『トモダチゲーム』を徹底ネタバレ解説！裏切り者は誰？最終回はどうなるの！？

貧乏ではあるものの母から金より友達が大事だと教えられていた高校生の片切友一(かたぎりゆういち)は、修学旅行費を稼ぐためバイトに励んでいました。彼が絶対に修学旅行に行きたい理由は、男女4人の友達と約束をしたためです。 なんとか友一の修学旅行費が貯まりその日を楽しみにしていた5人ですが、突如クラスの修学旅行費200万円が盗まれたと先生から告げられてしまいました。数日経ち、友一のもとに友人の沢良宜志法(さわらぎしほ)から夜の学校に来るよう手紙が届きます。 学校に向かった友一に、自分には友一から手紙がきたと口々に語る友人たち。嫌な予感がした5人は何者かに襲われ、気付いたときは白い部屋の中でした。 部屋に現れたマナブくんと呼ばれる奇妙なキャラクターは、5人のうち誰かが背負う2000万円の借金を皆で返していくこと、参加費として誰かから200万円を受け取っていることを明かします。 こうして友一たち5人は、残酷な「トモダチゲーム」の世界に足を踏み入れるのでした。

漫画『トモダチゲーム』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70％オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。期間限定で7月10日まで1巻～3巻を無料で読む事ができます。この機会に是非コミックシーモアで『トモダチゲーム』を一気読みしてくださいね！

最初に友一たちが挑むのは、「コックリさんゲーム」です。5人で10円玉に指を置き、1つの問題に答えます。問題自体は簡単で誰もが正解できるものとのこと。 5人の答えが一致すれば正解の方向に進みますが、1人でも違う答えを答えれば10円玉は少数派の方向に進みます。 このゲームを5回おこない、1度でも問題に正解できればゲームクリアです。もし5回すべてが不正解であれば、その時点で借金額が最下位の人物が借金すべてを背負うことになります。 ゲーム中は相談を防ぐため、発声が禁止です。破ればルール違反者の借金額が倍になります。

ゲームの内容を聞き、簡単にクリアできると安心する5人。しかし友一の前の3人が出題した問題には、なぜか正解できませんでした。 動揺する友一が次の出題者となり問題をみると、そこには問題を不正解にすれば自分だけ借金が半額になるという文言が。 すべてを理解し悩む友一ですが、最後の出題者である心木ゆとりを助けるため、自らルール違反を犯し裏切り者をハメようとします。そして友一の策は見事に成功し、5人は疑心暗鬼に陥りながらもゲームをクリアするのでした。

第2ゲーム「陰口スゴロク」は、基本的に普通のスゴロクと同じです。違うのは進むマスはサイコロによってではなく、参加者同士の暴露で決まるということ。 参加者が友達の秘密を暴露し、複数あった場合は視聴者が許せない人物に投票をします。そして得票率が高かった順に多くのマスを進み、ゴールした人物が第3ゲームに進むと解説されました。

最初は足並みを揃える5人ですが、進むごとに借金が増えるとわかり暴露合戦になります。 5人の特大な暴露が続き関係が崩れる中、1人笑みを浮かべる人物がいました。それがトモダチゲームに申し込んだ張本人である、秀才の美笠天智(みかさてんじ)です。 散々場をかき乱した天智ですが、友一がまたも策を巡らし裏切り者の正体を見破ります。そしてゲームのルールを逆手に取り、天智と友一は2人で第3ゲームに進みました。

天智と友一が2人で挑む「友情かくれんぼ」は、他のチームとの対戦形式でした。代表者1人が隠れる役となり適当な場所に隠れ、それ以外の探す役が相手の隠れる役を先に見つければ勝利です。 各チームの探し役には寝返る権利があり、相手チームの人間が1人でも認めればスイッチができます。また友一のチームには別グループの人間として、実は監視員のマリアが加入しました。

隠れる役に食料を届ける探し役を尾行するという必勝法を、友一も相手チームも気づいていました。気づいていながら友一は、裏切り者だった天智をもう1度信じるためにわざと何も言わずに3日以上放置します。 そして相手チームの関係性を見抜き尾行を撒いた友一は、ギブアップせずに耐え抜いた天智に食料を届け、もう1度信じると決めました。 その後関係を崩したことでの百太郎のスイッチなどを経て、相手チームの真のリーダーが部長ではなく最年少の紫宮京(しのみやけい)であると判明します。 窮地に追い詰められた友一ですが、最後は自分が傷つくことで第3ゲームを勝利しました。

第3ゲームが終了し一時解放された友一に、何者かに捕まったゆとりの写真が送られてきます。 そして「トモダチゲーム特別編」と題し、友一とゆとりのどちらかが罰を受ける弱い者勝ちゲームが不良のリーダーであるクロキの仕切りでスタートしました。 しかし実際はクロキがトモダチゲームを騙っていただけで、それを見抜いていた友一が通報し本物の運営が駆けつけます。クロキには一泡吹かせたものの、友一は重傷を負ってしまいました。

第4ゲームは父親殺しの容疑者として捕まった四部誠(しべまこと)を救う「友罪裁判」です。重傷で動けない友一を抜いた天智やゆとりを弁護人に見立て、陪審員から無罪票を集められれば四部を救えます。 友罪裁判で言う陪審員とは天智たちのクラスメイトで、無罪票とは返還された1人7万円の修学旅行費を指していました。

天智は四部の犯した数々の悪事を知り、彼を助けるべきか悩んでしまいます。しかし証言の1つが嘘だとわかり、天智たちは助ける理由を取り戻しました。 そして天智は自分を好いておりクラスで1番影響力がある花宮を、嘘を吐き利用しようとします。その後自分を信じる花宮に嘘を吐けなかった彼は、クラスメイトに自分が修学旅行費を盗んだと打ち明けました。それでもクラスメイトは金を出さず、天智はクリア失敗を覚悟します。 しかしゆとりを使い担任を脅した友一によって、四部は解放されました。

借金が5億にまで膨れあがった友一たちは、ハイリスクハイリターンの「大人のトモダチゲーム」への参加を決めます……！

大人のトモダチゲームの第1ゲームは、檻で刑務作業をしながら脱出を目指す「友情の檻ゲーム」です。檻から脱出する方法は20年間の刑期を過ごすか、参加者で力を合わせて12万個のドミノを並べるかの2つ。 檻の中には鍵があり、その鍵を使用すると脱獄ができます。しかし脱獄が成功すれば脱獄成功者以外の参加者に重いペナルティがあるため、毎晩おこなわれる投票で過半数を集めれば対象者をゲームオーバーにすることが可能です。

四部とともに友情の檻ゲームに参加する友一は、宿敵であるクロキと京と再会します。彼は2人に目の敵にされ、無様な姿を晒していました。 しかし3人とは別の種田がゲームを操り始め、友一と京、クロキは協力し種田を追放します。 そんな中クロキは、最後には友一を地獄に落とそうと画策していました。しかし実は友一と京は最初から繋がっており、2人で脱獄に成功します。

参加する人間の異常度も跳ね上がる大人のトモダチゲーム第2ゲームの内容は、「人生博打ゲーム」です。 閉ざされた船の中でさまざまなギャンブルをおこなうゲームで、軍資金は友達を売って作ります。友達の値段は査定によって決定し、能力とは比例しません。 下船時には1人1000万円の乗船料を支払う必要があり、払えなければペナルティでマイナス1億円です。ギャンブルは既存のゲームだけでなくオリジナルゲームでも良く、船上ではすべてのモノが金で買えます。

運が重要となるギャンブルが苦手だと話す友一は、宣言通り最初に大きく負けてしまいます。 天智を売り仇を討った京ですが、彼には弱点がありました。それは優しいことです。その弱点を突かれた彼はナイフで刺され重傷を負い、ゆとりは教祖の神代に洗脳されてしまいました。 神代にババ抜き勝負を挑んだ友一は、ゆとりの洗脳を逆手に取り勝利します。大金を手にした彼ですが、実は元手となる2億5000万円は、海童聡音(かいどうさとね)とのギャンブル勝負を条件に借りていたのです。 コイントスにてあっさりと敗北しすべてを失ってしまう友一。しかし彼は売られた人物たちの部屋で順位当てゲームを開催しており、自らのチームの最下位に賭け大金をゲットしていたのでした。

大人のトモダチゲーム第2ゲーム後半戦は、前半戦で稼いだ金がモノを言う「トモダチ殺し合いゲーム」です。友一たち前半戦の生き残りはある島に降り立ち、金の亡者から逃げまわります。多額の債務を背負う亡者に捕まれば、すべてが奪われ人生が終了するとのこと。 参加者には銃が渡され、亡者の動きを10秒間止める黄色の弾丸は100万円で、亡者を殺す赤色の弾丸は1億円で撃てます。タイムリミットはなく、参加者が5人になればゲーム終了です。

目隠しを外した友一の隣には見知らぬ人物が立っており、彼は他の船の勝者も参加していると気づきます。 そんな中京は、ある船での戦いを1人で勝利した怪物、須原岳(すばるがく)にハメられ逃げ回っているところを、ゆとりに助けられました。しかし彼はゆとりが裏切り者であることを、知ってしまうのです。 友一はゆとりの嘘によって、ゲームに途中参加した沢良宜を撃ってしまいます。それを間一髪で避けた彼女は、仲間を集め逆転の一手に売ってでました。 それを須原やゆとりに防がれるも、亡者の格好をした友一が登場し場は混乱します。友一は天智と協力し、亡者の格好で潜伏していたのです。 そして四部もある事情で裏切っているとわかり、最後は亡者から逃げ延びた友一を含む5人がゲームをクリアしました。

最終ゲームは他のチーム勝者とともにおこなう「友断ちゲーム」です。参加者たちは運営から送られるタスクをこなしながら、山小屋で2週間を過ごします。タスクには皆に送られる共通のものと、個人に送られる個別のものがある模様。 山小屋では暴力禁止であり、最後に投票で決められた1人にこれまでの賞金総額45億円が与えられます。またクリアに不要だと思った人物は、個別に決めたパスワードを運営に報告しリタイアさせることが可能です。

パスワードを「正義」に設定した沢良宜は、なぜか友一に無視をされてしまいます。不穏な動きを繰り返す友一は、正義感がある豪理と対立し孤立してしまいました。 そのままさまざまな事件が起こり、すべての犯人にされてしまう彼。しかしその裏で悪事を働いていたのは、歪んだ正義感を振りかざす豪理だったのです。 最後は友一の機転で豪理の本性を暴き、事態は収束します。安心する沢良宜ですが、友一は悪魔のような顔で豪理を撃ち殺してしまうのでした。

トモダチゲームに参加した友一たち5人の中には、もともと裏切り者がいると示唆されていました。序盤でトモダチゲームに参加を申し込んだのが天智だとわかり、そんな彼の行動原理は沢良宜だと判明します。 しかし天智も沢良宜も友達を裏切っていたわけではなく、真の裏切り者は心木ゆとりだと明らかになりました。また四部も何かを吹き込まれ、トモダチ殺し合いゲームでは友一たちを裏切りました。 そのうえでゆとりが最初に裏切ったわけではないこと、四部の言動から裏切り者が他にいることもわかっています。 そもそもラスボスとなる裏切り者は、最終ゲームに参加していないと話になりません。友一も沢良宜もモノローグがしっかりと描かれているため、裏切り者は四部だと考えるのが妥当でしょう。 四部が実は超優秀な展開があれば面白いですね……！

友一の目的は、トモダチゲームを潰すことです。そのために彼はトモダチゲーム運営に入る金が、可能な限り少なくなるように戦っています。 そのため最後は友一たち5人の真の裏切り者が判明し対決、友一が勝利しトモダチゲームを閉鎖する流れになるでしょう。 また彼にはゲームの成り行きで仲間になった敗北者もいます。45億円があれば彼らも助けられると願いたいです……！ そして最後は物語のテーマである真の友情を取り戻し、3人、もしくは４人で迎えるハッピーエンドとなるのではないでしょうか。

片切友一は本作の主人公です。友達は金よりも大事だという信念を掲げており、友情を大切にする心優しい少年でした。しかし過去に人を3人殺していると明らかになっており、先生と呼ぶ人物と悪事を働いていたようです。 先生に教え込まれた悪知恵を駆使して戦う強者で、友達以外は平気で切り捨てる冷酷な面があります。優しい部分と冷酷な部分の二面性があり、悪が顔をだしている表情はまるで悪魔のそれと同じです。

美笠天智は勉強ができる秀才で、コミュニケーション能力も長けているパーフェクト人間です。トモダチゲームに申し込んだ、最初の裏切り者は彼でした。 しかし最初の裏切りにはあくまで事情があり、根っからの悪人ではありません。その後は友一に事情を説明し、命を懸け彼の信頼を勝ち取りました。第3ゲーム以降は友一が1番信頼できる相棒として、トモダチゲームを戦っています。

心木ゆとりは気弱で心優しい少女でした。もともといじめられていた過去があり、助けた沢良宜に連れられる形で友一たちと友達になります。第2ゲームでは絶対に知られたくない過去を知られ、大きく取り乱す描写もありました。 しかし彼女の正体は、真の裏切り者であったと判明しています。彼女の挙動はトモダチゲームが始まる前からすべて演技で、実際はわがままで自己中心的な性格をしていました。 彼女の口から、自分以外にも裏切り者がいると明かされています。

沢良宜志法は正義を愛するクラスの副委員長です。曲がったことが大嫌いで、いじめられていたゆとりを助けた過去もあります。天智の証言により、長く彼女が裏切り者の第1候補となっていました。 しかし実際の彼女は裏切り者ではなく、トモダチ殺し合いゲームから友一や天智の信頼を勝ち取っています。本来も変わらず正義を曲げられない性格で、それが災いし最終ゲームの友断ちゲームでは苦労していました。

四部誠はクラスの学級委員長で、大金持ちの息子です。天然で人を気遣えない部分があるものの、どこか憎めない愛されキャラでした。しかしゲーム内で父親の悪事が暴かれ、父が死んだことで借金の5億円が四部のもとに降りかかります。 それを山分けしてまで四部を助け一緒に戦った友一たちですが、トモダチ殺し合いゲームにて四部は彼らを裏切りました。

マナブくんはトモダチゲームの進行役を務める、着ぐるみです。過去に放送していた深夜アニメのキャラクターで、子供たちから大事なモノを奪ってしまうキャラとして知られていました。 ゲームの進行上はあくまで中立で、ルールに従ってその都度ジャッジを下します。ゲームごとに服装を変え、その服装に合った名前を名乗るのが本作のお約束です。

月野はCチームの監視員を務める、黒髪ショートの女性です。常にクールな表情と言動を崩さず、冷静に戦局を見守ります。 Cチームの核である友一を非常に買っており、具体的な案が思いついていないにも関わらず、あの男が何もしないはずがないなどと発言する描写もありました。

水瀬マリアは月野とともにCチームの監視員を務める人物で、ツインテールが特徴的な女性です。第3ゲームでは友一の監視としてゲームに送り込まれており、チームメイトとしてともに戦いました。 しかし最後には京の誘いに乗り友一を裏切る姿が描かれ、面白いことが何よりも好きな性格です。

玉井レイコは京が率いるKチームの監視員を務めていた人物で、金髪のロングヘアが特徴的な女性です。京を非常に高く評価しており、Cチームと対決した際はKチームが勝つと信じて疑いませんでした。 監視員の中では、1番良心が残っている人物です。

『トモダチゲーム』は最終ゲームに突入し、物語の終幕も近づいてきました。 チームに潜む、裏切り者は一体誰なのか。ネタバレを読んでこれまでの流れを復習し、結末を見逃さないようにしましょう！