Netflix映画「タイラーレイク」結末までのネタバレあらすじと感想考察 タイラーはなぜ生きてる？

2020年4月24日に全世界配信されたNetflix映画『タイラー・レイク －命の奪還－』は、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース主演のノンストップ・アクション映画！配信から1週間で、当時のNetflixの1カ月視聴世帯数が史上最高となる大ヒットを記録した作品です。 本記事では、Netflixユーザーなら見ておきたい名作映画『タイラー・レイク －命の奪還－』のあらすじやラストまでのネタバレ、解説などを紹介していきます。2023年には続編の配信も決定しています。 ※映画の結末までのネタバレを含みます。未鑑賞の方は注意してください。

元オーストラリアSAS連隊の傭兵タイラー・レイクは、誘拐された少年の救出依頼を引き受けます。少年はインドの麻薬王の息子オヴィ・マハジャンで、犯人はバングラデシュの麻薬王アミール・アシフでした。 傭兵仲間のニック・カーンをリーダーに集まったチームと、オヴィの父親の手下で元特殊部隊員のサジュが救出作戦を実行します。オヴィの奪還は難なく成功したかのように思えましたが、予想外の出来事が起こって状況は一変し……。

オーストラリアにいた元SAS連隊の傭兵タイラー・レイクの元へ傭兵仲間のニックが現れ、バングラデシュの麻薬王アミールに誘拐されたインドの麻薬王の息子オヴィ・マハジャンの救出依頼について話します。タイラーは迷いなく引き受けました。 リーダーのニックの元に集まったチームは、オヴィの父親の手下であるサジュとともに、バングラディシュの首都ダッカにてオヴィの救出にあたります。 アミールの手下から連絡を受けたタイラーたちは彼らのアジトに連れていかれ、そこには拘束されたオヴィがいました。そこでタイラー達はアミールの手下たちの武器を奪うと激しい乱闘を繰り広げ、オヴィの拘束を解いて連れ出し、脱出することに成功します。

作戦が成功したと思われた矢先、サジュが彼らを裏切ってチームを全滅させました。オヴィの父親は警察に金を押収されており、タイラーたちに報酬を支払えなかったのです。サジュもまた、オヴィの父親から「自分に逆らったら命は無い」と脅されていました。 サジュの裏切りに気づいたタイラーはオヴィを連れて逃げます。ところが誘拐した犯人である麻薬王アミールは、手中にある軍と警察を使ってダッカを封鎖。 タイラーは、少年を見捨てて逃げるべきだと言うニックを無視し、警察やサジュの追跡から逃げマンションに身を隠します。マンションを捜索する警官らと銃撃戦になると、タイラーは次々と警官を撃ち殺し、サジュとの格闘の末にトラックに飛び乗ってオヴィとともに逃げました。

廃工場に逃げ込んだタイラーとオヴィは、アミールの手下になった少年ファラドとその仲間たちに襲われます。少年達を殴り倒して身を隠した2人。タイラーはニックに、旧友のギャスパーに連絡するよう頼みます。 一方、タイラーとの格闘で怪我を負ったサジュは、ホテルにチェックインして妻に電話し、「自分から連絡が途絶えれば金を持って隠れるように」と伝えるのでした。 ギャスパーに匿われたタイラーとオヴィ。しかしギャスパーはアミールと通じており、オヴィをアミールに引き渡そうと言います。格闘の末、ギャスパーに倒されたタイラー。そこへ現れたオヴィがギャスパーを撃ち殺します。涙を流すオヴィにタイラーは「必ず家に帰してやる」と約束しました。

タイラーはサジュに電話し、2人は協力してオヴィをダッカから出そうとします。ニックたちチームが迎えに来る橋にサジュとオヴィが向かい、タイラーは検問中の兵士達の気を逸らすために銃撃で援護。しかしサジュはアミールの手下である警察部隊指揮官大佐に殺されます。 大佐を殺したニックはオヴィを確保することに成功しました。しかしタイラーが少年ファラドに首筋を撃たれてしまいます。オヴィがタイラーの元へ駆け寄ろうとするも止められ、タイラーは橋の下の川へ落ちて行くのでした。 8ヶ月後、ニックはアミールを暗殺しました。無事インドのムンバイに帰り日常を取り戻したオヴィは、ラストでタイラーと思われる人物の姿を見かけます。

映画『タイラー・レイク －命の奪還－』の見どころは、麻薬組織からギャング、軍、地元警察まであらゆる敵に囲まれた絶体絶命の状況と、そこを打破していく主人公の魅せるアクション。猛スピードで走り抜けるかのような勢いと、計算し尽くされた鮮やかで完璧な格闘シーンがたまりません。 ストーリーはシンプルで、内容はまさに原題の「Extraction＝抽出する、抜き出す」という言葉の意味そのままです。四方八方を敵に囲まれた街の中から、対象人物をどう抜き出すか。じっくり見て感情を揺さぶられるというよりは、臨場感たっぷりの映像に興奮するための作品といってもよいでしょう。 本作は映画「アベンジャーズ」シリーズの監督などで知られるルッソ兄弟が製作を手がけたことでも注目を集めました。原作もルッソがエピソードを手がけたアメコミ『Ciudad』です。

主人公タイラーが致命傷を負ったかと思われながらも、生存を仄めかすようなラストを迎えた本作。「彼は生きているの？死んだの？」と思った方も多いでしょう。実はタイラーは正式に生きていることがわかっています。 さらにTwitterに投稿された動画では「前作と2点でとても違っている。まず、とっても寒い。第2にぼく(タイラー・レイク)が生きている。その理由は映画で確認して。お楽しみに！」とコメントしました。 つまり彼がなぜ生き延びたのかは、続編で明らかになるということ。誰かがタイラーに救いの手を差し伸べるところから物語がスタートし、その人物がキーパーソンになるのかもしれません。 ちなみに製作のルッソ兄弟は、「タイラー・レイク」の世界を舞台としたシネマティック・ユニバース的な作品を作りたいと考えていると語っています。タイラー・レイクはまだまだ死ぬことはなさそうですね！

Netflix映画『タイラー・レイク －命の奪還－』は、ストーリーというよりアクション重視な作品。かっこいいアクション映画を見て興奮したいときにぴったりです。 2023年6月16日には『タイラー・レイク －命の奪還－2 (仮題)』が、前作に引き続きNetflixで独占配信。ぜひ本記事でネタバレをおさらいしておいてくださいね。