『競争の番人』最終回あらすじ・全話ネタバレ!ドラマの結末と原作の紹介も
【ネタバレなし】原作『競争の番人』のあらすじ
ある事情から警察学校を中退し、一般職採用で公正取引委員会に入った白熊楓。体育会系で熱い性格の彼女は、あるとき聴衆対象者が自殺した責任を問われ、審査局第六審査、通称ダイロクに異動になってしまいます。 彼女が公取委で働きはじめて5年になったとき、ダイロクにキャリア審査官の小勝負勉が異動してきました。東大法学部を主席で卒業した彼は、経済取引局で政策立案を経験したあと、ハーバード大学ロースクールに留学したエリート。白熊は、自分とは正反対の小勝負と組むことになってしまいます。 2人はホテル3社による、ウェディング費用のカルテル疑惑を調査することに。しかしその矢先、そのうち1社の社長が刺される殺人未遂事件が発生。 さらに白熊と小勝負は、社長が刺されたホテルで、談合疑惑のある別のホテルを運営しているグループの専務を見かけます。疑いが濃厚になるなか、ある事件のせいで公取委による内偵調査がバレてしまい、調査は一旦中止になってしまいました。 はたして白熊と小勝負の凸凹バディは、巨悪を暴くことができるのでしょうか。
杏×坂口健太郎のW主演で7月にドラマ化
フジテレビの7月期月9ドラマとして『競争の番人』が映像化が決定!4月期の『元彼の遺言状』につづき、新川帆立原作が2期連続でドラマ化されることでも話題になっています。同作も高視聴率を維持しているので、こちらにも期待したいですね。 本作では、主人公の白熊楓役を杏、小勝負勉を坂口健太郎が演じるとのことで、キャストでも注目を集めています。 ドラマの設定では白熊が元警察官だったり、小勝負が彼女の教育係だったりと、原作と設定が異なりますが、その変更はストーリーにも影響してくるのでしょうか。その点にも注目して、ドラマを楽しみたいですね!
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
刑事の白熊(杏)はミスをしてしまい、公正取引委員会審査局第六審査に異動させられてしまいます。しかしその部屋には誰もおらず、遅れて桃園(小池栄子)が現れます。 他のメンバーは入札談合の疑いがある大手建設会社に立入検査中とのこと。早速白熊は桃園と共に、建設会社へと向かいました。 桃園からキャップの風見(大倉孝二)たちを紹介され、桃園はもう1人、ここにはいない小勝負(坂口健太郎)というメンバーもいることを白熊に教えます。 検査中に白熊は不審な社員・豊島(長谷川朝晴)を見つけました。豊島は資料室に入り、そこにいた男にファイルを渡そうとします。 追ってきた白熊は豊島と男を捕まえたのですが、男は証拠隠滅は「検査妨害」だと言い出し、自らを小勝負だと名乗ったのでした。 こうして白熊は小勝負とペアを組み、栃木県のホテル3社のカルテル(事業間の話し合いで価格を決める不正行為)を調べることに。ホテル天沢のオーナー・雲海(山本耕史)に近づくため、2人はカップルのふりをして探りを入れます。
ネタバレ
調査9日目、3社のうちのクラシカルホテルのオーナー・安藤(勝矢)が何者かに刺され重体となりました。さらに2人は雲海を尾行していると、ある男が鞄からナイフを取り出したのです。白熊は咄嗟に男を確保。しかし警察が来てしまい、白熊たちは公正取引委員会の人間だと雲海にバレてしまったのでした。 逮捕された男は石田(武田航平)で、ホテル天沢に花を卸していますが下請けいじめに遭っていました。小勝負はこの下請けいじめを調べて、カルテルの証拠も掴もうとします。 そんな時、豊島が自殺したと連絡が入りました。通夜には国土交通省の事務次官・藤堂(小日向文世)の姿もあり、小勝負は藤堂を見つめます。 こうしてホテル天沢に立入検査が入るも、雲海は検査を拒否しました。雲海は公取の立場の弱さを知っており、白熊も改めて公取の弱さに愕然。 検査ができずに帰ろうとすると、ホテル長の長澤(濱津隆之)がノートパソコンを持ち出したことが分かります。第六審査のメンバーは不審な彼の後追いかけ、逃げられなくなった長澤はパソコンを川に投げ捨てます。すると小勝負は川に飛び込み、パソコンを回収したのでした。 雲海はノートパソコンの回収にやってきますが、小勝負は長澤が捨てたものを拾っただけと言い張ります。さらに「たとえ弱くても戦うんですよ!」と小勝負は雲海に宣戦布告。 その夜、雲海は藤堂に「手は打ってあります」と密談。翌日雲海はテレビに出演し、花屋が団結してホテル天沢に対して不正を行っていると告発し始めたのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
雲海(山本耕史)の圧力か、ホテル天沢の納入業者いじめの調査は年末までで終了することに。するとホテル長の長澤(濱津隆史)が退職したと知り、小勝負(坂口健太郎)と白熊(杏)は長澤の元に向かうも何も話してくれません。 その後フラワーショップ石田で、白熊は違法植物が置いてあることに気づきます。白熊はすぐに警察に連絡するも、石田(武田航平)の妻の七瀬(野村麻純)に見逃してほしいと頼まれました。 そしてホテル天沢の前では、ブライダル部門長の碓井(赤ペン瀧川)が明らかな花屋いじめをしており、そこに雲海がやってきます。小勝負たちが陰から見ていると、車に向かう雲海と碓井の前に、長澤の娘・由香里(新津ちせ)が現れたのでした。
ネタバレ
由香里は雲海に「なんでパパをクビにしたの?」と詰め寄りますが、「大人は失敗したら責任を取らないといけないんだ」と立ち去ります。その後花屋への立入調査が行われ、フラワーショップ石田から違法薬物が発見。すると七瀬は「白熊にこっそり処分すればバレないと言われた」と嘘を言い始めたのです。 無事白熊の容疑は晴れましたが、七瀬は店が天沢グループの傘下に入ったと言います。小勝負は店が雲海に支配されることを教え、七瀬は涙を流し白熊に謝罪。小勝負は、「戦いたくなったら連絡してください」と七瀬に伝えました。 すると長澤が公取にやってきて、戦う決心をしたとのこと。翌日雲海は沖縄出張で不在のため、雲海のいない間に立入調査を行うことに。なんとか上の許可を得た小勝負だちは早速調査を始めるも、急遽雲海はホテルに戻ることになったのです。 雲海が戻る前に何とかいじめの証拠を集め、調査を知った雲海は長澤を責めました。その後雲海は碓井が単独で納入業者いじめをしていたと責任転嫁。逃げる雲海に小勝負は「まだ諦めていないので」と、雲海に宣戦布告したのです。 翌日小勝負と白熊は長澤に呼び出され、天沢が隠しているカルテルの資料を探しに倉庫へ。2人は倉庫に入る前にスマホを預けたのですが、中に入ると長澤が「ごめんなさい!」と扉を閉めます。外では雲海が長澤の肩を叩き、2人は倉庫に閉じ込められたのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
小勝負(坂口健太郎)と白熊(杏)は倉庫に閉じ込められ、小勝負は不法侵入で自分たちが捕まると予想します。その時白熊は壁を蹴り、穴を空けることに成功。 しかし外には出られそうもなく、小勝負は書類の中から過去の宿泊台帳と顧客カードを発見。そこにはカルテルだけでなく、カルテルの当事者たちが同じ部屋に泊まっていた記録も残っていたのです。 翌朝小勝負と白熊は警備員に発見されますが、雲海はまたテレビに出演し公取の違法調査を訴えます。 そんな時石田(武田航平)と七瀬(野村麻純)が、天沢グループを抜ける決意をしたとやってきました。2人は雲海と「温泉郷・絆」の政岡(春海四方)が会う日を小勝負に教え、公取はカルテルの証拠を掴むため動き出したのです。
ネタバレ
桃園(小池栄子)は既に政岡を味方につけており、雲海との会話をスマホから聞き出します。政岡はあえて「では我々のカルテルも…」と会話をし、雲海は「そうです」と、ついにカルテルを認める発言をしました。 意識が回復した安藤(勝矢)の部屋の前で、白熊と小勝負は怪しいフードの人間を発見。なんと安藤を刺したのは、豊島(長谷川朝晴)の娘・美月(服部樹咲)でした。雲海に安藤が父を脅していたと言われた美月は、安藤を恨んで刺してしまったと言います。 その後お腹がすいた白熊は、安藤の病室にあったどら焼きを食べました。ところが白熊は倒れ、病院へと運ばれたのです。 どら焼きには毒が入っており、いよいよ小勝負たちは勝負に出ます。小勝負は閉じ込められた時、宿泊台帳と顧客カードを全て暗記していました。その証拠と美月の件、毒入りのどら焼きの全てを雲海にぶつけます。政岡との音声データも突き付け、雲海の元には逮捕状を持った警察が……。 追い詰められた雲海は白熊を人質に取ろうとしますが、白熊はあっという間に雲海を取り押さえ雲海は警察に連行されたのでした。 美月は情状酌量が認められ、保護観察処分に。長澤はわざと倉庫に宿泊台帳と顧客カードを置いておいたことを小勝負に伝えました。数日後、第六は世界的電機メーカーの優越的地位の濫用を調べることに。 しかしその会社の役員は、白熊が公取への異動の原因となった柴野(岡田義徳)だったのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
アレス電機は、自社の地位を利用した部品単価の一方的な減額など、いわゆる下請けいじめを行っているとのこと。白熊(杏)はアレス電機の役員が柴野(岡田義徳)であることに気付きますが、すでに警察は事件の捜査を中止していました。 本庄(寺島しのぶ)は、柴野が強盗殺人に関わっているという可能性がある限り、公取での調査はできないと言います。 柴野の件は警察や検察も動かず、桃園(小池栄子)は六角(加藤清史郎)に父親の敦夫(羽場裕一)に聞いてみてと伝えます。敦夫は検察庁の幹部で、第六は警察の捜査がなくなったことからアレス電機の調査に戻ることに。 アレス電機の下請け会社はどこも返答は待って欲しいと言うだけ。しかし小勝負(坂口健太郎)は、丸川製作所の丸川(吉沢悠)だけは困ったことはないと断言したことに違和感を感じていました。
ネタバレ
しかも柴野は直接ダイロクにやってきて、柴野は白熊があの時の刑事であることに気付きます。白熊は少しヒートアップしてしまい、柴野は公取に取り調べをされたと騒いだのでした。 さらに下請け業者から一斉に「調査は必要ない」とメールが届きます。小勝負はとりまとめ役がいると睨み、それが丸川だと見抜いていました。柴野と丸川は少年時代同じ野球チームにいて、その写真を見た小勝負はすぐに気付いたのです。 丸川は柴野のことを、「立場は違えど仲間だと思っている」と発言。その夜丸川は下請けの社長たちと集まるも、社長たちは丸川が裏切っているのではないかと言い出しました。そして板挟みとなった丸川の会社に、小勝負は立入調査をすることを決めたのです。 強引なやり方に、白熊たちは難色を示します。しかし小勝負は、丸川が他の下請けを守るために自社だけが値下げしている事実を見つけるため、調査を行っていました。下請けの社長たちは丸川が1人で全て背負っていたことを知り、一緒に戦うと決意。丸川も柴野の間違いを正すために、戦うことを決めました。 証拠が出そろい、ようやくアレス電機に立入調査ができる……そう思った瞬間、柴野は下請けの1社と契約を終了しました。さらに検察庁幹部の敦夫(羽場裕一)は、アレス電機の立ち入り検査を保留するよう圧力をかけてきたのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
六角(加藤清史郎)の父・敦夫(羽場裕一)は、柴野(岡田義徳)に横領の疑いがあるため検察の捜査を優先させてほしいと言います。しかし本庄(寺島しのぶ)は申し出を断り、アレス電機に立入調査をすることに。 いざ調査をしようとしたところ、なんと検察が踏み込んで来て資料などを差し押さえてしまいました。そんな時、小勝負(坂口健太郎)は留置品にあった雑誌に興味を示します。 桃園(小池栄子)は、なぜ極秘の立入調査の日程を検察が知っていたのか疑問に思います。誰かが検察と繋がっている可能性もーー。 そんな中、アレス電機は下請けに対して単価を下げた無理な発注をしてきました。柴野の報復を疑う中、すでに丸川(吉沢悠)はその発注を受けてしまったのでした。
ネタバレ
検察の捜査は、柴野の横領の証拠は見つからず終了してしまいます。そして丸川は、過労で倒れ入院。小勝負たちは、丸川が少年時代に柴野に怪我をさせ夢を奪っていたことを知りました。ダイロクはそれでも下請けいじめを何とかすべく、調査を続けたのです。 すると六角は、敦夫に「検察に引き上げてやる」と言われダイロクの情報を流していたことを謝罪します。小勝負と桃園は既に気付いていましたが、皆で柴野を説得して下請けいじめを認めさせようと意気込みました。 小勝負は下請け業者たちに、「あなた達は弱くないんです」と発破をかけます。こうして下請け業者たちは柴野に対し、「契約の見直しをしなければ契約を切られても構わない」と宣言。そして柴野は、昔丸川たちとがむしゃらに頑張っていたことを思い出し、下請けいじめを認めたのでした。 六角も敦夫に、「公取で一人前になります」と宣言。検事の緑川(大西礼芳)は、横領の犯人は柴野の部下で、強盗事件も柴野は無関係だったと捜査の結果をダイロクに報告しました。 その頃料亭では、藤堂(小日向文世)が本庄を呼び出していたのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ダイロクは、大手呉服店「赤羽屋」による私的独占を調査することに。妨害しているのは赤羽屋の社長、千尋(真飛聖)。情報を提供したのは呉服店「ファイブシーズン」の社長、香澄(萩原みのり)でした。 小勝負(坂口健太郎)と白熊(杏)は、早速千尋の着付け教室へ向かいます。千尋は客にはとても温和ですが、従業員には厳しい態度を取っていました。 次に香澄に会った小勝負たちは、香澄がかつて赤羽屋で千尋のもとで働き、厳しさについていけずに退職したことを知ります。その後ファイブシーズンを立ち上げたものの、最近職人が次々と契約を切るようになったとのこと。香澄は千尋が圧力をかけたと予想していました。 そんな中、桃園(小池栄子)と千尋は過去に因縁があることが発覚したのです。
ネタバレ
桃園は7年前も、千尋に聴取を行っていました。しかし何も出ず、2人は再会を果たすも千尋は桃園に挑発的な態度を取ります。 その頃赤羽屋は公取の調査が入ったことから、職人たちが赤羽屋と取引を辞めるように。逆にファイブシーズンに客足が戻り、卒業式の着物レンタルで100件以上の予約が入ったのです。 桃園は赤羽屋に立入検査をしたいと申し出、検査が行われます。しかしいくら調査をしても、何も出てきません。一方小勝負は、ずっと単独で動いていました。ファイブシーズンの反物が赤羽屋のものより軽いことに気付き調べると、なんと50%も合成繊維が混ざっていると判明したのです。 実は香澄は、千尋から圧力をかけられていると嘘をついていました。赤羽屋を陥れ、自分だけが成功しようとしていたのです。 すると香澄の職人への代金未払いが発覚し、職人たちは香澄との契約を打ち切りに。香澄は卒業式の着物レンタルを控え、大ピンチになったのです。 そこにやってきたのは、千尋でした。千尋は桃園と共に着付けを行い、香澄はその間公取の聴取を受けます。千尋はずっと香澄に目をかけ、裏で職人たちに香澄のことを頼むなど気遣っていました。それを知らなかった香澄は、自分のしていたことを反省し涙。 こうして無事、千尋のおかげで卒業式の着付けを乗り切ったのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
白熊(杏)は、1人で調査案件を担当することになります。担当したのは、大手通販サイト「三ツ星マーケット」のオリジナルブランド「アンカレント」の再販売価格維持。販売店に圧力をかけているということで、白熊は早速社長の山辺(姜暢雄)と事業部長の美佐子(雛形あきこ)を調べます。 すると、美佐子が値引きを禁止するメールを送っていたことが判明。そこで白熊は立入検査をし、美佐子はメールの差し出しなどを認めました。 白熊は美佐子たちに期日までの書類提出を求めたのですが、実は三ツ星マーケットには他に隠していることがあったのです。
ネタバレ
すぐに三ツ星マーケットは書類を提出し、白熊はすぐに案件が終わったことにほっとします。 しかしアパレル会社「ワンソーイング」のブランド事業部の留美(夏子)が、三ツ星マーケットが人気ランキングを操作していると白熊に訴えました。しかし証拠がなく、白熊は苦戦。すると留美のブランドの撤退が決まり、留美は会社を辞めることに……。 白熊は立入検査をしていれば防げたかもしれないと、後悔します。山辺はこれ以上調べたら訴えると抗議しますが、白熊は「続けさせて下さい!」と懇願。 白熊はアンカレントを徹底的に調べ、アンカレントが2019年に三ツ星マーケットの自社ブランドになり、そこから服のテイストが変わっていったことを突き止めました。 こうして、白熊は美佐子の聴取を行います。アンカレントが低評価の口コミを非表示にしていたり、美佐子が昔のアンカレントの服ばかり着ていることなどを指摘。白熊は「これがあなたの目指していたことでしょうか?」と美佐子に伝えます。さらに、美佐子が山辺に利用されていたことなども発覚したのです。 美佐子はランキングの不正操作の噂があったことを認め、ランキングを設定している会社を白熊に紹介しました。こうして美佐子は会社を辞め、自分がやりたかった道へ進むことに。 半年後、緑川(大西礼芳)は小勝負(坂口健太郎)に「ラクター建設」に関する調査資料を渡します。そこには、本庄(寺島しのぶ)の名前が書かれていたのでした。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
15年前、本庄(寺島しのぶ)は公取の四国支所にいました。そこでゼネコン大手の一角「ラクター建設」の談合事件を調べます。 本庄はラクター建設の木下(石井正則)に話を聞くも、木下は疑惑を否定して社員への聞き込みも迷惑だと告げます。すると本庄は「小勝負建設」調査資料を発見し、小勝負建設に行ってみることに。 社長の誠(高橋努)はちょうどその時、誠が参加していた工事が入札から漏れたと連絡を受けます。家族に「なんとかする」と言いますが、その時木下が誠に入札談合を持ち掛けていました。この誠の息子こそが、小勝負(坂口健太郎)だったのです。
ネタバレ
誠は入札から漏れた工事も受注し、会社は順調。しかし他の建設会社はどんどん倒産し、誠は木下に他の会社にも仕事を回してほしいと頼みます。しかし木下は「自分のことだけ考えていればいい」と断り、誠は複雑な気持ちに……。 一方本庄は誠の会社の仕事が増えたことを疑問視。すると誠は息子の前で胸を張っていたいと、談合に加担したことを本庄に認めました。ラクター建設には立入検査が入りますが、誠は裏切り者として取引の打ち切りが続きます。そして、誠は自らの命を絶ってしまったのでした。 現在、小勝負は藤堂(小日向文世)が談合を取り仕切っていると分かり、本庄に「力を貸してください」と頭を下げます。しかし本庄は「何も知らない」と立ち去りました。 その頃白熊(杏)は、小津建設の下請けいじめを調査。社長の耕介(竹財輝之助)は、談合が行われていて仕事が受注できないと嘆いていました。 一方本庄は木下から資料を受け取り、その後料亭で藤堂と会っていました。ラクター建設の立入検査も上からの圧力で急遽中止となり、小勝負は本庄に裏切られたと感じます。 小勝負は藤堂に真っ向から、「再開発プロジェクトの談合はいつ行われるんですか?」と問います。藤堂は小勝負が誠の息子だと思い出し、「いい迷惑だったよ」と吐き捨てました。 その後小勝負は談合日時のタレコミ電話を受け、その場へ。小勝負はナイフを持った男に襲われますが、そこに現れた本庄が小勝負を庇って刺されたのです。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
本庄(寺島しのぶ)が刺されてしまい、小勝負(坂口健太郎)は勝手に調査をしたということで謹慎処分を受けます。 一方白熊(杏)は恋人の大森(黒羽麻璃央)から、本庄と藤堂(小日向文世)のつながり、本庄を刺したのがラクター建設の古賀を殺害した犯人と同一ではないかという情報を聞きました。 白熊はこの情報を風見(大倉孝二)たちに明かします。白熊たちは、小勝負が調べていたのがラクター建設、そして藤堂と本庄がつながっていたことなど、徐々に小勝負の追う事件を知ることに……。 その頃小勝負は、本庄の所持品から手帳と怪しげな鍵を発見しました。
ネタバレ
小勝負は本庄が木下(石井正則)と待ち合わせしていたのを知り、本庄の代わりに会うことに。木下は小勝負が誠(高橋努)の息子だと知り、土下座しました。実は木下はラクター建設の情報を本庄に渡し、本庄はあえて藤堂に取り入って談合の証拠を探していたのです。 さらに小勝負は、小津建設の耕介(竹財輝之助)の妻・環(前田亜季)が藤堂の娘であることを本庄の資料から知ります。その後ラクター建設で談合を仕切っている、樋山(平原テツ)を尾行しました。しかし小勝負は、何者かに襲われます。 一方白熊は環を味方につけ、藤堂の不在中に部屋を調べることに。途中で藤堂が帰宅するハプニングはありましたが、小勝負は「12/2喫茶シルビア」というメモ書きを見つけたのです。 喫茶シルビアで談合が行われると読み、小勝負だけでなく白熊たちも張り込みをします。そこに樋山がやってきたため踏み込みましたが、藤堂の姿はありません。 しかもその会合は再開発プロジェクトではなく、別の談合。そこには耕介の姿もあり、耕介も談合に加担していたのです。 結局藤堂が談合に繋がっているという証拠は、見つかりませんでした。樋山は本庄の殺人未遂と、ラクター建設の古賀殺害の容疑で逮捕。全て、樋山に責任が押し付けられたのでした。 すると、公取に藤堂がやってきます。藤堂は「これで分かったでしょう、私を追っても無駄だと。弱い者は排除します」と、小勝負に向かって吐き捨てたのでした。
第10話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
樋山(平原テツ)と小津建設が関わっていた談合の裏付け調査ということで、ラクター建設にも立入検査が入ることに。小勝負(坂口健太郎)は、入札日が迫る再開発プロジェクトの談合場所を探していました。しかし、その証拠や情報は見つかりません。 そんな時、風見(大倉孝二)は白熊(杏)に、小津建設で資料を留置してきてほしいと頼みます。 そして六角(加藤清史郎)は、検察官の父・敦夫(羽場裕一)のツテを使って独自に藤堂(小日向文世)を調べていました。すると六角は、藤堂がこれから国会に提出しようとしている法律案の情報を得たのです。
ネタバレ
藤堂は、なんと談合を合法化する法案を出そうとしていました。一方小勝負は大阪で、藤堂がかつて談合を許さず、競争が必要だと思っていたことを知ります。小勝負は藤堂の過去に何かあると睨み、30年前のことを調べました。 その頃小津建設の耕介(竹財輝之助)の妻で藤堂の娘・環(前田亜季)は、仕事がどんどん打ち切りになり思いつめていました。ダイロクメンバーは最後まで諦めず、再開発プロジェクトの談合場所を割り出していきます。 こうして、小勝負と白熊は藤堂を呼び出します。小勝負は「俺たちの負けです」と言い、藤堂が1997年の阪神淡路大震災で、妻を亡くしていたことを話しました。 藤堂の妻は、耐震強度の不正があったマンションのせいで命を落とします。それから藤堂は、「信頼と力のある企業が工事をするべき。競争は悪」と考え、談合に手を染めるようになったのでした。 環は談合のせいで、自殺未遂をしていました。それを知った藤堂に、小勝負は土下座。「談合の場所を教えてください」と頭を下げます。しかし藤堂は、「談合はもう終わっている」と告げました。 小勝負は表情を変え、「その言葉待っていました」と言います。実はすでに談合の場所は特定しており、桃園(小池栄子)たちが先に談合の様子を撮影、その場にいた人物を取り押さえていました。 藤堂は「談合は終わっている」と言いましたが、それはその場にいたという確たる証拠。そこに敦夫がやってきて、藤堂を連行したのでした。 藤堂は逮捕され、環も意識を取り戻します。本庄も職場復帰を果たしましたが、小勝負は愛媛へ異動になったのでした。
最終回のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
愛媛に異動となった小勝負(坂口健太郎)は、大手スーパー「エースマート」でパンを購入します。しかしそのパンが安すぎることに気づき、店を見ていると万引きと間違われてしまいました。 すると店内から悲鳴が……。店長の松尾(迫田孝也)が見に行くと、そこには猟銃を持った男がおり、警察官に「近づいたら人質を殺す」と叫んでいました。 男はエースマートの社長、大谷(袴田吉彦)を連れてくるよう要求。そして小勝負はその男が、潰れたケーキ屋の店主・田嶋(加藤虎ノ介)であることを店員の北川(若月佑美)から聞いたのです。 小勝負は田嶋と話し、その被害が不当廉売に当たるとして、ダイロクに電話をかけました。
ネタバレ
藤堂は、なんと談合を合法化する法案を出そうとしていました。一方小勝負は大阪で、藤堂がかつて談合を許さず、競争が必要だと思っていたことを知ります。小勝負は藤堂の過去に何かあると睨み、30年前のことを調べました。 その頃小津建設の耕介(竹財輝之助)の妻で藤堂の娘・環(前田亜季)は、仕事がどんどん打ち切りになり思いつめていました。ダイロクメンバーは最後まで諦めず、再開発プロジェクトの談合場所を割り出していきます。 こうして、小勝負と白熊は藤堂を呼び出します。小勝負は「俺たちの負けです」と言い、藤堂が1997年の阪神淡路大震災で、妻を亡くしていたことを話しました。 藤堂の妻は、耐震強度の不正があったマンションのせいで命を落とします。それから藤堂は、「信頼と力のある企業が工事をするべき。競争は悪」と考え、談合に手を染めるようになったのでした。 環は談合のせいで、自殺未遂をしていました。それを知った藤堂に、小勝負は土下座。「談合の場所を教えてください」と頭を下げます。しかし藤堂は、「談合はもう終わっている」と告げました。 小勝負は表情を変え、「その言葉待っていました」と言います。実はすでに談合の場所は特定しており、桃園(小池栄子)たちが先に談合の様子を撮影、その場にいた人物を取り押さえていました。 藤堂は「談合は終わっている」と言いましたが、それはその場にいたという確たる証拠。そこに敦夫がやってきて、藤堂を連行したのでした。 藤堂は逮捕され、環も意識を取り戻します。本庄も職場復帰を果たしましたが、小勝負は愛媛へ異動になったのでした。
ドラマの原作小説『競争の番人』の感想
公正取引委員会ってこんな仕事してるんだ〜と勉強になった。驚くほどついてない白熊と超エリートで天才的な頭脳を持つ小勝負のコンビがいい感じ。最終的には悪を懲らしめる、しっかりしたエンタメ・ミステリー。
(20代男性)
キャラ設定がうまくて惹き込まれました。「弱くても戦う」という信念を持つ小勝負と一緒に仕事をするうち、白熊が過去のトラウマや親との関係にも対処していくのが面白い。ぜひ続編も読んでみたいです!
(20代女性)
公正取引委員会の名前は知っていても、業務内容は全然知らなかった。それでも問題なく楽しめるエンタメ小説。伏線がうまくはられていて、ミステリとしても一気読み必至!主人公2人は超個性的で、ほかのキャラクターも憎めない人たちばかり。不器用だけど一途な白熊ちゃんに共感できる人も多いはず。
(30代女性)
ドラマ『競争の番人』最終回までのあらすじネタバレを紹介
公正取引委員会を舞台とした、珍しいミステリー『競争の番人』。同じ原作者のドラマが2期連続放送、杏と坂口健太郎のW主演となる本作は大きな注目を集めました。 本記事ではキャストやストーリーなど、気になることが満載なドラマ『競争の番人』の各話ネタバレあらすじを紹介しました。