『光が死んだ夏』元ネタや元になった漫画はある?似ているチェンソーマンとの関係や舞台の解説も

『光が死んだ夏』はSNSでも大きな話題となっている青春サスペンスホラー漫画です。アニメ化も決まりますます話題の本作には、どんな元ネタや設定があるのでしょうか。 本記事では『光が死んだ夏』の元ネタや聖地などについて紹介していきます。 ※この記事は『光が死んだ夏』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『光が死んだ夏』元になった短編・プロトタイプ版とは?

『光が死んだ夏』はもともと作者のモクモクれんがネットに投稿していた短編作品から生まれた作品です。その短編がTwitter(現X)でバズリ、出版社から声がかかって連載へとこぎつけました。 この元となった創作作品はすでに削除されており、2025年6月現在読むことはできません。当時から作者の創作垢を追いかけていた読者によると、その作品はPixivで創作BLとして投稿された人外BLだったとのことです。
『光が死んだ夏』の元ネタはチェンソーマン?

これは作者が明言したことではありません。2人登場する主人公のうち、黒髪のよしきと中身が怪異のヒカルの容姿が、それぞれ『チェンソーマン』のアキとデンジに似ているのでは?というところから出た噂です。 黒髪で真面目そうなキャラに、短髪キザ歯のお調子者キャラの組み合わせは王道。キャラデザが被っているというほど似てはいないので、元ネタとするのは無理があるような……。グロさは共通しているものの、作品の方向性も違っています。
『光が死んだ夏』テーマは思考実験から?

3巻に登場する「スワンプマンの思考実験」は、同一性をテーマにした思考実験です。沼で運悪く死んだ男が、雷の影響で別の沼からまったく同じ人物として誕生した場合、この「沼男」はもとの人物と同一といえるのか、というもの。 まさに本作での忌堂光(いんどうひかる)とヒカルがこの沼男と同じ状況です。作者は高校時代に本作のアイデアを思いついたとインタビューで語っていますが、こういった思考実験がきっかけだったのかもしれません。
『光が死んだ夏』元になった舞台は三重県?

作者はインタビューで、「舞台となっている地方がどこかはハッキリ決めていない」と発言していました。具体的な地方は想定していないとのことですが、方言は三重弁を参考にしているとのこと。 三重弁というのも、三重県が先にあったわけではないようで、「特徴的な方言」で関西弁とは違うもの、山間部という条件にあうのが三重県だった様子。 ネット上では、三重弁のなかでも関西弁が混ざっているので、南の方ではないかと考察されています。
構想のモデルは作者の祖母の集落
モクモクれんの祖母の家は、山と海の境目のような土地にある集落で、そこで唯一存在する商店を営んでいたそう。帰省した際に見た風景が、本作の田舎の風景のもとになっているとインタビューで語っています。
ダークな世界観の元は作者のホラー好きから?

作者は生粋のホラー好きです。心霊特集の番組やホラー映画も好んでおり、それらをアトラクションのように楽しんできたそう。 ショッキングさよりも、背筋がゾワっとするような「怖い感じが来る寸前」が好きという作者の趣向は、本作でも存分に活かされています。 また本作の特徴は擬音の表現で、活字フォントが怖さを増長させています。漫画だけどなぜか耳から怖くなるのも、作者がホラー映画好きな影響かもしれません。
『光が死んだ夏』が元になったTikTok動画とは

連載が始まると作者の知らないところで本作を扱ったTikTok動画が続々とバズります。1巻発売前から、本作のコスプレ動画や漫画系TikTokerによる紹介動画が流行り、Z世代の中でも流行ジャンルとなっていました。 またボイスコミックで公開されたヒカルの「めっちゃ好き」の発言が話題となり、TikTok動画で大流行しています。
『光が死んだ夏』の結末が楽しみ!これがデビューの作者次回作にも期待!
『光が死んだ夏』の元ネタや舞台について紹介しました。これまで漫画などは描いてなかったという作者は、これがデビュー作。よしきとヒカルの物語がどう決着するのかも気になるますが、モクモクれん先生の次回作も俄然楽しみですね!