2022年8月20日更新

『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』結末までのネタバレあらすじ解説!あなたはこのグロホラー映画に耐えられる?

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『哭悲/THE SADNESS』
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世界中のホラー映画好きを震撼させたR18+台湾ホラー映画『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』。日本のSNSでも「グロすぎてやばい」「頭がおかしくなるかと思った」などと話題です! 本記事では、そんな『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』のあらすじやネタバレを紹介していきます。結末までのネタバレを含むため、未鑑賞の方はご注意ください

ホラー界を震撼させた監督ロブ・ジョバスとは?

カナダ出身の映画監督・アニメーター。25歳の時に台湾に移住し、オリジナル短編アニメやMVを手がけてきました。2020年には実写短編映画『クリアウォーター (原題)』が批評家から高く評価されます。

そして初の長編映画である『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』で世界に衝撃を与え、一躍大注目のホラー監督となりました。

映画の恐怖度は?

映画の恐怖度は75%。ストーリーとしてはパンデミック系・ゾンビ系に近く、怖いかと言われればそうでもないと感じる方も多いでしょう。

しかし注意すべきは、「史上最も容赦のない映画」とも言えるほどのグロ描写と暴力。人間の悪意による殺戮・性暴力が繰り広げられる光景は、あまりにも刺激的です。

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映画『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』の作品概要

タイトル 『哭悲/THE SADNESS』
日本 公開日 2022年7月1日
上映時間 100分
ジャンル グロホラー, パンデミック, バイオレンス
監督 ロブ・ジャバズ
キャスト レジーナ・レイ, ベラント・チュウ, ジョニー・ワン, ラン・ウエイホア

映画「哭悲(こくひ)」耐性チェックリスト

チェックリスト

  • 残酷な殺人シーンに耐えられる
  • 血みどろグロに耐えられる、むしろ好物
  • 映画の性暴力シーンはフィクションだと割り切れる

映画『哭悲/THE SADNESS』はゴア描写たっぷりで、グロホラー映画ファンにとってはニヤニヤが止まらない作品。しかしグロホラー映画をあまり見ない人にとってはハードルが高く、目を覆ってしまうかもしれません。 また本作に登場するウイルスは、人を暴力的にするだけでなく性的衝動への理性も外してしまうもの。そのため少しだけエロ要素・性暴力シーンもあることを押さえておきましょう。

映画「哭悲(こくひ)」の感想・評価【ネタバレなし】

総合評価
3.5

吹き出し アイコン

30代男性

最初の10分以外、ずっとグロい。地獄を煮詰めたみたいな光景が続く。自分にはちょっとキツくて、次の日もちょっとしんどかった。普通の人間が見るものじゃない……。

怖いというより、胃の中をかき混ぜられるような不快感でいっぱいになる映画。でも人格の残った感染者を描いた作品は初めて見て新鮮だったし、タイトルの意味がわかるとちょっと感動した。

吹き出し アイコン

20代女性

エログロやゴア描写ありの映画が好きでよく見るので、大好物でした!グロさは思っていたより控えめだなと思いましたが、地下鉄のシーンは噂通り見事でした。

ストーリーも結構しっかりしていますが、どちらかといえばグロさや演出を楽しむ作品だと思います。エログロ好きには絶対おすすめ!あと主演2人のルックスが綺麗だし、ビジネスマンも良いキャラしてました。

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映画「哭悲(こくひ)」結末までのネタバレあらすじ

【起】突然変異した日常

朝、同じベッドで目覚めた若いカップルのカイティンとジュンジョー。スマホのニュースではウォン・ジャンリアン博士が、台湾で長く流行している“アルヴィンウイルス”の危険性を語っていました。 感染しても風邪の症状しか出ないアルヴィンウイルス。特に気にすることもなく、ジュンジョーはカイティンをバイクで駅まで送ることに。その道中、2人は停止したパトカーと悲惨な事件現場を目撃。血まみれの死体らしきものに驚きます。 その帰りにジュンジョーがカフェによると、怪しい老婆が入ってきました。老婆は突然客や店員に襲いかかり、店内は一瞬で血に染まります。

【承】ウイルスとともに広がる殺人・性暴力行為

家に逃げ帰ったジュンジョーは、カイティンに「迎えに行くからここに戻るな」とメッセージを送信。すると隣人のリンに襲われ、植木バサミで指を切断されます。なんとかバイクに乗って逃げながら、恐ろしい街の状況を目にするのでした。 地下鉄に乗っていたカイティンは、隣に座るビジネスマン風の人からセクハラを受けます。不快に思っていると、突然若い男が涙を流しながらナイフを取り出し、乗客を刺殺。噴き出す血液に車内が騒然となる中、ビジネスマンの男が乗客の女シェン・リーシンの目に傘を刺してえぐります。 リーシンを連れて病院に逃げたカイティン。ニュースでは「台湾全土で殺人・性暴力行為が起きている」「アルヴィンウイルスの突然変異の可能性がある」と語られ、一方で具体的な対策は説明されませんでした。

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【転】恐ろしいアルヴィンウイルスの特性

カイティンはジュンジョーに電話をかけ、病院の現状を伝えます。そこへ先ほどのビジネスマンが現れ、リーシンのえぐられた眼窩(がんか)に性器を入れて犯し、感染させました。病院の中は恐ろしい欲望を満たす人々であふれます。 なんとかビジネスマンを殺したカイティンは、ウォン博士に遭遇。そこでカイティンは博士から、アルヴィンウイルスは非常に感染力が高く、飛沫が粘膜に付着しただけで感染すると聞かされます。 しかも感染すると理性が失われて性と暴力を求める様になるものの、意識や罪悪感は残っているのだとか。そのため彼らの中には、残虐な行為をしながら涙を流すものも多いのです。

【結末】人類の未来に希望はあるか

ウォン博士は、病院の新生児にウイルスを注射して抗体を持つ者を探していました。さらにカイティンに感染テストをすると言ってウイルスを注入し、抗体があるか確かめます。感染した新生児たちを殺したウォン博士。発症しないカイティンを見て、彼女こそ抗体の持ち主であり人類の希望だと確信します。 しかしヘリの待つ屋上へ向かう途中、博士は感染者に襲われ怪我を負ってしまいます。ウォン博士の同行者以外は射殺するよう指示が出ているため、カイティンに「自分を連れて行け」と言う博士。 そこへジュンジョーが現れます。彼も感染してしまったようでした。ウォン博士を殺害した彼は、カイティンに愛を告げ、君を殺すと泣き笑いの表情で伝えます。 カイティンが屋上に逃げると、扉の外で銃声が聞こえました。ラストでカイティンは射殺されてしまったのか、それは知る由もありません……。

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【考察】タイトルの意味とは?

タイトルの「哭悲(こくひ)」は、“悲しみ泣き叫ぶ”という意味。また「THE SADNESS」も“悲しみ”という意味です。 本作に登場するアルヴィンウイルスに感染した人は、思いつく限り最も残虐な行為への衝動に駆られますが、人間の理性だけを剥ぎ取るので、思考や罪悪感は残っています。感染者は罪悪感に苦しみながらも暴力衝動に抗うことができず、欲求を満たせる快感に恍惚としながら、涙を流して悲しんでいるのです。 つまりこのタイトルは、被害者や社会の悲しみでなく、理性を失った人間の感情を表しているのでしょう。人間の本能的欲求は醜いが、同時に美しくもあるのだと考えさせられるタイトルです。

【解説】なぜ「哭悲(こくひ)」は残虐なバイオレンスホラーになった?

ロブ・ジャバズ監督は映画「哭悲(こくひ)」を残虐な作品にした理由を「少し退屈だと感じていたジャンルを活気づけたかった」からだと明かしています。 もともとアイデアがあったわけではなく、映画を作ることになってから「描くならパンデミックしかない」と思ったそう。それはコロナウイルスが流行する世の中で、今人々が最も知りたい内容だと確信していたからでした。 監督は真新しいゾンビ映画を作るために「血と極端な暴力が必要」と考え、また誰もが対処しづらく見難いものである「性暴力」をテーマに取り入れることにしたのです。 結果的に、無能な政府や社会の崩壊、他人を犠牲にして自分の欲を満たす人間の姿は、現代社会への皮肉としても観客を刺激しました。

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映画「哭悲(こくひ)」のネタバレ解説を読んで理解を深めよう

映画史上最も容赦のないバイオレンスなグロホラー映画『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』。突然変異したウイルスが人間の悪意を暴き、暴力が国中を支配していく光景に、あなたは耐えられるでしょうか。 米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、批評家スコア91%フレッシュ(2022年8月時点)と高く評価されています。覚悟ができた方はぜひ視聴してみてください。