたのです。しかも仕事のあと、路加は予定が入ったと1人で帰ってしまいます。実は路加は碓井と、正樹と冴が2人きりになったらどうなるか賭けをしていました。 残された正樹と冴。冴は正樹に「逃げないで気持ちを教えてほしい」と告げるも、正樹は「ごめん、分からない」と帰ってしまいます。家に帰った正樹は、碓井を抱きしめました。 碓井は路加との賭けに勝ったものの、「何が気に入らないんだ?」と路加に問われ、「全部」と怖い表情を見せたのでした。 その頃シェアハウスには、静(富田靖子)の姿が……。冴はもう静には人生を邪魔されたくないと、すぐに追い返します。その後冴は、碓井のアシスタントを務めることに。しかし慎太郎(髙橋優斗)は反対します。そして慎太郎は、5年前の写真をばらまいたのは碓井であることを冴に打ち明けました。 冴は碓井に、どうして写真をばらまいたのか問います。すると碓井は表情を変え、「それの何がいけないの?」と恐ろしい表情を見せたのでした。
正樹は冴に対する自分の気持ちに気が付いていても、既婚者である自分が「好き」と伝えてしまうことで妻の愛菜美や冴を傷つけてしまうので「分からない」と言うしかないのでしょう。自分が正樹の立場だったら離婚するしかないけれど、それはできなそうな関係性ですよね。
第6話:碓井の裏切りと交差する気持ち……過去にけじめをつける!
冴(吉川愛)は5年前に写真を流したのが碓井(比嘉愛未)だと分かり、正樹(中島裕翔)に伝えようとします。しかし碓井の妨害で、タイミングを逃してしまいました。 一方の正樹は、路加(佐藤隆太)とのコラボ企画を進めます。冴は何とか事実を伝えようと、再び正樹を呼び出しました。 冴は碓井の本性を伝えますが、正樹は既に5年前の事実を知っていました。碓井から謝罪があったようで、冴に「もう会うのは辞めよう」と突き放します。碓井はこのところ小説が書けず悩んでいましたが、冴はけじめをつけるため、自分の波乱万丈な人生を書こうと決意しました。 路加と正樹は、お酒を飲みながらお互いのこれまでの不幸を打ち明けます。そして冴の小説が完成。シェアハウスの皆に正樹に読んでもらったほうがいいと言われ。冴は正樹に連絡し公園で会う約束をします。 その頃正樹は、新規事業の合同記者会見に路加が来ないことに焦っていました。路加はなんと、別の会社と契約し正樹を裏切っていたのです。 正樹は路加に騙されただけでなく、碓井が路加が裏切ることを予め知っていたと聞きます。しかも碓井は路加と食事をしていて、碓井は正樹がまた全てを失えば自分の元に戻ってくると微笑んでいました。 そんな碓井は、路加が自分の父に復讐するために近づいてきたことも見抜いており、「やっと手に入れたの。絶対に手放さない」と顔を強張らせました。 冴はずっと、正樹を待ち続けていました。しかし待ち合わせは、碓井が正樹になりすまして取り付けたもの。冴の元にやってきたのは、心配して駆けつけた慎太郎(髙橋優斗)でした。 慎太郎と冴は手をつなぎ帰ろうとしたところ、冴に正樹から電話が……。冴は画面を確認するも電話には出ませんでした。
人生タイミングが重要なことを改めて感じました。冴には割り切って前を向いて欲しいけれど、正樹を絶望から救えるのは冴だけだし。でも慎太郎にも幸せになって欲しいですよね。まだ冴を諦めてないから優しくして、結局報われないなんて辛すぎる。
第7話:愛されるってどうすればいいの?ついに運命のキス!
路加(佐藤隆太)に騙された正樹(中島裕翔)は、賢治(光石研)に路加を潰すよう命じられます。路加は過去に賢治から受けた仕打ちの復讐であると、正樹に伝えました。路加は正樹に「俺につかないか?」と提案しますが、正樹は断ります。 その頃慎太郎(髙橋優斗)は、冴(吉川愛)がゴミ箱に捨てた小説「純愛ディソナンス」を内緒でコンクールに応募していました。正樹は慎太郎の元を訪ね、最近冴が電話に出ないと様子を聞きます。慎太郎は冴と付き合うことになったと伝え、正樹はその場を立ち去りました。 正樹は自宅で、冴の小説を発見。碓井(比嘉愛未)はコンクールの審査員に選ばれていました。 碓井は2人でこの家を出ようと言いますが、正樹は碓井が路加と繋がっていたこと、自分をコントロールしようとしていたことを指摘。碓井は正樹が自分を愛してくれないと嘆き、「出て行って!」と正樹に叫んだのでした。 正樹はもう一度碓井と話をし、「俺たちもう一緒にいないほうがいい」と離婚届を突きつけます。しかし碓井は「絶対に判を押さないから」と猛反対。 一方冴はコンクールに落選。慎太郎は冴に寄り添いますが、「まだ冴の中にいるよな、あいつ」と冴の心に正樹がいることを悟っていました。 正樹は情報屋に頼み、路加に妻子がいることを突きとめます。妻子に手を出さない条件で、路加の持っているモノリスエステートの情報を奪い返しました。正樹は賢治に褒められますが、正樹は「碓井と離婚させてください」と頭を下げたのです。 冴と正樹は、小坂(筧美和子)の月命日の墓参りで偶然再会します。そこで正樹は、冴にキス。その頃碓井は何者かにバッグを奪われ、そのまま道に倒れこんでしまったのでした。
「一緒に、来る?」という告白は新田先生ずるすぎる!ずっと好きだったんだから、ようやくこっちに歩み寄ってくれたんだから、すべて捨ててもついていきたくなるよ、これは。
第8話:退職願か離婚届か……もう嘘はつかないと決めた!
正樹(中島裕翔)は冴(吉川愛)に、「必ず迎えに行くから待っていてほしい」と伝えます。 しかし正樹は路加(佐藤隆太)から、碓井(比嘉愛未)がひったくりに襲われ病院に運ばれたと連絡を受けます。正樹は路加に、「碓井家に復讐するなら愛菜美を利用するな」と言うも、路加は「愛菜美を追い込んだのはお前だ」と切り捨てました。 冴は慎太郎(髙橋優斗)に、正樹のことが好きだと打ち明けます。その会話を聞いていた静(富田靖子)は、冴を非難。一方の正樹は、家に戻った碓井に「また連絡する」と言い、家を出て行ったのです。 正樹は賢治(光石研)に退職願を出します。その頃冴は物件を探し始めていました。賢治は正樹のお別れ会を開き、「退職願か離婚届、どちらかしか受け取れない」と言い出します。 正樹は離婚届を選びますが、賢治は碓井との子供を作ってくれと頼みました。それを聞いていた碓井は賢治に激怒。「あなたがそんなんだから私はこうなったのよ!」と父に怒り、碓井は離婚届にサインをしたのでした。 正樹はピアノ教室の講師の面接で、過去を打ち明け内定をもらいます。そして冴に「待たせてごめん」と伝えるも、静がまた現れて正樹を非難。しかし冴は強い口調で、「私は誰かのせいで不幸になったりしない。先生の隣で力になりたいだけ」と思いを伝えました。 碓井は原稿が書けなくなり、行方不明になってしまいます。その頃正樹が働くはずだったピアノ教室には、「ロリコン教師」と落書きがされていました。 その字を見た冴は、シェアハウスに急いで戻ります。慎太郎の靴には赤いペンキがついており、落書きをしたのは慎太郎でした。冴は慎太郎の頬を叩きますが、莉子(畑芽育)が冴を叩き返しました。「あんたが慎太郎を壊したんでしょ!」と、莉子は慎太郎への気持ちを抑えきれなかったのでした。
第9話:自分の気持ちに正直に……過去からは逃れられない!?
慎太郎(髙橋優斗)は、住んでいるシェアハウスに立退き話が出ていることを冴(吉川愛)たちに明かし、「解散だ」と言い姿を消します。 その頃正樹(中島裕翔)は、賢治(光石研)に手を回されて新しい仕事が見つからず、モノリスエステートへ。そこで冴たちのシェアハウスの土地の権利書を手に入れたと言われ、正樹は仕方なく「もう一度働かせてください」と賢治に頭を下げました。 さらに正樹は、碓井(比嘉愛未)が行方不明になっていることを知ります、一方冴は、ピアノ教室にお金を弁償するため、静(富田靖子)からお金を借りました。路加(佐藤隆太)は何とか碓井を探し出し、「小説家としても人としてもいなくなってほしくない」と気持ちを伝えます。 冴と慎太郎は、久しぶりに高校の仲間と再会。慎太郎は吹っ切れたように「ピアノ教室に謝りに行く」と言い、冴に「暗黒時代を支えてくれたのは、正樹だろ」と伝えたのでした。 正樹は路加の会社の顧客情報を手に入れ、それを賢治に提示してシェアハウス立退きから手を引かせました。そして路加に「あんたじゃなきゃだめなんだよ」と言われた正樹は、碓井と話すことに。碓井は別れ際に正樹に抱きつき、ちょうどそれを冴が見てました。 冴は涙ながらに「やっぱり私じゃ無理なのかな」と言うも、正樹は「俺はどうしようもなく、お前のことが好きなんだよ!」と告白。2人が分かり合えた翌日、路加の会社は顧客情報の流出が大問題になったのです。 そんな時、正樹の元に服役している加賀美(眞島秀和)から手紙が……。そこには、「すぐそばに禍が迫っている。過去からは逃れられない」と書かれていたのでした。
第10話:「Hermit」の正体は!?結局親からは逃れられない……!
正樹(中島裕翔)は、加賀美(眞島秀和)に接見します。加賀美は意味深に、「あの時、俺が言った通りになったな」と正樹に告げました。 その頃路加(佐藤隆太)は、情報漏洩の責任を取って社長を辞任。賢治(光石研)はそれを知って喜びますが、正樹に「これが最後だ」と新たな仕事を渡します。それは、正樹の父・秀雄(神保悟志)の学校の土地売買契約書でした。 正樹は5年ぶりに実家へ。すると秀雄は認知症になっていて、正樹のことを兄と勘違いしていました。その頃冴(吉川愛)は、静(富田靖子)の胃がんが再発したことを知ります。今すぐ治療すべきですが、静は冴にお金を貸したため治療費が払えずにいました。 そんな冴を、賢治が呼び出します。賢治は冴に500万円を渡し、これで正樹と縁を切ってほしいと告げました。冴はこのことは正樹に言わず、正樹と一緒に花火をします。 そして冴は「結局、私たち親から離れられないんじゃないかな」と言い、「私がただ、普通の恋をしたいだけ。ごめんね」と、賢治からお金を受け取ったことを話し正樹に別れを告げました。 正樹は仕事で結果を出し、碓井(比嘉愛未)の兄・北都(和田正人)からも仕事を奪い取ります。すると北都が「Hermit」という人物から冴の情報を得ていたことが発覚。慎太郎(髙橋優斗)も誰かに背中を押されてピアノ教室に落書きをしたと言い、さらに静も Hermitから冴の居場所の情報を得ていたことが分かります。 慎太郎が晴翔(藤原大祐)の鞄を漁ると、そこには加賀美との写真が……。実は晴翔は加賀美の息子だったのです。正樹は加賀美から、晴翔が母が自殺してからずっと加賀美と正樹のことを恨んでいた事実を聞きました。 その頃晴翔は、冴を高校の屋上に呼び出します。晴翔は、冴が小坂(筧美和子)にそっくりだと言いました。どんどん表情が変わっていき、晴翔は5年前に小坂を階段から突き落としたことを告白。そして冴のことも、屋上で追い詰めていったのでした。
最終回:運命の最終回!それぞれの純愛、不協和音はどうなる……?
冴(吉川愛)が晴翔(藤原大祐)に屋上で追い詰められますが、正樹(中島裕翔)は北都(和田正人)に行く手を阻まれます。そして冴が階段から落ちてしまい、病院に運ばれました。 冴はなかなか目を覚まさず、正樹は静(富田靖子)に責められます。一方晴翔は、小坂(筧美和子)の殺人容疑で逮捕されました。 そして、モノリスエステートの闇がネットで暴露されることに。記者会見が行われることになり、正樹は全てを任されました。正樹は会社を「変えたい」と思い、まず路加(佐藤隆太)に情報漏洩の件を謝罪。賢治(光石研)を潰すために、会見で全てを明かすことを正樹は決意します。 冴の意識が戻りますが、冴は「先生と一緒にいたくない」と正樹を拒絶します。冴は小坂に「その恋は間違っている」と言われている気がしていました。しかし慎太郎(髙橋優斗)は、亡くなる間際に小坂が晴翔を逃がそうとした優しい人物だったと説明。小坂は冴に幸せになってほしいと願っているはず、と励ましました。 そして記者会見当日。正樹は情報漏洩など洗いざらい話そうとしますが、コアスパークの木之本(清水伸)に裏切られてしまいます。木之本はすでに、賢治に脅されていました。 しかし会社に戻ると、なんと全社員が退職願を出し、いなくなっていました。賢治は北都にチャンスを与えようとしますが、北都も父に愛想を尽かし出ていってしまいます。碓井(比嘉愛未)も賢治に呆れ、賢治は子供たちも失うことに。 正樹は自分に正直になり、冴に「一緒にいたい」と告白。冴も「また好きになっていいの?」と手を取り合い、気持ちを確かめ合いました。 静は治療に専念し、碓井家は賢治が改心し再び3人でやり直すことに。碓井は離婚届を出し、路加に抱きしめられました。 冴は小説家の夢にまた挑戦し、正樹はピアノ教室を開業。そして正樹と冴は、手をつないで今日も歩いていたのでした。
【感想・解説】最終回の結末に反響大!
各人の想いが交差するドロドロ展開に結末の予想がつかなかった本作。最終話では、冴は病院に駆け付けた正樹に別れを改めて告げました。やはり不倫や生徒と教師の恋愛はハッピーエンドにはいかない……と思いきや急展開が! 冴は慎太郎や母の言葉によって自分の心に正直になることを決意し、正樹と再会。2人は紆余曲折ありながらも結ばれるのでした。 そして幸せな結末を迎えたのは冴と正樹だけではありません。碓井と路加は賢治から解放されて結ばれ、慎太郎と莉子にも恋の予感が。 急展開の最終話に動揺する視聴者も多かったようですが、すべての純愛が幸せへと繋がったハッピーエンドに、SNS上では大きな反響が寄せられました。
キャスト一覧
新田正樹(にったまさき)役/中島裕翔
主演を務めるのはHey! Say! JUMPの中島裕翔です。彼はアイドルとしてはもちろん俳優としても活躍していて、ドラマ『水球ヤンキース』(2014年)や「SUITS/スーツ」シリーズなどの作品に出演してきました。 弁護士、刑事などを演じてきた彼ですが、教師役に挑戦するのは初めて。本作の出演にあたっては、「ドロドロの人間関係にも注目いただきたいです!」とのコメントを発表しています。 新田正樹は冴の高校にやってきた新任の音楽教師です。幼少期からずっと、優秀な兄と比較され続けてきました。一見好青年ですが、計算高く常に周りからどう見られているかを意識しています。 冴と出会ったことがきっかけで、コンプレックスまみれだった人生に希望を感じるように。しかし教師という立場から、自分の気持ちに向き合うことができずにいます。
和泉冴(いずみさえ)役/吉川愛
ヒロイン役を務めるのは女優の吉川愛です。彼女は子役・吉田里琴としてキャリアをスタートさせ、その後1度は引退したものの、現在の芸名で再び芸能活動を開始しました。 再デビュー後は、映画『ハニーレモンソーダ』(2021年)やドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』(2022年)などの話題作に出演しています。「第45回日本アカデミー賞」では新人俳優賞を受賞するなど、今後の活躍が期待される人物です! 和泉冴は高校2年生で、年齢のわりにどこか大人びた少女です。母子家庭で育ち、自分の価値観を押し付けてくる母親に反抗するように生きてきました。自立した女になりたいという願いを強く持っています。 はじめは正樹を警戒していましたが、ひょんなことがきっかけで彼と親しくなりました。洞察力にすぐれ、彼が抱える闇にもすぐ気づきます。
冴の幼なじみ 朝比慎太郎役/高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)
朝比慎太郎は冴の同級生で、幼なじみでもあります。明るくお調子者的な一面もあるため、クラスではムードメーカーとして愛されています。冴のことがずっと前から好きです。 そんな慎太郎を演じるのはHiHi Jets(ジャニーズJr.)の髙橋優斗。これまでの出演作にはドラマ『恋の病と野郎組』(2019年)などがあります。出演にあたっては、「誰にでも好かれる慎太郎だからこその複雑な気持ち」をしっかり表現したいと語っています。
IT会社の社長 路加雄介役/佐藤隆太
路加雄介はIT会社の社長で、冴上司です。正樹とは仕事面でも恋愛面でも対立することになります。 そんな雄介を演じるのは俳優の佐藤隆太。ドラマ『ROOKIES』(2008年)や『コンフィデンスマンJP』(2018年)などの作品で知られ、主役も脇役も幅広くこなしてきました。本作では強烈な個性を持つくせ者を演じます。
国語教師 碓井愛菜美役/比嘉愛未
碓井愛菜美は冴が通う高校の国語教師です。地味で目立たず、周りと深くかかわろうとしません。失踪事件について何かを知っているようですが……。 そんな愛菜美を演じるのは女優の比嘉愛未。代表作には、ドラマ「コード・ブルー」シリーズや『推しの王子様』(2021年)などがあります。撮影にあたって、「不器用ながらも必死に生きている愛菜美を最後まで見守っていただけると幸いです」とのコメントを発表しました。
音楽教師 小坂由希乃役/筧美和子
小坂由希乃は正樹の前任にあたる音楽教師。正樹の大学時代の先輩でもあります。 そんな由希乃を演じるのは女優の筧美和子です。物語のキーパーソンとなる役を演じるにあたって、「しっかりと向き合い築いていけたらと思います」とコメントを発表しています。
冴の担任 加賀美理役/眞島秀和
加賀美理は冴の担任を務める社会科教師です。心優しいムードメーカー的存在で、正樹にも親切に接してくれます。しかしとある秘密を隠しているようで……。 そんな美理を演じるのは俳優の眞島秀和。ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(2020年)で話題を集めた実力派です。
冴の母親 和泉静役/富田靖子
和泉静は冴の母親で、彼女に自分の価値観を押し付け束縛しようとするいわゆる「毒親」です。女優の富田靖子がキャスティングされています。
モノリスエステートの社長役/光石研
のちに正樹が働くことになる会社・モノリスエステートの社長は、俳優の光石研が演じます。
キャスト
碓井北都役/和田正人 園田莉子役/畑芽育 村上晴翔役/藤原大祐 新田秀雄役/神保悟志 影山勉役/手塚とおる
挿入歌が『最愛』と似ていると話題に!
純愛ディソナンスの挿入歌が、吉高由里子が主演したドラマ『最愛』と似ていると話題になっています。 『最愛』も『純愛ディソナンス』もシリアスなシーンの多いドラマで、どちらも挿入歌としてピアノで奏でられた美しいメロディーが使われています。物語の展開も最愛に似ているという声もあり、哀愁のあるストーリーとピアノがとてもマッチしていて素敵です。 『最愛』の挿入歌を担当した作曲家の横山克(よこやままさる)が『純愛ディソナンス』も担当しています!
“純愛と泥沼は紙一重”原作なしのオリジナル脚本
『純愛ディソナンス』には原作がなく、完全オリジナルのストーリーで展開されていきます。キャッチコピーは「純ドロ」。教師と生徒の純愛だったはずの関係が、いつの間にか周りを巻き込みドロドロと絡み合っていく過程が描かれます。純愛とドロドロという真逆の要素の組み合わせが新鮮で強烈です! 作中ではそれぞれ異なる価値観を持つ登場人物たちが、お互いに激しくぶつかり合います。さまざまな視点から「愛」について描かれていて、思わず感情を揺さぶられてしまうこと間違いなしです。 次に何が起こるかわからないハラハラドキドキの展開のなか、主役のふたりが一体どんな表情を見せてくれるのかにもぜひ注目してみてください。
【ネタバレ】ドラマ『純愛ディソナンス』のあらすじを最新話まで紹介
本記事では、2022年7月期のドラマ『純愛ディソナンス』のあらすじやキャストについて紹介してきました。 かつてお互いを想っていた教師と生徒が再会したとき、一体何が起こってしまうのでしょうか……。スリリングな展開から目が離せません!