漫画『往生際の意味を知れ!』全話ネタバレあらすじ&感想!元カップルが織りなす緊迫のアンモラルラブストーリー
複雑に混じり合うキャラクターたちの心情と、倫理観に反するストーリーが読者の心を絶妙にざわつかせる漫画『往生際の意味を知れ!』。本作は「いま一番続きが気になるマンガ」として各メディアに取り上げられ、2023年3月には実写ドラマ化も決定している話題作です。 ここからはそんな本作の気になるストーリーについて、ネタバレありで最新刊まで解説していきます!
『往生際の意味を知れ!』のあらすじ【ネタバレ注意】
『往生際の意味を知れ!』は『ビッグコミックスピリッツ』にて絶賛連載中の青年漫画で、作者は『あげくの果てのカノン』で知られる米代恭です。 物語は7年前に別れた元カノを引きずり続けていた主人公の元に突然元カノがあらわれ、荒唐無稽な頼み事で主人公を翻弄するというもの。 ハラハラとしたサスペンス要素をたっぷりと含みながらも、思わず自分の初恋や忘れられない過去の恋愛を重ねながら読んでしまう。そんな不思議な中毒性にハマる人が続出している作品です。
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1巻(1話〜6話)ネタバレ感想
主人公の市松海路は区役所に勤める平凡な公務員。少し変わっているところといえば、7年前に突如姿を消した元カノの日下部日和を異常なほどに引きずっているということでした。 ある日、そんな市松の前に日和が突然姿を現します。昔と少しも変わらない魅力的な笑顔で彼女が告げたのは「私の出産記録を撮って欲しい。」「だから市松君の精子が欲しい。」という荒唐無稽な願いでした。 結局惚れた弱みで依頼を引き受けることにした市松。そしてこのチャンスをものにして、今度こそ彼女と結婚しようと密かに野心を燃やすのでした。 普通なら日和のぶっ飛んだお願いや自分への無慈悲な言動にゲンナリしてしまいそうなところ、逆にチャンスと捉える市松のポジティブさが凄い。逆に日和はまだ謎が多すぎて何を考えてるのかわかりませんね。妊娠の目的が大きなカギを握っていそうです。
2巻(7話〜13話)ネタバレ感想
ドキュメンタリーを本気で撮ると宣言した市松に対し、日和は自分の目的が母親への復讐であることを告げます。 彼女の母親は大人気コミックエッセイ「星の三姉妹」の作者で、日和は母親が漫画のために父親を殺したというのです。そして市松は日和の願いを叶えるため、彼女の壮大な復讐計画への参加を決意します。 一方の日和は自分が市松へ惹かれていることを理解しながらも、必死に本心を隠そうとしていました。しかし市松に動揺を見破られ、2人の距離は急接近していきます。 謎に包まれた日和の人間的な部分が垣間見えた巻でした。ミステリアスで非情な姿は全部嘘だなんて、どれだけ演技派なの! 母親との確執はまだ1部しか出てきていないので、本当のところはどうなのかわかりませんね。真実だとしたら相当根深い闇を抱えていそう。母親の人となりが気になります!
3巻(14話〜22話)ネタバレ感想
日和の妊活のためにホテルを予約した市松は、ホテルのラウンジで偶然彼女の母親である日下部由紀に出会います。そこで口論になった結果、由紀の策略にハマり市松は拘留されるハメに。 その後釈放された市松は日和たちと未だ由紀と暮らす三女の救出作戦に乗り出します。そして彼女たちが住む家に乗り込んだ一行は、父親が監禁されていたと思われる秘密の部屋を発見。母親が動揺する姿を見て、日和の中にあった疑念は完全に確信へと変わるのでした。 市松と日和が急接近したり、ライバルになりそうな女子が現れたり、日下部家の抱える闇が明らかになったり、超展開の第3巻でした! 子どもの頃に監禁部屋を偶然見つけてしまった日和に対して、容赦なくバッドを振りかぶる母・由紀の姿が強烈すぎる。サスペンス色が一気に濃くなってきました!
4巻(23話〜32話)ネタバレ感想
由紀から逃れるため、マンションから飛び降りて大けがを負った市松。彼を見舞うため病院を訪れた同僚の八幡は、そこで市松の親友であり人気俳優の榊田と出会います。 そして日和の非常識さを知る者同士、市松を守るため協力し合おうと榊田に提案され、なぜか日和たちの計画に参加することに。 八幡と榊田を含めた市松一行は、かつて日下部家が懇意にしていた医師に話を聞くため京都を訪れました。一行は無事に医師を保護しましたが、仲間だと思っていた叔母が裏切っていたことを知ってしまいます。 4巻では日和の叔母・美智による、もう1つの執着の物語が明らかになります。由紀に精神を支配され、辛いけど離れられないと語る美智の姿が印象的です。ラストの展開は正直想像できたけど、やっぱり胸が締め付けられましたね。
5巻(33話〜42話)ネタバレ感想
叔母の死によって心が壊れてしまった日和。市松はそんな彼女を支えようと努力しますが、妊娠した日和は「もう用はない」と告げ再び姿を消してしまいました。 仕事を辞め自暴自棄になっていた市松は榊田の紹介で映像制作会社に就職。しばらくした後、偶然日和に会うも完全に無視されてしまい、今度こそ吹っ切ろうと決意します。 そしてかつての同僚・八幡と付き合い始め、幸せな人生を歩みだそうとしましたが、やはり脳裏にはいつも日和がチラつくのでした。 日和もヤバイけど市松のヤバさも明るみになってきましたね~。八幡ちゃんの「弱ってるからって人を傷つける権利ない」って言葉は、思い当たる人も多いはず。きっともう八幡ちゃんの出番はないだろうけど、どこかで幸せになっていて欲しいです。
6巻(43話〜52話)ネタバレ感想
八幡との結婚を蹴り、再び日和のドキュメンタリーを撮ると決めた市松は、かつての由紀の担当編集・浅倉と山形にある由紀の故郷を訪れていました。そこで市松は椎子という女性と出会い、彼女の母親とその兄が由紀に殺されかけたことがあると知ります。 一方、由紀のもとに戻っていた日和は市松が山形へ行ったと知り、自らも山形へと向かい始めます。しかしGPSによって由紀に居場所がバレ、共に市松の元へ向かうことになってしまうのでした。 冒頭のテンション感、もはや精神状態が心配になるレベルですね。日和は何か計画があるんだろうけど、せめてもう少し優しくしてあげて欲しい……。 そして舞台は由紀の故郷・山形へ。由紀が昔から精神に問題を抱えていたことがわかりました。相変わらずお母さまは登場するたびゾッとさせてくれますね~。
7巻(53話〜62話)ネタバレ感想【最新巻】
日和たちが山形の故郷へ着いたその日、何者かにより白浜家が炎上し椎子の叔父・白浜零司が命を落とします。椎子の母・憂子は由紀の仕業だと直感し、完全に心をおられてしまいました。 一方、日和の陣痛が始まったと一報を受け病院に直行した市松は、病室で日和が書き綴った脚本を手渡されます。日和は何カ月も前から、由紀のキャリアを潰すため準備をしていたのです。そして日和に託された脚本を手に、市松は計画実行へと動き出すのでした。 ついに日和が出産間近!そしてしれっと結婚の約束を取り付ける市松!クライマックスも近いのか、物語のボルテージが上がっていってるのがよくわかります! 少し気になるのは、この白浜零司が本物なのかどうか。正直包帯ぐるぐる巻きなので見分ける術がないんですよね。何か由紀の策略が絡んでいるような気もしてしまいます。うーん、続きが気になる!
『往生際の意味を知れ!』の感想&レビュー
「往生際の意味を知れ」っていうタイトルが抜群に光る作品。とにかく主人公の市松が潔いほどに往生際が悪くて、感情を揺さぶられながらもゲラゲラ笑っちゃいました。 ヒロインの日和ちゃんは蠱惑的なミステリアスガールかと思いきや、話が進むにつれてめちゃくちゃ「人間」って感じがして親近感わいてきます。 アンモラルなテーマが印象的なストーリーだけど、市松のガムシャラな思いが復讐という業から日和を解き放ってくれる、そんな救いのあるラストを願わずにはいられません。
2023年3月7日より実写ドラマ化!
『往生際の意味を知れ!』の実写ドラマが、いよいよ2023年3月7日深夜より放送開始します。主役の日和、市松を演じるのは、注目の若手俳優・見上愛と青木柚。日和の持つ蠱惑的な一面とか弱い女の子としての一面を、見上がどのように演じ分けるのか注目です。 放送開始を目前に控え、その他の追加キャストも続々と発表されています。市松の同僚・八幡典子役に樋口日奈、そして超人気俳優の榊田正史役には三山凌輝(BE:FIRST)が抜擢されています。
『往生際の意味を知れ!』あらすじをネタバレ解説しました
恋愛漫画のジャンルにありながら、読者の心をかき乱すサスペンス性がクセになる漫画『往生際の意味を知れ!』。クライマックスに向けて盛り上がりを見せる展開から目が離せません! 気になるストーリーの続きは、ぜひコミックシーモアでチェックしてみてくださいね。