「ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない」全話ネタバレ！原作小説まで無料で読めるかも調査

竜を倒すために禁断の魔術を使った主人公が、目を覚ましたら大人になった愛弟子に溺愛され……。そんな物語の『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける』は、ヤンデレ系ヒーローとのシンデレラストーリーが魅力的です。 ここからは本作のネタバレ情報や見どころ、お得に読めるサービスを紹介していきます。

国家魔術師であるララは、魔術師長に魔物討伐を依頼されます。まだ自分は未熟であると彼女は不安がりますが、依頼を拒否することはできません。弟子のアリステアを連れて魔物討伐に向かいます。 アリステアは、師匠のララがデレデレしてしまうほどの美少年。そんな彼に、ララは国家魔術師にふさわしい人格を備えて欲しいと考えています。 傭兵部隊との合流地点に到着した2人ですが、人の気配がありません。撤退をしようとしたところ、誰かの悲鳴が聞こえてきます。その声が気になったララに対して、お人よしだと呆れた表情を向けるアリステア。彼は、無理やりララの手を引いてその場から逃げ出すのでした。 しかし、そんな2人の前に現れたのは、巨大な竜。ララはアリステアを逃がそうと1人で竜に立ち向かいます。その判断に怒ったアリステアが竜に一撃を加えるのですが……。

20年が経過し、竜との戦いで自分にかけた石化の魔術から目が覚ましたララ。立派に成長したアリステアを目の前にし、彼女は無事に再会できたことに喜びを噛み締めます。 32歳になったアリステアは、ララにプロポーズ。20年前にもプロポーズをしていたのですが、その時はララが30歳以上の男性が好みだと言われフラれていました。ララの好みの年齢になったアリステアは、なんとか断ろうとするララに対して引き下がろうとしません。 アリステアは15歳の時に竜を倒し、竜のお腹の中で発見したララの石像をずっと大事にしていました。そんな事情をララに伝え、ここまでしてフラれたら自分が可哀そうだとアリステアは口にします。そこまで言われれば、ララも言い返すことができず……。 さらにアリステアは、ララの体に触れたいと畳みかけます。ララを抱きしめ、彼女が生きていることを実感した彼は、そのまま口づけを交わすのでした。

ララはアリステアが子どもの頃のことを思い返していました。12歳ですべての魔術を操る天才だったアリステアは、魔術の制御が甘いと指摘するララに対して反抗的な態度を見せます。 そんな態度は、20年経った現在でも変わっていませんでした。ある日、見ず知らずの人に馬鹿にされたアリステアは、感情を爆発させ城の壁を破壊してしまいます。その力で、馬鹿にしてきた人を黙らせることに成功しますが、ララはその姿を見て心を痛めます。 ララは、圧倒的な力で自分を守るのもいいが、弱い人とも助け合って生きて欲しいと願っていました。そして、アリステアを抱きしめながら、こんなことはして欲しくないと伝えます。 彼女の思いを仕方なく受け取ったアリステアは、ララと共に謝罪に赴こうとするのですが……。

ララとアリステアが師匠と弟子の関係だったころ、押し付けられた低レベルの案件までこなそうとするララに、アリステアは甘すぎると注意をしていました。ララの残業時間の多さに心配するアリステアを横に、誰かの負担になるくらいなら自分がやると引き受けてしまいます。 休みの日になると、ララは孤児院に出かけ恩返しをしていました。そんな彼女を見てアリステアは、孤児院の子どもと同じ扱いを受けているのだと感じてしまい……。 そこから話は竜との戦いの後の場面に。重傷を負って運び込まれたアリステアは、治療魔術のおかげで一命をとりとめます。しかし、2日後に目を覚ました彼の前にララはいませんでした。 自分が死んだ方が良かったと後悔するアリステアは、食事をとらずに悲しみに浸る日々を過ごします。

竜を倒すと決めて修行の日々を送っていたアリステアは、遂に竜を討伐することに成功します。そして、彼は竜の腹の中からあまりにもリアルな石像を発見し持ち帰るのでした。 よく見るとその石像は、アリステアを助けた時のララそのままの姿をしていました。材質を確認したアリステアは、人の手でつくられたものではないと気付きます。そして、ララが魔術によって石像になったのだと考えるのでした。 実はララは子どものころから、自分の身を守るために石像化する術をもっていました。そんな娘を奇妙に思い、ララの両親は彼女を森の奥深くに捨ててしまいます。 しばらくして目を覚ましたララは、知らないうちに森に捨てられていたことに驚きますが、持ち前の生命力で生き延びていくのでした。

竜を退治したアリステアは、褒美に貰った広大な土地の開拓に勤しんでいました。その土地に現れる魔物を討伐し、ララの幸せのための土地にしようと奮闘します。 土地の開発が進むにつれて、実はその場所が恵まれた土地であることが判明。魔物がいるからと厄介な土地を押し付けた気になっていた国王は、その情報を知り怒り心頭状態に。 そんなことは気にせずにアリステアは、土地の開発を進めます。診療所や学校を作って、よりよい街にしていくのでした。 ただ、アリステアに関してとある噂が広まっていました。それは、彼がとある石像に恋しているというもので……。

ララは石像になる前に、アリステアに対して自分の夢を語っていました。しかし、彼女はその夢を伝えたことを後悔。それは、あまりにも莫大なお金や人、時間を要するからで……。 アリステアはそんな彼女が語る夢のような世界を、ララが石像になっている間に作り上げていたのです。ララに褒めてもらえると思っていたアリステアが耳にしたのは予想外の言葉でした。 自分の夢を叶えてくれたはずのアリステアにララは、涙を流しながら、自分のことなど忘れて、アリステア自身の幸せを生きて欲しかったと伝えます。 その言葉を聞いても、アリステアは全く動揺する様子もありません。償いたいというララに対して、アリステアは自分を褒めて欲しいと伝えます。さらに、できることなら愛してほしいと口にしますが……。

お互いの気持ちを確認し、体を重ねたララとアリステア。朝を迎え、正装に着替えたアリステアにララは起こされます。神殿へ行こうと誘われたララでしたが、まだ目が覚めていないようで理解ができません。 全裸のララを見て、思わず顔を手で覆ったアリステアは、彼女にガウンを着るように促します。そんなアリステアの言葉に、我に返ったララは昨晩のことを思い出し、顔を赤らめながら慌ててガウンを着るのでした。 アリステアはララに神殿が完成したことを報告し、彼女を外に連れ出します。街に行けると喜ぶララに対して、愛情を抑えきれないアリステアは、彼女のほほやおでこに何度もキスをするのでした。 一方で、アリステアが正装なのに対して、ララは自分がガウンのままであることに違和感を感じます。そして、場所を移動し朝食の席につくと、その部屋の奥にはドレスが並んでいて……。

本作の最大の見どころは、なんといっても全てにおいてバランスが良いストーリー展開です。序盤は異世界系らしい「魔術」や「ドラゴン」など、ファンタジーな世界観を存分に味うことができます。 そしてララが目覚めてからは、超王道のラブロマンス劇が開幕！ハーレクイン作品に登場しそうなほどの美青年&シンデレラ展開にはドキドキが止まりません。ヤンデレ執愛やコメディ、バトルシーンなどなど要素をたっぷり詰め込んでいるので満足感のある作品となっています。

ララの愛弟子として彼女から寵愛を受けてきた天才魔術師・アリステア。12歳とは思えない大人っぽさと冷静さを持った青年ですが、見た目はとても可愛らしくおねショタ要素を感じさせます。 しかしララが目覚めてからというもの、突然溺愛っぷりを発揮。なんとララが石像化してから20年間、誰とも交際することなくララを一途に想い続けていたのです！そして長年の想いをついに実らせたアリステアはヤンデレを爆発させいるので、キュンキュンしてしまいます。

本作品の原作ライトノベルは既に完結済み。小説ではキャラクターたちの心情や関係をより深く掘り下げた細かな心理描写などをしっかりと味わうことができます。 作者の特徴でもある独創的なファンタジー世界観も丁寧に説明されているため、物語の世界に入り込みやすい作品。文章特有の重苦しい表現は少なめで、小説だからと敬遠しがちな人でもサクサク読み進められる没入感の高い内容となっています。 また、ページやストーリーの流れの都合上漫画版では語られない部分が少なからず発生するのがコミカライズ作品。そのため、原作小説を読むことでストーリーやキャラクターたちの細かい部分の保管をすることも可能です。 作品は物語の展開上、時間軸が一定ではなく主軸の視点が過去と現在を行き来しています。小説版ではその部分もわかりやすく描かれているようです。過去と現在を通じて愛し合う師弟2人がどのような結末を迎えるのか、ぜひ小説版で予習してみましょう。

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