「ドクターコトー」の観る順番は？ドラマのあらすじ・ネタバレも一緒に解説

2003年から続く大人気ドラマシリーズ『Dr.コトー診療所』。2022年にはこれまでの続編として、映画化も決定しました。今回はこれまでのDr.コトーシリーズの全作の順番をまとめ、ネタバレを含めてご紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

沖縄県八重山列島にある、架空の島志木那島。そこには、島でたった1つしかない診療所があります。 その診療所に、東京から医師・五島健助こと「コトー」がやってきました。そんなコトーが、看護師の彩佳や診療所事務長の和田たちとともに、島の人々の命を救っていきます。 コトーは島の人々との触れ合いを通して、過去の自分とも向き合うように。コトーは島の医療を通して、何を思い、どのように奮闘していくのでしょうか……。

東京の大学病院で外科医をしていたコトーは、志木那島の役場職員である星野正一とともに、船で志木那島にやってきます。最初は島の人々になかなか受け入れてもらえず、診療所には誰も来ない日々……。そんな中、小学生・原剛洋の盲腸の手術を船の上で行い、成功させたコトー。 徐々にコトーが島の人々から信頼されていく中、コトーが大学病院を辞めるきっかけとなった医療事故を調べる記者・巽謙司が島にやってきます。 巽は事故で妹の久美子を亡くし、その責任がコトーにあると思い事故を調べているのでした。島の人々は、コトーが女子高生を殺したという噂から、徐々に診療所を離れるように……。 しかし巽は島で土砂崩れに遭い、コトーの手術によって一命を取り留めます。コトーの誠実さに気づいた巽はコトーと和解したものの、島の人々の信頼は回復せず、コトーは診療所を辞め島を離れてしまいました。 そんなコトーを、剛利が東京まで迎えに行きます。行くところがないコトーに、剛利はもう一度島に戻ってきてほしいと頭を下げました。こうしてコトーは再び志木那島へ。すると、島の人々は暖かくコトーを迎え入れてくれたのでした。

2004年。コトーの元に、大学病院を辞めるきっかけとなった出来事に深く関わっていた新米医師、三上から手紙が届きます。 三上は北海道にある小さな島の診療所で働いていましたが、なかなか馴染むことができません。三上は島の人の命が自分にかかっているという重圧、さらに島になかなか馴染めないことから、医師としての自信を失っていたのです。 その手紙を見たコトーは、自分が志木那島で慣れない日々を過ごしていたことを思い返していました。コトーは、三上への返事を書きます。初めは慣れなかったこと、島の人を助けていたかもしれないが、逆に島の人の温かさに自分が助けられていたこと。そして最後には、「全てを受け止めて、島の人たちと向き合ってみてください」と綴りました。 手紙を受け取った三上は、島の老人に息子のお古だというつぎはぎの半纏をもらいます。三上はそれを、笑顔で袖を通したのでした。 一方のコトーは、徐々に島の予防医療に力を入れるように。今日も島中を、自転車で駆け回ります。そんなコトーに、東京へ研修を受けていた彩佳が一冊の本を置いていきました。その本は、島の医療について特集された記事。 その記事を書いたのは、コトーを憎んだもののコトーに命を救われた、あの巽謙司だったのでした。

島の小学校に、東京から転校生がやってきました。ひなという女の子で、ひなの父親は教師の信二。剛洋は、ひなに一目ぼれをしたのでした。 そんな剛洋は、毎日勉強が楽しくて仕方ない様子。コトーに勉強を教えてもらいながら、医者になるという夢を持っていました。父の剛利は、剛洋が中学受験を考えていることを知り、コトーに相談に乗ってもらうように。 一方彩佳の両親、正一と昌代は彩佳とコトーを結婚させようとあらゆる作戦を立てます。そんな中、島では豊漁祭という大きな祭りの時期を迎えました。胃潰瘍が治ったばかりの正一は、豊漁祭を楽しんでいました。診療所では急患でごった返し、彩佳がようやくの思いで家に帰ると、なんとそこには倒れた昌代の姿が……。 コトーは脳内出血と診断し、すぐに手術を開始。昌代は一命を取り留めたものの、半身麻痺が残ってしまったのです。昌代は深く落ち込み、ノートに「死にたい」と書き綴るほど追い詰められていました。彩佳は本土の病院を探し、正一は役場を休職して介護に奮闘します。 そんな中、剛洋とひなが遊んでいるところに大雨が降り、ひなの喘息の発作が起きてしまいます。なんとか無事だったものの、剛利は剛洋の責任だと息子をきつく叱りました。 剛利は剛洋に、大事な船を売ることを伝えました。そして剛洋も、東京の中学へ行って本格的に医師を目指すことを剛利に誓ったのでした。

剛洋は東京の中学に合格。島中が喜んだものの、剛利には学費という大きな問題がのしかかっていました。 一方彩佳は昌代のために、東京のリハビリの学校に通うことに。その彩佳の代わりに、島にはミナという看護師がやってきました。しかし、彩佳が東京に行ったのは別の理由がありました。彩佳の担当医である鳴海からコトーは、彩佳が乳がんを患っていることを聞かされたのです。彩佳は病気のことを、正一や家族には伝えていませんでした。 一方の剛利は、学費を工面するために仕事を増やし懸命に働きます。しかし剛利は過労から、工事現場で事故を起こしてしまったのでした。そんな剛洋も、東京で勉強についていけず苦戦する日々。剛洋は苦労する父親を見て、中学を辞めて島に戻ろうと思っているとコトーに相談しました。 彩佳は手術日が決まると、正一に病気のことを打ち明けます。コトーは彩佳のために東京に行き、彩佳の手術を執刀。彩佳の手術は無事成功し、コトーは島に帰っていったのでした。

コトーが志木那島にやってきてから、19年という月日が経とうとしていました。 19年前から島の診療所のたった1人の医師として奮闘してきたコトー。そんなコトーは、今もなお島にとってかけがえのない存在となっていました。 診療所には以前と変わらず彩佳、和田が。そして新米医師の織田判斗と島出身の看護師・西野那美もメンバーに加わりました。しかし、志木那島も過疎化と高齢化が進み、財政の問題から志木那島には近隣諸島との医療統合という問題が出てきたのです。 コトーには、志木那島を出て拠点病院で働かないかという誘いが舞い込みます。コトーはこの誘いに、しばらく返事ができずにいました。 そんな志木那島に、大きな台風が接近。これまでにない被害が生まれるかもしれないと、役場は危機的状況を感じていました。診療所には、次々と急患が運ばれてきます。コトーたちは家族同然である島の人々を守りつつ、命を救うことができるのでしょうか……。 そして、コトーの出した決断とは。

19年前に、初めて志木那島にやってきた外科医師の五島健助。島の人々からは「コトー」と呼ばれ、診療所も「ドクターコトー診療所」と名付けられました。 島に来てから19年間、ずっと1人で島民の命を背負ってきました。島の人々からの信頼も厚く、島に欠かせない存在の医師として成長。 私生活では、数年前に診療所看護師の彩佳と結婚。長年コトーと彩佳は仕事上のパートナーでしたが、私生活でもパートナーとして人生を歩むことに。

志木那島に生まれ育ち、志木那島の診療所で看護師として働く彩佳。役場職員の父・正一、半身麻痺を患った母・昌代とともに、暮らしていました。 16年前には、乳がんを患いコトーによる手術を受け、無事完治しました。 そんな彩佳は、長年診療所で医師として働いていたコトーと数年前に結婚。19年前からずっと、島中からコトーと彩佳の結婚が望まれていましたが、ついに結ばれた2人。 彩佳のお腹の中には現在、コトーとの子供が……。高齢出産となる彩佳は、看護師として、母として志木那島で生活をしていくことに。

原剛利は志木那島の漁師。妻を亡くし、息子の剛洋と2人暮らしをしていましたが、剛洋は中学受験をし、島を離れることに。 自分の後を継いで漁師になってほしいと思っていた剛利でしたが、息子を東京へと送り出したのでした。

和田一範は役場の職員でありながら、診療所ではコトーの手伝いとして欠かせない存在。コトーを一番に理解している人物であり、カメラが大好きな人物です。

星の正一は役場の職員で、コトーを19年前に志木那島診療所の医師として招いた張本人。役場を定年退職したあとは、妻の昌代の介護をしながら生活しています。

西山茉莉子は志木那島のスナック・まりを経営している、みんなのアイドル的存在。実は息子を出産し、夫と離婚し息子を置いて島に戻ってきていたことが発覚します。

本記事では、ドクターコトー全シリーズのあらすじ、ネタバレから放送順まで詳しくご紹介してきました。 2022年12月には、16年という時を経て待望の映画化が決定。これを機に、ドクターコトーシリーズを1から振り返っておきたいですね。