2024年4月2日更新

漫画『うる星やつら』の厳選神回を一挙紹介!アニメ放送前に原作をおさらい

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『うる星やつら』
©高橋留美子/小学館

世界中で累計2億冊以上を売上げた日本を代表する名作『うる星やつら』。2022年10月13日から完全新作アニメの放送が決定し、再び大きな注目を集めています。 そこで今回は漫画『うる星やつら』の大ファンである筆者が独断で選んだ、笑いあり、胸キュンあり、涙ありの神回を、ジャンル別に一挙紹介します。まだ本作を読んだことのない人はアニメ放送前の予習として、すでに読んだ人はおさらいとして参考にしてみてください!

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漫画『うる星やつら』のあらすじ

『うる星やつら』
©高橋留美子/小学館

女にだらしない男子高校生の諸星あたるは、ひょんなことから地球の存亡をかけて鬼っ子宇宙人のラムと勝負をすることに。幼馴染のしのぶから勝負に勝ったら結婚してあげるといわれ、死に物狂いでラムに勝利します。 しかしあたるにプロポーズされたとラムが勘違いしたせいで、彼の運命はとんでもない方向へ進み始めてしまい……。

爆笑必至!『うる星やつら』のコメディ回3選

かけめぐる青春(1巻)

一分の隙もなく構成された、まさに伝説の始まりというのに相応しい神回。ビキニの美少女宇宙人と人類の存亡をかけて「鬼ごっこ」をするというカオスな設定にもかかわらず、読者に少しも違和感を持たせない圧倒的な構成力は流石高橋留美子のひと言に尽きます。 ひたすらギャグなのに、読み終わった後「こりゃぁ、えらい作品だぞ……」と武者震いしてしまう衝撃的な第1話でした。

トラブルは舞い降りた(3巻)

面堂終太郎といえばあたるの永遠のライバルであり、シリーズきってのギャグ担当キャラ。そんな面堂の初登場回となったのが本エピソードです。 作中ではヘリからパラシュートで登校したり、投稿初日から独裁者になりかけたり暴走しまくり。顔も頭も家柄までもいいのに中身はあたると同レベルのアホという、彼のとんでもないキャラクターが炸裂しています。

体育祭危機一髪(6巻)

ちょっぴり(?)情緒不安定だけど、好きな人にはとことん乙女な美少女ランちゃんの初登場回。ラムへの復讐を胸に地球までやってきた彼女は、あたるを奪おうと初回から爆笑必至のドタバタ劇を繰り広げてくれます。 何度も復讐を企てるものの、いつも結果は散々。いわゆる当て馬的立ち位置ながら、過去にラムから受けた仕打ちが酷すぎてついつい同情してしまうキャラクターなのです。

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『うる星やつら』の胸キュン・ラブコメ回3選

君まてども(3巻)

友人に騙されたあたるを不憫に思ったラムが、人間に扮してピンチを救うエピソード。男子高校生の愛すべきアホさが潔く描かれたギャグ回でもあり、あたるがラムの可愛さに改めて気がつく胸キュン神回でした。 あたるが珍しく自分の気持ちを露わにしたラストシーンは、ラムちゃんの嬉しそうな表情に全ファンが胸を打ちぬかれたはず。手をつなぎ帰路につく2人の姿を一生眺めていたくなります!

電飾の魔境(29巻)

29巻では謎の少年にラムが連れ去られ大騒動に。あたるたちはラム救出のため電気植物のジャングルに突入していきます。 見どころは高橋留美子にしか思いつかないような異色の世界観の中で描かれる「正統派ラブコメストーリー」。素直になれないラムとあたるの姿にヤキモキさせられつつ、なんやかんや信頼し合っている2人の姿にキュンとします。

扉を開けて(31巻)

いつも変態男たちに迷惑しているしのぶをメインに据えたエピソード。男運ゼロのしのぶにやってきた、まともな男(?)・因幡との出会いを描いたお話で、あたるたち一行は亜空間へ迷い込んでしまいます。そこで彼らが見たのは衝撃的な未来の世界。 SF要素をたっぷりと盛り込んだドタバタ劇でありながら、しのぶと因幡のラブストーリ、そしてラムとあたるの将来にまで踏み込んだファン必見の神回です。

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『うる星やつら』のホロリと泣ける感動回3選

君去りし後(4巻)

ラムが突然いなくなってしまうエピソード。実際にはちょっとした用事で地球を離れていただけですが、あたるは星に帰ってしまったと勘違いしてしまいます。その後あたるはラムが残した人形を握り締め大号泣。あたるがラムを大切に思っていたことがわかります。 また人形に仕込んだマイクから聞こえてくる泣き声を、愛おしそうに抱きしめるラムの姿もグッとくるポイント。『うる星やつら』ファンの中で、特に神回と呼び声高いエピソードです。

最後のデート(24巻)

あたるが少女の幽霊とデートをするお話で、彼女の夢を壊さないよう振舞うあたるの紳士的な一面が垣間見えたエピソード。 消えていく少女を見送るあたるの姿と、そんな彼を優しく見守るラムにじんわりと胸が温かくなります。ラストの「うちも幽霊になろうかな」という、愛情と乙女心が滲み出たラムのセリフは特に印象的でした。 高橋留美子らしいブラックユーモアを織り交ぜながらも、珍しくハートフルに振り切った回です。

ボーイ ミーツ ガール(34巻)

最終巻である34巻をまるっと使って描かれた長編エピソードであり、全世界を巻き込むラムとあたるの大げんかのお話です。 何としてもあたるに「好きだ」と言わせようとするラムに対し、頑なに言わないあたる。結局あたるは最後まで好きとはいいませんが、行動でラムへの愛情を示してくれます。 最終的にはそれがラムにも伝わり物語はハッピーエンドに。言葉にしなくても2人の間に確かな絆があることを、これ以上ない演出で示した文句なしの超神回でした。

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2022年10月から新作アニメ放送スタート!

2022年10月13日より放送開始となる新作アニメ『うる星やつら』。放送スタートを間近に控え、公式からは続々と新情報が発表されています! 最新の予告PVではOP、ED楽曲に加え、放送予定のエピソードも一部公開されました。どうやら本記事で紹介した神回も多数映像化される模様です。令和の時代で再び『うる星やつら』旋風が巻き起こること請け合いですね!

やっぱり『うる星やつら』は神作品だった!新作アニメも期待大

今回は日本のラブコメ漫画の金字塔『うる星やつら』の超おすすめ神回を厳選して紹介しました。どのエピソードもどれだけ時間が経っても色あせない、唯一無二の神回でしたね。 2022年10月13日放送開始の新作アニメでは、この不朽の名作がどのように映像化されるのか、今から楽しみで仕方ありません!今こそ原作漫画を読み返して、万全の態勢で待機しましょう!