『日本三國』全話ネタバレあらすじ解説!戦乱の世の奇才軍師を描く注目作のアニメとの違いにも迫る
2022年に1巻が発売され、「次にくるマンガ大賞2022」にもノミネートした『日本三國』。2026年4月現在既刊7巻でありながら、本作は漫画好きを中心に大きな話題となっています。 そこで本記事ではそんな『日本三國』のあらすじをネタバレありで解説しながら、感想を紹介していきます! ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
タップできる目次
- 『日本三國』のあらすじ【ネタバレなし】
- 『日本三國』1巻(1話〜3話)ネタバレ解説
- 『日本三國』2巻(4話〜10話)ネタバレ解説
- 『日本三國』3巻(11話〜15話)ネタバレ解説
- 『日本三國』4巻(16話〜21話)ネタバレ解説
- 『日本三國』5巻(22話〜31話)ネタバレ解説
- 『日本三國』6巻(32話〜44話)ネタバレ解説
- 『日本三國』7巻(45話〜49話)ネタバレ解説
- 【解説①】日本はなぜ衰退し分裂した?舞台は何年後?
- 【解説②】海外の動向は?大戦で世界中が混乱に?
- 【解説③】3国の戦い方は?武器が制限された世界では知略が鍵に
- アニメ『日本三國』の作画がすごい!原作との違いは
- 『日本三國』の感想&レビュー
- 『日本三國』奇才軍師が立ち上がるアニメ注目作!
『日本三國』のあらすじ【ネタバレなし】

『日本三國』は「マンガワン」と「裏サンデー」で連載中の、松木いっかが描く漫画です。 物語の舞台は、戦争の大敗や災害で文明が明治初期レベルまで落ち、3つの国に分断された日本。国が「大和」「武凰」「聖夷」に分かれる中、大和の田舎で働く三角青輝(みすみあおてる)は妻と共に幸せな生活を送っていました。 しかし国の最高権力者が前に現れたことで、事態は一変。彼は妻の言葉を思い出し、「知と弁」を武器に日本の再統一を目指す決意を固めるのです。
分断された日本の勢力図は?

- 大和:旧関西・西日本
- 武凰:旧岐阜県から旧関東・東北は旧宮城県までの太平洋側
- 聖夷→奥和:旧石川県から北の日本海側と旧岩手県・北海道
主人公の三角が暮らすのは人口約460万人の大和で、最高統治者は大和帝です。帝をトップに据えているものの、平殿器(たいらでんき)が実質的には国を牛耳っている状態。 武凰は武凰帝が治める君主制で人口約317万人。聖夷は大統領制を敷いており、作中では銀山警備隊長である輪島桜虎(わじまおうが)が聖夷のメインキャラとして登場します。
『日本三國』1巻(1話〜3話)ネタバレ解説
平殿器に復讐を誓う三角
大和の田舎に住む三角青輝は最愛の妻・小紀(さき)と暮らす、何事も合理的に考える青年です。ある日、国の最高権力者である平殿器(たいらでんき)が彼らの土地にやってきます。 自らが国家だと言う殿器に楯突いたせいで、小紀は理不尽に殺される羽目に。青輝は失意のどん底のなか、妻の無惨な遺体の前で殿器に話がしたいと頭を下げるのでした。 巧みな話術で妻が殺されるきっかけとなった税吏に復讐した青輝は、生前の妻の言葉を思い出し日本統一を目指す決意を固めます。 小紀は青輝の知識があれば、辺境将軍・龍門光英(りゅうもんみつひで)のもとで日本再統一も夢ではないと、青輝に語っていたのです。
仕官採用試験と阿佐馬との出会い

3ヶ月後、青輝は世を変えるという大志を抱き首都の大阪を目指します。目指すは、龍門に仕官するための試験、通称「登竜門」の合格です。龍門の試験は10分以内に、彼の膝を地面に着地させるというものでした。 名門の生まれであるツネちゃんさんこと阿佐馬芳経(あさまよしつね)が武で合格をもぎ取る中、青輝は戦で負けないための農政改定案を提出。合格できないと悟ったゆえに、改正案だけ渡せれば満足と語る青輝に対し、龍門は自ら膝をつき合格を言い渡しました。 青輝は知で自分の優秀さを認めさせ、将軍に膝をつかせたのでした。 近未来の話でありながら、歴史漫画っぽさもある本作。日本統一を目指す主人公の武器が、武力ではなく知力と話術なのがカッコいいです!
『日本三國』2巻(4話〜10話)ネタバレ解説
聖夷ではクーデターが起こる
時は3年経ち、青輝は隊内の罪人の刑を決める監事になっています。彼は世話になった人物にも厳罰を言い渡し、厳格な軍法の遵守を貫いていました。 一方敵国である聖夷では、大和への降伏賛成派である大統領を討ち取る、降伏反対派のクーデターが成功していました。新しく総帥となった輪島桜虎(わじまおうが)は、龍門将軍に父を討たれた若い女性。 国民から大和への敵対意識を煽った彼女は、父の仇を討つために戦争の準備に取り掛かります。国民のハートを掴んだ彼女の演説の効果は絶大で、1ヶ月後に迫る聖夷西征に向けて桜虎による独裁体制が確立されました。
平殿器に翻弄される藤3世と大和の運命は

大和内では、殿器が帝すら小馬鹿にし、着実に帝の傀儡化を進めています。やりたい放題の殿器にとっての邪魔者は龍門です。龍門将軍は置物帝である藤3世が殿器の口車に乗せられ命じた愚策により、軍師である賀来泰明(かくやすあき)を連れ戦地へと赴くことに。 さらに、聖夷から長尾武兎惇(ながおむうとん)が投降してきたという情報がもたらされます。龍門は偽計「苦肉の計」と指摘。しかし殿器の圧に負けた帝は、殿器の息子・殿継(とのつぐ)の加賀行きと、龍門にその護衛をするよう命じます。 窮地に陥るも賀来は策がある様子。出立前、賀来は守山記室令の流罪、ツネちゃんと青輝の留守番、そして青輝への伝言というヒントを残し、聖夷加賀省へと向かいます。 2巻のメインは内部からも外部からも狙われる龍門将軍の攻防です。賀来と通じあっていた、策の内容が気になります!
『日本三國』3巻(11話〜15話)ネタバレ解説
聖夷との戦いの火蓋が切られる
10歳の殿継は、辺境将軍隊の主力である菅生強(すごうごう)将軍らを連れて敵の領土である金沢にやって来ます。そこで彼らを出迎えたのは、大和への寝返りを申し出た聖夷の軍人・長尾武兎惇です。 菅生は偽計の可能性も考えるよう助言しますが、殿継はそれを聞き入れません。それどころか父譲りの傲慢さで殿継は菅生を縛り上げます。 結局長尾の申し出は偽りであり、殿継自身も窮地に陥ります。殿継もまた父親に駒として利用されていたのです。菅生は非礼を詫びる殿継を背負い、賀来の指示で身を隠していた左中将・長嶺士遼(ながみねしりょう)の助太刀もあり、なんとか金沢を脱出しました。
桜虎の策を見抜く龍門

一方の龍門将軍は、秘策として大阪都に残る「口がうまい若者」にすべてを託します。青輝は聖夷の真意を読んでいました。龍門ら大和軍を金沢に留めている間に、福井の奥越を攻めると青輝が読んだ通り、桜虎率いる隊は奥越へ侵攻、平定します。 賀来はすべてを青輝に賭け、龍門は時間稼ぎのため単独で敵前へ。橋上でお茶をたてる姿に気圧され、龍門は桜虎の矢を受けながらも軍の撤退を成功させます。 大阪では青輝が賀来の策の真意をすくい、妻の死から3年ぶりに殿器に相対しようとしていました。 龍門将軍らが言っていた策の中心は、青輝だった様子。妻の仇と相対した彼が、どのような話術を披露してくれるのか注目です!
『日本三國』4巻(16話〜21話)ネタバレ解説
軍師の犠牲で統制を回復する聖夷
九頭竜川における龍門との駆け引きに敗れ、聖夷を率いていた桜虎の信頼は失墜。このままでは自国の統制もままならず、大和との戦いにも敗北してしまう……。そんな窮地を脱するため、桜虎の側近を務める軍師・閉伊弥々吉(へいややきち)が立ち上がります。 なんと彼は「今回の失敗は全て自分が仕組んだもの」と虚偽の告発状を流し、怒りの矛先を自分へ向けたのです。その結果、弥々吉は謀反人として処刑され、桜虎の信頼が回復。リーダーとしての威光を取り戻すことに成功しました。 その一方、青輝は賀来に託された策を実行すべく、皇帝・藤3世に謁見。彼はここで聖夷と戦う軍を偽装撤退させ、敵を誘い込む作戦を提案します。殿器がこれに反発の姿勢を見せたものの、最終的に藤3世は青輝の計画を承認。この作戦が見事にハマり、大和軍は大勝利を収めました。
聖夷の消滅と奥和の誕生

戦争終結後、大和と聖夷は講和会議を開き、和平交渉を進めていました。しかし、そのさなかに桜虎が殺害される、まさかの事件が発生。どうやらこの暗殺事件の裏には殿器の暗躍があった様子。彼は「桜虎が殺されたのは警備の怠慢が原因」と主張し、なんと龍門に責任を押し付けてしまいます。 その結果、龍門は逮捕されることになり、それに反対した青輝まで投獄されることに。殿器は桜虎暗殺により、邪魔者の一掃に成功しました。 さらに、この騒動の影響で大和と聖夷の和平は白紙となり、大和は大軍を率いて侵攻を開始します。聖夷はこの戦いに敗北し、4年後に「奥和(おくわ)」という新国家として生まれ変わりました。奥和は実質的に大和の属国。これにより、三国のバランスが大きく変化していきます。
『日本三國』5巻(22話〜31話)ネタバレ解説
武凰征討へ向かう平殿器
大和歴64年、殿器は聖夷討伐及び奥和統治の実績を盾に王位を望みます。 藤3世は世論の反発に揺れながらも、覚悟を示す殿器の威圧と、異論を唱えた者が粛清される光景に、ついに王位を渡す勅命を下しました。これにより、殿器は大和を統べる天満王となり、皇帝は国の象徴として扱われることになります。 王として立場を固めた殿器は、最後の標的・武凰との戦いに向けた準備を開始。そのさなかに青輝も釈放され、戦線へ復帰することになります。青輝は妻を奪った殿器への激情を抑えながら、彼の配下として内側から世界を変える覚悟を決めるのでした。
青輝は内からの改革へ

武凰との戦争に向けた準備が進められるなか、大和内では殿器をはじめとした平家に抵抗する「反平(はんたいら)結社」が暗躍。青輝はこの組織の鎮圧を命じられ、芳経と共に任務へあたることになります。 結社に関する調査を進めていくなかで、元皇太子・澄仁王(すみひとおう)の謀反が発覚。青輝たちは笠置山における戦いで勝利を収め、国内の平定に大きく貢献します。 そして、武凰との戦争を前に軍の配置が決定。侵攻軍は平が統率し、青輝や芳経は国内へ残置されることに。青輝は結社残党への対応など、国内の平和を取り戻すため戦い始めます。
『日本三國』6巻(32話〜44話)ネタバレ解説
戦場で思惑が錯綜する
大和は武凰に対し、「岐阜は自国の慣習的領土である」と主張し、土地の割譲を要求します。武凰がそれに抵抗し、ついに大和と武凰の全面戦争がスタート。まずは奥和軍と武凰軍が激突することになります。 奥和の軍師団長・九羅珀亜(くらはくあ)と武凰の仙台要塞司令官・狩野千代(かのちよ)が対峙し、戦いはみるみるうちに激化。勝利こそ正義と信じる狩野は、自らの行いを疑おうとせず、戦争に真摯であろうとするほど視野を狭めていくのでした。 一方、武凰の首相・武蔵守重楼(むさしのかみじゅうろう)らは、惨劇の政治利用を画策。民間人被害を敵国の仕業に仕立て、国威を守る名目で憎悪をあおり、大規模徴兵へと世論を誘導しようとする策を思い付きます。戦争の真実は歪められ、正義の名のもとにさらなる戦火と分断が広がっていくのでした。
青輝は国内の裏切りを暴くことに

勝利のためなら残虐な行為も躊躇せず行う九羅と狩野。知略に優れる両者の戦いは熾烈を極めますが、最終的に九羅の活躍により奥和軍が勝利を収めることに。初戦の軍配は奥和、大和側に上がりました。 その一方、大和国内では反平結社の残党が怪しい動きを見せ始めます。どうやら、結社側の人間が内通者として、政府側に潜り込んでいる様子。誰が裏切り者なのか疑心暗鬼に陥るなか、その疑いを強く向けられたのが毛利家の人間でした。 青輝はこの疑惑に関する調査を開始。裏切り者の正体を暴くため動き始めます。
『日本三國』7巻(45話〜49話)ネタバレ解説
山口で当主の毛利家が反乱分子・反平結社と反乱を共謀しているという嫌疑の真相を確かめるべく、青輝は壇ノ浦での毛利家調査へ向かいます。視察後、毛利家の実権を握り、殿器によって弾圧を受けた謀臣・毛利元翠(もうりげんすい)から宴に招待されることに。 当然、それは罠であり、視察の目的について問い詰められる青輝。元翠との舌戦で青輝は血を流すも、元翠に一目置かれます。 実は青輝の上司である司農卿・今井陶誉(いまいとうよ)と元翠は、青輝の視察をきっかけに動くであろう反平結社の一斉検挙を狙っていたのです。結社の企んだ元翠暗殺計画を利用して半数を捕らえ、さらに海に逃げた残党を青輝の策によって捕えるのでした。
【解説①】日本はなぜ衰退し分裂した?舞台は何年後?

『日本三國』の舞台は令和末期以降の近未来となっており、明確な年代はわかっていません。 本作における日本は令和末期頃、加速する少子高齢化と教育レベルの低下により大きく衰退。そこに海外からの難民流入や大震災の勃発などが重なり、社会全体が不安定な状態になってしまいます。苦しい生活を強いられた民衆は「暴力大革命」と呼ばれる、大規模なクーデターを決行しました。 それにより、日本の国家形態は崩壊し、わずか数年で人口は10分の1以下まで減少します。文明は明治初期レベルまで後退し、戦乱の世へ突入。それから数十年後、大和・武凰・聖夷が争う三国時代がスタートしました。
【解説②】海外の動向は?大戦で世界中が混乱に?

日本が衰退していく直前、世界ではデータとAIによる第4次産業革命が起きており、アメリカ・中国・インドなどが成功を収めたと語られています。 しかし、そののち世界で核戦争が勃発。各国の明確な動向は描かれていませんが、大規模な戦いに巻き起こまれていることは確か。日本と同等とは言わずとも、それに近いレベルのカオスな状況になっていると推測できます。
【解説③】3国の戦い方は?武器が制限された世界では知略が鍵に
前述したように、三国時代に突入した日本の文明は明治初期レベル。戦争も銃や剣による白兵戦がメインとなり、戦闘機のような兵器は登場しません。 そのため、大和・武凰・聖夷は兵をうまく動かせる、優秀な司令官・軍師を中心に戦争を進めています。武器が制限されたこの世界で最も重要なのは、兵を統率し、敵の裏をかく優れた知略。大和と聖夷の戦いでは龍門や青輝など、優秀な頭脳と判断力を持った人間が活躍しました。 今後も本作では各国の軍師たちが争う、知能戦が描かれていくものと思われます。
アニメ『日本三國』の作画がすごい!原作との違いは
以前よりファンの間ではアニメ化が望まれていた本作は、ついに2026年4月よりアニメがスタート!ナレーションを潘めぐみ、本作の主人公である三角青輝の声を小野賢章、彼の妻である東町小紀の声を瀬戸麻沙美が務めています。 アニメーションを手がけるのは『魔法使いの嫁 SEASON2』を制作したスタジオカフカ。1話からその衝撃的な内容、原作の世界観を守ったうえでの美しい作画が大きな話題となりました。青輝が引用する歴史書のタイトルなどが一部省かれていますが、基本は原作に忠実なアニメ化となっています。
『日本三國』の感想&レビュー

『日本三國』は歴史漫画と言っても過言ではない繊細な戦争と時代を描きながら、未来を舞台にする漫画です。そのため架空の戦国時代の物語を読んでいるような不思議な感覚に陥るので、歴史漫画が好きな人には特におすすめできます。 また日本統一を目指す物語でありながら、主人公の武器が武力ではないのが面白いです。主人公は戦わないですが、『キングダム』が好きな人は楽しめると思います。 最終的には奇才軍師として名を残すと確定している青輝。彼はどのように日本統一を成し遂げるのか、その際の隣にいる矛が芳経だと嬉しいです!
『日本三國』をお得に読む方法は?

漫画『日本三國』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70%オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。この機会に是非コミックシーモアで『日本三國』を一気読みしてくださいね!
『日本三國』奇才軍師が立ち上がるアニメ注目作!

3つに分かれた架空の日本を描いた戦記漫画『日本三國』。本作はアニメ化をきっかけに、これまで以上に注目を集めています!この記事を読んで本作が気になった人は、ぜひアニメとともに原作の方もチェックしてみてくださいね。













