2022年6月24日更新

『ベルセルク』最新話までネタバレ解説!謎の少年の正体、連載再開前に抑えておきたい情報・ポイントは?

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ベルセルク
©三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社

6月24日に連載再開が決まった『ベルセルク』。三浦建太郎の訃報によって1年近くの休載となった本作のあらすじを改めておさらいしましょう!本記事では最新話を中心に41巻のあらすじをネタバレありで解説。 今後の展開を理解する上でカギとなりそうなポイントを考察していきます。

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41巻のあらすじ(358話から363話まで)

グリフィス(フェムト)との一件で精神が崩壊したキャスカが、長い時を経てついに記憶を取り戻した40巻。41巻でキャスカとガッツは再会を果たしますが、いまだ過去のフラッシュバックによって2人は顔を合わすことが叶わないような状況です。 一方でグリフィスは光の鷹・グリフィスとして現世に蘇り、彼を信奉する使徒と共に新生・鷹の団を結成。遠征を終えて王都に戻ったグリフィスは、窮地に立たされている人類が再び優位に立つために帝国建立を目指すことを宣言します。 島ではガッツの前に髑髏の騎士が現れ、2人はガッツの甲冑を作ったハーナルの元を訪れることに。ハーナルが鎧の力を発動させると、ガッツの脳内に甲冑の以前の持ち主である髑髏の騎士の記憶が流れ込みます。 髑髏の騎士の過去に触れ、ガッツは狂戦士の甲冑について理解を深めた様子です。

364話のあらすじ【最新話ネタバレ】

髑髏の騎士の過去を見たガッツの前に月下の少年が姿を現しました。少年はキャスカの胸に抱かれて眠り、ガッツと戦いごっこを楽しみ、その姿はまるで親子です。 少年を胸に抱き眠るキャスカは、不意にその正体が魔に侵され人ならざるものとして産まれた我が子であることを理解します。しかし彼女の腕から少年は消えていました。 キャスカが少年を探し窓の外を見ると、暗闇に少年とガッツの姿が。少年は満月の夜に幼子になって懐かしい温もりに抱かれる夢を見ると言いながら、グリフィスへと姿を変えたのでした。 グリフィスは夢から覚めた後にいつも「微かな寂寥感」が残っており、それが朝霧のように儚く消えていくと言います。その頬には一筋の涙が流れ、月の光に反射するのでした。

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『ベルセルク』連載再開で気になる疑問

今後『ベルセルク』はどうなる?

1989年から続いてきた『ベルセルク』。30年以上続く大作だけに終わり方が注目されていましたが、2021年5月、作者三浦建太郎の訃報が届きます。当時未発行だった41巻は先生の原稿を弟子たちが仕上げる形で刊行されました。 長らくその後の動向は未定とされていましたが、2022年6月『ヤングアニマル』にて連載再開の告知がなされます。これにより6月24日発売の『ヤングアニマル』13号からの連載再開が決定となりました

誰が連載を引き継ぐの?

先生亡き後、作画は彼の弟子であるスタジオ我画のメンバーが引き継ぎます。ストーリーは高校時代から三浦と友人関係にある漫画家の森恒二が監修することに。 森恒二は生前の三浦から最終回までのストーリー展開や新登場キャラ、重要なセリフなどの構想を聞いていました。このため異例の連載続行が可能となったのです。 作画を不安視する声もありますが、実は364話の最後の数ページは弟子たちが担当したコマも。その出来を鑑みるに、作画の心配はなさそうです。

連載再開後に注目すべき点や考察は?

ガッツ、キャスカ、グリフィスが遂に邂逅

意外にもはやく島でのガッツ、キャスカ、グリフィスの邂逅が実現しました。愛憎入り乱れた一言では言い表せない複雑な因縁を持つ3人が、キャスカ復活のタイミングで一堂に会したことにはきっと意味があるはず。 もし365話で3人が言葉を交わすシーンがあるとしたら、そこでのやり取りは今後の本編に大きく関わってきそう。さすがにすぐにガッツ対グリフィスの戦闘になることはないと予想しますが、3人の邂逅が新章への布石になるのではないでしょうか。

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キャスカが再び活躍する?

記憶喪失の間はガッツに守られていて一線から退いていたキャスカ。記憶になくても体はこれまでの戦闘技術を覚えていたようなので、彼女が戦線復帰を果たせば黒い剣士一行のメイン戦力になるでしょう。 しかしそれにはキャスカが未だ抱えている呪詛(トラウマ)を解く必要がありそう。戦線復帰をするにしても、トラウマ克服のための修行などで一旦ガッツとは距離を置く可能性も。いずれにしても完全復活までにはもう少し時間がかかりそうです。

グリフィスの目的は?

光の鷹となったグリフィスの真意はまだ不明な部分が多いのですが、もともとのグリフィスの夢は自分の国を持つことでした。光の鷹グリフィスが巨人の王を討ち取り東の一帯を手中に収めたのも、自分の夢=国を持つことにつながっているとも考えられます。 ガッツとキャスカの子供の肉体にグリフィスは受胎しているわけですが、満月の夜には子供の本来の魂が顕現している状態です。グリフィスが覇権を広げていく中で、彼の中に眠っている少年の魂が彼の目的を阻むという展開もありそう。

『ベルセルク』最新刊は続きが気になりすぎるラストだった!

謎の少年がグリフィスへと姿を変え、まさかのガッツ・キャスカ・グリフィスの邂逅が実現した最新話。連載再開によって、最新刊となる42巻には3人のその後の顛末などが描かれることでしょう。 「幻造世界篇」はあと数話で終わり、新章へと物語は続くとのこと。連載再開が決まった『ベルセルク』の今後の展開からますます目が離せませんね。