漫画『光が死んだ夏』ネタバレあらすじ&感想!最終回の結末予想も
『光が死んだ夏』のあらすじ【ネタバレ注意】
物語の舞台となるのはどこか閉鎖的な雰囲気が漂う田舎の集落。男子高校生のよしきは幼なじみの光が、少し前に行方不明になって帰ってきて以来、別の「ナニカ」とすり替わっていることに気づきます。 よしきは以前とまったく同じに見える、けれど確実にちがう光を「ヒカル」と呼び、それでも彼とともに今まで通りの日々を送ることに。しかし平和に見える毎日の裏では、着実に何か恐ろしいものが動き始めていて……。
「このマンガがすごい!2023」オトコ編で1位を獲得!
『光が死んだ夏』は「このマンガがすごい!2023」オトコ編で1位を獲得した作品です。この賞はありとあらゆる世代・業界のマンガ好きによって選ばれるもので、過去の受賞作には『チェンソーマン』や『SPY×FAMILY』といった有名作品もあります。 今回この賞で1位に輝いたことで、よりいっそう多くの人々に知られ読まれていくことになるでしょう。
『光が死んだ夏』1巻ネタバレ感想
よしきと光は同じ集落で生まれ育った幼なじみ同士。いつも一緒に過ごしてきましたが、あるとき光は山で行方不明になった後、別の「ナニカ」にすり替わられて戻ってきます。姿も態度も光そのもので、他の人間は気づいていないようでしたが、よしきにはそれがわかりました。 よしきがそう指摘すると、光は“誰にも言わんといて…”“お前のこと大好きやねん…”と涙を見せます。それを目の当たりにしたよしきは、今自分の前にいる光を「ヒカル」と呼び友達として扱うことに。 いろいろ葛藤を抱えつつも、よしきはヒカルと楽しい日々を過ごします。しかし同じ頃、村では変死体が出たり化け物が現れたりと、少しずつおかしなことが起こり始めていました。 そんな中、よしきは“人よりちょっと見える”という通りすがりの主婦から、ヒカルとこれ以上一緒にいてはいけないと忠告を受けます。その言葉を証明するように、あるときヒカルは化け物のような姿でよしきに覆いかぶさってきて……。
終始不穏な雰囲気が漂ってはいるのですが、よしきと光(ヒカル)のやり取りが軽妙でところどころクスリとしてしまいます。ヒカルの正体が一体何なのか、徐々に明かされていくのが楽しみです。
『光が死んだ夏』2巻ネタバレ感想
よしきはヒカルに襲いかかられ、その場はなんとかおさまったものの、彼の異端ぶりを改めて思い知ります。しかし後日泣きながら謝る彼を見ると、なんだか可哀想に思う気持ちが芽生えてくるのでした。そしてついには自分が彼を導いてあげようとまで考えるように。 夏祭りの日、よしきとヒカル、よしきの妹であるかおるは仲良く一緒に出かけます。かき氷を食べながら話すうち、よしきは山で光の死体を見たことをぽつりとこぼしました。彼がヒカルが光ではないことに気づいたのは、そのせいだったのです。 その後思わず泣いてしまうよしきに、ヒカルは光の代わりになれないことは承知のうえで、“おまえのこと絶対守る”と約束するのでした。 そんな中、よしきの家のお風呂場に髪の毛の塊のような妖怪が出るように。早速現場に向かい退治しようとするヒカルですが、なぜかよしきが目を離したすきに湯船に沈んでいます。慌てて彼を引き上げようとしたよしきは、何かが自分の内に入ってくる感覚を味わい……。
1巻よりホラー度が増した内容になっていました。光が山に行ったのは家に伝わる「儀式」のためだった、というような描写もあり、予想以上にいろいろと絡まり合っているようです。3巻からは登場人物も増えそうでワクワクしますね。
『光が死んだ夏』3巻ネタバレ感想
よしきの中に入り込んだ怪異を追い出し、何とか窮地を脱したヒカル。しかしその一方で、村の異変に勘付いた一部の住民が不穏な動きを見せ始めます。彼らは「田中」と呼ばれる謎の人物に、光が死んだ山の調査をさせている様子。 田中は早速山へと入り、そこで「かつて人の頭だった」という小さな生首のようなものを発見します。これは強力な魔除けになっており、もともとは光の家で管理していた物のようでした。様々な手掛かりを得た田中は、少しずつヒカルの存在に近付いていきます。 そんななか、ヒカルが自身の正体に勘付いた同級生の朝子を殺そうとする事件が発生。ショックを受けたよしきは「ヒカルをどうにかしなければ」と思い悩み、最終的に「ヒカルの正体を探り共存の道を探す」ことを決意するのでした。
思い悩んだよしきはヒカルを殺そうと考えていました。そのとき見せた表情が切なくて、今でも目に焼き付いています。
『光が死んだ夏』4巻ネタバレ感想
村の歴史を調査し始めたよしきたちは、「山に住むノウヌキ様に供物を捧げると願いを叶えてくれる」という伝承に辿り着きます。これにより、「ヒカル=ノウヌキ様」という説が浮かび上がることに。 そんななか、2人はろくろ首のような謎の怪異に遭遇します。逃亡に失敗し万事休すか……と思われたその時、かつてよしきに接触していた主婦・暮林理恵の助けが入り、窮地を脱することに成功。不思議な力を持つ彼女は、ヒカルが「ケガレ」と呼ばれる悪霊のようなものを引き寄せていると指摘します。 少しずつヒカルの正体が明らかになっていきますが、順調に見えたのはここまで。なんとよしきたちの前に、村内で暗躍していた田中が登場。彼は「ちょっと確かめさせて貰います」と告げ、ヒカルの首を刀で斬ってしまうのでした。
ヒカルの首がゴトンと落ちる衝撃のラストシーン!田中はいったい何者?どんな目的で動いているのでしょうか……。
『光が死んだ夏』5巻ネタバレ感想
ヒカルの首からあふれ出した怪異を見て、田中は不敵な笑顔を見せます。どうやら彼のバックには「あの世由来のある物」を探す企業がついており、その調査の一旦としてノウヌキ様を探っていたのです。田中は目的を達成するために一時的に村を離れ、何やら準備を開始します。 その一方で、よしきは光の家に伝わる伝承を知ることに。どうやらノウヌキ様が祟り神として恐れられるようになったきっかけは、光のいた忌堂(いんどう)家が作っていた様子。彼らは代々ノウヌキ様に捧げる首を管理していたのですが、かつての当主がそこで「危険な願い事」をしてしまったようなのです。 真実に近付いていくよしきですが、ここで大きな混乱を呼ぶ情報が舞い込みます。なんと村に戻った田中が「ヒカルはノウヌキ様ではない」と衝撃の事実を明かしたのです。
ノウヌキ様は別にいるってこと!?話がどんどん予想外の方向に……この先が気になります!
『光が死んだ夏』最終回・結末予想
物語も佳境に入り、大きな盛り上がりを見せている本作ですが、そのラストはいったいどんなものになるのでしょうか。1番可能性が高そうなのは、「ヒカルの死と引き換えに光が戻ってくる」結末だと思われます。作中でヒカルはよしきに対し、「なんでも願いを叶えてやれる気がする」と語っていました。 最後の最後でヒカルは「光を生き返らせ欲しい」と願わせ、それを叶えようとしているのではないでしょうか。また、よしきとヒカルが一緒にこの世から消えてしまう、そんな悲しい結末もありそうな予感。本作のダークな雰囲気から察するに、ハッピーエンドは十中八九ないはず。 2人が同時に死ぬことで永遠の絆を手にする、そんな切ない終わり方をしても不思議ではありません。ただ、本作はこれまで読者の予想をことごとく裏切ってきました。誰も思いつかないような斬新すぎるラストが用意されている可能性もあるので、今後の展開に要注目です。
『光が死んだ夏』の感想&レビュー
田舎の集落が舞台だったり、儀式というワードが出てきたりと、いかにも王道ホラーといった雰囲気の作品です。じめっとした雰囲気がなんともいえず怖い。一方でほっこりする場面も多く、そのバランスが絶妙でした。
光の家が何やら集落で重要な役割を担っていたようで、そのあたりが今後の展開の鍵となるのかなと思います。伏線らしきものもあちこちに散りばめられているので、考察がはかどりそうです。ふたりが幸せになってくれることを願うばかりですが、果たしてどうなることやら……。
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『光が死んだ夏』あらすじをネタバレ解説しました
本記事では『光が死んだ夏』のあらすじをネタバレ解説してきました。 ホラーならではのゾクゾクする描写と、なんてことない日常のコミカル描写のバランスが絶妙な本作。「このマンガがすごい!」の受賞をきっかけに気になった人は、ぜひこれを機会に手にとってみてくださいね。