2023年3月31日更新

漫画『MAJOR(メジャー)』全話ネタバレあらすじ&感想!情熱溢れる野球漫画

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Major メジャー
©2008 満田拓也/劇場版「MAJOR」製作委員会

1994年から2010年まで『週刊少年サンデー』で連載されていた満田拓也による野球漫画『MAJOR(メジャー)』。この記事では今でも根強い人気を誇る本作のあらすじについて、感想を交えながら全話ネタバレありで解説します! この記事は「メジャー」のネタバレを含むため、まだ読んだことがない場合は注意してください。

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保育園編

母親を亡くしたことで、父親と二人暮らしをすることになった本田吾郎。彼の夢は横浜マリンスターズでプロ野球選手として活躍する父・本田茂治のようなすごいピッチャーになることでした。 母の死後に猛練習をしたことで肘を痛めた茂治は一時引退を考えますが、吾郎のためにバッターとして再起することを誓います。 ある日、メジャー・リーグから来たジョー・ギブソンと試合することになった茂治。彼はホームランを打ち、さらにオーシャンズが得点を重ねることで、ギブソンのフラストレーションが溜まっていきます。 そんな中ギブソンのデッドボールが茂治の頭を直撃し、その場では立ち上がったものの翌朝彼は自宅で死亡してしまうのでした。

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吾郎のお父さんは吾郎のためにも頑張ったのに、あんな最期を迎えてしまうなんて……。

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リトルリーグ編

茂治の試合中の事故死から3年が経過し、小学4年生となった吾郎。野球選手を目指す彼は三船リトルに入団するもののメンバーが足りず、クラスメイトの清水薫・小森大介・沢村涼太をチームに加入させることに。 三船リトルの安藤監督は吾郎の才能を感じ、彼に名門の横浜リトルへの入団を勧めます。一時はその勧めを前向きに検討するものの、三船リトルのメンバーを見捨てることを茂治の元婚約者であり吾郎の引き取り手でもある桃子から非難されてしまいます。 その後彼は桃子が急病で倒れたことなどがきっかけで、三船リトルで横浜リトルを倒すことを決意。三船リトルはトーナメントに勝ち進み、吾郎は肩を痛めながらも日本一の横浜リトルに勝利します。

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子どもながらに状況を理解して、今のチームで日本一のチームを倒すところがかっこいい!

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三船東中学校編

福岡のチームに移籍していた吾郎の義父・英毅が横浜に移籍したことをきっかけに、吾郎は中学3年生で横浜に戻ります。三船東中学に転入した彼は、そこでかつてのチームメイトである小森・沢村・薫と再会しました。 3年前に右肩を壊した吾郎は高校進学後に野球を再開するため、中学校ではサッカー部で体力づくりをおこなっていました。しかしひょんなことから三船西中との練習試合中に登板することになった彼は、それをきっかけに野球部に入部することに。 幼馴染の寿也から左投げにキレがないことを指摘された吾郎は猛特訓を重ね、「ジャイロボール」を習得。その後県大会で海堂学園付属中に敗北した彼は、海堂学園の野球部を目指しはじめます。

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とにかく吾郎の義理のお父さんがいい人すぎる……。吾郎のことも、どんどん応援したくなります。

海堂学園高校編

海堂入学後、吾郎をはじめとする新入部員たちは小さな島にある野球部の養成所「夢島組」に入所することに。吾郎は新入生の中でただ1人教官である乾を相手に三振に打ち取ったものの、マニュアル違反で不合格とされてしまいます。 彼のピッチングに感心した乾は他校でのプレーを勧めますが、思いとどまった吾郎はしばらく外野手としてプレーすることを決意。 そこから努力を重ねた吾郎は二軍昇格を決めたものの、吾郎を目の敵にする二軍監督・早乙女静香の手によって退学させられそうになるのでした。彼はその後一軍を倒してから海堂を出ていくことを決意し、見事一軍に完投勝利して海堂を自主退学します。

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吾郎にとってマニュアルに縛られた海堂での野球はつらそうでした。早く自分にあったチームを見つけてほしい!

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聖秀学院高校編

海堂の野球部長である江頭が妨害工作をおこなったために、野球部の無い高校へ編入しなければならなくなった吾郎。しかし彼は聖秀学院高校編入後に数少ない男子生徒を集めて野球部を創設し、屋上にグラウンドまで作ります。 順調に野球をしていた彼でしたが、3年の春に行われた海堂二軍との練習試合で江頭の妨害により左足首の靭帯断裂と骨折を負ってしまうのでした。 出場が絶望的な状態でも決して諦めずに夏の大会で毎試合痛み止めを打ちながら登板し、県大会を勝ち進んだ吾郎。準々決勝で因縁の海堂高校との対戦が実現するものの、サヨナラ負けとなりました。彼はその後父を死に追いやったギブソンと対戦するために、単身で渡米してメジャーリーグを目指すことに。

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海堂にサヨナラ負けした吾郎の悔しさが伝わってくるようでした……。

マイナーリーグ編

アメリカに到着した吾郎が置き引きをされて困っているところを、同じくトライアウトを受けに来た八木沼隼人から助けられます。吾郎は彼とメジャー球団「アナハイム・サーモンズ」の試験を受け、見事2人とも合格します。 実力と精神の強さを認められた吾郎は特例でメジャーキャンプに合流するものの、エースへの敗北や初登板での失敗からマイナー落ちしてしまうのでした。さらに試合中に茂治への暴言を吐いたジョー・ギブソンJr.と乱闘を起こしたことで、ついには解雇されてしまいます。 その後、マイナーリーグ最上位クラスの「メンフィス・バッツ」に入団した吾郎は、次第に勝利への執着心を失いつつありました。

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なかなかうまく行かない吾郎の野球人生。しかしここからの展開に期待したいです。

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W杯編

日本に帰国した吾郎は、小学校からのクラスメイトである薫にかつて約束したサインボールを渡します。その後紆余曲折あった2人ですが、吾郎が薫との初デートで告白をしたことで晴れて恋人同士になるのでした。 各方面の推薦によりW杯前の練習試合相手である「ヤングジャパン」に抜擢された彼は、日本代表と戦うことに。しかしそこで格の違いを痛感した彼はアメリカに戻り、ホーネッツのキャンプに参加します。 ついに日本代表入りを果たした吾郎は周囲の期待通り活躍するものの、決勝戦においてギブソンJr.から逆転ツーランを浴び、さらにその後サヨナラ満塁本塁打にされてしまいます。 一時は野球を辞めることも考えた吾郎でしたが、旧友たちの後押しにより再び情熱を取り戻します。

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どこまでもギブソンJr.に翻弄される吾郎……。かつて父親を侮辱した相手には勝ちたいだろうな……。

メジャーリーグ編

吾郎、スランプに陥る?

アメリカでのチームキャンプへと戻った際にW杯での活躍を評価された吾郎は、その後正式にメジャーリーグへ昇格することに。メジャー初登板の試合では史上初のノーヒットノーランの期待がかかったものの、残念ながら終盤で調子を崩してしまいます。 その後の試合でもたびたび調子を崩したことでマイナーに降格した吾郎は、心理療法士のオリバーからイップス(投球恐怖症)の診断を受けました。診断を受けてからは安定して投球が出来るようになった彼は再びメジャーへと戻りますが、これまでのような威圧感を失います。 シーズン戦でも本来の力が発揮できず苦しむ彼は、ちょうど現役復帰したギブソンにモチベーションを見出し、見事イップスを克服。しかしさらなるピンチが、再び吾郎を襲うのでした。

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限界を超えても腕を振る

シーズン終盤で完封勝利を目前にして、彼の手を鈍痛が襲います。試合後に急いで診察を受けたものの、血行障害の診断を受けた吾郎。そのような状態の中再びクロ―ザ―に指名された彼は優勝決定戦の終盤で登板するものの、痛みのせいで10連続奪三振に向けた記録が途絶えます。 吾郎はとうに限界を超えている腕で空振り三振を取った後にマウンドを降り、その後彼が所属するホーネッツは見事地区優勝を果たしました。 彼は帰国後に交際を続けていた薫にプロポーズをし、その後結婚。かつて先発として活躍していた彼は、メジャー5年目にクロ―ザ―に再転向します。その後7年目から2年連続で「最多セーブ王」のタイトルを獲得し、ホーネッツの守護神として名を轟かせます。

ワールドシリーズ編

吾郎はメジャー8年目に、家族が見守る中で因縁の相手であるギブソン父子率いるレイダースとのワールドシリーズに挑みます。 しかし彼はそこでギブソンJr.からの打球を頭に受けて失神し、そのまま病院に運ばれてしまいました。多くの人々が彼の父と同じ悲劇を想像しましたが、夢で父親と再会した彼は無事に意識を取り戻します。 翌日の最終戦では様子見のためにベンチで見守っていた彼ですが、チームのピンチでマウンドに上がることに。事故の後遺症の影響を受けながらも相手をねじ伏せ、念願だったワールドシリーズを制覇しました。

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ついに吾郎がワールドシリーズを制覇し、思わず胸が熱くなるような展開でした……!

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日本プロ野球編

ワールドシリーズを制覇したあともしばらくメジャーで活躍していた吾郎でしたが、左肩の故障をきっかけにホーネッツから解雇通告を受けてしまいます。しかし彼は引退を受け入れることなく、父・茂治のように野手として再起を目指すことに。 その後家族を連れて帰国した彼は子供たちに秘密でトレーニングを続け、34歳の年にトライアウトに合格。晴れて彼は、オーシャンズへと入団します。 オープン戦で日本でのプロ野球デビューを果たした彼は家族に見守られながら、3打席目で大物メジャーリーガーからホームランを奪いました。

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最期の最期まで吾郎がかっこよかったです!続けるって大切なことですね……。

『MAJOR(メジャー)』あらすじをネタバレ解説しました

2023年に開催されたWBCで日本が優勝したこともあり、野球ファンたちの間で注目を集めている漫画「メジャー」。主人公が成長とともに目標に向かって前進していく本作を、ぜひ読んでみてくださいね。