【ネタバレ】実写映画『ヒックとドラゴン』あらすじ・キャスト解説！アニメ映画版のおさらいも

劇場公開された3作ともアカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートを果たしたアニメ映画シリーズ「ヒックとドラゴン」の実写映画が2025年9月5日に日本公開されます。 この記事では実写のあらすじやキャスト、そしてCGアニメシリーズの振り返りまで徹底的に深堀りしていきます。 ※この記事にはアニメ映画シリーズのネタバレを含みます。未鑑賞の場合は注意してください。

アニメシリーズでは1作目でドラゴンを倒す事を夢見るヒックがドラゴンのトゥースと出会い、敵ではなく共に生きる道を選択しました。2作目では、征服者ドラゴが操るドラゴン軍団から村を守るためヒックとストイックが立ち上がります。 完結作となる3作目では、ニックとトゥースそれぞれの恋模様とドラゴンの聖地を巡る物語が展開。3作通してニックとトゥースの成長、そして人間とドラゴンの共生が描かれています。

ヒックは、バイキングの島・バーク島に住む少年。ドラゴン退治を夢見ていましたが、トゥースと出会いドラゴンと共生する道を選びました。

1作目で弱々しかった少年は3作目では父の跡を次ぎ首長となり、リーダーシップを発揮。相棒トゥースと出会い成長するヒックの姿はシリーズの見どころの1つです。 ヒック役を演じるのは、『ブラック・フォン』(2022年)で注目を浴びたメイソン・テムズです。日本語吹替版では、坂東龍汰が声優を務めます。

ストイックは、ヒックの父親で最強のバイキング。村を守るためドラゴン退治をしていましたが、ヒックとトゥースの姿を見て考えが変わっていきます。 2作目では離れ離れになった妻と再会。息子ヒックも加わり家族で村を脅かす征服者ドラゴに対抗します。しかしドラゴに操られたトゥースに対して身を投げだして息子を守り……。

ストイック役はアニメに引き続き、ジェラルド・バトラーが演じることが発表されています。日本語吹替版の声優も、アニメ版と同じく田中正彦です。

アスティは、優秀なドラゴン乗りでのちにヒックの妻となる女性。始めはニックに興味がなかったもののニックがトゥースと出会い成長してく姿に心惹かれ、カップルとなりました。作品を通して変わっていくヒックとの関係性にも注目です。

ニックを支えつつも勇敢な性格のアスティを演じるのはニコ・パーカー。コリン・ファレル主演の『ダンボ』(2010年)で映画デビューを果たした18歳の若手俳優です。日本語吹替版では、『【推しの子】』(2023年)の斉藤ミヤコ役などで知られるLynnが声優を務めます。

ゲップは、鍛冶師でニックを父親のように見守る男性。ストイックの親友でもあります。一方で空気を読まずヒックとアスティの結婚を急かすなど厄介な親戚のような一面もある愛されキャラです。

陽気な雰囲気も持つゲップは、ドラマ版「ハリー・ポッター」シリーズでハグリッド役を務めることも明らかになっているニック・フロストが演じます。日本語吹替版でゲップの声優を務めるのは、「名探偵コナン」シリーズの小嶋元太および高木渉刑事役などで知られる高木渉です。

舞台はバイキングの島・バーク島。首長のストイックには息子のヒックがいました。彼は非力で村を脅かすドラゴン退治にも参加できません。 しかしある日を境に訓練の成績が急上昇。そのわけは、敵であるドラゴン(ナイト・フューリー)のトゥースを手懐けドラゴンの生態を理解していたからでした。 ヒックはドラゴンが村を襲撃する元凶が巨大なドラゴン「レッド・デス」であることを突き止めます。しかし相棒のトゥースは逆に村人に捕まえられてしまいました。 バイキングはドラゴンの巣へ進撃しますが太刀打ちできません。そこにヒックとトゥースそしてドラゴンに乗った仲間が現れ、レッド・デスを退治。村人とドラゴンはともに歩む道を選んだのです。

前作から5年後。ヒックと恋人のアスティは不審な島で征服者ドラゴの部下を発見し、ドラゴン狩りを行っているのを目撃します。島に帰りドラゴの存在を話すと、父のストイックは残忍なドラゴから村人を守るため村を閉鎖しました。 しかしヒックは説得に向かい、その道中で生き別れた母ヴァルカと再会します。一方捕まったアスティはヒックが向かっていることを話してしまい、バーク島が標的に。 助けに来たストイックはヴァルカと再会を果たします。ドラゴに操られたトゥースがヒックを殺そうとしますが、ストイックが息子を庇い命を落としてしまいました。 父の遺志を受け継いたヒックはドラゴと対峙。ヒックとトゥースの連携で見事ドラゴを倒し村に平和を取り戻しました。

ヒックは首長に、トゥースもドラゴンのリーダーへと成長しました。ある日トゥースはライト・フューリー(画像左)に出会い、恋をしてしまいます。 一方でドラゴンハンターのグリメルは秘密裏にトゥースを狙っていました。島を攻撃され、ヒックは昔父から聞いたドラゴンの聖地へ向かうことを決意します。 ついにドラゴンの聖地へとたどり着いた一行。喜ぶトゥースの姿をみてヒックは別れを考え始めました。 一度島へ戻るとグリメルにドラゴンが捕らえられてしまいます。落ち込むヒックをアスティが励まし、ヒックは覚醒したトゥースとともに見事グリメルを退治。 平和を取り戻してヒックとトゥースは別れを告げました。そしてそれぞれが家庭を持ち、久々に再会を果たすのです。

名作長編アニメ「ヒックとドラゴン」がついに実写化！アニメの物語が踏襲されるのか新たなヒックとトゥースの物語が描かれるのか今からワクワクしますね。*実写映画『ヒックとドラゴン』は2025年9月5日日本公開です。 実写版の公開前に「ヒックとドラゴン」シリーズを復習してみてはいかがでしょうか。