「コナン」直美アルジェントって誰！？声優は？「黒鉄の魚影」新キャラの過去や最後に迫る

遂に2023年4月14日に公開された映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』。オリジナルキャラクターとして登場した直美アルジェントは、本作を動かす重要な鍵となっています。 彼女は一体どんな人物なのか。本記事では直美アルジェントの目的から過去のエピソードまでを徹底解説します！ ※この記事は劇場版のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

(0:25~0:26に登場)

直美アルジェントは、世界各国の監視カメラを結ぶシステムを所有するパシフィック・ブイのエンジニアです。父親はイタリア人、母親は日本人のハーフで、幼少期をボストンで過ごしています。 彼女は、年齢間や人種間の差別を無くすことを目的に、老若認証システムを開発しました。しかし、そのシステムが原因で黒の組織から狙われることにーー

老若認証システムとは、AIを利用して幼少期の写真データから成長後の骨格や顔立ちを予測し、その顔に一致する人物を防犯カメラから割り出すシステムです。 そして防犯カメラのデータを世界中から集積することによって、行方不明となった人物を時間経過関係なく見つけ出すことが可能になります。様々な犯罪解決の糸口となるこのシステムは、世界的に注目されていました。

老若認証システムの権利を奪う為に直美アルジェントを拉致した黒の組織。気絶している彼女を見たベルモットは、首元のペンダントがUSBメモリーであることを発見します。 そして内部のデータを確認したところ、そこには老若認証システムでスキャンされた宮野志保(シェリー)の情報が！その認証結果は宮野志保と灰原哀が同一人物であることを示しており、灰原哀の正体が黒の組織にバレるきっかけとなってしまいました。 では、そもそも何故直美アルジェントは宮野志保を探していたのでしょうか？

幼少期をアメリカ(ボストン)で過ごしていた直美アルジェントですが、東洋系の子供が珍しかったこともあり、現地の同級生たちにいじめを受けていました。作品内では、バスの席にもろくに座ることができない彼女が描かれています。 そこに現れたのが、日本人の宮野志保。たった1人直美アルジェントに手を差し伸べ、バスの座席を譲るのでした。しかしながら、それをきっかけにいじめの標的が直美から宮野に移ることとなります。 自分が再度いじめられることを恐れて、宮野を助けられなかった直美アルジェント。その過去の出来事について謝り、感謝を伝えたい一心で、直美は老若認証システムを利用して宮野を探していたのでした。

パシフィック・ブイに侵入したバーボンとベルモット(黒の組織)によって拉致されてしまった直美アルジェント。彼女は死亡してしまったのでしょうか？それとも生還したのでしょうか？

灰原は、DBバッチ(超小型トランシーバー)によって、コナンと連絡を取ることに成功。そして2人が通話していることに気が付いたキールは、灰原達の脱出に協力する為に行動を起こします。 キールは自分のフードに灰原が盗聴器を仕掛けたことを知っている上で、ウォッカに脱出方法を聞き出します。この会話を盗み聞きした灰原は、潜水艦から脱出することを決心するのです。

キールは黒の組織によって、過去に自分の父親を亡くしています。その境遇が、目の前で父親を撃たれた直美アルジェントと重なったと考えられます。また、灰原も姉を亡くしており、この3名は大切な家族を黒の組織に奪われたという点で共通しているのです。 キールはそんな彼女達に自分を重ねて、脱出に協力したのではないでしょうか。

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』で直美アルジェントを演じるのは、東京俳優生活協同組合所属の種﨑敦美です。最近では『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャー役で人気を博し、そのキュートな声が評価されています。 しかしながら、「ダイの大冒険」ダイ役での少年ボイスや『鬼灯の冷徹』芥子役でのギャップのある演技など、表現の幅が広いことでも有名です。 直美アルジェント役も、芯のある人柄が伝わってくる魅力的な演技を見せてくれました！

人柄や能力など、様々な部分で魅力溢れる直美アルジェント。劇場版オリジナルキャラクターでありながら、非常に重要な動きを作品内で展開しています。 彼女の活躍を是非「黒鉄の魚影(サブマリン)」でチェックしましょう！